カエデ(ポケモン)

登録日:2024/12/06 Fri 20:36:16
更新日:2024/12/14 Sat 23:55:27
所要時間:約 6 分で読めます





これから あなたの 進む道が 甘く 優しく ありますように~



出典:ポケットモンスター、47話『リコとニャローテ、心をこめて』、
2023年4月14日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


「カエデ」とは、ポケットモンスターシリーズの登場人物。
初登場は「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」。

CV:三石琴乃(アニポケ)


人物

パルデア地方のセルクルタウンでジムリーダーを務めるむしタイプのエキスパートたる女性。
「お菓子の虫」という二つ名を持つパティシエール(女性のパティシエ)でもあり、コックコートの上から蜘蛛の巣があしらわれたエプロンを着用。帽子はよく見ると触角のような飾りがある。

カエデが店長を務めるパティスリー「ムクロジ」はむしポケモンをモチーフにした菓子が人気で、連日ながーい行列が絶えないとの事。
サワロミモザは常連客で、コルサもカエデの菓子に高い芸術性を見出し絶賛している。
料理人としての師はカラフシティのジムリーダーハイダイ。もしかしたら彼が得意とする激辛料理にも造詣が深いのかもしれない。
コンパン柄の財布をプレゼントしており*1ブルーベリー学園での特殊会話を見るに今もその仲は良好。

一人称「わたし」
その人物像はおっとり……を通り越してライムが「ブルっちまう」程にマイペース。
常に間延びしたような口調でしゃべり、戦う際も最初はパティシエールとして自己紹介をしてくる。
またある時はスタッフにケーキを配っていた結果、危うく予定していたジムの視察をすっぽかしかけた
ブルーベリー学園で発生する特殊会話も相手に合わせつつ我が道を征くといったものが多め。
一方、「スタッフが頑張ってくれているから自分は外出できる」と先のケーキ配りと合わせ店の仲間には大きなねぎらいを見せ、グルーシャに対してもトレーニングを視野に入れたローカロリーのお菓子を差し入れようとするなど、大人としての振る舞いもしっかり持ち合わせる。

……とまあ、これだけなら「天然で優しいパティシエールのおねーさん」で終わるカエデだが、そこはあのオモダカがジムリーダーに相応しいと認めた猛者の一角
いざ勝負が始まればむし使いとしての誇りを滲ませる言葉を放ち、全力を出すことができる視察の際には「完膚なきまでに ひねってさしあげますね~!」と剥き出しの闘争心をぶつけてくる。
セルクルタウンジムはテーブルシティから近い都合駆け出しのトレーナーが挑んでくるのはしばしばらしく、その為加減して戦わなければならない*2事が多い。
カエデとしてはそれ自体に理解を示しつつも「むしちゃんたち 負けてばかりだと かわいそう……」と手持ち共々フラストレーションをためている模様。


ジムチャレンジ

ジムチャレンジの内容は「オリーブころがし」。
なんのこっちゃと思いそうだが、要はオリーブに見立てた大きな球を転がしつつ迷路を進みゴールに運ぶのである。
この球、さながらラグビーボールのような形状の為か独特の慣性が働き、狙った方向に動かすのはなかなか難しい。
制限時間の類はない為落ち着いて運んでいきたい。
道中に配置されているジムトレーナーを倒すとショートカットが可能。
ミラコラで上手く下から掬えば戦わなくてもショートカットできるが

ジムテストクリア後は「特別なオリーブころがし」にチャレンジできる。
ジムトレーナーがいないため純粋な技量が要求されるほか、クリアにかかった時間に応じて報酬がもらえる。
特に2分30秒以内でクリアするとゲットできる「くさむらモノクロス」はここでしか手に入らないレアもの。


手持ちポケモン


むしポケモン 甘く 見てたら 痛い目 見ちゃうかもですよ~

  • マメバッタ  ♂:Lv.14
  • タマンチュラ ♀:Lv.14
  • ヒメグマ   ♀:Lv.15(テラスタイプ:むし)

今作のジムリーダーの切り札の仕様を知らない初見のプレイヤーの多くは、3匹目にむしタイプと全く関係のないヒメグマを繰り出すことに「!?」となっただろう。
ヒメグマには手のひらに甘い蜜が染み込んでいるという設定があるので、パティシエールである彼女のイメージにはマッチしている。

ジムリーダーとしては最初に戦うことを想定しており、使用ポケモンも進化を残すたねポケモンオンリー。
とはいえ切り札のヒメグマは80と進化前としては破格の攻撃種族値を備えており、そこから一致テラスで放たれる「れんぞくぎり」はバカにならない火力。ちなみにヒメグマが歴代で習得できたむし技はこの技たった1種のみ。なのでこの為だけに第四世代以来の「れんぞくぎり」を遺伝技で新規習得していたりする。
くれぐれも足元をすくわれないように。*3
ホゲータを選んでいるかひこうタイプのポケモンなら労せず勝てる相手と言えるが、ニャオハを選んでいる場合は出さない方がいい。

勝利時にもらえるわざマシンは「とびつく」。記念撮影では両手にカップケーキを携えた主人公を収めることになる。





余談

  • 名前の由来はカナダの国旗でお馴染みムクロジ科カエデ属の落葉高木「楓」。この楓から採取した樹液を加工したのがメイプルシロップである。お菓子作りに関わるキャラクターの名前としてはとてもよく合うものといえる。

  • カエデはむしタイプ使いのジムリーダーとしては歴代通算4人目で、女性としては『XY』のビオラ以来3世代9年ぶり2人目。

  • リングマのさらなる進化系であるガチグマ(原種)は特別講師に至っても手持ちに加えていない。
    パルデア図鑑に登録されず、そもそも『SV』だけでは入手できないポケモンを使うのはさすがにまずいと判断されたのだろう。或いはメタ的な話をすると進化条件に必要なピートブロックを採取できないのかもしれない。


  • 偶然なのか、アニポケ『AG』シリーズのホウエンリーグには同名の「カエデ」というキャラクターが登場している。
    青髪にジャージ姿のクールな美女で、ホウエンリーグ本戦1戦目でサトシとフルバトルで対決。
    テクニカルかつ計算され尽くした戦術でサトシを苦しめたが、最後は惜しくも敗れた。
    ゲストキャラに過ぎないがサトシとフルバトルで接戦を演じたためか、新無印編でも歴代キャラたちと共にサトシの戦いを見守る様子が描かれている。
    CVは沢海陽子氏。


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最終更新:2024年12月14日 23:55
添付ファイル

*1 この財布はシナリオの途中で一時主人公が預かることがあり、その際に柄を確認できる

*2 これ自体はリーグ本部の指示である

*3 なお、再序盤で最大威力160の技を放つのはまずいと判断されたのか、ゴーストタイプを出さない限りは「れんぞくぎり」を使った次のターンはほぼ確実に「みだれひっかき」を使ってくる。

*4 互いの攻撃が半減される

*5 例外はクラベル、ペパー、ボタン

*6 思考ルーチンが2~5発のランダム回数の平均値のまま期待値を出している可能性がある。