オートローラーズ

登録日:2020/07/18 (土曜日) 18:16:43
更新日:2024/09/07 Sat 12:50:36
所要時間:約 5 分で読めます





オレ達はな、今はデストロンの手下となっているが、
手柄を立てていつかは天下を取るんだ!

オートローラーズとはアニメ『ビーストウォーズⅡ 超生命体トランスフォーマー』に登場する部隊である。


【概要】


デストロンの傭兵部隊。主に惑星ガイアでの前線基地の建設に従事している。アルテミス曰く「デストロンの縁の下の力持ち」。
初登場は第2話。工作機械をスキャンする前は『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』に登場したプロトフォームのような姿だったが、講談社『決定版ビーストウォーズII 超百科』ではこの人型は戦闘員と紹介されていた。オートローラーズ登場後も第7話に登場しており、同書の解説によれば「普段は基地内で行動している」らしい。
後のビッグモスの回想でオートスティンガーがスキャン後の姿をしていたのはトランスフォーマーではよくあることだからあまり気にしないように。

惑星ガイアに住み着いていたインセクトロンとは過去に傭兵部隊として戦ったことがあり、ビッグモスはオートスティンガーに命を救われたこともある。

デストロンに雇われた傭兵のため、普段はダージ&スラストの漫才コンビにも顎で使われてしまうほどだが、惑星ガイアでの戦いを左右するアンゴルモアエネルギーを貯蔵し利用できる前線基地を作り出せることから、スクーバ「デストロンで本当に恐ろしいのはオートローラーズ」とも言わしめている。
オートジェッター「ヒ~ヒヒヒヒッ! 最高の誉め言葉だぜ!」


【メンバー】


親衛隊長 オートスティンガー


「やはりあの時倒しておくべきだったな!」

CV:宮澤正

身長:2.8m
体重:4t
スピード
マシンモード:140km
ロボットモード:75km
ジャンプ力:3m
最大パワー:90万馬力
テックスペック
パワー9 知能9 スピード7 耐久力10 階級8 勇気10 火力9 テクニック9 合計71

オートローラーズのリーダー。ダンプカーに変形する。
リーダーだけあり部隊の中では冷静かつ実直な性格。
設定では傭兵として宇宙に名を轟かせた武人だが、処刑寸前にガルバトロンに助けられ、
直属の親衛隊長としてガルバトロンに忠誠をつくしているとされているが、冒頭のように野心家としての面もある。
とはいえ、度重なる失敗のためにその後も行動を起こしていないためニューリーダー病患者というわけではない(後に中の人は実写版演じる)。

かつて惑星ガイアより何光年も離れた「惑星ドロスの聖戦」にて傭兵として参加し、敵であるビッグモスを「自分と同じ傭兵だったから」として助けたことから、恩返しとしてデストロンに協力するように仕向けた。

武器は右腕から発射する「オートミサイル」(スティンガーミサイルとも呼称)と左腕のアームから繰り出す電磁攻撃「スティンガーペンチ」残念ながら散髪には使えない。


陸上親衛隊 オートクラッシャー


「相変わらずの力技か、パワーハッグ!」

CV:上別府仁資

身長:2.7m
体重:4.5t
スピード
マシンモード:120km
ロボットモード:60km
ジャンプ力:3m
最大パワー:89万馬力
テックスペック
パワー9 知能8 スピード6 耐久力9 階級7 勇気9 火力8 テクニック9 合計65

隊員の1人。ブルドーザーに変形する。前線基地を作るために森林伐採を行うこともある。
設定では「軍人気質」「鬼軍曹」とされているが、実際はオートスティンガーに次いで冷静沈着。
要塞建設の仕事も「この仕事、好きだけどな」と不満を言わないなど温厚な面もある。
インセクトロンの中ではパワーハッグと因縁があり、インセクトロンと乱戦になった際にはパワーハッグと闘っていた。

武器は右腕からの「オートミサイル」と左腕の丸鋸「スピンソー」


航空親衛隊 オートジェッター


「お前ら、あのスタースクリームに顎でこき使われて頭にこないのか?」

CV:小和田貢平

身長:2.7m
体重:2t
スピード
マシンモード:120km
ロボットモード:77km
飛行速度:マッハ6
ジャンプ力:10m
最大パワー:69万馬力
テックスペック
パワー7 知能7 スピード9 耐久力8 階級6 勇気8 火力8 テクニック9 合計62

隊員の1人。F/A-18スーパーホーネットに変形する。飛行可能なため、機体からアームを出してオートスティンガーを運ぶ事もあった。
メンバーの中では攻撃的な性格で、時折後のラリホーのごとく「ヒ~ヒヒヒヒッ!」と甲高い笑い声を上げる事もある。
両手がミサイルになっていて不便そうだが、劇中では器用に運搬や溶接などの作業をこなしていた。
インセクトロンの中では本人曰く「根暗」なドリルナッツを嫌っている(当のドリルナッツからは『すぐカッとなるお前と違って慎重なだけ』と言い返されていた)。
一方テックスペックではトンボがエアインテークに入って墜落した事がトラウマになっているためトンボットをライバル視している。

武器は両手からの「ジェッターロケット」とジェットモード時に機体下部に配置した6つの砲門から放つ「ジェノサイドビーム」


突撃親衛隊 オートランチャー


「メガストームの大将に言ってやって!言ってやってぇ!」

CV:岩崎征実

身長:2.6m
体重:3.8t
スピード
マシンモード:110km
ロボットモード:70km
ジャンプ力:3m
最大パワー:80万馬力
テックスペック
パワー8 知能8 スピード7 耐久力9 階級6 勇気8 火力9 テクニック7 合計62

隊員の1人。装甲車に変形する。
ヒーロー顔と赤と白の目立つカラーリングの割にメンバーの中では地味であり、隊員の2人が出撃しているにもかかわらず1人出撃していなかったりする。単独の台詞も第12話から。
設定では「目立ちたがり屋」だが、ケイブンシャの『ビーストウォーズII大百科』では「要塞建設の好きな働き者」と紹介され、本編でもオートクラッシャーの意見に同意している。
戦闘シーンもロクに描かれなかったため、第20話の総集編で新規の戦闘シーンが描かれたりした。

武器は胸部から発射するディスクミサイル「デッドランチャー」と右腕に持つ「ランチャースピア」


【活躍】


第2話にてオートローラーズの4人はメガストームにより惑星ガイアの古代都市のコンピュータから、工作機械をスキャンし、トランスフォーム能力を得る。以後要塞作りに従事する。

それまでは台詞も出番もなかったが、第10話ではインセクトロン退治に志願。オートスティンガーはビッグモスと接触し、過去の因縁を引き合いに出し、恩返しとして自分達に味方して欲しいと頼む。
ビッグモスはオートスティンガーの言葉に葛藤するも、ライオコンボイのミサイルからオートスティンガーを救ったため過去の恩を帳消しとする。
その後、洞窟の中で決着をつけようとするも、スタースクリーム&BBの放ったミサイルにより、洞穴で生き埋めにされそうになるも様子を見に来たライオコンボイ達に両軍とも助けられる。

第11話では、インセクトロンの1人シザーボーイとタスマニアキッドを捕虜にし、インセクトロンの住処に案内させようとするも、インセクトロンのパワーハッグとドリルナッツの妨害により谷から落下し、デストロンの母船の前にて戦闘になるも、駆けつけたサイバトロンにより失敗。

第12話では、インセクトロン退治に失敗したため要塞基地の建設に逆戻りとなるも、納得いかないオートジェッターはオートスティンガーに武器を向ける。
オートスティンガーはラストチャンスとして、要塞基地が汲み上げているアンゴルモアエネルギーをジャングルにぶちまけて、インセクトロン全滅を謀るが、
それを察知したスタースクリームがBBにアンゴルモアエネルギーのパイプの元栓を開かせ、逆に自分の地位を狙うオートローラーズ全滅を謀る。
オートローラーズは先に捕らえたスクーバとともに、突貫工事でバイパスを作るも、第9話でオイルで酔いつぶれて行方不明になっていたガルバトロンがドラゴンモードでアンゴルモアエネルギーを取り込み巨大化。オートローラーズはサイバトロンと協力し、アンゴルモアエネルギーをガルバトロンに大量に体内に摂取させることによりガルバトロンを爆発させ、鎮圧に成功する。

第15話では、オートスティンガーとオートクラッシャーがサイバトロン基地の見張りを任されるも、中の騒ぎ(ジョイントロンとダージ&スラストのパーティ)に怪しんだり、ジョイントロンのもてなしに「な、何だこいつらは?」「踊ってるよぉ」と動揺し、ジョイントロン合体したトリプルダクスの圧倒的な強さの前に撤退。

その後も要塞建設→戦闘→撤退、敗れた漫才コンビの運搬などたびたび顔こそは出すものの、台詞もなく戦闘でもあっさりやられてしまう役割が描かれ、大きな活躍はなかった。

第38話ではサイバトロンのシャトル発射を阻止しようとするも、結局阻止できず、サイバトロンは人工惑星ネメシスに乗り込む*1
デストロンもその後を追うが、オートローラーズは惑星ガイアに残留。

第39話の総集編では回想シーンで申し訳程度に登場し(台詞は新録で本編と一部台詞が異なる)、第41話にてネメシスの力により、アンゴルモアエネルギーが噴出す様を見ていたのが最後の出番となった。

漫画版では主役を張るエピソードはないが、本編同様前線基地建設に精を出していた。また彼らが設置したと思われる温泉…もといアンゴルモア処理施設がスタースクリーム達のサイボーグビースト化のきっかけとなった。またアニメ本編と違い最終決戦に参加している描写がある。

ネオ』の最終回ではセイバートロン星に帰還したようで、オートスティンガーとオートジェッターが復興に励んでいることが確認できる。


【玩具】


玩具は機体を前進・後退させることにより*2ギアが連動して自動変形するギミックを持つ。車体後部スイッチにより前進で変形・転がし走行状態に切り替わる。

オートスティンガーとオートクラッシャーが『トランスフォーマーG-2』のダートバグ、ロードブロックのリカラーで、そちらでもデストロン(ディセプティコン)所属。

オートジェッターとオートランチャーは元はキャンセル品だったが、晴れて発売となった。初期のカタログにて『G-2』時代の物と思われるカラーリングが確認できる。またこの2体は車体後部スイッチに後退で変形が追加された。

またはそれぞれ、インセクトロンとの対決セットも発売されている。
 「VS-17 秘境の対決(ビッグモス、オートスティンガー)」
 「VS-18 重装甲の対決(パワーハッグ、オートクラッシャー)」
 「VS-19 成層圏の対決(トンボット、オートジェッター)」
 「VS-20 円盤の対決(マンティス、オートランチャー)」

オレ達はな、いまは新規項目を立てているが、
追記・修正されていつかは良項目になるんだ!

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最終更新:2024年09月07日 12:50

*1 声優が兼役のためか、オートランチャーにのみ台詞あり

*2 所謂転がし操作