登録日:2011/03/10(木) 11:41:22
更新日:2023/11/19 Sun 13:08:32
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現在OCG化しているカードでは、
の3枚が属している。
本来はカード群ではないのだが、設定の問題でこの項目ではカード群として扱う。
従属神とは神の従者のことであり、OCG化されている3体は名に王を持ち「従属神の中の王」と呼ばれる。
名前的に紛らわしいが神という訳ではなく、神に近いカード。
本編で言及されていないため推測の域を出ないが、『軍神ガープ』の効果から考えて恐らく原作では神属性、幻神獣族のいずれかに属しているものと思われる。
※原作におけるガープの効果は、"手札にある神属モンスターカード1枚につき300ポイント攻撃力が上がる"というもの。
劇中ではアバターを晒すことで効果を使用したが、この効果に対応しているのが三枚しか無い邪神のみだとすれば余りにも使いづらいため。
そう考えると、ガープや『弓神レライエ』といった神と名の付くカードが従属神の中の王である三体に対する『従属神』のカテゴリのカードであるかも知れない。
以下、カードの紹介
効果モンスター
星8/地属性/獣戦士族/ATK3000/DEF1200
(1):このカードはリリースなしで通常召喚できる。
(2):このカードの(1)の方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。
(3):このカードはモンスター3体をリリースして召喚する事もできる。
(4):このカードがこのカードの(3)の方法で召喚に成功した場合に発動する。相手フィールドのカードを全て破壊する。
おそらく従属神の中では最も使われているカード。
- 元々の攻撃力を下げて妥協召喚する効果
- 生け贄を一体増やすことで相手フィールドをリセットする効果
の2つの効果を持つ。
妥協召喚しても攻撃力を戻せるため、ライフ1000を払い発動する永続罠「スキルドレイン」(フィールド上のモンスターの効果を無効にする)と相性がよい。
詳しくは該当項目で
▼神禽王アレクトール
効果モンスター
星6/風属性/鳥獣族/ATK2400/DEF2000
相手フィールド上に同じ属性のモンスターが表側表示で2体以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択する。選択されたカードの効果はそのターン中無効になる。
「神禽王アレクトール」はフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
原作未登場で、『R』コミックス5巻の付録カード。
- 相手フィールド上に同じ属性のモンスターが2体以上いるとき、特殊召喚する効果
- 1ターンの間フィールド上のカード1枚の効果を無効にする効果
- フィールド上に1枚しか存在できない効果
の3つの効果を持つカード。
特筆すべきは2番目の効果。
単純にいえば生きる禁じられた聖杯である。
相手のロックカードを無効化して強行突破したり、自分のロックカードを無効にして自分だけ自由にプレイングしたり、相手の厄介なモンスターの効果を無効にするなど、汎用性は高い。
例を挙げるならば手札から魔法の発動を遅延させる「魔封じの芳香」、お互いのプレイヤーが特殊召喚無効に出来る「王宮の弾圧」などなど。
また、他の従属神のデメリット効果を打ち消すことができる。
自身の効果により特殊召喚することができ、通常召喚や墓地から特殊召喚することが可能なので手札に腐りにくい上、鳥獣の切札
ゴッドバードアタックにも対応。
変わったところでは
ダーク・シムルグのコストにもなる。
1枚しかフィールド上に存在できないのでデッキに何枚も積めないのが難点である。
▼神機王ウル
効果モンスター
星4/地属性/機械族/ATK1600/DEF1500
(1):このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
(2):このカードが戦闘を行う場合、相手が受ける戦闘ダメージは0になる。
Vジャンプ定期購読の特典カードであり、入手は困難。なのだが……
一言で言えば
である。
効果により全体攻撃することができるが、相手にダメージを与えることができないデメリット効果も併せ持つ。
確かに下級モンスターのなかで全体攻撃できるモンスターは少ない。
更に種族はサポートカードの多い機械族。
それ故にこのデメリット効果なのだろう。
しかし、他の全体攻撃できる下級モンスターには、
- 攻撃力が100低い代わりにデメリットが無く、星3かつチューナーのジュラック・モノロフ
- エンドフェイズに手札に戻る代わりに攻撃力が100高く、オネスト対応の阿修羅
…でも他に比べての利点もあるし、そこを利用すればなんとかなるはず!
- スキドレで打点1600のモンスターに!
- オイルメンやブレイク・ドローで大量ドローできる!
- リミッター解除で相手フィールドを一掃できる!
- シュレツダー、マシンナーズ・フォートレス、スクラップ・リサイクラーに対応している!
そんなのでチューナーや
オネストの利点に勝てたら苦労しない。
そもそもスキドレなんか使ったら全体攻撃もできないので、スキルドレインを使用するデッキにおいてバルバロスと一緒に投入されることはまずない。
しかし、KONMAIは見捨てなかった……
原作においてバルバロスと融合した獣神機王バルバロスUrが存在し、そちらもOCGになったのだ!
やったねウルちゃん!
以下、閲覧注意
▼獣神機王バルバロスUr
効果モンスター
星8/地属性/獣戦士族/ATK3800/DEF1200
(1):このカードは、自分の手札・フィールド・墓地から
獣戦士族モンスターと機械族モンスターを1体ずつ除外して手札から特殊召喚できる。
(2):このカードの戦闘で相手が受ける戦闘ダメージは0になる。
ウル譲りの相手にダメージを与えられないデメリットこそあるものの、
緩すぎる特殊召喚条件に加え召喚制限がないので普通に通常召喚も可能。
ちなみに召喚制限のないモンスターでは最高の攻撃力を誇るカード。
スキルドレイン下ならデメリットも踏み倒せるし、いざとなったら妥協召喚したバルバロスなどと
オーバーレイしてしまってもいい強力なカードである。
ウル要素がデメリットの部分にしかなってない気がするが
これでウルも救われ…
さて特殊召喚条件をもう一度見てみよう
(1):このカードは、自分の手札・フィールド・墓地から
獣戦士族モンスターと機械族モンスターを1体ずつ除外して手札から特殊召喚できる。
…確かにウルとバルバロスで召喚できるものの、2種の融合だった原作と違い
別にウルである必要性が全くなってしまっているのである。
……さて、ここにスキルドレインを使用するデッキにおいて、バルバロスと共に投入されるカードがある。
★★★★★★★
闇属性
機械族
ATK2800 DEF2000
このカードはリリースなしで通常召喚する事ができる。
その場合、このカードの元々の攻撃力・守備力は半分になる。
スキルドレインと獣神機王バルバロスUrの相性が良いのは見ての通り。
またスキルドレイン下ではガンナードラゴンも生け贄無し打点2800として活躍できる。
機械族であり、バルバロスUrの素材にもなる。
もしウルとガンナードラゴンどちらを採用するか、と言われたら勝ち目がないのは火を見るより明らか。
これにより従属神において
の構図が成り立っている。
どうしてこうなった……
追記、修正宜しくお願いします。
- アレクトールの効果使ったモンスターバウンスしたらソイツの「手札から発動できる効果」って無効になるの? -- 名無しさん (2014-12-02 21:47:35)
- アレクトールに何度助けられたことか…効果の応用効いて面白いしほんとに良カードだと思う。なにより妥協バルバと同時に並べて効果発動させるとすごい様になって気分いい! -- 名無しさん (2015-02-17 22:07:53)
- アロマシムルグであれくトール出されたときは負けたけど感動したは -- 名無しさん (2017-01-20 10:10:10)
- ウル以外は今でも戦えるスペックなのにウルだけ当初から産廃ってウルさんが何をしたって言うんだ -- 名無しさん (2017-10-13 06:21:55)
- ウルは阿修羅の存在忘れてたとしか思えない -- 名無しさん (2017-10-13 07:53:56)
- ↑4 対象のカードのカード名は指定していない。以上 -- 名無しさん (2019-07-10 02:56:28)
- ウルはサイバーツインと違ってモンスター限定だからダメージ0は無くてもよかったんじゃ… -- 名無しさん (2021-11-02 21:02:18)
- 相手のガジェット全滅させながらダメージ与え、最悪リミ解でワンキル出来るってのを当時のコナミは重く見たんじゃないかな……じゃあサイバーツインやキメラテック・オーバーロードなんか出すなよって言われたら全くその通りなんだけど -- 名無しさん (2021-11-02 22:22:55)
最終更新:2023年11月19日 13:08