登録日:2024/01/27 Sat 22:38:06
更新日:2024/12/23 Mon 10:50:58
所要時間:約 30 分で読めます
概要
前作より5年後、9BBYを舞台として主人公カル・ケスティスの冒険の続きを描く。
なお、前作『フォールン・オーダー』のあらすじを纏めたダイジェスト映像も付属しているので、いきなり本作から遊び始めることも一応は可能である。
前作の好評を受けてトレイラー公開時点から大いに期待を集め、ありとあらゆる要素がパワーアップしてリリースされた。30分を超えるスタッフロールは圧巻そのもの。
あからさまなものから小ネタに至るまで様々な形で仕組まれたセルフオマージュは健在で、シリーズ他作品との繋がりも随所に見られる。
また、正史コミック『High Republic』シリーズと時期を同じくする高共和国時代(ハイ・リパブリック・エイジ)のキャラの登場や、レジェンズから
ゲン・ダイ種族の再登場など、意欲的な要素も多く取り入れられている。
なお、
ゲームとしての難易度は相変わらず高い部類。パルクールアクションの種類も増え、時には大道芸じみた長距離移動も求められる。
謎解き要素はクリアを目指すだけなら控えめになったが、戦闘の難易度は敵が多彩化してやや難化。
沼る時はとことん沼るが
ジェダイらしい忍耐で乗り越えよう。
アクションゲームがどうしても苦手なプレイヤーへの救済措置として、被ダメージが大幅に下がる難易度「ストーリー」、加えて今作では前作の「ストーリー」「
ジェダイ・ナイト」の中間として「ジェダイ・パダワン」が増えた5難易度が任意に選べる。
なお、ボリュームの分PC版は要求スペックが前作から跳ね上がっていらので購入を考えている方は注意されたし。
PS5・XBOX版のほうが安定性も遥かに高いので、PC版のおま環問題を解決できる十分な経験がなければコンソール版を買うことを強くお勧めする。
ゲームシステム
戦闘の大枠は前作と同じで、通常攻撃・強攻撃・フォース・ガード・回避・スティムによる回復を駆使して戦う。
各地の瞑想ポイントがセーブと全回復を兼ね、死亡時は
経験値ゲージの中途分をその場にドロップし直近の瞑想ポイントまで戻される。
瞑想ポイントで敵を倒し
経験値ゲージを十分に溜めて得られるスキルポイントを消費することでスキルツリーを伸ばし、新たな技を習得できるのも前作同様。
今作のスキルツリーは、一画面に大きなツリーが出るのではなく、ジャンルごとにカテゴライズされた小さなスキルツリーが複数出る方式に変更された。これによって伸ばす道筋の選択肢が広がり、取得できるスキルの総数も大増量。
中には前作では避けるしかなかったガード不能攻撃に直接反撃できるものさえ存在する。
一方で、量が増えたことで全てのスキルを取得しようとすると膨大なポイントが必要となってくる。振り直しはできるものの、どのスキルを優先して取るかは前作以上によく考える必要がある。
総じて、戦闘における手札の数と自由度は前作を遥かに凌駕するが、敵の種類も増えておりそれぞれに対する有効打も違う。
抜群に効く能力を持っているのにそれを使い忘れて大苦戦……なんてこともザラにあり、増えた手札で器用貧乏になるか器用万能になるかはプレイヤー次第である。
新システム
今作では進行中のストーリーと関係無い場所の探索済みエリアに限り瞑想ポイント間のファストトラベルが実装されており、気軽に遠出できるようになった。
各地を探索することで宝箱から各種アイテムが手に入れられるのも前作同様。心ゆくまで銀河を飛び、星々を歩き回ろう。
濃い紫のフォース・エコーから発生する、所謂ミッションモード的なもの。クリアで報酬をゲットできるミニゲーム。
内容は戦闘だったり長距離パルクールだったりと様々だが、ストーリーとは半分無関係な要素ゆえにRespawnスタッフが自重しなかったのか、一部のものは理不尽に片足を突っ込んでいるレベルの高難易度を誇る。
代わりに失敗したりティアーの中で死んでも直近の瞑想ポイントまで戻されることはなく、その場で何度でも挑戦可能。
ストーリーの特定期間や一部のエリアでは味方キャラが1人同行してくれる。
絶対に倒れない上に敵のヘイトを分散させてくれるのでかなり頼もしく、こちらから攻撃対象を指定して強力なサポート攻撃を繰り出してもらうこともできる。
さらには行き止まりで足場を作ってくれたりと謎解きにも関わってくる。
脇道にいる二体同時出現の
中ボスのような、パートナーがいる前提の高難度戦闘をストーリーで通った時に回収し忘れると後から単独で挑む羽目になる。
所謂サイドクエスト。
フィールド上の人物に話しかけると一部の内容は「噂」としてマップに記録され、各種イベントが発生する場所のヒントとなる。
人探しの場合もあり、特殊な技能を持つ人物と出会えれば新たな要素が解放されることも。
登場人物の簡単な
プロフィールや用語の説明、およびBD-1のスキャンした内容などはデータバンクに記録され、より詳細な内容を読めるようになるなど、前作に比べて充実度が段違いになっている。
読まなくてもストーリーの理解にはさほど支障はないが、ここにしか書いてない重要情報も多いためシリーズファンなら一読の価値あり。
また「コルサント」のようなファンなら概ね分かっているような固有名詞についても改めて説明されているため、シリーズに明るくないプレイヤーも覗いてみれば理解の助けとなるだろう。
コルサントで流行ってる麺屋とかまで記録される
各地で複数ずつ手に入る、そのままでは使い道のないコレクションアイテム。
拾ったらインベントリに収納され、いつでも所持数を確認できる。
ストーリーの進行でそれらのアイテムを必要としている人物がショップとして開放され、物々交換で有益なアイテムを得ることができる通貨の役割を果たす。
各地に潜む一際強力な敵。
大半は既存の中~大型敵のコンパチ上位種であり、所謂ユニークモンスター的な存在。
ストーリーを進めるだけではほとんど遭遇せず、多くは脇道などに配置されている。
倒すと多めのスキルポイントが手に入るほか、クリアに必須でない追加装備を守護するように配置されている者もいる。
ストーリー
前作から5年。
元
ジェダイのカル・ケスティスは捕らえられ、連行されていた。
その身柄は帝国ではなく、コルサント地下でウータ・パウの帝国議員ダホ・セジャンに引き渡される。彼はカルから他の
ジェダイの隠れ場所を聞き出し、芋蔓式に
ジェダイを捕縛してその手柄で皇帝の興味を引くことが目的だったのだ。
しかしセジャンは気づいていなかった。
カルを捕まえた集団は反乱グループの仲間であり、セジャンに近づくためにカルと一芝居打っていたに過ぎないということに。
全ては手筈通り。
潜んでいたBD-1が拘束を解き、カルは
ライトセーバーを起動した。
しかしセジャンを追い詰め味方と合流したカルの側に、5年前共に冒険したスティンガー・マンティス号の仲間達の姿は無かった…。
舞台となる星々
ご存知首都。なんとまさかのオープニングステージである。
大都会が広がっているが、今回ステージとなるのはその地下のアンダーワールド。タイトル画面にでかでかと映るインペリアル・パレス(旧[[ジェダイ]]聖堂)も本編ではほぼ空気である
前作のブラッカと異なりオープニング後も再訪でき、中盤以降に手に入る能力がなければ通れない地点もあるため、タイミングを見て再探索しに行ってみよう。
辺境に存在する惑星。
今作で事件の中心となる星であり、西部劇風の砂地に小規模な街が栄え、森林・火山渓谷・沼地など表情豊かな自然環境が広がる。
ランブラーズ・リーチという地域に小規模な村が発達しており、そこに本作の拠点であるパイルーン・サルーンという酒場が存在する。
現在は
ベッドラム・レイダーという武装集団がうろついており、たびたび平穏が脅かされている。さらには過去の
ジェダイの遺跡・
帝国の基地・
墜落したルクレハルク級母船も存在するなど、様々な勢力が入り乱れており、
探索できるエリアはこの星が最も広い。
惑星付近には
「コーボー深淵」という恒星異常が発生しており、近づく物全てを飲み込む危険地帯となっているほか、コーボー地表には深淵由来の物質とされるコーボー・ダストが様々な形態で存在している。
ダストはガス状のままでは呼吸を阻害する危険物質であり、固まれば進路を塞ぐコーボー・バリアとなる。
どちらも
ゲーム的には通行止めギミックであるが特定のイオン・ビームにより前者は一時的に、後者は永久に排除することが可能。
さらにはこのビームの超強力版を宇宙空間へ照射するアンテナも存在する。
これらの設備はかつて高共和国時代に
ジェダイや共和国の科学者がダストの研究のためコーボーを訪れた際に建造されたものであり、その研究の末に深淵の奥にタナローという星を発見している。そしてそのタナローを巡って本作の一連の事件が発生する。
なお、コミック『High Republic』シリーズとの連動要素として、高共和国時代当時の情勢も一部掘り下げられる。
巨大物体の衝突により壊滅したコーボーの衛星。コーボー深淵の研究を目的としていた施設が残されている。
無人となった後もメンテナンス・ドロイド達によって施設自体は維持されており、さらには最近何者かによって再稼働し始めたという。
奥地にはコーボー地表のアンテナと同じ高出力のイオン・ビーム装置が存在する。
『
ローグ・ワン』より再登場。ちなみに惑星ではなく衛星であり、ナジェダという惑星を主惑星とする。
フォースを信仰する様々な団体から神聖視されており、その中の一つである「ナーキスの隠者」は帝国の台頭後も
ジェダイに味方してくれる。
広大な砂漠が広がっており、探索面積もコーボーに次いで広い。
星ではなく星系の名前であり、そこに存在する帝国保安局の施設がステージとなる。
セキュリティもかなり厳しく、触れると弾かれるのみならずダメージを受けるシールドや片側から施錠されたゲートが多く存在し、さらにはどちら側からも解錠できない両面からロックされているゲートまで存在するなど、シンプル目なマップに反して移動にはなかなか苦労することとなる。
コーボー深淵の奥に存在する星。
かなり序盤から言及されるものの、その立地ゆえアクセス困難であり行けるようになるのは最終盤となる。
高共和国時代当時は、先述の月面やコーボーの巨大アンテナからビームをコーボー深淵に向けて照射することで射線上にトンネルを作る形式で深淵の内部を探索しており、危険を顧みずその調査のパイロットを志願したある
ジェダイによりタナローは発見された。
タナローの座標が判明した後はそれを元に深淵コンパスが作られて往来手段が確立され、
ジェダイ寺院の建設も進行していたが、後にコーボーが敵襲を受けた際にコンパスの一つが盗難され、敵勢力にタナローへの到達を許してしまう。
前後の描写を鑑みるにこの第一波は返り討ちにしたようだが凄まじい激戦であったらしく、その後も防衛し続けるのは困難と判断した
ジェダイはいずれタナローが陥落し悪の巣窟となることを危惧してコンパスを全て破壊、タナローを放棄し存在を秘匿した。
そういった経緯から現在は無人となっており、さらにはタナローの存在そのものがコーボーに伝説として伝わる程度の曖昧なものとなっているが、その性質に目をつけたカル達は帝国の目の届かない安全な拠点として使えないかと考え、タナローへの到達が今作の最終目標となる。
極めて強いフォースを秘めた地であり安息の地として理想的な環境であるが、その魅力ゆえか関わった多くの者を狂わせており、ある種の魔性を覗かせる星でもある。
本作のストーリー上では、タナロー放棄については「敵襲を受けた」…砕かれた月についても「巨大物体の衝突」
…程度の触れ方でありストーリーの理解にはそれで十分ではあるのだが、スキャンなどで得られるデータバンクを読み込むとそれらの現象について固有名詞付きでより詳細に語られており、実はコミック『High Republic』シリーズと密接に連動した要素となっている。
当時黄金期にあったジェダイであるが、一方で情勢は割と不安定であり、シスが表面上は滅んでいたこの時期のジェダイの主な敵対者はナイヒル(Nihil)という星間規模の犯罪組織であった。
ナイヒルは当時の共和国と比べても特異なハイパースペース技術を所持しており、ジェダイの力をもってしても撲滅困難な存在であった。
このナイヒルこそがコーボー星系を襲った敵であり、コーボーの月を襲った災害はナイヒルの破壊活動の一環であるエマージェンスという現象である。
エマージェンスはナイヒルがハイパースペース内で起こしたテロ行為に端を発しており、その内容はハイパースペース内で破壊された大型輸送船の破片がその勢いのままリアルスペースに戻り、ブレーキも無いので減速できないまま様々な星に凄まじい速度で降り注ぐ……というもの。すなわち人災である。
小惑星や衛星がエマージェンスにより砕かれ、その破片が隕石となって人が住む惑星に降り注ぐという二次被害も多発しており、回想シーンではコーボーの月がエマージェンスに襲われ月の破片がコーボーへ降り注ごうとする様子が描かれている。
当時のジェダイはこのエマージェンスの予防やその被災者に対する復興支援にも力を注いでいた。
言うまでもないが、部分的とはいえエマージェンスの映像化は今作が初である。
登場人物
メインキャラクター
演:キャメロン・モナハン/相楽信頼
引き続き主人公となる元ジェダイ・パダワンであり、タイトルの通り「サバイバー(生存者)」である。
活動方針の違いからマンティスのクルーとは袂を分かってしまったらしく、ソウ・ゲレラの元で新たなクルーと活動している。
5年間戦い続けたことですっかり熟練の戦士となったが、一方で髭を生やしあちこちに傷跡があるなど心身共に過酷な日々を送っていた模様。
その行動原理は師匠も仲間も何もかも失くし、自分が戦いをやめれば彼らの犠牲が無駄になる…という責任感あるいは半ば強迫観念に近いものであったが、セジャンから奪ったデータで自分達の戦いが帝国の規模拡大の足止めにさえなっていなかったことを知り、戦いに限界を感じつつある。
コルサントから脱出する際にマンティスが損傷したため、本来の持ち主であるグリーズを訪ねて惑星コーボーに向かう。
そこで大昔のドロイドであるZN-A4を成り行きで助け、彼女からタナローという星の存在を知ると共に、思わぬ事件に巻き込まれることとなる。
続きモノの宿命で前作終盤の状態からは大きく弱体化している……かと思いきやそんなことはなく、前作の能力は最序盤からほぼ全部使える。
スキルツリーで身に付いた能力に関してはリセットされていたり逆に最初から使えるようになっていたりとまちまち。ざっくり言えば「スキルツリーをややサボったフォールン・オーダー最終盤」くらいの能力がデフォで、ゲームの進行に伴いそこからさらに充実していく。
分割できるダブル=ブレード(スプリット・セーバー)の状態で最序盤から使用可能。
外見のカスタマイズももちろん健在で、刃の色や各パーツの変更は序の口。さらには使用感の有無や材質・ツヤの具合まで選べるようになっており、もはややり過ぎなくらいカスタマイズの幅が広い。
中にはデュラスチールや
ベスカーなどシリーズファンなら聞き覚えのある素材も名を連ねる。
やろうと思えばマンドーもびっくりな全パーツベスカー製のセーバーも作れる
剣技に関しては、シングル・ダブルに加えて前作では必殺技扱いだった二刀流も独立したスタンスとして使用可能になり、他にも2種類のスタンスが追加。合計で本作では5種類の剣技を使うことができる。
が、それら全てをいつでも使えるわけではなく、事前にセットした2種類しか切り替えられない仕様となっている。
今作では剣技のモーション中にスタンス切り替えを先行入力しておくと切り替えモーションが短縮されるようになっており、スタンスを跨いだコンボが可能。
敵によって有効なスタンスは異なるため、行き詰まったらセットを変えてみよう。変更は各地の瞑想ポイントまたは作業台から。
最もスタンダードな一刀流。
単発火力が高めで、隙と攻撃範囲も標準的なので扱いやすい。個性溢れる他のスタンスの陰に埋もれて外されがちだが、代わりに目立つ欠点も無く、場面を問わない安定した強さがある。
さらにスキルツリーを伸ばしていくと高速で距離を詰めるガード解除攻撃や空中から急降下して強烈な一撃を放つ空中強攻撃を習得し独自の強みを発揮。回避行動から即座に攻撃へ転じることが可能な、最も強襲性に優れたスタンスへと化ける。
ダース・モールでお馴染みの双頭刃。
モーションが一新され、前作では強攻撃限定だった全方位多段ヒットの技を通常攻撃で放てるようになった。さらに強攻撃では投げたセーバーを自分の周囲で旋回させる広範囲攻撃(前作ではスキルツリーで解禁される剣技だった)を放つ。
連続でのブラスター反射も健在で、集中砲火を纏めて返り討ちにするのは爽快の一言。
対集団の殲滅を最も得意とするスタンスであるが、スキルツリーを少し進めるだけで多段ヒットを単体の敵に集中させる剣技を習得し対単体性能も高まる。
ただし全段当たりきる前に途中で反撃を受けたりパリィされたりすると火力を発揮しきれないため、より強く仕上げるならば単発である空中攻撃を使いこなしたり、スキルツリーをさらに進めて強力な剣技を取っていきたい。
特に錐揉み回転で突進し敵の背後にすり抜けるガード解除攻撃は多段ヒットが短時間に集中し高いDPSを叩き出す主力技となる。
実質新登場の
二刀流。冒頭、コルサントにてカルが奥の手として使い解禁される。
単発の威力は低いがスピーディーで手数が非常に多い。また強攻撃はボタン長押しで待機状態に入り、攻撃を受けると自動パリィ&反撃を行う特殊な仕様となっている。
このパリィは通常のパリィより強力で、ガード不能攻撃が来れば無抵抗で受けてしまうリスクと引き換えに、決まればボス級の敵であろうとほぼ必ず怯ませて攻撃を中断させることができる。
また、最大の強みとして殆どの行動をガードでキャンセルすることができ、咄嗟の防御が間に合いやすい。
総じて最も隙の少ないスタンスであり、ボス級の強敵相手にもローリスクで立ち回ることができるが、強攻撃がカウンター技である仕様上
前作では最大火力だったのに瞬間火力が出しにくく長丁場になりがち。
また、セーバー投げに関して特殊な仕様があり、片側のセーバーを投げてから戻ってくるまでの間はシングルスタンスをセットしていなくてもシングルの通常攻撃とガード解除攻撃が使用可能となっている。セーバー投げ+ガード解除攻撃のコンボは追撃と肉薄を同時にこなせる上に火力も出せるためかなり有用。
さらにスキルツリーを進めると2本連続・あるいは2本同時に投げることもできるようになる。
右手にシングル=ブレード、左手にブラスターを持って戦うまさかのガンカタスタイル。ある人物からブラスターを譲り受け解禁される。
強攻撃がブラスターとなっており、さすがに撃ち放題とはいかないがライトセーバーの攻撃を当てると残弾が回復する仕様。代わりにセーバー投げが存在しない。
ブラスターは威力こそ控えめだが遠距離攻撃のリスクが非常に低く、言うまでもないが攻撃範囲は全スタンスで最も広い。
相手のガードをかなり安全に削ることができ、スーパーアーマーでゴリ押してくる相手との接近戦も大幅に減らせる。
長押しでチャージすることもでき、チャージ弾はある要素を進めることで性能を変更可能。
さらに近距離も別に弱くはなく、剣戟の間にブラスターを撃てば火力の補強になる。
短所としては、ガードを一気に削る手段が乏しいことと、突出した強みのない剣技も弾の補充のため使わなければならない(他のスタンスで攻撃を当てても弾は補充されない)ことだが、それらに慣れてしまえばあまりジェダイっぽくはないが万能に近い戦闘力を発揮する。
なお、ライトセーバーだけでなくブラスターも外見をカスタマイズ可能であり、このスタンスの解禁後に作業台のメニューに追加される。
PVでも本作の目玉の一つとして大々的に宣伝されていた、
カイロ・レンでお馴染みの十字剣。ある中ボスを倒すことで手に入る。
変形ギミックはダブル=ブレードの片側をクロスガード仕様に変形させ、もう片側からはエミッターを外して柄頭を付けることで一本の大剣のような形にするという挿げ替え式。スタンス切り替え時には手元で瞬時に組み替えるカッコいい動作が見られる。
クロスガード入手後は横向きの刃から手を保護する「ベント」という鍔のようなパーツがライトセーバーに追加され、外見をカスタマイズ可能になる。
なお、映画でレンがやっていたように鍔迫り合いでダメージを与える…的な仕様は存在しないため横向きの刃は実質飾りなのだが、性能に影響しないのをいいことにベントの角度を30°〜105°の間でカスタマイズ可能となっている。
性能的には、一撃一撃に重きを置いた続三部作の殺陣さながらのモーションが特徴で、全スタンス中最強の瞬間火力とガード削りを誇る。
通常攻撃でさえシングルの強攻撃並の破壊力を持ち、ほとんどの雑魚キャラのガードは煎餅同然・ボスキャラのガードゲージもガリガリ削り取る。怯ませる力も強く、強攻撃は一部のアーマー持ちすら吹っ飛ばす。
攻撃が出さえすれば無類の強さを誇るが、大きく振りかぶる動作のぶん攻撃を潰されやすいのと、通常攻撃以外全ての剣技でフォースを消費するのが欠点。
真に使いこなすには、攻めに転じるタイミングを見極める戦術眼が求められる。
スキルツリーを伸ばすと反射したブラスター弾が威力アップ&着弾点で爆発するようになる。
前作と同じくゲージ制。
時間経過、パリィor回避を決める、ライトセーバーを当てるなどの動作で回復する。
物や場所から残留思念を読み取る。ゲージを消費しない。
戦闘には関係ないがこちらも強化されており、時折声だけでなく塵が寄り集まったような残像で過去の景色が見られることもある。
そして中盤、その力によりカルは衝撃的な光景を「見る」こととなる。
フォースによる二段ジャンプ。ゲージを消費しない。
フォースの力で垂直な横長の壁に沿って水平方向に走ることができる。ゲージを消費しない。
新登場。フォースの力で一部の切り立った壁に短時間張り付くことができる能力。
張り付いた状態からジャンプで離れることもできる壁キック的な能力だが、ジェダイ・フリップと合わせれば片面だけでも蹴り登っていくことができる。ゲージを消費しない。
フォースで敵や物体を押す念力。
長押しで範囲・効果が強化され、スキルツリーでさらにそのパワーが増す。
今作では、敵の攻撃を受ける寸前にプッシュを放つことでジャスト回避ではなくプッシュで反撃する技がスキルツリーで習得でき、これで相手が怯んだ場合ガード不能攻撃への反撃手段の一つとなる。
こちらは引っ張る念力。前作同様一部の敵は長押しで引き寄せて目の前で保持でき、そのままライトセーバーで攻撃することもできるが、前作で暴れすぎたのか体力の多い敵は即死せず一度切りつけるだけになった。
また、引き寄せられる勢いでそのまま突撃して反撃してくる耐性持ちの雑魚敵(前作ではパージ・トルーパーくらいしかいなかった)も今作では増えたが、その突撃をパリィできればガードゲージをごっそり削れる。ややシビアだがデュアルスタンスの自動パリィと組み合わせればさらに強力。
敵を低速化させる。
今作では対単体ではなく、前作スキルツリーで習得できた周囲全ての動きを一定時間遅くする能力となっている。(こちらの攻撃を当てた相手はスロー状態が解除される。)
どんな相手も無防備にする強力さと引き換えに、回復に時間がかかる専用のゲージ(スーパー・ゲージ)が割り当てられており、今作における必殺技的存在となっている。
新登場。
マインドトリックで敵同士を戦わせる。精神の強い相手には効かないため、専ら野生動物や
ストームトルーパー相手に使うことになるが、スキルツリーで強化すれば操れる相手も増える。
システム上複数の敵に囲まれるとしんどいゲームであるため、敵が多すぎる時には遠慮なく使おう。
なお、当然ながらどれだけ強化してもドロイドには効かない。
新登場。イベント専用であり、常時使えるわけではないがゲージを消費しない。
マインドトリックのお馴染みの方の使い方。相手の思考を誘導し警備などをすり抜ける。
どのように思考を誘導するかはプレイヤーが二択から選ぶことができ、中にはネタ感溢れるものも。
以上の豊富なフォース能力をなんと最序盤から使うことができる。
さらに追加の能力も多数新登場。
フォースで特定の野生動物と心を通わせて運んでもらうことで移動手段にする。ゲージを消費しない。
長距離の滑空や、急な坂を登ったりなど、要所要所で必要となる。
空中で一度だけ水平方向に高速移動する能力。ゲージを消費しない。
単に飛距離を稼ぐだけでなく、強風の中を突っ切ったり、敵との距離を詰めたり、逆に広範囲攻撃から素早く逃れたりと、戦闘でも移動でも高い汎用性を誇り、前作には無かった空中回避的な側面も持つ。
特に特殊な空中攻撃を持つシングル=ブレードとの相性は抜群。
前作にはありそうで無かった、対象を持ち上げる/押し下げる念力。両方同時に習得する。
シャッターや足場を上下させたり敵を浮かせたりダウンさせたりとできることが一気に増える。
床や天井を崩して敵を一網打尽にできるギミックがあるほか戦闘でも強力で、プッシュやプルに耐性を持つ敵の多くに有効。
リフトで浮かせれば無防備になりスラムは強制ダウン+小ダメージとなる。これでしか倒せない敵も存在する。
オープニングにて、コルサントの作業現場に落ちていた昇降用ケーブルを拾って即席で製作する。
専用のマーカーに打ち込むことでその場所まで移動できる、フックショット的なツール。
基本的にパルクールアクション専用だが、一部の敵に対するキルストリークで使われたりもする。
中盤にメリンから貰う。
お守りに込められたナイトシスターの魔術の力で、緑または赤色のシールドをダッシュですり抜けられるようになる。ザル警備に拍車が掛かる
シールドをすり抜けるとジェダイ・フリップとダッシュの残り回数がリセットされるため、時には凄まじい距離をパルクールさせられることも。
なお製作者はメリンではないらしく、フォースに精通したとあるナイトシスターが過去に作ったものらしい。
カルの能力を変動させる装備。
装着スペースが3スロット(増設可能)あり、パークによって占有するスロット数が違う。経験値の増加やガード削り強化のような付け得なものから、一定のデメリットと引き換えにより大きな強化をあたえるピーキーなものまで色とりどり。
自分の戦法や目的に合ったものを選ぼう。
また、クリア後の二周目要素である「新しい旅+」で解禁されるものもある。
その中でも…
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新しい旅+専用パークの一つである「ピュアリティ」を装備すると、与えるダメージと受けるダメージが大幅に増加する。
ほとんどの敵がワンパンとなり、ボスキャラも事実上戦闘中に入る演出の回数分の耐久しかなくなるなど、ライトセーバーが設定通り一撃必殺の武器となるが、代わりにこちらも1~3回の被弾でやられるようになるなど「無双の強さを持つジェダイだが死ぬ時はあっさり死ぬ」という映像作品と同じようなパワーバランスを再現可能になる。
ゲーム性はガラリと変わるが、より「純粋」なスターウォーズを求めるプレイヤーは是非使ってみよう。
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"闇を受け入れる"
ある者の所業の数々に怒りの限界に達したカルが解き放った暗黒面の力。
フォース・スローの使用などで示唆されてきた暗黒面の素質が解放された状態であり、該当イベント以降はフォース・スローが大幅に強化される形で置き換わる。
また、平常時にもノヴァ・ガロンなどの両面ロックされたゲートを無理やりこじ開けられるようになる。
発動と同時に衝撃波で周囲の敵を大きく怯ませるようになり(敵によってはこれだけで倒せる)、効果時間も大幅に延長される。
さらに
発動中は画面に赤いエフェクトがかかるようになり、カスタマイズでセーバーの色を淡いものにしていた場合はこのエフェクトで疑似的に刀身が
赤く発光しているかのように見せられる。
発動中ライトセーバーはシングル=ブレードスタンス固定になり、威力・スピード・範囲の全てに優れる専用のものになる。皮肉にも剣技のモーションは後述のシアのそれとほぼ同じである。(相違点としては、長押し強攻撃が無い代わりに空中強攻撃がダブル同様の衝撃波ではなくシングル同様の急降下斬りになっている)
特にノーガードの相手に対しては無双ゲーと見紛うほどの強さを発揮し、難敵であるDTシリーズが集団で現れようとボタンを連打するだけで纏めて蹴散らしてしまえる。
ただしガード削りはあまり強化されない(クロスガードより劣る)ので、ガードの固い敵までゴリ押せるわけではない。
シアとの相違点である空中強攻撃はこのモードでの最大瞬間火力であるため、ガードを破った後に最大リターンを取るならば重要な剣技となる。
いずれも強化される。
スキルツリー全解放時以上のパワーで耐性のある敵をも強引に引きずり回し、地形に叩きつけた時の威力は並の敵なら即死する威力に達している。
さらにドロイド系の敵にプルを使うと、攻撃ボタンの追加入力でホールドしたまま握り潰す即死攻撃を使用可能となる。
変化無し……かと思いきや、同士討ちする相手がいない場合は精神に深刻なダメージを与えて最終的に死に至らせる。
旧マンティス・クルーで唯一ずっとカルと同行しているエクスプローラー・ドロイド。
前作で得た能力のほとんどを使うことができ、医療スティムの生成による回復は本作でも生命線。
さらに、冒険の中で新たな機能も多く習得する。
最序盤から使用可能。BD-1の頭部をカルが後ろから覗き込むことで双眼鏡になる。
遠くの偵察だけでなく、マップに反映されるピンを打つこともできる。
ジェダイの遺跡で入手する、コーボー・ダストを噴射するスプレー。
コーボーや砕かれた月に設置されているイオン・ビームのエネルギーを伝達する性質を持ち、壁や床に噴射して導線を描くことでエネルギーを導いて離れた場所にあるコーボー・バリアを排除することができる。
なんとなく体に悪そうだが敵に当てても特に効果はない。
前作から引き続きKXシリーズとプローブ・ドロイドのハッキングも存在するが、今作では対応アイテムの獲得により他のドロイド系の敵もハッキングすることができるようになる。入手方法は様々。
基本的にダメージを与えて倒れかけの状態にしなければ使用はできないが……?
帝国の輸送船から盗んで入手する。電気を帯びたダーツを放ち、それにより遠距離から電力供給が可能となる。
基本的に設備の起動などを行う謎解き用の能力だが、ハッキングできるドロイド系の敵に当てることでなんと体力満タンの状態で味方にすることができる。
ただし戦闘中は使用不可能なので、戦闘開始前に索敵範囲外から当てる必要がある。
演: ノシル・ダラル/岡林史泰
冒頭、ソウ・ゲレラに雇われコルサントでカルのチームに加わった腕利きの傭兵。
金と自身の実力に信頼を置くスタンスだが打ち解けた相手とは軽口も言い合うなど、いろいろとできる男。
実はカタという娘がおり、男手一つで育てている。娘の未来のためになるならばそれが何よりの儲けとして金にならない話にも乗っかるなど、その愛は本物である。
ブラスター二丁持ちとジェットパックによりカルと肩を並べて戦える高い戦闘能力を持ち、タナローの発見が娘の未来の安寧にも繋がると確信してカルに同行。行く先々で共闘することとなる。
また、あるタイミングで彼から友情の証にブラスターを貰うことでブラスタースタンスが解禁される。
ちなみに搭乗機はコルサントで盗んだ
Z-95ヘッドハンター。コルサントの縦穴でTIEファイターとチェイスを繰り広げる姿は
エンドアの戦いさながら。
演:ダニエル・ローバック/かぬか光明
4本腕を持つラテロン種族のパイロットで、マンティス本来の船長。
前作と今作の間にとある任務で負傷し、右上腕が義手となっている。
現在はコーボーにてパイルーン・サルーンという酒場を開業しており、旧マンティスクルーで最初にカルと再会。
いつかカルが訪れた時のために酒場の地下室をカルの部屋にしており、平穏から距離を置いて戦い続けるカルの身を案じているものの、根負けしマンティスの修理を引き受ける。
その後、平穏の地になり得るタナローの存在を知って興味を示し、パイロットとして復帰する。
新メンバーのボードともいち早く打ち解け、カルに良くしてくれたことを感謝しながら涙ぐむなど人情味溢れる姿を見せてくれる。
ちなみに酒場の名前の「パイルーン」は彼の曽祖母の名前である。
高共和国時代のジェダイ
演: トレイシー・イフェアチョア/大津愛理
故人。高共和国時代の
ジェダイ・マスター。
極めて優れた科学者でもあり、コーボー研究の第一人者にして責任者であった。
コーボー各地の
ジェダイの施設も全て彼女が手掛けたものであり、観測所や研究所のほか、
ジェダイの訓練用の
えらく手の込んだ試練も多く用意している。
カルの能力を変動させるパークの多くは試練のクリアで手に入る。
彼女の
ライトセーバーを模したカスタムパーツも存在するが、隠し場所の関係で入手にはかなりの手間がかかる。
演:ケンダル・リー/三日尻望
通称「ジー」。
かつてサンタリを補佐していたドロイドで、コーボーの地下で故障し動かなくなっていたところをカルに発見され目を覚ます。
高共和国時代にコーボー近辺で起こった事件の唯一の生き証人であり、今は伝説扱いとなっていたタナローについても実在を証言できるが、具体的な到達方法についてはメモリーを消去されており覚えていない。
しかしかつてサンタリからタナローに関するある任務を言い渡されており、道半ばで数百年経った今もなおそれを使命としている。
メンテナンスが必要な彼女の代わりにカルがその任務を引き継ぐこととなり、そこから今作の一連の事件が本格的に幕を開ける。
その後はメンテナンスの上パイルーン・サルーンに居候することとなる。その珍しさと愛嬌ゆえか彼女が来てから客足が増したとか。
ちなみにショップの一つでもあり、高共和国時代のデータ端末を持って行けばアイテムと交換してくれる。主にBD-1のカスタマイズ関係のものを揃えている。
演:コーディー・ファーン/渡辺紘
PVにも映っていた、バクタ・タンクに眠っている謎の人物。
ZN-A4から任務を引き継ぎサンタリの施設を訪れたカルによって発見される。
その正体は高共和国時代の
ジェダイ・マスターであり、サンタリの元パダワンでタナローの発見者。
つまり、彼もまた
「ジェダイ・サバイバー」である。
カルがセンス・エコーで見た記憶では、タナローをアウター・リムにおける
ジェダイの拠点としそこで訓練生を鍛えることを夢見ていた。
師であるサンタリより先に敵襲に気付くなど、当時の
ジェダイの中でも屈指の実力者であったが、一方で辛抱強さにやや欠け、しかもそれを自覚した上で「それは私の強みではない」と開き直っている節もあるなど危うさも見え隠れする。
さらにどういう経緯か、片腕を失った状態で眠りについており、ZN-A4の代わりに訪れたカルを察知して意識を取り戻す。
カルがタンクを開放したことで数百年ぶりに目を覚ますが……?
パス(The Hidden Path)
ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』に登場した「パス」と同じ組織。
原語版では「Hidden Path」が正式名称として扱われているほか、今作の日本語翻訳では「隠された道」という
あまりにもストレートすぎる名称となっている。
ジェダを拠点の一つとしており、人の寄り付かない遺跡の中に小規模ながらも
ジェダイ・アーカイブを再生している。
その誕生経緯も明かされており、ソウ・ゲレラやカルが派手に暴れて帝国の注意を引いている隙に設立されたとされている。
演:デブラ・ウィルソン/北西純子
当然再登場。彼女もまた
「ジェダイ・サバイバー」と言えよう。
パスの創設メンバーであったことが発覚する。
ジェダイの知識を求めて訪れたカルと久々に再会。
パスを訪れ、ただ力を振るうだけでない彼女の「戦い方」を知ったカルは認識を改めることとなる。
その後タナローの存在を知り、パスが帝国から守る人々の安息の地になり得るとしてタナロー探索に力を貸すことを決める。
前作と今作の間の5年についても部分的に
回想シーンが描かれ、リフト/スラムなど新能力のいくつかはシアが使っていたのを思い出して習得する形式となっている。
タナローへと導く深淵コンパスがようやく手に入った直後、ある裏切り者により秘匿されていたはずのアーカイブの場所が帝国に漏れてしまい、大規模な包囲攻撃を受けてしまう。
裏切り者を追ったカルが戻らない中シアは隠者達を率いて防戦を指揮し、なんとその間はプレイアブルキャラとなる。
そして最後はパスの極秘情報をBD-1に託して逃がし、互いに因縁のあるあの男と相対する。
…性能など
+
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... |
○通常攻撃
シングル=ブレードのシンプルなものだがカルとはモーションが異なり、踏み込みが深いため威力・リーチ共にカルを上回る。
○ガード解除攻撃
カルのシングル=ブレード同様の、ガードを解きつつ突進し唐竹割りにする剣技。
○強攻撃
投げたセーバーを自身の周囲に旋回させる、カルのダブル=ブレードの強攻撃に似た剣技。
長押しもカルのダブル=ブレード同様、相手を斬りつけつつ飛び上がるものとなっている。
○空中強攻撃
急降下して地面を叩き周囲に衝撃波を放つ、カルのダブル=ブレードの強攻撃に似た技。
○セーバー・スロー
カルのデュアルスタンスのチャージ投げ同様のホーミング性能を持つセーバー投げを溜め無しで放つことが可能。複数の敵を斬りつけてから戻ってくる。
○フォース
性能的にはカルとほぼ同等だがリフト/スラムに関しては師匠だけあって練度が異様に高く、LAAT/leを墜落させられるほどのパワーを誇る。
一方で同じくカルに教えた技術である混乱は設定上使えるはずだが使用不可能。……尤も他の技が無双ゲーばりの高性能であるため無くても全く困らないが。
○ガード
パリィの判定がカルに比べて異様なまでに易しくなっており、かなり適当にガードしてもパリィが発動する。
さらにパリィ判定の持続中はブラスターを無制限に反射できる。
○フォース・ヒーリング
BD-1がいないため、フォース・ヒーリングを用いて自前で回復する。
どれだけ消耗していても満タンまで回復する脅威の性能を誇るが、そのぶん使用回数も4回までと少なめ。
○スーパー・ゲージ
スローの代わりにフォースの防壁を展開する能力となっており、一定時間攻撃を無効化したのち周囲に衝撃波を放つ。
なんとガード不能攻撃すら止めてしまう。
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演: ティナ・イブレフ/木下紗華
元ナイトシスターの少女。マンティス・クルーが別れた後は銀河中を旅したらしく、その過程でダソミアを改めて訪ねて新たな魔術を多数習得している。偶然が必然か帝国の邪魔をしているうちにシアとも再会したらしく、今はパスの一員となっている。
本編ではシアを訪ねてジェダへやってきたカルへの迎えとして現れ、その後マンティスのクルーに復帰。カルが来ると聞いて真っ先に名乗り出たらしく、カルの方も満更でもない素振りを見せるなど、今作では大いにイチャイチャ関係が進展する。
なお、マンティスが砕かれた月やノヴァ・ガロンといった敵地に堂々と接近・着陸しても見つからないのは彼女が魔術で隠してくれているからである模様。また、コーボー滞在時はカルがいない間パイルーン・サルーンを守ってくれているらしい。
その辺の心配がないジェダではパートナーとして共に戦い、サポート攻撃は魔術による金縛りで敵の動きを停止させてくれる。
演:トニー・アメンドーラ/山内健嗣
シアの元マスターの考古学者で、BD-1の本来の持ち主。
前作では如何にも故人のような扱いだったが実際は存命であり、ある意味今作で最も意外な
「ジェダイ・サバイバー」。シアと再会してからは共にパスを運営している。
肩書通り
ジェダイの古い知識に詳しく、高共和国時代の物品の修復や、コーボーやサンタリに関する当時の
ジェダイの記録をアーカイブから見つけ出したりなど、参謀として尽力してくれる。
ゼフォの調査を終えた後ジェダを探索した時期もあったらしく、ジェダ各地のセンス・エコーではその旅路を垣間見ることができる。
各地の謎解きをクリアするたびにパークスロットが増設され、終着地に到達すると彼が至ったある悟りを知ることができると共に、彼の
ライトセーバーを模したパーツが手に入る。
ジェダの隠者の一人で、パスの記録係。
ショップの一つとして、ジェダ各地に落ちている巻物を通貨としてアイテムと交換してくれる。
ライトセーバーのパーツのいくつかは彼女からの入手となるため、セーバーのカスタムを楽しみたい方は是非とも交易しに行こう。
ジェダの隠者の一人。パスの極秘の受信コードを持っており、拠点である寺院が帝国に侵入された際はパスの存在を秘匿すべく奮闘。
救援としてカルとメリンが送り込まれる。
惑星コーボー
ランブラーズ・リーチ
コーボーに存在する小規模な集落。
かつて星を訪れた開拓者が最初に入植した地であることから「探鉱者の根っこ(Rambler's Reach)」を意味する名が付けられたという。
演:レベッカ・ウィソッキー/きそひろこ
長年コーボーに住み、ランブラーズ・リーチ付近の一帯を束ねている非公式の市長。
ベッドラム・レイダーに手を焼いていたところ、彼らを返り討ちにしたカルを気に入り、ショップの一つとして物々交換に応じてくれるようになる。
対象となるアイテムは、パイロライトという各地で見つかる鉱石。
カルの外見をカスタマイズする衣類や、パイルーン・サルーンのDJブースで流す音楽トラックなどカルチャー色が強いものと交換してくれる。
演:エリザベス・フランシス/きそひろこ
住民の1人で、コーボーに降り立ったカルが最初に遭遇する人物。村にグリーズがいることや、歩き回るならドーマに挨拶した方がいいことを教えてくれる。
村の厩舎を管理しているが腕利きの狩人でもあり、荒事にも慣れている。
後にコーボーを訪れたメリンとは波長が合う模様。
演: リチャード・ホーヴィッツ/新田純輝
黄色いカエルのような姿をした、ネタキャラ住民の一人。
悪巧みをしてはドジをして危険な目に遭いがちらしく、初登場時はレイダー相手に不用意な取引をして殺されかけていた。
そこをちょうどカルに助けられたことで、命の恩人としてカルを慕うようになる。
それ以前からしょっちゅう死にかけてはドーマに助けられているという。
演:クリス・ディアマントポロス/小手川拓也
通称「モンク」。
グリーズと共にパイルーン・サルーンを立ち上げたバーテンダー・ドロイド。
話しかけると耳寄りな情報を教えてくれる。
またZN-A4のことを気に入っているらしく、救出された彼女に帝国樹立などの時代背景を説明し、凄まじいカルチャーショックを与えていた。
演:不明/ 成瀬誠
コーボーのとある場所で助けを求めている人物。
助けるとパイルーン・サルーンに滞在するようになり、シリーズお馴染みのホロ・チェス……に、よく似たホロ・タクティクスというミニゲームを主催してくれるようになる。
内容は、今作に登場する雑魚敵を模した駒をお互いフィールド内に配置して戦わせるというもの。駒のラインナップは実際に倒したことのある敵が随時加えられる。
駒によって出撃コストが異なり、決められた合計コスト以内で戦わなければならないため、意外と難易度が高い。
主な対戦相手はコーボーの住人達で、クリアすると様々な報酬が手に入る。
演: JB・ブラン/烏丸祐一
収集要素の一つであるアクアリウムで飼育する水棲生物を捕まえてくれる漁師。
体格は小柄だが、如何にも海の漢チックな荒々しくも陽気な性格であり、コーボー各地に漁船と共に出現する彼に話しかけると蘊蓄を添えつつそこに棲む生物を捕まえてくれる。
捕まえた生物はパイルーン・サルーンの水槽で飼育・鑑賞可能。
一部プレイヤーの間ではホロ・タクティクス最強の対戦相手として恐れられている。
演:不明/芳野由奈
根菜を擬人化したような外見の種族の女性。
ジェダで遭遇し話しかけると、その後パイルーン・サルーンを訪れ、サルーンの屋上でガーデニングを手伝ってくれるようになる。
植える種は各地で黄色いエフェクトのかかった植物を切り倒すことで入手可能であり、収集要素の一つとなっている。
演:アンディ・レネ・クリステンセン/ニケライ・ファラナーゼ
音楽家とその相棒のドロイド。
コルサントでも名の知れたDJらしく、新たな音を求めてコーボーを訪れたという。
遭遇後はパイルーン・サルーンのDJブースに入り、話しかけると酒場内で再生されるBGMを変更できるようになる。
中には前作テーマソング「Sugaan Essena」を担当したカルの推しバンドモンゴリアンバンド「The Hu」が収録した楽曲も存在する。
演: ベローナ・ブルー/三日尻望
ノートランの女賞金稼ぎ。
ハットを被りブーツに組み込まれたジェットで単独飛行するなど、
キャド・ベインを
オマージュしたようなキャラであるが性格は彼と真逆で、真意をはぐらかすような飄々とした口調で話す。
ハクシオン・ブルードの賞金稼ぎを返り討ちにしたカルを目撃してそれを面白がり、以後パイルーン・サルーンで話しかけると各地の賞金稼ぎの出現場所を教えてくれる。
ショップとしても開放され、通貨となるのは賞金稼ぎを倒して手に入るホロパック。主にブラスター関連のアイテムと交換してくれる。
なお彼女自身もお尋ね者であり、よく見るとコルサントのある場所に指名手配の映像が出ている。
その本当の目的は、賞金稼ぎを返り討ちにさせ続けることでカルの懸賞金を釣り上げ、上がりきったところでカルを仕留めることで一攫千金を狙うことだった。
つまり本作の隠しボスであり、全ての賞金稼ぎを倒すと戦いを挑んでくる。
隠しボスだけあって、ブラスター二丁持ちによる怒涛の攻撃・ブラスターに内蔵されたエレクトロバトンによる防御・ジェットブーツによる高速移動を駆使する難敵。
ちなみに彼女を倒した後でもショップは利用できる。
CV:テムエラ・モリソン/金田明夫
カルとケイジの激闘の末、今すぐ去るなら見逃そうとするカルに対してなおも抗戦の意思を見せるケイジの前に突如登場。
共にカルを仕留めて賞金を山分けしようと提案するケイジに対し、カルは仕事の範囲外であることとケイジ捕縛で得られる賞金がそれ以上であることを述べて拒否。
カルとの咄嗟の連携でケイジを生け捕りにし、自分の次のターゲットにならないことを祈るようカルに言い残してその場を去る仕事人ぶりを見せつけた。
たったこれだけの出番であるが、事前情報の一切なかったサプライズ登場であり、プレイヤーとボバファンを大いに湧かせた。
原語版の声は、映画やアニメでもボバ・フェットやクローントルーパーを担当しているテムエラ・モリソン氏。
前作の中ボスであるオグド・ボグドと酷似した巨大カエル型クリーチャー。レジェンダリーの敵に分類され、クリアするだけなら戦う必要はない。
攻撃パターンはそっくりながらも攻撃力の大幅上昇・狭くて暗い出現場所・モーションの高速化・ガード不能判定が付与された攻撃の数々・舌をプルで引っ張れる弱点の削除……などなど異様なまでに魔改造されており、本編の大ボス達に引けを取らない強さを持つ。
あまりの強さに本作最難のボスにこいつを挙げるプレイヤーもいるほど。
なお、ノーガードなのでブラスタースタンスならばローリスクで戦える。
そして倒すことでカルと、中の人の代名詞ことポンチョが手に入る。
さらにフォース・ティアーではこいつを2体同時に相手取る無茶もいいところなチャレンジまで存在する。
おそらくシリーズで最も有名であろう巨大クリーチャー。どこからかコーボーへ持ち込まれ、ある洞窟の最深部に潜んでいる。
レジェンダリーの敵に分類され、クリアするだけなら(ry
動きは鈍重だが本作のボスキャラでも最大級の攻撃力と攻撃範囲を持ち、どの攻撃もパリィに失敗すれば簡単にガードを破られる。さらにガード不能の鷲掴み攻撃を食らうとそのまま丸齧りにされ即死。
総じて一瞬の判断ミスが死に直結する恐ろしい相手となっている。
そして案の定というべきか、こいつを2体同時に相手取る無茶振りフォース・ティアーもやっぱり存在する。
ベッドラム・レイダー
レイヴィスが率いるならず者の武装集団。
構成員はモブに至るまで筋金入りの戦闘狂であり、暴力と略奪を是とする実力主義によりある意味で強く統率されている。
演: D.C.ダグラス/外崎友亮
レイダーの首領。
レジェンズに登場する賞金稼ぎ
ダージと同じゲン・ダイ種族であり、種族特性として触手状の筋肉組織と神経組織のみで構成された臓器の無い体を持つ。
かつて
ジェダイの軍勢に敗れ数百年もの間幽閉されていたが、
ジェダイ壊滅に伴い自由の身となった。
ダージ同様の高い生命力を持ち、
一撃必殺(ムービー中に限る)の武器であるライトセーバーに胸を貫かれても全く動じず、腕を切断されても拾って繋げ直すなど不死身に近い。身体能力も高く、過去には何人ものジェダイを仕留めてきたという。
レイダーの中でも
中ボス格のものは時折
ライトセーバーを携えているが、これはレイヴィスが力を認めた部下に自身の戦利品から与えたものであり、本来なら骨董品レベルの貴重品であるクロスガード・ライトセーバーもれっきとした当時品である。
さらにはドロイドのリプログラミングができたり、目的のために殺しをした点で自分たちもカルも同類であると指摘しカルを動揺させたりと、理知的な一面や独自の哲学を持ち合わせている。
ご存知、独立星系連合の主兵力。
レイダーがコーボーに墜落したルクレハルク級のコアシップを占領し、収容されていたドロイドを再起動・リプログラミングすることで、レイダーの戦力はコーボー近辺に限れば帝国にも抗えるほどの規模となった。
なおオツムの出来はリプログラミングでも特に改善されなかったらしく、
ストームトルーパー同様戦闘に入らないでいると雑談を始める個体もいる。それどころか雑談ですらない独り言や製造番号によるマウントの取り合いのような
アホくさい内容の時もあり、敵味方共に呆れさせている。まあアイツらはある意味これが平常運転でもあるわけで……
『クローン・ウォーズ』からそっくりそのまま引用された台詞を発する個体もいたりとファンサービスも手厚い。
お馴染み新三部作のやられ役。
本編通りめちゃくちゃ弱く、ブラスター反射でワンパン。フォース・プッシュですらそのまま死ぬくらい貧弱。
ブラスターを持たずに殴りかかってくるあまりにも無謀な近接戦タイプもいる。
手榴弾を投げ損ねて自爆するモーションがあったり警備区域の美しい景観に見惚れてる奴がいたりと、そのネタキャラぶりは健在で、話の雰囲気が重苦しくなる本作随一のコメディリリーフである。
お馴染み強化型。
右手首に装備したブラスターの3連射で攻撃してくるほか、左手首のロケットランチャーを装備したB2-HAシリーズ寄りの性能であり、ステゴロもまあまあいける遠近両対応タイプ。
ガードはしてこないがアーマー持ちでなかなか怯まず耐久力もそこそこあるなど出現数が多い割にスペックが高く、集団戦の後衛に居座られると片手間には倒しにくい厄介な相手。
『クローン・ウォーズ』より登場。軽やかな動きでこちらを翻弄しつつブレードで切りつけてくる。またこちらの攻撃をガードorパリィしてきたりと接近戦に強く、フォースへの耐性も持つ強敵。ガードは脆めなので意外とゴリ押しが有効。
ブラスターを装備したタイプもおり、ブラスター反射を回避するなど一筋縄ではいかないが、実はこちらはプルに耐性を持たないのでフォースに余裕があれば対処は容易い。
さらに上位種として、ブレードとブラスターの両方を装備しプルにも耐性を持つハイブリッドタイプも登場する。
例に漏れず他のドロイドと雑談している時があるが専らツッコミ役であり、間の抜けたB1シリーズを纏めるのに苦労している様子。
お馴染みデストロイヤー。シールドからのブラスター連射は今作でも脅威で、ダブル=ブレードで立て続けに反射してもそうそう破れない。
さらに接近しようとすると転がって距離を取ったり、あるいはそのまま突進してくることもある。この突進をパリィすると姿勢が崩れるのでチャンスとなる。
兎にも角にも近づいて堅牢なシールドを突破しなければ始まらないが、クロスガードの増幅反射など遠距離から破る手段も無いわけではない。
ルクレハルク内部のステージでは廊下の突き当たりのブラストドアの前で2体現れるというEP1オマージュの難所も。
グリーヴァスの側近でお馴染みの高性能ドロイド。堅牢なガード・素早い動き・苛烈な攻撃を併せ持つ原作通りの強敵だが、もっと厄介な敵もそれなりにいるのが本作の難易度を物語っている。
特定条件下でHPが低下するとキルストリークに見せかけて頭部を切断するだけで終わる演出が入り、EP3さながらに首から下だけで攻撃を続行してくる。
雑魚敵としての登場は無いが、背景役として多数登場。
ある場面ではマンティスを執拗に追い回しているが、グリーズが相当頑張ったらしくマンティスは無事で済んだ。
ベッドラム・レイダーの構成員たち。
元はレイヴィスに打ち負かされる形で傘下に加わったならず者。
バリエーション豊かだが、いずれも
ライトセーバーに対抗できる武器を持ち近接戦闘に
やたら強いという点は共通している。
ちなみにこいつらも雑談している時があり、バトルドロイドのリプログラミングができる学のありそうな奴もいれば、ドロイドと初めて話し機械と受け答えできることに驚き大喜びしている学の無さそうな奴もいる。
一般兵。序盤からよく出てくる。
最も下級ながらガード不能攻撃を持っており、スカウト・トルーパーをやや上回るくらいの強さ。
より重装甲かつ、ジェットパックで機動力も上がっている上級兵。
豊富なガード不能攻撃を持つ。
さらに武器の先端が二又になっているのを利用してライトセーバーを捌く専用モーションがあり、これにより仕切り直しにされるためガードを崩す手間がかなり増えている。
フォースを使うか、一発がデカいクロスガードなら捌かれる前に崩す短期決戦が狙いやすい。
巨大な電磁ハンマーで武装したさらに上位の兵種。
高火力・広範囲のガード不能攻撃を持ち、フォースへの耐性や耐久力も高く、さらにはパリィの頻度も多いというシンプルな強敵。
レイダーの中でも特に実力と忠誠心に優れた者が、レイヴィスから与えられたライトセーバーを装備した中ボス級の敵。
シングル=ブレード(またはクロスガード)とダブル=ブレードの2タイプが存在する。
本職のジェダイではないので剣術が強いわけではないしフォースが使えるわけでもないが、ワイヤーやブラスターと組み合わせたトリッキーな動きで補ってくる。
無理に捌こうとするよりはこちらから攻めてガードさせ、ゴリ押しで封殺してしまった方が楽。また、フォース耐性も実はスマッシャーより低い。
ストーリー上必ず戦う個体もおり、倒してパーツをいただくことでクロスガードが解禁される。
口を開けば罵詈雑言が飛び出る、ジェダイもどきと呼ぶのも憚られるような連中だが、後述の設定を鑑みると案外フォースの素質が多少なりともある者たちなのかもしれない。
その正体は大昔にレイヴィスを負かしたことで彼の忠義を得た人物。数百年前を知る者同士であるため、主従関係でありつつ友人のような関係でもある。
カルと来訪により目を覚ました後は、共に帝国に立ち向かうべくカルから説得を受けるが、その目にはもはやタナローしか映っていなかった。
タナローを見捨てたジェダイへの恨みから
暗黒面に堕ちており、カルの目の前で
ブリーディングを行い自らのライトセーバーを赤く染める。(正史作品におけるブリーディングの映像化は今作が初である。また日本語翻訳では、ダガンに敬語で接していたカルがブリーディングの瞬間以降タメ口になる。)
寝起きにも関わらず左腕だけでカルと互角以上に渡り合った上、レイヴィスと合流してその場を離脱。レイダーの首領の座に収まる。
ジェダイを鍛えるというかつての夢も歪んだものとなっており、先述のライトセーバーを与えるに値するレイダー構成員はダガン自らが選定している。そしてゆくゆくは規模を拡大し自らが鍛えた軍隊をタナローに構えることを目標としている。
物語中盤の2戦目ではコンディションがある程度戻っておりスプリット・セーバーを使用。ダブル=ブレードと、右腕をフォースで代用した二刀流を切り替えながら戦う。
片方のライトセーバーを自分の周りで周回させながらもう片方のセーバーで攻めるなど、生身の二刀流以上にトリッキーな動きを見せる。
さらに万全となり本気を出した3戦目では2戦目同様の猛攻に加えて、途中から靄のようなエフェクトが画面に掛かり、
- フォースの「右腕」が可視化される
- 目を合わせただけでボードが意識を失う
- 重力を反転させて天井での戦闘に移行する
- 3人に分身しての攻撃
- 瞬間移動のように分身と替わりながらの攻撃
……などの更なる絶技を駆使しカルとボードを圧倒し敗北寸前にまで追い詰める。
しかし、苛烈な攻撃こそ本物であったが信じ難い動きの数々は精神的に優位を取るために見せていた幻影(フォース・イリュージョン)によるものであり、とどめにカルとボードへ「最も恐れるものの幻影を見せる」攻撃を仕掛けたものの、それを見抜いたカルが逆利用してダガンが最も恐れるもの……師サンタリがダガンを見限る幻影を見せたことで激しく動揺。
その隙を突かれ、胸を貫かれて致命傷を負う。
それでもなお息絶えずフォースでカルのライトセーバーを弾き飛ばし首を締め上げながら最後までタナローへの執着を叫ぶが、BD-1に起こされたボードに背中から撃たれて阻まれ、解放されたカルに袈裟斬りにされついに力尽きる。
そしてダガンの死に伴い、唯一現存する深淵コンパスもカルとボードの手に渡ることとなる。
背景:ダガンの右腕について(ネタバレ注意!!)
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かつてダガンの右腕を切り落としたのは師サンタリである。
タナローを放棄するという評議会の判断を受け入れられず他のジェダイを切り捨てるまでに乱心したダガンであったが、師サンタリだけは自分の味方であると思い説得・勧誘に現れる。
現にサンタリもコンパスを全ては処分せず密かに持ち続けるなどして評議会を欺き、タナローへの未練を残していた。
しかしサンタリはダガンの非道を看過できず、ダガンに対し降伏するよう説得。ダガンは聞き入れず強硬手段に走り、義務を全うすべくサンタリはやむなくダガンの右腕を切断。
サンタリはそのままダガンを評議会に突き出すこともその場でとどめを刺すこともできたが、かつての愛弟子に二度目のチャンスを与えるべくバクタ・タンクに眠らせたのであった。
サンタリは弟子を執着から救うべく深淵コンパスと共にメッセージを遺しており、その内容は目が覚めたらサンタリを追うか独りでタナローに行くかどちらかを選ぶように、というものであった。
それを伝えるべくコーボー各地の施設を解錠できるキーをZN-A4に持たせ、眠るダガンの元に向かわせていた……というのが真実である。
しかしZN-A4が道半ばで崩落に巻き込まれて停止してしまい二百年あまりもの年月を挟んだため、サンタリのメッセージは遺言となり果て、ダガンがそれを見る時にはもうサンタリを追うことは叶わなくなっていたのであった。
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先述の通りその正体はダガンの従者であり、「負けた時は戦士として死ぬか、そうでなければ勝者に服従する」ことを信条とする生粋の武人。その経歴ゆえタナローにも行ったことがある。
タナロー放棄に耐えかねたダガンがジェダイに反旗を翻した際は共に決起し、ダガンが眠った後も忠義に従い数多のジェダイを屠ったが最終的に敗れ、生きたまま投獄される屈辱を味わったが、先述の通りジェダイ壊滅に伴い脱獄に成功。
ダガンと別れたまま200年以上経とうともその忠義は一切揺らいでおらず、牢獄から出るや否やまずダガンの安否を考え合流を試みていた。コーボー各地のセンス・エコーではその経緯を垣間見ることができる。
ダガンとカルの初戦に乱入した後、ストーリーでは砕かれた月の大ボスとして対峙することとなる。
ボスでは唯一の第二形態(他のボスのような「体力ゲージの減り具合による段階戦闘」ではなく、一度ゼロにした体力ゲージが全快する)を持つ。さらにどちらの形態でも攻撃を当てないでいると自動で回復していく。
最終的にカルに敗れたレイヴィスは、その信条を聞いていたカルから共闘を持ち掛けられるが、敵対する二者に同時に忠義を示すことを良しとせずレイヴィスは戦士としての死を懇願。敢えてカルに襲いかかる。
自ら望んで返り討ちにされたレイヴィスは中枢神経を切断され、心底穏やかな表情で長きに亘る生涯を終えた。
カルらの反乱活動をものともせずさらに勢力を強めているが、地方単位では個の実力に優れるカル一行やベッドラム・レイダーに割と好き放題されており、中盤まではやられ役気味。
しかし中盤以後のある展開で一気に存在感を増し、この時点では打倒不可能な圧倒的脅威であることを大きく印象付ける。
今作では地上軍以外にも様々な部署の兵士や士官が登場。
ムービーや背景役で宇宙軍も登場し、映画さながらに
TIEファイターとのチェイスシーンもある。
- ストームトルーパー
- スカウト・トルーパー
- フレイム・トルーパー
- ロケット・ランチャー・トルーパー
前作からこれといった強化も無く引き続きやられ役だが数の暴力には要注意。
連射式ブラスターを装備した、前作のロケット・トルーパーと同じ兵士。ネーミングが紛らわしかったためか名前が変更された。
新登場。こちらのほとんどの攻撃を防ぐ盾を装備したスカウト・トルーパー。
盾を一定以上の攻撃を加えて破壊するかプルで引っ剥がせばただのスカウト・トルーパーになるが、引き剥がすモーションはかなり長いため集団戦に混ざられると非常に邪魔になる。
リフト/スラムを習得してからは、盾を持たせたまま隙を作れるようになる。
新登場。ジェットパックを装備したトルーパー。
空中からブラスターで攻撃してくるが、反射しても高確率で避けられてしまう。
さらにプッシュとプルにも耐性を持つなど、強くはないがなかなか面倒な相手。
確実な方法はジャンプで無理やり接近するか着地した隙を突くことだが、スラムを習得してからは簡単に墜落させることができるようになる。
帝国尋問団所属の黒いトルーパー。
ハンマータイプのみリストラされた。
相変わらず「強い雑魚」ポジションとして登場するもののゲーム開始時点のカルのスペックが既に前作終盤に匹敵しているため、油断ならない強敵ではあるが相対的に弱体化している。
代わりにオープニングステージであるコルサントから早々に登場するようになり、難敵であった彼らを序盤から屠れることである意味プレイヤーがカルの前作からの成長を実感できるようになっている。
最終盤のエリアにもなると4人以上同時に出現するようになる。
なお、時折ストームトルーパーの雑談に応じている時もあり、冷酷無比に見える彼らの帝国に対する意識なども聞くことができる。
『キャシアン・アンドー』や『反乱者たち』より新登場。白い制服を身に纏う、帝国保安局の士官。
ノヴァ・ガロン星系に存在する基地でのみ登場する雑魚敵だがカルを前に戦意喪失することもあるなど、帝国勢力では最弱の敵。
潤沢な予算と強い権限を与えられ、そこから来る特権意識ゆえ他の部署を見下しているらしく、特にパージ・トルーパーとは口も聞かないレベルで折り合いが悪い模様。
あるエリアでは放置しているとパージ・トルーパーにカルを狙いがてら流れ弾で射殺される有様である。
前作より引き続き登場。
ブラスターを使うようになったほか、エレクトロ・バトンで武装した亜種(エンフォーサー)も登場するようになった。
前作より引き続き登場。大きな変化はなく、なおかつこちらからの対抗手段は増えた。
映画『ハン・ソロ』より新登場の強化版プローブ・ドロイド。
プルとプッシュにある程度の耐性を持ちガード不能のチャージ射撃やグレネードの投下を使うなどかなり厄介な敵となっている。
スラムを習得してからは墜落させられるようになるが、墜落後も弾幕ゲーの発狂よろしく回転しながらの乱射で抵抗してくる。
ハッキング可能だが、スキルツリーで強化したプルでなければ引き寄せることができない。
『反乱者たち』『バッド・バッチ』より新登場の哨戒ドロイド。
改修元とされる
ダーク・トルーパーも元をたどればゲーム作品出身であるため、ある意味ではホームグラウンドへの復帰を果たしたとも言えるか。
AIの性能差ゆえKXシリーズほど普及しなかったという設定を反映してか、主に要所の防衛として少数が配置されており、滑らかに動くKXシリーズと比べると動きものっそりしている。
しかしその代わりに今作の雑魚敵でも上位の攻撃力・耐久力を誇る。
体力を削っていくと両腕が順番に落ちるが、それでもなおガード不能攻撃を連発してくる。
さらには滅多なことでは怯まないスーパーアーマーも持っており、慎重なヒット&アウェイが求められる。
対応するアイテムの入手後はハッキング可能となり、味方にしてしまえば最早敵が可哀想になるレベルの無双ぶりを見せてくれる。
前作より引き続き登場。
ガード不能のチャージ射撃やスタン・グレネードなど、より対ジェダイに向いた兵器を使うようになっており、前作に比べ接近しにくくなった。
また、前作ではほぼほぼ単独での出現だったが今作では普通に他の敵と同時出現する。
さらに個体によってはパイロットがパージ・トルーパーとなっており、倒した後も油断できない。
『クローン・ウォーズ』『反乱者たち』より登場。
都市部で運用される小型パトロール機。
様々な場面で上空から現れては乗せているトルーパーを降ろして去っていく。
基本的に背景役だが時々専用のイベントが発生し、墜落させることができる。
演:TJ・ラミニ/堀越富三郎
ウータパウの帝国議員。
尋問団に頼らず自ら裏口で
ジェダイを捕えることで皇帝にアピールし地位を得ようと試みており、さらには目的のためなら残虐な拷問も辞さない野心家。
最終的に新マンティス・クルーに追い詰められその企みは失敗に終わるが、拘束される際に自分も仕方なく帝国に従っていることや、たとえどれだけ母星の民に憎まれようともそれでウータパウの民が生きているなら良しとする姿勢を見せる。
帝国に逆らい無謀な戦いを続けるカルにその意義を問うなど、悪辣ながらも清濁併せ呑む矜持を垣間見せたが、しかし…?
演:ミスティ・リー/きそひろこ
前作でカルに敗れた
尋問官。
なんと本作最初の大ボスであり、オープニングステージであるコルサントでの登場となる。
カルへの復讐を誓っており、セジャンを
ライトセーバーで刺殺して始末。恨みのままに新マンティス・クルーに猛攻を仕掛ける。
『クローン・ウォーズ』から
まさかの帝国側として再登場。
巨大なドリルを装備したイカのような姿の大型歩行兵器であり、敵対勢力の拠点の破壊に特化している。
元は独立星系連合の戦力のはずだが、鹵獲したのか製造元であるコリコイドから正式に買ったのか、何はともあれ帝国の戦力としてジェダの寺院を破壊するために投入された。
パスの機密情報を確保し離脱を試みるカルとメリンを随伴する
TIEファイターと共に執拗に攻撃するものの、メリンが発動したナイトシスターの儀式による空間跳躍に翻弄され、カルに脚の一本を切断される。
最終的にはメリンによって脚の一本を分解されてその破片をカルのフォースで押し込まれて吸い込んでしまい、内部から大爆発して撃沈。
一連の超高速の空中戦は本作でも屈指のアクロバティックな戦闘であり、アドレナリンが湧き出ること間違いなし。
ちなみにトライデント級の襲来は採掘作業(
カイバー・クリスタル目当てか)が目的らしく、カルとメリンの奮闘もあってパスの存在は露呈せずに終わる。
コーボーの帝国基地でボスの体力ゲージと共に出現する
普通のスカウト・トルーパー。
BGMのシリアスな転調や専用の台詞など無駄に気合の入った演出からの肩透かしが笑いを誘う、ゲームならではのギャグ描写である。
一応元ネタが存在し、アメリカのバラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』の名物コーナー『アンダーカバー・ボス』とスターウォーズがコラボしたコント内にて、部下達のリアルの声を探るべく
カイロ・レンが変装した「
レーダー技術者のマット」のパロディであると推測されている。
演:スコット・ローレンス/中村浩太郎
ある「裏切り者」がパスの拠点をリークしたことで、前作で仕留め損ねたシアを狙って襲来。
前作では完全な負けイベだったがシアが大幅に腕を上げた今作では戦いが成立し、ジェダ防衛戦のラスボスとして炎上するアーカイブの中でシアと激闘を繰り広げる。
EP4のオビ=ワンVSヴェイダーのような正眼の構えでの探り合いを取り入れた殺陣など、ムービーシーンでの見所も多い。
戦いの最中、一瞬の隙を突かれてシアにフォース・プッシュで壁に押し付けられた上で炎上するアーカイブをフォースで崩され、その瓦礫を頭上からモロに浴びて生き埋めにされるも、それを吹き飛ばしスーツやマントの端々を燃え上がらせながら立ち上がるという姿を見せ付け戦闘を続行。
最後は決着を付けんと飛び掛かってきたシアをライトセーバーで串刺しにして仕留めるが、己も壁に手を付きながらどうにか立ち去るという決して軽くないダメージを負っており、三部作やスピンオフを含めヴェイダーをここまで追い詰めた相手は数える程しかいない為、改めてヴェイダーからのシアへの評価は正しかったと言えるだろう。
パスの拠点をリークした「裏切り者」であり、帝国から送り込まれたスパイ。
帝国の脅威となり得るシアの排除を任務としており、そのためにカルと接触し信頼を築き上げた。
裏切ったボードは説得を試みたコルドヴァを射殺しコンパスを持ち去った上に、追いついてきたカルとの戦闘では密かに回収していたダガンのライトセーバーを使いこなすばかりか、突如フォース・プッシュを使用。
帝国のスパイであるのみならず、彼は元ジェダイであった。
ダガンのみならず、彼もまた「ジェダイ・サバイバー」だったのだ。
不意を突かれたカルは崖から転落し昏倒、シア率いるパスの本隊と分断されてしまうこととなる。
+
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…裏切り後の動向 |
シアがヴェイダーに敗れアーカイブが壊滅した後、ボードはノヴァ・ガロンにカルを誘い出しその真意を語る。
かつて語った「娘であるカタを守りたい」という目的は紛れもない本心であり、シアの排除はカタを人質に命じられて遂行したことであった。
そしてその任務の途中でタナローの存在を知り、タナローをカタと自分だけで隠れ住む安息の地とすることを最終目標とするようになった……というのがことの経緯であり、
帝国も、それに追われるパスも、何人たりともタナローに踏み入らせないためコンパスを奪ったのであった。
親友であるカルを裏切り大切な人を奪うことに良心の呵責もあったが「父」としてそれを切り捨てたのである。
カルをノヴァ・ガロンに誘い出したのも、帝国にカルをぶつけて混乱を起こさせ、その隙に乗じてカタと共に雲隠れするためだった。
かくしてボードは暗黒面のフォースを解き放って猛追するカルを振り切って逃亡に成功し、一切の足跡を残さずタナローへと去った。
しかしカルはサンタリの遺言を頼りにイオン・ビームでトンネルを作り、かつてダガンがやったのと同じ方法でコンパスを使わずにタナローへ到達。
カタを一人にしないためにと戦わず降伏することを求めるカルとメリンを拒絶し、本作のラスボスとして最後の戦いを繰り広げる。
逆手の一刀流・ブラスター・ジェットパック・グレネード・そして暗黒面のフォースを駆使した予測不可能な攻撃の数々で互角に渡り合うものの、カタを巻き添えにしながら平気で戦い続けBD-1をも殴り飛ばす姿にカルの怒りが再び爆発。
暗黒面の力を解放したカルにブラスターを破壊され圧倒され始める。(……ただしこれはあくまでムービー中の話で、実際は第三段階でライトセーバー一本になると攻撃速度が一気に増してラスボスに相応しい尋常じゃない強さとなる。)
暗黒面の力を振るうカルの力は凄まじく、ついに打ち負かされたボードはメリンのみならずカタからさえも三度説得を受ける。
カルも命まで取る気は無く剣を下げたが……ボードはカルに背後から飛びかかってそれを拒絶。
やめるよう懇願するカタをフォースで吹き飛ばし、メリンをフォース・チョークで締め上げるが、カルの抵抗でできた隙にメリンの投げたナイフが突き刺さってカルを離してしまい、次の瞬間カルと互いにブラスターを突きつけ合う。
躊躇したカルに対し、容赦なくボードは引き金を引いたものの、拾ったブラスターは先刻カルの攻撃で既に破損しており不発に終わる。
幾度とない酌量や愛娘の説得に対してさえ殺意で応じた裏切り者に、カルは引き金を引いた。
かつて友情の証に譲り受けたブラスターがその元の持ち主を貫き……
苦しみ悶えるボードの胸をさらにもう一発撃ち貫いて、カルは抵抗の術を失っている相手に静かにとどめを刺して母を失った娘から父を奪った。
数多の「ジェダイ・サバイバー」が様々な思惑を持って戦い、最後にはカルだけが生き残ったのだった。
エンディング後に各地を探索すると新たなフォース・エコーが出現しており、それを調べることで本編の裏でのボードの動向や葛藤を知ることができる。
演:タージネイ・ターナー/石川藍
ボードの娘。カタの母(ボードの妻)は尋問官によって殺されており、残されたカタだけは守ろうとするあまりボードは狂っていった。
しかしカタ自身はボードがカル達の大切なものを奪ったと知ってから父の乱心に心を痛めており、その最期が彼の自業自得であったことも理解し、悲しみながらも受け入れている。
男手一つでカタをここまで真っ当に育てたのは他でもないボード自身であるという事実もまた悲劇を強調するものであろう。
エンディング後は一行に身柄を引き取られ、各地の旅に同行するようになる。
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演:ギデオン・エメリー/佳月大人
帝国保安局におけるボードの上司。
クローン戦争の頃からの付き合いであり、ボードの工作員としてのスキルはデンヴィックから教わったものであるという。
ある時ボードと再会し、彼が生き延びていたことに驚きつつも取引に応じ、カタを匿う代わりにボードを自身の手駒とした。
競合組織である尋問団より先にシアに近づくためにボードをカル一行に潜入させた張本人であり、言うなれば本作の全ての元凶である。
ボードとの関係は危ういものであり、やろうと思えばいつでもボードを尋問団に突き出せる立場だが、シアの情報を得るまでそれはできない……と、互いに脅し合うも同然の状態であった。
しかしボードが自分ではなく尋問団にシアの情報をリークしたことで全ての計画が狂い、さらにそれを知った頃にはボードはカタを連れて雲隠れした後だった。
最後はボードの狙い通り怒りに震えるカルに殺されかけるが、カルが復讐鬼と化す前にメリンが止めたことで命拾いする。
……尤も本人としてはヴェイダーに粛清されるくらいならカルに殺される方がマシだと思っていたようだが、その後ヴェイダーに処刑され見事にフラグを回収した。
パルチザン
帝国初期の準レギュラーことソウ・ゲレラが率いる過激派反乱グループ。
前作以降カルと再接触し、徹底的に帝国と戦うスタイルが合致。マンティスのクルーと別れた後のカルはパルチザンの下で新たなクルーと共に戦っていた。
カルにとっても彼らは旧マンティスクルーと同じくらい大切な仲間たちであり、命を救われたこともあるなど幾多の死線を共に潜り抜けてきた戦友であるが、冒頭コルサントにてナインス・シスターの襲撃によりカルとボード以外は全滅してしまう。
かつて犯罪シンジケートで訓練され、ハッキングを得意とする女性。
LAAT/leの射撃からカルを助けたものの、代わりにその弾を受けており、カルが礼を言おうと振り返った時にはもう事切れていた。
彼女の死を前に、カルは仲間の制止も聞かずナインス・シスターへの激しい怒りを見せるが…?
作戦指揮や武器の扱いに優れる男性でカルと並ぶリーダー格。かつて共和国に仕えていたという。
共闘パートもあり、長射程の狙撃で支援してくれる。
カルとボードと共にナインス・シスターの襲撃から生き残りアンダーワールドから飛び立ったものの、
TIEファイター部隊の追撃を振り切れずコルサントを離れる前に撃墜されてしまう。
クラトゥイニアンの双子。
銀河ベーシックが話せない荒くれ者だが、カルをハット語で「親友」を意味する「パティーサ」と呼ぶ程の仲。
ナインス・シスターに挑むものの力及ばず戦死する。
ハクシオン・ブルード
前作に登場した犯罪組織。
相変わらずカルとクリーズを追い回しているらしく、たびたび中ボスとして賞金稼ぎが現れる。カルと共にコーボーに滞在しているグリーズには何故か気づいていない模様。
組織のボス。言及のみの登場。
カルに高額の賞金を懸けているとのこと。
各地をストーリーで訪れたのち再探索すると特定の場所に
中ボスとして現れるが、自力で探し出す必要はなく、ケイジから居場所を教えてもらうこともできる。
前作同様の飛行/コマンダー/ドロイドの3タイプに加えて新たにブラスター2丁持ちで戦うガンスリンガータイプが登場。
また、飛行タイプの亜種としてブラスターではなくグレネードを主力とするタイプも追加された。
先述の通り倒すとホロパックを落とし、ケイジのショップに持っていくことでアイテムと交換してもらえる。
全員基本的に色変え&声変えのコンパチだが、今作では全員に
TCGのフレーバーテキストみたいなバックストーリーが追加されている。
小ネタ程度のものだったり新たな重要情報だったりと扱いは様々だが、シリーズファンなら聞き覚えのある
ジェダイ達も今作で複数言及される。
ストーリーの進行と関係無さそうな会話も隅々までチェックしてみよう。
新三部作や3D版『クローン・ウォーズ』にも登場しているが、碌に喋らない蛇のような下半身を持つ200歳越えのジェダイ評議員。
センス・エコーという形ではあるが、2Dアニメ版『クローン大戦』以来、初めて声付きで喋る。
高共和国時代当時から評議会に属していたが、特に熟考するタイプだったらしく、判断にダガンが半ギレになるくらい時間をかけることで知られていた。
タナロー防衛の指揮も取っていたようだが、際限なく現れる敵軍の物量を前に撤退を決めた模様。
設立から日が浅く正式な使い道も決定していない辺境の一拠点に戦力を割きすぎるわけにはいかないという点では妥当性のある判断であり、ダガンの気性の方に問題があったのも確かであるが、結果的に彼が暗黒面に落ちる遠因となってしまった。
なお、過去の声の記憶としての登場であるが、時系列的にはワンチャンまだ本人も存命である。
映画ではEP1にのみ登場し、前作でも少し言及されていた
ヨーダの同族の女性ジェダイ。今作では触れられないが↑のランシセスのマスターでもある。
高共和国時代当時から有力な指導者であったようで、コーボーでは彼女の書物も見つけることができる。
残念ながら内容そのものについてのテキストは無いが、綴られている彼女の解説は不完全かつ曖昧であるらしく、読んだ者に自力で解き明かさせるべく意図的にそうしていた模様。
今作ではカルの師匠であるジャロ・タパルの元師匠であったことも判明し、すなわち
カルはヤドルの孫弟子であるという超重要情報がしれっと明かされた。
カルのマスター。
クローン戦争の頃、ドロイデカを前に恐怖で動けなくなったカルを助けたこともあるという。
また、先述の通りヤドルの弟子であったことが判明する。かなり厳しく鍛えられたのだとか…
オビ=ワンの師匠でお馴染み型破り一門のジェダイ。
コルドヴァの少し上の先輩にあたり、親交の深い友人であったことが言及される。
何かと優遇される緑肌のジェダイ。
ジェダの砂漠にて、ライトセーバーを構えるノートラン種族の彫像を見かけたカルがフィストーを想起するという小ネタが存在する。
前作ラスボス、尋問官セカンド・シスターにしてシアの元パダワン。
あるところで言及されるほか、前作で彼女が披露した窓越しにフォースで操縦桿を奪う技をカルが使うシーンがある。
余談
本作の発売に際して、制作現場に
ルーク・スカイウォーカー役でお馴染みのマーク・ハミル氏が訪れて主人公カル役のキャメロン・モナハン氏にフォースの訓練をする
という体で戯れるPVが公開され、大きな反響を呼んだ。
スプリット・セーバーが羨ましい模様
ちなみにこの二人は媒体は違えどDCシリーズのスーパーヴィラン、ジョーカーを演じた経験があるという共通点でも知られている。
奇妙な追記・修正のようですが…確かに貴方はジェダイのようですね。
- ゲームの内容と比例するかのような気合の入った記事だ -- 名無しさん (2024-01-28 22:55:09)
- ボードはジェダイとしてかなりの手練れだったな。カルがダークサイドの力を使わなかったら負けていたかもしれない。 -- 名無しさん (2024-05-06 17:20:00)
- 素晴らしい良作記事。暗黒面の力を一時開放したあとも武装解除に留めて常に降伏勧告を忘れなかったり、カルは相当頑張ったんだがね……。ボードを撃ったあとは呆然と膝をついてたし、もう撃つしかない→撃っちゃったショックがやばかったんだろうなって分かるのが痛ましかった。なにげに暗黒面を使いこなせている証左がムービーで出てたあたりバランス感覚がすごい -- 名無しさん (2024-05-23 17:46:31)
- 名作に相応しい記事。作成お疲れ様です。 -- 名無しさん (2024-06-07 11:43:40)
- コーボー殆ど探索して無い時分にオグドの子孫に当たってしまい泣く泣く撤退したなぁ… -- 名無しさん (2024-06-07 13:24:04)
最終更新:2024年12月23日 10:50