ウォーグル(ヒスイのすがた)

登録日:2022/02/13 Sun 19:05:33
更新日:2024/12/16 Mon 16:43:42
所要時間:約 3 分で読めます






鬼気迫る鬨の声を上げ狩りをする猛き大鳥。湖水に衝撃波を放ち水面に浮かびし 獲物を捕る。



本項では、ウォーグルのヒスイ地方におけるリージョンフォーム(ヒスイのすがた)を解説する。


【データ】

全国図鑑№:628
分類:おたけびポケモン
英語名:Braviary
高さ:1.7m
重さ:43.4㎏

タイプ:エスパーひこう


HP:110
攻撃:83
防御:70
特攻:112
特防:70
素早さ:65

合計:510

ワシボンがヒスイ地方でLv54でヒスイウォーグルに進化


【概要】

ポケットモンスター ブラック・ホワイト』で初登場した、ワシをモチーフとしたポケモン・ウォーグル
Pokémon LEGENDS アルセウス』では、ヒスイ地方の環境に適応した姿が新たに登場した。
進化前のワシボンにはリージョンフォームは無く、これまでに発見されている姿と変わらない。

原種とは異なり頭部の羽根が目玉模様が浮かぶ紫色に変化し、炎の様に揺らめいている。その様子はまるで大きなゴーグルをかけているかのように見える。
体色も白と黒がメインとなり、原種よりも大柄になっている。

冬になるとヒスイ地方の北方から飛来する渡り鳥のポケモンで、群れを作らず単独で行動する。
鳴き声にサイコパワーを乗せる事で衝撃波を放ち、獲物を弱らせて捕らえる狩りを行う。
更に第六感を研ぎ澄ませることで、身体能力を向上させることもできる。

ちなみに、原種同様♂しか存在せず、ヒスイ地方に対となるバルジーナはいない。


【ゲームでのヒスイウォーグル】

  • 本編での活躍
最後のキングであるクレベースを鎮めるために「えいえんのこおり」が必要となり、その入手には空を移動しなければならなかった。
そこで、ウォーグルを世話しているキャプテンのワサビを訪ねることになるのだが、彼女との鬼ごっこの末にウォーグルとのバトルに。
勝利することでウォーグルを呼ぶ旋律を教わり、あおぞらプレートを授かると共にライドポケモンとして加わる。

最後に入手するライドポケモンとなり、その役割は「そらをとぶ」。
…といっても従来のようなエリア間ワープではなく、ウォーグルに足場を持たせ、それにぶら下がって飛ぶ形となり、プレイヤーが直接操作するという、『オメガルビー・アルファサファイア』の「おおぞらをとぶ」のような感覚となっている。

あらゆる地形を無視して移動できるようになり、目的地に素早く移動できる。
Bボタンでスピードアップ、Yボタンで下降すると、ここまではORASと同じなのだが、ORASとは異なり、上昇することはできない。
要するに、パラセールでいう上昇気流も無ければ、某火竜よろしく視点上向きでの上昇も出来ない。
一度飛び立っての上昇が不可能というだけであり、呼び出した際に結構な高度まで上昇してから滑空に入るためあまり不自由することはない。
ライド呼び出し→高台に着地→ライド呼び出し…を何回か繰り返せば相当の高さからの飛行が可能である。
それでも超えるのが難しいような障害物に出くわしたらオオニューラの出番となる。

落下中でも呼び出せるため、高所からのダメージを防ぐことができるが、ボタン操作を誤るとそのままダメージを受け、高度によっては一発で落下死となり、アイテムをロストするので注意。
なお水上に落ちた場合はどれだけ高い所から落ちてもノーダメージ

  • 入手方法
純白の凍土に野生のワシボンが生息しているので、捕獲して進化させれば入手できる。進化方法は原種と同じレベル進化。
また、ウォーグル自体もキッサキ神殿上空を飛び回っているので、神殿奥でライドを受け取った場所からウイング系のボールを投げて捕獲できる。


【バトルでのヒスイウォーグル】

タイプはネイティオをはじめ同士が多いエスパーとひこうの複合だが、本作ではウォーグルのみ。
ステータスは原種から攻撃と素早さを下げ、特攻に回し、防御・特防を下げてその分HPを上げた形になっている。
この通り全種族値が原種からガラッと変わっており、原種の面影はもはや皆無。
そのため特殊寄りの両刀型になっている……のだが、正直な話バランスはよろしくない。
なにしろ攻撃と素早さが大きく下がったにもかかわらず耐久は分からないくらいほんのちょびっとだけ伸びただけで、得たものはほぼ特殊火力だけと割に合っているとは言いがたい。
ちなみに攻撃種族値はワシボンと変わらない83だが、立派な見た目に進化したのに攻撃力が下がるのは流石に不自然だと開発に判断されたのだろう。すぐ後に進化前の小熊より非力な進化形が出てきてしまったのでこの推測が合っているかも怪しいが…
しかも弱点5耐性4と言う事もあり総合的な耐久は原種よりむしろ下がっている。
だが、この性能になってしまったのは特性と技を見ればわかるはず。

特性は原種の隠れ特性である「まけんき」がなんと「いろめがね」に変更された。
エスパー技もひこう技も半減されにくいタイプなのであまり相性は良くなさそうに見えるが、重要なのは専用技との組み合わせにある。

その専用技が「オーラウイング」。
この技は急所に当たりやすく、自分の行動順を早める効果のあるエスパー特殊技。
これで素早さが下がった点をある程度フォローできる。
そして、これがメインシリーズに来た際に威力80かつ急所に当たりやすく、自身の素早さを上げると言う強力な技へと変化したのである。
『アルセウス』の際は命中90で外す可能性があったがメインシリーズでは命中100なので外す心配もない。
そしてこれが「いろめがね」と噛み合っており、相手があくタイプでもない限り大ダメージ+素早さUPを確実に通す事が出来るのだ。
とりわけSVでは耐性を切り替えるテラスタルの存在もある為、耐性を変えて切り抜ける策を許さないのも強みだろう。

他の技はひこう技は原種譲りで一通り揃っており
サブウェポンとして「シャドーボール」「マジカルシャイン」「ねっぷう」「バークアウト」「こごえるかぜ」と一通り揃っている。
『アルセウス』では「マジカルフレイム」も使える。
何気にエスパータイプでは初の「ちからずく」持ちとなり、追加効果のある特殊技が多いウォーグルにとっては原種以上にかなり相性が良くなっている。
前述の「オーラウイング」はちからずく型だと相性が悪い為、「サイコキネシス」の足りない火力を補えるのも○。

積み技は原種譲りの「ビルドアップ」「こうそくいどう」と、ヒスイ種限定で「めいそう」。
また、「はねやすめ」で回復しながらの持久戦もこなせる。
一方補助に関しては汎用技以外は「おいかぜ」「あやしいひかり」程度。

総括すると、あまりよろしくないバランスの種族値を強力な特性と技で補うポケモンである。
原種とはまた違った戦い方を求められるのは間違いない。

【余談】

モチーフは北海道に生息する猛禽類「オオワシ」だと思われる。



追記・修正は大空を舞ってからお願いします。

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最終更新:2024年12月16日 16:43