アフリカのサラリーマン

登録日:2019/12/03 Tue 22:21:25
更新日:2023/09/12 Tue 07:50:44
所要時間:約 5 分で読めます






サバンナも食物連鎖もカンケーない。

日本的社会を生きるアフリカのサラリーマンたちの汗と涙の社畜コメディ!



『アフリカのサラリーマン』とは、日本漫画作品及びそれを原作としたアニメ作品である。


概要

作者はガム氏。
pixivコミック内『ジーンピクシブ』(KADOKAWA運営)にて2014年12月26日より連載中。但し、一部話は掲載期間が終了している。

所謂「擬獣化モノ」であり、人間社会さながらのアフリカで会社員として働く動物達の日常を描くギャグコメディ。
社会風刺や時事ネタもさることながら下ネタや暴力描写等の際どいブラックジョークも数多く、特に後者に関しては「面白い」と捉えるファンも「不愉快」と捉えるアンチも存在し、その遠慮を知らない突き抜けたやりすぎぶりは人を選ぶ。

2019年10月よりアニメが放送開始。制作はProduction I.G。
場面によって2Dと3Dを使い分ける独特の手法で描かれている。



登場キャラクター

主人公勢

CV:大塚明夫
一人称は「僕」。「アフリカ商事」に勤める中間管理職。
無茶ぶりばかりの社長や個性的過ぎる部下達の間で板挟みになっている苦労人。
百獣の王だけあって見た目はかなり厳つく、草食動物達を始め周囲からよく怖い人(?)物と勘違いされているが、実際のところは至って温厚な性格で尚且つ何処か天然。
自業自得とはいえ周囲から雑に扱われているオオハシのことも彼なりに思いやっている等、心優しい一面もある。
おじさんキャラらしく、若い世代の流行りや文化には疎い。
既婚者で、絶賛反抗期中の女子高生の娘がいる。

  • オオハシ
CV:下野紘
ライオンとトカゲの後輩。
本作の汚れ要素の大半はコイツ一羽が担っている。
厚顔無恥を絵に描いたような奴であり、悪い意味で非常にマイペース。
自分の欲望を満たすことを最優先に動いており、その過程で他人が迷惑を被ること等は全く考慮せず、時には犯罪行為すれすれの行為すら平然とやってのける作中一番の問題児。というかクズそのもの。
特に女癖の悪さは筋金入りで、二股三股は当たり前。
一度「リモート同棲」と称して彼女達と携帯電話を繋ぎっぱなしにしていて、浮気がバレた際にはその彼女同士の言い争いを見て楽しむというクズ行為に走っている他、消費者金融から目を付けられながらも、3人いる彼女に支払ってもらっている。
常にハイテンションで周囲にウザがらみしており、ふとした拍子に奇声や絶叫を揚げている。
一方で凄まじい社畜気質でもあり、に轢かれて死にかけながらも自力で復活してそのまま会社に向かったこともある。

  • トカゲ
CV:津田健次郎
ライオンの後輩でオオハシの先輩。
しかし、オオハシからは常にため口で接されており、先輩扱いされたことは殆どない。
3匹の中では一番真面目な常識人であり、この作品の数少ないツッコミ役。
同時に何かと騒動に巻き込まれて頻繁に尻尾を切られているような不憫な目に遭っている苦労人。
イケメンらしく、シシ村とゴリ美に目を付けられており、彼女らによって頻繁に血まみれのボロボロにされている。
一方、彼女たちから痴漢冤罪を掛けられたオオハシを庇う為に彼が熟女フェチであることを叫ぶなど、ふとした拍子に常軌を逸することも少なく無い。
既婚者で妻がいるが、オオハシ曰く出来ちゃった婚らしい。

その他社員

  • カメ社長
CV:石田彰
アフリカ商事のトップ。
長いを生やし、頭に札束を乗せて見せびらかしている。
一見すると穏やかそうな雰囲気にを持つが、実態は社員たちを「社畜の皆さん」と呼んで何かにつけて減給をちらつかせたり、その場の思いつきの発言で周囲を振り回すブラック経営者。
幼い頃のオオハシとその悪友達にいじめられていた。

  • カラカル
CV:神谷浩史
人事部に所属。ライオンとラーテルの同期。
就活生だったころ、面接に向かう途中でオオハシ達にいじめられていたカメ社長をライオンと共に助けたことが切っ掛けで気に入られ、そのまま入社した。
気さくな人物だが、時には人事部としての権利をちらつかせることもある。

  • ラーテル
CV:鈴木達央
ライオン達の隣の部署に勤務する。
高卒で短気で喧嘩っ早い血の気の多い性格。
怖いもの知らずでギネスを取ったことが何よりの自慢であり、周囲が「怖い」と言う物には後先考えずに突っ込んで挑みに行っては死にかけている命知らず。というかただの馬鹿。
しかし、しぶとさも随一であるため、どんなに死にかけて満身創痍になってもいつの間にか生還している。
アニメ版では中の人の熱演・怪演によって興奮した際には台詞が殆ど聞き取れなくなってしまっている。

  • ミツオシエ
CV:河西健吾
ラーテルの部下。常に慇懃無礼な敬語で話す。
パワハラ三昧の毎日から常に鬱憤を溜めており、それを晴らすために周囲の人物に嫌がらせをして楽しむ陰湿な性格。
公立大を卒業している。

  • ツル
CV:斉藤壮馬
ライオン達の部署に最近入った新人。
黒い頭巾で顔を常に覆い隠しており、手裏剣や苦無を持ち歩いていたり、日報を暗号で出す、エクセルで頼まれた資料を「江苦世流」なる巻物に纏める、出社してもどこかに隠れている等、セキュリティに気を使い過ぎていたり、無駄に身のこなしの軽快なとことろがあり、その様は完全に忍者
新入り故にドジも多い。
人前では決して喋らず、文字の書かれたプラカードで筆談する。
実は結構なオタクであり、自宅には美少女のフィギュアがずらりと並んでいる。(自宅では青いジャージを着ている)
密かにYouTuberとして荒稼ぎすることを目論んでおり、有名ゲーム実況者の親友のアドバイスで会社の同僚たちの個人情報を暴露した動画を上げた結果*1会社の株価をナイアガラの滝のように落とした。
他にも、会社のバーベキューを欠席して本物の爆弾を作っていたりと、ある意味同じ鳥類のオオハシやミツオシエ以上の問題行為を連発している。

その他のキャラクター

CV:木野日菜
神出鬼没の謎の小動物。
両手に包丁を持ったハムスターの姿をしている。

アフリカ商事のライバル会社「TIGGER&LEOPARD」の重役。二人とも関西弁で話す。
ライオンの大学時代の同級生*2だが、大事に取っていた「アフアフプリン」のプリンを勝手に食われたことからライオンを凄まじく恨んでいる。
とあるコンペでライオン達と競合するが、敗北。
その後、オオハシから一度閉店したアフアフプリンの復活を聞かされ、ライオンからも罪滅ぼしに奢られることになったため、ライオンと和解した。

  • シシ村
CV:喜多村英梨
一人称は「あーし」。
ライオンの娘である女子高生のギャル。男に飢えている。
アニメ版ではゴリ美と共にCパート「アフリカのJK」に登場している。

  • ゴリ美
CV:小倉唯
一人称は「あちし」。
シシ村の親友であるメスゴリラ。
毎朝筋トレを欠かさないが、打ち込みすぎるあまり遅刻を繰り返しており、成績も悪い。




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最終更新:2023年09月12日 07:50

*1 その親友は個人情報は伏せるよう言っていたのだが、ガン無視していた

*2 但し、相性なのか「先輩」と呼んでいる