Aウイング(STAR WARS)

登録日:2021/01/16 Sat 17:50:52
更新日:2024/11/16 Sat 00:49:51
所要時間:約 7 分で読めます






「グリーン・リーダー、準備よし」



Aウイング(A Wing)とは、スターウォーズ・シリーズの登場兵器。
クワッド・システムズ・エンジニアリング社の製造した、敵戦闘機とのドッグファイトに特化した機体である。

反乱同盟軍を代表する機体としてXウイングYウイング、Bウイングと共に活躍しており、艦隊戦や第二デス・スターの破壊作戦に動員された。




性能

製造 クワット・システムズ・エンジニアリング社
通称 Aウイング・スターファイター
正式名称 RZ-1 Aウイング・インターセプター
分類 インターセプター
役割 護衛
   強襲
   索敵
全長 9.6 m
MGLT 120(初期設定は150)
最高速度(大気圏内) 1,300 km/h
武装 RG-9レーザー砲2門
   HM-6コンクションミサイル
装甲 フェロセラミック装甲
乗員 1名



機体概要

外観

かつてのジェダイ・スターファイターを彷彿とさせるA字の楔形機体で、中心部にコクピットを備えた左右対称型。
両翼にレーザー砲を備えており、後部エンジンには2つの垂直尾翼が配置されている。
機体カラーは白。中心部分に赤や青のストライプが入っている。

速度と攻撃性能に特化しており、装甲・シールド機能ともに非常に貧弱。
ハイパードライブを搭載する相変わらずの高コスト設計から反乱同盟軍の懐を圧迫していたが、インターセプターが得意とする一撃離脱戦法に有用だったことから熟練パイロットは高い戦果を挙げた者もいた。


武装

メインの攻撃手段は主砲のレーザー砲2門で、対スターファイター戦ではかなりの威力を発揮する。
サブ攻撃手段としてコンクションミサイルも搭載されており、劇中ではスター・デストロイヤーのシールドジェネレーターを破壊した。


機動力

TIEインターセプター(100MGLT)を超える120MGLTを誇る超高速機であり、戦闘機同士のドッグファイトが主な任務。
「Star Wars: X wing」を初めとするフライトシム作品でも「防御力を犠牲に機動力を向上させたドッグファイト用機体」として登場する場合が多く、オールラウンダーなXウイング、爆撃に特化したYウイングと共に各用途に合わせた調整となっている。V作戦
銀河一早いガラクタが75MGLTの初期設定では最高速度150MGLTを誇ったが、徐々にナーフされていき120になった。しかし依然TIEインターセプターを超える速度は健在。






劇中の活躍


映画本編ではEP6クライマックス「エンドアの戦い」にて登場。

鹵獲したインペリアルシャトル「タイデリアム」で歩兵小隊を潜入させて地上にあるシールド基地を破壊させた後、ハイパースペースから出現した艦隊でデス・スターを奇襲。
旗艦「ホーム・ワン」を初めとするモン・カラマリ・スタークルーザーを母艦に、Xウイング・ファイターやYウイング・ファイターに混じってデススター破壊のために出撃した。

しかし反乱同盟軍の襲撃は予知されており、艦隊がデススターの至近距離まで接近した場合に備えてあらかじめ帝国軍艦隊が待機していた。
デス・スターのバリアも依然健在であり、撤退を試みようとする反乱軍に大量の帝国軍艦隊が迫る。

それでもなお諦めなかったランドやアクバー提督。イウォークの助けを得た地上の歩兵小隊がついにバリアを解除し、ランドたち突撃隊は次々と内部へ突入する。
一方のアクバー提督は彼らを守るため、接近してきたスター・デストロイヤー艦隊の迎撃を開始。
シールド装置を破壊後、操縦不能に陥ったアーヴェル・クライニッドのAウイングがスーパー・スターデストロイヤー「エグゼクター」のコクピットへと一直線に突っ込む。
制御を失ったエグゼクターは、そのまま重力に引かれて垂直にデススターへと落下、地上に刺さって大爆発を遂げた。
そのほか、スター・デストロイヤー「デヴァステイター」もこの戦いの際にAウイングによって轟沈している。


続くEP8では、RZ-1の後継機となるRZ-2 Aウイング・インターセプターが登場。
基本的なシルエットは変わらないもののエンジンがグレードアップし、より早く飛べるようになった(120MGLT→125MGLT)。
銀河内戦時代と同様、新共和国・レジスタンス側の戦力として活用されている。



外伝(正史)での活躍


ヤヴィン以前の反乱軍を描く「反乱者たち」では、初期の活躍が描かれた。
元々レジェンズ設定ではヤヴィン後に開発された新型機という設定ではあったのだが、EP2ジェダイスターファイターなどの原型機が登場したことにより設定調整も兼ねて「ヤヴィン以前から存在する機体」ということになった。
お前んちの機体全部オンボロの旧式じゃねーか!
初期反乱軍の友として戦線に投入され、青色に塗装され対戦闘機戦で活躍していた。

NINTENDO64のゲーム『スター・ウォーズ 出撃!ローグ中隊』では、機動力の項の通りに速度に優れる一方で耐久面が弱い機体として登場。
サブウェポンとして振動ミサイルを装備しており、装弾数はXウイングのプロトン魚雷6発と比べて2発多い8発。
墜落した友軍船を探索・救助するノナ号と、敵物資と敵戦闘機部隊に電撃戦を仕掛けるタロロアン上空にてデフォルト使用機体に設定されている。

余談


  • ベース機故の弊害
新三部作公開後はジェダイスターファイターをベースとしているという設定が採用されているが、それに伴い「ジェダイの操縦前提の機体構造のため、クセが強く熟練パイロットでないと操縦しにくい」という設定が追加された。
なお、帝国軍の主力機体であるTIEファイターもジェダイスターファイター「イータ2インターセプター」をベースにしており、TIE系列とAウイング系列は事実上腹違いの兄弟ということになる。

  • カラーリング
元々は青色になるはずだったが、ブルーバックで撮影すると透けてしまうという撮影上の都合からEP6撮影時に赤色に改められた。
このため、BB素材化の必要のないCGアニメ「反乱者たち」や近年のゲーム作品などでは青色バージョンも多く登場する。







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最終更新:2024年11月16日 00:49