ポケットモンスター(アニメ第7シリーズ)

登録日:2019/11/27 Wed 09:29:52
更新日:2024/11/14 Thu 15:50:38
所要時間:約 32 分で読めます





夢と冒険と!

ポケットモンスターの世界へ!

レッツゴー!



出典:アニメ「ポケットモンスター」公式Twitter、https://twitter.com/anipoke_PR/status/1522523066256936961、22年5月6日発言、22年05月13日閲覧。
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon







◆概要

2019年11月から2022年12月までテレビ東京系列他で放送された、アニメ『ポケットモンスター』第7シリーズ。『ポケットモンスター サン&ムーン』の続編。全136話。

ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』以降は新作ゲームに合わせてタイトルが変更されてきたが、
本作は最新作『ソード・シールド』に因んだタイトルではなく、1997年から放送されていた無印編と同じタイトルである。但し、タイトルロゴは前作時代の劇場版と同じ青色のデザイン。
文章中敢えて区別する時は『新無印編』『青無印』『新アニポケ』『アニポケ第7シリーズ』『ポケットモンスター(2019年版)』等と呼ばれることが多い。

一部の例外を除き、原作本編最新作の舞台を冒険してきたアニポケだが、本作では全地方を舞台に掲げている。
『アニメディア』2019年12月号でのインタビューによれば、時代の流れでアニメを取り巻く子供たちの環境が変わってきたのを受け、ほぼ完全な1話完結型にする予定とのこと。
本作が開始当初こそ日曜日の夕方に放送されていた事も1つの要因とされている。
原作シリーズとは違って登場ポケモンの制約は無く、『ソード・シールド』に登場していないポケモンも区別なく選出されている。
第1話ではピカチュウがサトシに貰われる前の時期が描かれ、無印編第1話の一部を含めた過去の回想が新規作画によって描かれる。

スタッフは前作からそれなりに変化しており、それまで総監督を担当していた湯山邦彦はクリエイティブスーパーバイザーという(恐らく)監修担当となり、総監督はSM編で監督を担当していた冨安大貴が昇格。
監督は同じく前作の中盤から副監督を担当した小平麻紀が就任していたが、55話からはXY編から参加の大和田淳に交代。118話にて総監督が消え、冨安大貴と大和田淳がそれぞれ監督と副監督に降格した。
シリーズ構成は無印編以来の「シリーズコンストラクション」名義となり、無印編のカントー編中期から長年に渡って脚本を務めてきた米村正二が担当。
米村氏を含めた多数の脚本家が起用されており、藤咲淳一、宮田由佳、松井亜弥、冨岡淳広、面出明美が前作から続投。本作では新たに吉田玲子、赤尾でこ、土屋理敬、待田堂子、柿原優子が追加されている。
キャラクターデザインは前作の安田周平が単独で務める他、音楽は過去のテレビシリーズを全て担当してきた宮崎慎二から林ゆうきに交代した(過去作同様にゲームBGMのアレンジもいくつか使用されている)。

脚本は放送の1年前には既に完成しているようだ。
作画枚数も日常回は6000枚以上、バトル回にもなると8000枚以上でやっているらしい。これはXY編の時と同じくらい(XY編の平均枚数は岩根氏によると通常アニメ(約5000枚)の2割増しくらい)。

3話の放送よりミニコーナーとして、イラスト形式のクイズを出題する「ひらめきゲット!Let'sポケなぞ!!」がスタートした。担当は松丸圭吾と千本木彩花。

コマーシャルの前後に挟まれるアイキャッチは2種類ある。
1つはBW編、XY編、SM編にあったようなポケモンクイズのようなものであり、ポケモンの一部からポケモンを当てるようなものである。
もう1つはサトシとゴウのみのアイキャッチ。ポケモンクイズでは無いアイキャッチはBW編60話以来となる。
こちらのアイキャッチは71話以降の「ポケモンワールドチャンピオンシップス」と「プロジェクト・ミュウ」の回で使用される。

2020年4月26日の放送から新型コロナウイルスによって収録が出来なくなった影響で、5月末までの間は新話の放送を中止して1話から6話までの再放送。同年6月から最新話の放送と収録が再開された。

2020年10月9日より2年振りに放送時間が変更され、日曜日18:00の放送から金曜日の18:55の放送に移行された。

2022年4月1日を以ってアニポケ放送25周年を迎えた。

実質的な最終回を迎えた2022年12月16日にてサトシの卒業が発表。
そして、2023年1月から3月まで全11話の最終章『ポケットモンスター めざせポケモンマスター』が放送された。

◆あらすじ

アローラ地方からマサラタウンに帰郷して数日後、サトシはオーキド博士に連れられてクチバシティに開かれた新しいポケモン研究所を訪れる。
そこで目にしたのは、研究所の所長・サクラギ博士が港に出現することを予測した伝説のポケモンルギアだった。

バトルする為に追いかける内、ルギアの脚に直接飛び乗ってしまうサトシだが、尻尾には今にも落ちそうなもう1人の少年・ゴウの姿が。
…かくしてルギアと束の間の冒険を楽しんだ2人が記録したデータをサクラギ博士に見せると、その行動力を称えられリサーチフェロー(特別研究員)に任命される。

「ダンデに挑む」「ミュウにたどり着く」というそれぞれの夢を胸に、サトシとゴウはサクラギ博士の娘・コハルを時に巻き込みつつ、様々な地方でポケモンの世界に触れていく!


◆主な登場キャラクター

サトシを除く人間側のレギュラーキャラクターが全員アニメオリジナルなのは本作が初。DP以来の ダブル主人公方式。


◆その他のキャラクター

◆過去作から出演

本作は全地方を巡る構成上、例年のシリーズより過去作からの再登場が圧倒的に多い。
なのでその時は「サトシ(君)、久しぶり」→ゴウ「サトシ、知り合いなのか?」的な会話がお約束になっている。




◆本作初出

『剣盾』のキャラクターに加えて、アニメオリジナルキャラクター、そしてアニポケに未登場だった過去作の原作キャラクターも登場している。


◆その他

CV:市村正親
CVは『ミュウツーの逆襲』と同じだが、同一個体かまでは分からない為、「その他」に記載する。


◆放映済みエピソード


◆主題歌

◾︎OP
  • 『1・2・3』
読みは「ワンツースリー」。
これからポケットモンスターの世界へ飛び込む者と、かつて飛び込んでいた者の冒険を描いた楽曲。あちこちにゲームやアニメの音源が組み込まれている。
最大の特徴は「継承」で、使いまわし歌い継ぎ系のオープニングテーマ。

◾︎ED
  • 『ポケモンしりとり』
作詞・作曲・編曲:パソコン音楽クラブ
プロデュース:増田順一
歌:ポケモンキッズ2019
『ポケモンいえるかな?』シリーズに近い楽曲で、電子音のバックミュージックに合わせタイトル通りポケモンの名前でしりとりを行う。
サビ部分のアニメ映像は『ポケットにファンタジー』のようにポケモンのイラストが並んでいるが、よく見るとそれもしりとりになっている小ネタつき。また「しりとり」だからか、お尻をフリフリするピカチュウたちがかわいい。
しりとりの内容は第2話から第19話までが1番(ピカチュウ→ミュウVer.)、第20話からは2番(ミュウ→ザマゼンタVer.)となっていたが、放送枠が金曜日に移動した40話からは1話ごとに1番と2番が交互に流れている。
流れた期間は2話〜70話(内7話は後述のふしぎなふしぎな生きもの)の62話と前作の「ポーズ」を僅かながら上回った。

  • 『ふしぎなふしぎな生きもの』
作詞・作曲:岡崎体育
編曲:野村陽一郎
うた:トータス松本
劇場版ポケットモンスター ココ』テーマソング。
48話から54話までテレビ東京系列本放送時でのみ使用。

  • 『バツグンタイプ』
作詞・作曲・編曲:パソコン音楽クラブ
プロデュース:増田順一
歌:ポケモンキッズ2019
71話から135話まで使用。
ポケモンのとても複雑なことで有名なタイプ相性を題材にした楽曲。
歌詞は『ポケモンしりとり』同様、1番と2番が交互に流れる。
アニメーションは殆どが静止画だが、冒頭に登場するポケモンが次の話では進化していたり、途中で挟まれるクイズに使われる映像が変化したりする(過去シリーズの映像が使われていることもある)。




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最終更新:2024年11月14日 15:50

*1 登場時はピカチュウの下にクレジットされている。なお、林原めぐみが演じているムサシが登場している時はノンクレジットでムサシが優先される。

*2 これまでのシリーズにおいて、ピカチュウに並ぶメインポケモンは各々の事情(進化の予兆すら見せない進化を自ら阻む元々進化できない)でレギュラー時は全く進化していない。