ハクリュー

登録日:2021/08/26 (木) 03:31:21
更新日:2024/11/25 Mon 18:32:19
所要時間:約 8 分で読めます





オーラに包まれる神聖な生き物らしい。

天気を変える力を持つと言われている。


出典:ポケットモンスター、10話『カイリューの楽園、ハクリューの試練!』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon



『ハクリュー』とはポケットモンスターシリーズに初代から登場するポケモン


データ


全国図鑑No.148
分類:ドラゴンポケモン
英語名:Dragonair
高さ:4.0m
重さ:16.5kg

タイプ:ドラゴン
特性:だっぴ(毎ターン30%の確率で状態異常が回復する)
隠れ特性:ふしぎなうろこ(混乱、メロメロ以外の状態異常の時に防御が1.5倍になる)

HP:61
攻撃:84
防御:65
特攻:70
特防:70
素早さ:70
合計:420

努力値:攻撃+2

ミニリュウがレベル30でハクリューに進化。ハクリューがレベル55でカイリューに進化する。


概要


カイリューの進化前。こちらは単ドラゴンタイプで、特性も異なる。
生息地は少ないものの稀に湖や海でその姿を見ることができる神聖なポケモン。

ミニリュウと比べてより長く伸びた胴体に加えて首元や尾に青い水晶玉が付き、額からは角が生え、耳は翼型に変化している。
この翼はアニポケの進化シーンを見る限り、進化する際にカイリューの翼に変化する様だ。
ギエピーでは、この水晶玉がものすごく価値があるものと設定されていたが、カイリューに進化すると失われてしまうらしい。
一見すると口が無いように見えるが、実は顎の下部分(通常は死角になっていて見えない)に小さな口があり、ものを食べたり笑顔になった時に確認できる。
体はミニリュウ同様にツルツルしているが隠れ特性が不思議な鱗なあたり鱗はある模様。

全身が光ると体内に溜めたエネルギーを水晶玉から放ち、雨を降らせたり雷を落としたりと天候を変える
その為、め農業関係者に太古から崇められており、ハクリューが住む湖には供え物が絶えない。

設定上は空を飛ぶ事も可能だが、何故か『そらをとぶ』を覚えない。
その分、アニポケでは当たり前のように空を飛ぶのだが、『ピカチュウたんけんたい』やSM編以降では空を飛ぶ際に翼型の耳を大きく広げて飛ぶようになった。
また、ハクリューに乗って飛ぶ際には昔のシリーズでは特別な装備がなくても騎竜できていたが、SM編以降ではツルツルしているので乗れないという事になった。


ミニリュウだろ? ハクリューだろ? カイリュー……カイリューだけなんか違う。

言われてみれば……もっとミロカロス的になってもいいよな?

だろ? なんで手足が生えたんだ……?


出典:ポケットモンスター、10話『カイリューの楽園、ハクリューの試練!』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


ハクリューまでは青系の美しい『東洋の龍』という外見だが、カイリューは黄色で可愛い『西洋の竜』という外見になり、これまでとデザインの方向性が一気に変わる。
アニポケの新無印編でも上記画像の様に「ミロカロスみたく進化してもおかしくないのに」と突っ込まれていた。
これはカイリューだけデザイナーが異なるのを同じ進化形として設定したためらしい。

ちなみにアニポケではカイリューへの進化を「誰かを助ける為に手足が生える」と理由付けしている。


進化前・ミニリュウ




長い間幻のポケモンと呼ばれた。わずかだが水中に住んでいることが分かった。


全国図鑑No.147
分類:ドラゴンポケモン
英語名:Dratini
高さ:1.8m
重さ:3.3kg

タイプ:ドラゴン
特性:だっぴ(毎ターン30%の確率で状態異常が回復する)
隠れ特性:ふしぎなうろこ(混乱、メロメロ以外の状態異常の時に防御が1.5倍になる)

  • 種族値
HP:41
攻撃:64
防御:45
特攻:50
特防:50
素早さ:50
合計:300

努力値:攻撃+1


ハクリューの進化前。
蛇の様な手足が無く細長い体が特徴。頭と背は青、腹は白に分かれる。
額には白く丸い部分があり、耳は鰭のような形である。
ちなみに進化後のハクリュー同様、一見すると口が無い様に見えるが、実は顔の大きな丸い部分の下端に小さな口があり、
ポフレやポケマメを与えるとこの口を開けてちまちまと食べる。

子供でも2メートルほどの大きさがあり、激しい滝を住処にしている。
体内のエネルギーが大きくなる度に脱皮し、体を長く伸ばしていく。

リトルバトルでは物理型・特殊型のどちらを選択するかで使い勝手が大きく異なる。
物理型はやはり「しんそく」と「りゅうのまい」の存在が魅力。
サブウェポンが「アクアテール」「アイアンテール」程度と乏しいが、ドラゴンとの相性補完としては悪くない。
特殊型は「りゅうせいぐん」「10まんボルト」「だいもんじ」「れいとうビーム」と使いやすい技が揃っている。
同ルールに参加できるドラゴンの中でも優秀な特殊アタッカーと言える。


ゲーム


赤緑ではミニリュウがサファリゾーンで出現するが、ハクリューは野生で出現しない。
ピカチュウ版では後述のアニポケからの逆輸入でサファリゾーンにてミニリュウ共々釣れるようになった。
その後のシリーズでは釣りで出現するケースが専らだが、シンボルエンカウント方式の剣盾では、
カンムリ雪原にあるボールレイクの湖畔で天候が雷か霧のときに水上に固定シンボルとして出現する。

トレーナーでは赤緑ではワタルが二匹、金銀でイブキがなんと三匹も手持ちに加えている。


対戦


進化後とのタイプと特性の違い、「しんかのきせき」の存在から耐久型で使われることがある。
特性が両方とも唯一の回復技「ねむる」と相性が良いことから、いわゆる「ねむねごテール」型が主流。
特に「ふしぎなうろこ」型の場合は確実に2ターン眠り続けるため、「ねごと」は必須と言える。
しかし、「ドラゴンテール」が無効のフェアリータイプが登場してから以前よりも運用は難しくなった。
どくどく」「でんじは」等の補助技を駆使して上手く立ち回りたい。

「ひかりのかべ」を覚えるため、努力値をHPと防御に振っている場合でも特殊攻撃を受けることが可能。
「つるぎのまい」等積みアタッカーの対策として「くろいきり」もあり。
「ドラゴンテール」以外の攻撃技は対鋼の「だいもんじ」、先制技「しんそく」、高耐久の相手用の「りゅうのいかり」等が候補。
耐久型と相性の良い「はねやすめ」が使えない点に注意。

進化前でありながら第五世代でオノノクスクリムガンが登場するまでの14年以上の間、単ドラゴンタイプで最高の種族値の持ち主だった*1
また旧ピカチュウ版、ポケモンスタジアム2で遊べるイエローカップでは「でんじは」「こうそくいどう」を活かしてなかなか活躍できた。



アニメ


無印でミニリュウがかつて伝説のポケモンと呼ばれていたこともあり、野生・トレーナー産共にあまり登場しない。
野生で登場する際もSM編・新無印編まで単体登場が基本だったほど。
ミュウツーの誕生』ではポケモン探査船がふたご島200海里で未確認ポケモンを発見し、それがハクリューだと確信したと言及されている。

金銀編のOP3『Ready Go!』では何故か冒頭の扉のシーンで伝説や幻のポケモンと共にハクリューが描かれている。
神聖なポケモンとはいえそこは伝説(ゲームでは幻)と言われていたミニリュウの方が相応しいのではないのだろうか?

サトシのハクリュー


出典:ポケットモンスター、10話『カイリューの楽園、ハクリューの試練!』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


新無印編10話に登場。仲間のカイリューと共にサトシを助けた。ちなみに♀。
元々はカイリュー系統だけが住む幻の島に住んでいたハクリューの一匹。
これまでのハクリューは当たり前のように空を飛んでいたし、この島にいるハクリュー達も飛べるのだが、この個体だけ空を飛べない落ちこぼれだった。
しかしサトシとの修行を経て『りゅうのまい』を覚えた事で空を飛べるようになる。
直後にロケット団のホエルオーが大暴れして、サトシが宙に投げだされ渦に落ちそうになった際、サトシを助けるためにカイリューに進化しゲットされた。

進化してゲットされたためハクリューがサトシの手持ちにいた期間はないが、
90話にてディアルガの力でカイリューが退化してしまいハクリューが再登場した。空を飛んでいることから竜舞を覚えている状態のようだ。
しかしその後ミニリュウにまで退化されてしまい、最終的にはタマゴに戻った。事件解決後はカイリューに戻っている。

カイリューになってからの活躍はサトシの手持ち(新無印編)にて。


スイレンのハクリュー



出典:ポケットモンスター サン&ムーン、86話『ココにきめた!ポケモン湯けむりパラダイス!!』、
16年11月17日~19年11月3日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

スイレンのライドポケモン。
スイレンが『ウルトラガーディアンズ』として活動するために、エーテル財団が空を飛ぶ用として用意していたポケモンのため正確にはスイレンの手持ちではない。

『ウルトラガーディアンズ』の活動が大変なせいか肌が乾燥気味らしい。

イブキのハクリュー

始めはミニリュウとして登場。
進化の時が近づいており力を溜めていたが、ロケット団戦の時にハクリューに進化した。
その後はサトシのリザードンと共に逆鱗を発動したカイリューを鎮めた。
フスベジム戦ではピカチュウと戦い勝利したが、リザードンとの戦いに敗れた。

BW2編では上記のカイリューがイブキの手持ち入りしていたため出番なし。

アメリアの色違いハクリュー



出典:ポケットモンスター XY&Z、16話『マスタークラスへの試練!どうするセレナ!?』、
2015年10月29日~2016年11月10日まで放送。
OLM Team Kato、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

フレイシティのお嬢様であるアメリアの手持ちポケモン。
アメリアはポケモンパフォーマーをしており、エーフィとこの色違いハクリューに合わせて紫色のコーディネートをしている。
……ハクリューが進化したらどうするんだろう。

お嬢様の手持ちだからかエーフィ共々優雅な動作をする。

サファリゾーンのハクリュー

『ミニリュウの伝説』に登場する30年ほど前にサファリゾーンの管理人カイザーが発見したミニリュウが進化した個体。
カイザーはアニポケの歴史で初めて伝説と呼ばれたミニリュウを発見したのだが、それが原因で多くの人がミニリュウ狙いで来たためサファリは荒れ果ててしまった。
今ではミニリュウを産み竜の谷の湖に隠れ住んでいる。

AG編152話のハクリュー

AG編152話『ハクリューの湖』に登場。
ハクリューが住むと言われた釣りの名所である湖があった所に大量のシザリガーが出現したせいで他のポケモンや魚が住めなくなったと語られる。
ボート小屋管理人のアサギとその祖母ヒサメのためにシザリガー対峙に奮闘するサトシ。
その後、ナミダバシ産業という不動産から受けた立ち退きを住人が拒否したため、それを追い出すためシザリガーを放ったということが判明。
不動産の社長は子供の頃に湖で溺れたトラウマから湖を潰してレジャー施設を作って一儲けしようとしており、後に設計屋としてのロケット団と共謀。

湖の利権を賭けてサトシのヘイガニと社長のシザリガーが戦い、あと一歩でサトシが勝利という所でロケット団が弱ったシザリガーを奪おうとする。
サトシ達は連携してロケット団のロボットを撃墜するも、その衝撃でサトシ達の乗っていたボートが転覆。

社長は溺れかけるも湖の主であるハクリューとヒサメに助けられ、また子供の頃に溺れた時に助けてくれたのもハクリューとヒサメだったと知る。
「命の恩人の住む湖を埋めるわけにはいかない」と社長はレジャー計画を中止した。

SM編31話のハクリュー

SM編31話『ライチ登場!泣いて笑って、島クイーン!!』に登場。
船でサトシ達とライチがアーカラ島に向けて移動中、複数のハクリューが海でイルカの如く跳び回っているのを目撃した。

ポケットモンスターSPECIAL


四天王ワタルの手持ちとして二匹登場。
一匹はクチバシティ主催の『サマービーチなみのりコンテスト』の優勝賞品だったが、
ワタルの竜を操る力のせいか、それとも元々手持ちだったのか不明だが、突然暴れ出した後ワタルの配下となった。

ちなみにこの際『はかいこうせん』でクチバシティを壊滅させている。
一応一大行事であるコンテストのために町に誰もいないはずとワタルはフォローしているが(同時に一人か二人は死んだかもしれないとも言っている)。

なお二匹とも特殊能力を四つも持つ。
  • 海と空を自在に駆ける力
  • エネルギー波を自在に曲げる力
  • 天候を操る力
  • ハクリュー二匹による連携攻撃
ワタルは上二つを小回りの利く敵用、下二つを強敵用に区別している。

この二匹とギャラドスが協力して作る巨大な泡は溶岩の熱も耐える。
しかしサカキスピアーの『ダブルニードル』は防げなかった。



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最終更新:2024年11月25日 18:32

*1 そもそも他の単ドラゴン自体が、同じく進化前であるタツベイ・コモルーしかいなかったというのが大きいのだが。