盲目

登録日:2018/07/03 Tue 20:34:02
更新日:2024/09/27 Fri 16:25:17
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※ご自身の健康問題については、専門の医療機関に相談してください

盲目とは、視力を失った状態のこと。全盲とも。
先天的か後天的かは問わない。

盲目である人のことは視覚障害者、目の不自由な人、盲人、めくらと呼ばれる。
ただし視覚障害者には全盲だけでなく弱視者なども含まれる。

比喩表現として、ひとつのことに熱中しすぎて周囲が見えなくなっている状態のことを指す。「恋は盲目」とかね。


概要

人間にとって最も重大な情報ソースである視力を失うことは、極めて大きなハンディキャップである。
光のない世界に突然突き落とされる恐怖は想像だにしがたいだろう。
もちろん出世するどころか満足に仕事をしていくことすら困難になる。
だが、そんなハンディキャップを抱えながらも、生きることを諦めずに努力を重ねて健常者と変わらぬ生活を送っている人も少なくない。
フィクションでは頑張り過ぎて健常者よりも遥かに強いところに行っちゃった人が多いが

盲目の人のためのアイテム

白杖。適度に軽く硬い白い杖。黄色の場合もある。
盲目の人などが道路を歩く場合、日本では法的に白杖を持つ(または盲導犬を連れる)ことが義務づけられている。またそれ以外の人が白杖を持つことは禁止されている。
盲目の人のシンボルの一種であるため、これを持っている人を見かけたら気を遣おう。
お手伝いをする場合はいきなり手を出さずにまず声をかけてから。

なお白杖を持っているからと言って全盲とは限らない点に注意。
視力がない訳ではないが極端に視力が低い「弱視」の人、視力はあるものの見える範囲が狭い「視野障害」の人も白杖を持っている。
また法律上の白杖使用要件は「道路の通行に著しい支障がある程度の肢体不自由、視覚障害、聴覚障害及び平衡機能障害」であり、
視覚障害以外の理由で白杖を持つことも認められているのだ。
「白杖を持ってスマホを見ているヤツが居た!偽物だ!」などと軽々しくSNSに投稿しない事である。弱視や視野障害の方でも工夫して使っている場合がある。

点字

指で触って読むための専用の文字。公共施設の手すりや券売機などについている小さいつぶつぶとしたあれ。
これで印刷された書籍や、道路に設置された点字ブロックも存在する。
点字ブロックは盲目の人を助ける一方で、車椅子使用者や高齢者の障害にもなっていると指摘されている。

盲導犬

使役犬の中でも特に有名な存在*1。盲目の人を導くために訓練された
町中で見かけても、触ったり餌をあげたりはしないように。足を踏んだりのついたタバコを押し付けるなどもってのほか。
一応専用の器具を装備しているが知らない人も多く、「犬を連れてるから」ただそれだけでペットと見なされ入店を断られる事もある。

サングラス

掛けない人も多い。

盲目でありながらその名を広めた人々

目が見えないことが致命的なハンディキャップにならない音楽家が特に多い。

  • 鑑真(がんじん)
仏教の教えを伝えるために日本に渡来する際の事故で視力を失うが、それでも日本に来ることを諦めなかった偉大な人。

  • 塙保己一(はなわほきいち)
全盲でありながら、学問の道を突き進んだ国学者。
幕府・諸大名・寺社・公家などの協力を得て、古代から江戸時代初期までに成立した史書や文学作品を収集・編纂した『群書類従』は、
主として人文学系の学術的な研究に多大な貢献をしている。
ヘレン・ケラーの心の師としても知られる。

  • ヘレン・ケラー
通称・奇跡の人。幼少期の病で眼、耳、会話が不自由な三重苦を抱えてしまうも、家庭教師アン・サリバンを始めとする周囲の助けも得てハンデを乗り越え、社会活動を行った女性。

  • スティービー・ワンダー
盲目にもかかわらず、グラミー賞を22部門受賞したミュージシャン。
視力だけでなく、味覚と嗅覚を失っていた時期もあった。

  • レイ・チャールズ
ソウルミュージックの旗手としていまだに語り継がれる黒人歌手。

  • 辻井伸行
日本人として初めてヴァン・クライバーン国際音楽祭で優勝した盲目のピアニスト。

フィクションでの盲目キャラ

ただの障害者として扱われるケースもあるが、そうでない場合「目が見えない」というハンデを背負ってなお実力を発揮しているケースが多い。

バトルキャラの場合、その戦闘力はハッキリ言って反則級に高い。
「盲目」というだけで強キャラフラグがビンビン建つほど。
目が見えない分「気配」「音」「呼吸」「匂い」「殺気」「闘気」等を人一倍という言葉が生ぬるいほど敏感に感じ取っている。

料理人や芸術家にも盲目キャラは少なくない。
その場合は、視覚以外の五感、時には予知のような特殊能力まで用いて足りない視覚を補っている場合が大半。
というより、「視覚を失ったから他の能力が凄まじいことになり大成した」ようなケースも多い。

キャラクターの属性としても、聴覚障害などに比べると登場頻度が高い傾向にある。

絵としての盲目キャラの表現は、
  • 黒目のない全白眼として描かれる
  • 一切開くことのない閉じられた目として描かれる
  • 目の中のハイライトが描かれていない
  • 布などで目を覆っている
  • サングラスをかけている

のいずれかであることが多い。
絵として表現しやすいのも登場させやすい理由かもしれない。

主な盲目キャラたち

無数の時代劇映画において主役として描かれた、日本で一番有名な盲目の剣士。
目は見えずとも、その心眼で悪党を叩き切る。

アメコミでも珍しい盲目のヒーロー。
日中は盲目の弁護士として活躍するが、夜になるとデアデビルとして悪を狩る。
視力以外の四つの感覚が非常に優れている。特に聴覚は音響で立体を把握する「レーダーセンス」と呼ばれる領域に至っている。が武器。
弱点は、超感覚以外は普通の鍛えられた人間レベルであること。

南斗白鷺拳の伝承者で、自らの目を潰してケンシロウの助命を嘆願した仁の拳士。
なお、作中でも「南斗六聖拳」の一角を占めるほどの達人ではあるが、そのメンバーの中(非戦闘員の一名を除く)ではおそらく弱いほうである。

かつてケンシロウをだまし討ちしようとし、仕置きに両目を潰された悪党。
戦闘力自体は北斗南斗の拳法家には遠く及ばないが、ケンシロウへの逆恨みが狂気の域に達しており、
その凄まじいインパクトで、同作のラスボスを立派に務め上げた(アニメ版では登場せず)。

生来の盲目でありながら、そのすさまじい体術・杖術のキレはそれをまるで感じさせない…のだが、
「実は盲目」という設定が出る前になんと「透明なブーメランが見えなくて苦戦する」描写がある
こうした少々の矛盾(男塾基準)を笑って見逃せるようになれば君も立派な男塾ファンだ。

しょっちゅう失明しては、不思議なことが起こって視力が回復する男。
1回目は、白銀聖闘士アルゴルのメドゥサの盾による石化を防ぐために自らの眼を潰し、
聖域の黄金聖闘士デスマスクとの戦闘で黄泉比良坂から生還した際に視力を取り戻す。
2回目は、海闘士クリシュナとの戦いでマハローシニーので視力を失う。
しかしその後聖闘士星矢Ωのマルスの軍勢との戦いの際には視力が回復しており、その戦いで再び視力(というか五感すべて)を失う。
後にマルス軍の黒幕アプスの死により五感が蘇ったことで三度び視力を取り戻す。
こうした少々の超展開(星矢基準)を笑って見逃せるようになれば君も立派な(ry

パラレルワールドの聖闘士星矢の黄金聖闘士。
こちらは紫龍と違い生来の盲目で最初から最後まで盲目である。
天馬とは冥界で出会い天馬を試す為戦闘をする。
外伝では第八章の主人公。

健全な視力を持ちながら、心を落ち着かせるために自らの目をえぐるというすさまじい精神力の持ち主。
柱の男であるワムウは、聴覚や嗅覚の他、特有の“角”で周囲の状況を確認できるため、
ジョジョが繰り出すトリッキーな戦法に、敢えて視覚を潰して惑わされないようにするという対策は功を奏したように見えたが…。
なお、ワムウに限らず「柱の男」はほとんど不死身と言っていい肉体と回復力を持つため、
作中では目が完全に治癒する前に退場したが、そのうち目は治癒し、それに応じて視力も戻ったと思われる。

目が見えないにもかかわらず、卓越した聴覚で主人公たちを追い詰めたスタンド使い。
本人は離れた位置におり、そこから水に擬態するスタンド「ゲブ神」を操って戦う。

白内障によってほぼ盲目になった狙撃手。空気の流れを探知することでは周囲を把握する。
その狙撃技術と弾丸を中継するスタンド「マンハッタン・トランスファー」による長距離射撃を行う。

みんな大好き宇水さん。設定上はちゃんと強いが牙突の人が相手だったので 結果的には噛ませ役になってしまった。

生まれつき盲目の死神。視力を補って余りある実力を身に付けて隊長格へと上り詰めた。
卍解の能力は、条件こそあれど相手の視覚・聴覚・嗅覚・霊圧感知能力を奪うという、なかなかにえげつないもの。
反旗を翻した藍染に呼応して死神の敵に回り、「虚化」によって初めてその目で世界を見た彼は、かつての親友である狛村を「醜い」と嘲るが、
まるで巨大な蝿のような、醜い見た目になってしまった東仙を、狛村は傷ましい目で見つめるのみであった。

座頭市がモデルなのでもちろん盲目。
「見たくないものを見過ぎた」ために自らの目を潰した過去がある。

  • ハボリム
タクティクスオウガ』に登場する剣聖。
剣を振るうよりは石像を作る方が得意な大先生。

Season2にて盲目になり、その表現で変身後の複眼カラーが白色となっている。
劇場版『最後ノ審判』までには治った模様。

魔界三大妖怪の一人。
若い頃に刺客の襲撃を受け失明した経歴がある。
「見えなくなって強くなれた」とは本人の弁。

  • 岩崎民次(将太の寿司)
同作に登場する最高峰の寿司職人の老人。若い頃の修行で盲目になってしまった。
視力の代わりに味覚と嗅覚と触覚がチート級。
触っただけで魚を区別するなどは序の口で、凄まじい味覚を持つ評論家が気づかないほどの味の差異をいとも容易く当ててしまう。

  • 松の市(佐武と市捕り物控)
岡っ引きの佐武に協力する、抜刀術と碁石投げを得意とする按摩。
これも座頭市系。

"盲目の奇術師"と呼ばれる帯刀流棒術宗家の男。
五尺の杖を変幻自在に操る棒術の達人で、盲目キャラのお約束通り聴覚と嗅覚が異常に発達している。
かつて鬼龍おじさんに敗れ、視覚を奪われた過去がある。
オーラの色だけなら「見える」。モロにたけし版の座頭市。

夜のみ開眼して殺意を反射する「瞳術」を操れる忍者
劇中で両目を負傷した童貞筑摩小四郎との対決は秀逸。

虎眼先生から愛人・いくを寝取って両眼を仕置きされた剣士。
それから修業の果てに編み出したのが「無明逆流れ」
――それはおよそ一切の流派に聞いたことも見たこともない奇怪な構えであった

母親の手で両眼を潰された地下プロレスの格闘家。
他の感覚による驚異的な感知能力と身体能力をもってグレート巽に立ちふさがる。
「泣けぬことは…哭くより悲しい」

コンゴ出身の傭兵で素手による軍隊格闘術のヤリチン達人。
盲目なので目潰しされても無意味。さらに鼓膜が破られてもなお戦い続けられる。

中学時代のアカギと対峙した代打ち。盲目の原因はロシアンルーレットの事故
当然配牌は見えないので相手に申告してもらい、驚異的な記憶力でそれを打ちまわす。
『HERO-アカギの遺志を継ぐ男-』ではひろゆきとも対決した。

革命家もといテロリスト。盲目であることを利用したトリックでカジノや賭郎会員からテロ活動のための
資金を巻き上げていたが、斑目貘との勝負でトリックを見破られ敗北。

単分子コーティング式の仕込み杖を用いる盲目の剣鬼。
そのサングラスは超音波ロケーション視覚装置なので、視界自体は得ていると言える。

天下五剣の盲目病弱なんちゃって巫女ロリ。宇水さん同様超聴覚で補う。
超絶的な薬丸自顕流の「雲耀」を扱う。

黒い騎士との戦闘で左目の視力を失い、さらに物語が進むにつれ右目も失明した。
劇中では聴覚情報で無理のないように補っていたが、最終的にはオスカルにバレた。

先天的全盲の女子学生。しかし感覚補助器具が充実しているため生活にはあまり支障がない。。
聴覚・触覚が鋭敏になっており、補助器具もフル活用した結果巨大航空艦の精密縮小模型を作成、操縦指示を行っている。
また感覚の鋭さゆえに相手の反応から「嘘の見破り」や「個人特定」が得意である。

両目を潰されたタマミツネの特殊個体。その他の感覚や身体において独自の変化を遂げて強大な力を手に入れた。

  • ブー大九郎(哲也-雀聖と呼ばれた男)
大阪に住む盲目の無免許医師。一度の盲牌で完璧に牌を判断できる触覚と、洗牌で牌がどこに配置されたかを記憶する記憶力、
そして何よりを瞬時に見抜けるほどの聴力と洞察力*2を持つ。
空気の動きにも非常に敏感ゆえ、ツバメ返しなどのような派手なイカサマはおろか左手芸も通じない。

惑星ジェダの僧侶。
ジェダイの伝説を信仰としているが本人はジェダイではない。
ジェダイが滅びて最早伝説の類と化したフォースの存在を信じ、精神・肉体を独学で鍛錬させ、超人的な感覚と棒を用いた格闘術を身に着けた。

なお、同シリーズの盲目キャラとしては、「反乱者たち」の主要メンバーで元ジェダイのケイナン・ジャラス、かつてクワイ=ガン・ジンと恋仲だった女ジェダイのタール、ゲームに登場したラム・コータ、などがいる。
ジェダイなどフォースの使い手はその能力で周囲の存在を感知できるため、視力を失っても何とかなることが多い。とはいえ、ラム・コータの場合は焦燥してフォースの感応能力さえ失うなど、誰でもできる芸当ではないが。

スレイヤーズに登場する「現代の5賢者」に数えられる僧侶で、主要キャラの一人であるゼルガディス・グレイワーズの祖父(若しくは曽祖父)でもあり、愛用する法衣の色から「赤法師」と呼ばれる。
自身の盲目を治療する為に治療魔術を極めるも「他人の治療は出来ても自身の盲目は治せない」という壁に突き当たり、治療魔術以外の精霊魔術や黒魔術をも極め、更なる高度な魔法を産み出した。
盲目へのコンプレックスと世界を見てみたいとの好奇心や渇望が行動の根幹にあり、治療魔術の練習台として他人を利用している形であるが治療自体はちゃんと行っており、良い面も悪い面も嘘ではない両方含めての人物。
基本的な性格や行動理念は若年時代から変わっていないものの晩年は手段を選ばなくなり、それまでは世間並みの祖父として愛情や責任感を示していたゼルガディスを改造したりする等行動がおかしくなっている*3
賢者の石」と呼ばれる魔力増幅器を得て遂に盲目の完治に成功するが、実はレゾは数千年前に7つに身を絶たれて人間の身に封じ込められた魔王シャブラニグドゥの1つを宿していたため、封印の目安である盲目が開いたために魔王が覚醒してしまう。

つばさ文庫版では盲目と言う点は同様ながらも、「自身が苦労して救った人間が暴力や権力で潰される」社会に嫌気が差して、魔王の力で現在の社会を破壊してより住みやすい新世界を作ろうという魔王の誘惑に屈してしまったと動機が改変されている。


  • 耳なし芳一
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)『怪談』の登場人物。細かく書くと異様に長くなるので省略するが、盲目で琵琶の名手。平氏の亡霊に魅入られ安徳天皇の墓で琵琶を弾き語る。
このままでは芳一が死んでしまうと危惧した和尚に全身にお経を書き、亡霊に見つからないようにしてもらうも耳に書き忘れる痛恨のミス。
やってきた亡霊はお経の影響で芳一の耳しか見えず、芳一を連れてこようとした証にと耳を引きちぎり持ち去る。
関係ないがこの話を聞いた小学生男子の感想は大抵「チンコに書き忘れなくてよかった」という意見になる。というか志村けんがその設定でパロコントをしていた。

黒曜騎士ゼムの称号を持つ、バゼリア根付きの魔戒騎士
刀傷を負った両目をバンダナで隠しているが、聴力でホラーを魔戒槍で討滅する。
物腰は穏やかだが、その過去には秘密が……。

凄腕の傭兵で過去にリョウと戦って負傷し、その怪我が原因で作中で失明する。
しかし失明した後も以前と何ら変わりない生活を送っており、銃火器をぶっぱなしたりの運転もしたりする。

  • 繰神怜一(バキ外伝 拳刃)
生まれつき盲目の空手家で、驚異的な聴力などを総動員した洞察力で視力のハンデを補う。
独歩が戦いを挑む程の実力者で、その正拳突きは大木の幹を陥没させる威力がある。

盲目の殺し屋。聴覚と盲導犬との連携でゴルゴをも追い詰めた強敵。

網走監獄の硫黄鉱山での違法な苦役で視覚を失った脱獄囚で構成された盗賊団のリーダー。
両耳にスコップ状の集音器を装着し、舌を鳴らした音の反射で敵を探知する。
夜に活動し、灯りを集中して銃撃してくる、明け方になってから逃げ込むアジトの窓を厳重に封鎖しておき追跡者を返り討ちにしようとする、など、闇の中での襲撃で目明きに対して優勢を保つ。

通称ルグ。「極支の男(サブミッションマン)」の異名を持つ、緒方一神斎の弟子。
盲目ながら優れた聴力と“気”の察知により、超至近距離までの肉薄が必要で扱いの難しい極肢(関節技)の弱点を克服。
特筆すべきは達人が感じ取る微弱な生体電気(生体信号)を弟子級でありながら汲み取ることができる点。
これにより敵の攻撃をことごとく避け、あまりにも鮮やかに骨を折ることを可能にしている。
作中では、“気の開放”に至った武田に“気”の察知を逆手に取られた突きにより翻弄されたが、
こちらも一歩先の段階に進み「放った“気”とは別の場所を折る」という高みの技を編み出した。
打撃へのカウンターで戦うジークフリート相手に至っては一瞬で首を90度以上曲げるという衝撃の場面を生んだ。
……「私でなければ危なかった……!」と言いながら自力で首を元に戻されたわけだが。まぁジークだし。

ご存知マジンガーZ(機体)のリボーンキャラの盲目の空手家。機械道流空手の最高段位 Z が代名詞。
機械道流空手の有段者 機械獣 たちに奇襲され失明するが
肩車した兜甲児が目となり機械道流空手を取り戻すべく戦う。
失明してさほど時間がないため他の感覚が発達したという設定はなく完全に甲児頼み、
甲児もただの子供で甲児を狙った機械獣の攻撃を一発でもZが捌き損ねれば命に関わるという悲壮な決意のタッグ。

ガンダムファイト第11回大会の戦闘で盲目となり、ゴーグル姿となったネオネパールのガンダムファイター。
現在は闇討ちでファイター暗殺に従事しているが、仕込み錫杖による剣技は十分強力。

  • 宝凌羽(パオリンユウ)(CYNTHIA_THE_MISSION)
舌打ち師(タンクリッカー)の異名をとる盲目の拳法家。
異名の由来は、盲目になってから習得した、舌打ちの反響音を使ったエコーロケーションの技術に基づく。
この舌打ちから放つ高周波を使って相手に幻覚を見せる技も持つ。

盲目ながら盤上遊戯・軍儀のチャンピオンとして君臨し、挑むメルエムを生涯に渡り敗北させ続けた少女。
無論相手からの読み駒が必要であり、記譜の際には自分で触れて並べれば絶対に忘れないとのこと。

ザイバツ・シャドーギルドに所属するニンジャ
「ニンジャスレイヤーTRPG」による設定によるとかつて禁所の湯浴み場に立ち入り、畏れ多くもザイバツ首魁であるロード・オブ・ザイバツの素顔を覗いてしまいその罰として、両瞼と口を潰された上ブードゥー人形めいて縄で縫い上げられ、出世ルートへの復帰が不可能なネオサイタマに派遣された。
そのため「フーンク!」としか喋れない。文字通りアイサツも台詞も全て「フーンク!」である。...が、作中の描写に違和感はないところからこの一言で意思疎通はできるらしい。
一方マルノウチ抗争ではでこの盲目を活かし眼を合わせるだけで敵の精神を破壊するジツを持つビホルダーに突撃、殺害こそ叶わなかったものの半身不随に追い込んでいる。
なおこれでも自我を破壊されたワッチドッグ、レッドクリーヴァ―、ジェスターのようなニンジャよりかはマシな方である。

盲目の紳士。
トラブルの元凶になる率も高いが、生存率も高い。
また、盲目なのに医者やスパイの職に就いたり、車を運転するなど、矛盾している部分もある。
そして、死ぬ時はトラブルに巻き込まれていることに気づかないことも多い。

「人斬り似蔵」の異名を取る鬼兵隊所属の剣士。
見えない代わりに聴覚・嗅覚に優れており、鼻を詰めないよう頻繁に鼻スプレーを吹いている。
銀時にも引けを取らない力を持ちながらも、初戦では「刀が折れた衝撃を斬った手ごたえと勘違いして勝ち誇り、隙を見せる」という、どれ程強くても盲目はデバフであることを証明する形で敗北した。
ちなみに、元ネタの岡田以蔵は盲目であったという記録はない。

この世界では金属以外のすべての物に「アニマ」と呼ばれる気や魂のようなものが存在しており、人々はそれらの形を感じ取るという形で物を知覚している。
アニマは知覚だけでなく引き出す術も存在し、人々は普遍的に使えるため術中心の社会を築いている。
だがアニマの知覚に頼るがため、人は生まれながらに本来持っているはずの視力が衰え殆どをアニマで視るようになってしまっており、多くの人が弱視・全盲に近い。
このため暗殺術として「自分のアニマを周囲に溶け込ませる」というものが存在しており、これで気配を消した暗殺者を視覚するのは非常に困難であり相手に見られることなく標的を暗殺したりできる。
ただし気配を消すだけなので、視覚健常者であれば問題なく視認できてしまう。
とはいえ視認できる人物は少なく、作中で健常な視覚を有しているのはアニマを知覚できない障碍者ギュスターヴ13世のみである。

筋骨隆々の巨漢だが、根は優しく穏やかな面倒見の良い人物。
鬼殺隊に入隊して1年で最高位隊士となった猛者であり、しかもその巨体に似合わず身のこなしが軽く俊敏というハイスペックである。

卓越した銃の腕を持った青年で、銃声を聞いただけで何の銃を撃ったかわかるほどの使い手。
自身の能力「不可信(UNBELIEVABLE)」により、でたらめに撃った銃弾でも跳弾を経て確実に標的に当てることができるので、少なくとも攻撃面では目が見えないことにハンデは無い。
盲目と判明する前からそれを匂わせるような描写*4が度々あったので、読者の中には薄々感づいている人も多かった。
しかし、本性を現したときに「不死(UNDEAD)」をコピーし、不死の肉体を得たことで視力も復活した。

本能字学園四天王の一人で運動部統括部長。
鋭い視覚を有する「天眼通」の持ち主だったが、その視覚を逆手に取られて纏流子に敗北。
その後、自分の目を縫うことで天眼通を封じ、視覚以外の感覚で周囲を読み取る「心眼通」に目覚める。
最終決戦では目の封印を解いたため視覚は復活している。

状態異常としての盲目

閃光系の攻撃や、イカ・タコ系モンスターの墨を受けると発症する状態異常。
攻撃の命中率が大幅に低下する。物理攻撃主体だと非常にウザったい。
初期のRPGでは割と頻繁に登場していたが、近年では「盲目」と言うのが差別表現に引っかかるためか、「暗闇」と呼ばれることが多い。

FPSなどのシューティングゲームでは、フラッシュバンなどの装備によって視覚を一時的に奪われることがある。
基本的に映像と音でしか情報を得ることができないゲームにおいて、フラッシュバンは強烈な閃光と音で敵の視覚と聴覚を麻痺させることができるため、受けた側は事実上全ての情報をシャットアウトされるのと同義であり、完全に死に体となってしまう。
一応、直前の状況と敵の行動予測、操作に対してキャラがどの程度動くのかを理解していれば、ある程度の対処はできるが、そんなことを可能にするには相当なやり込みが必要になる。


意図的に相手の視力を奪う技は目潰しと呼ばれる。


追記・修正は見えないものを見つめながらお願いします。

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最終更新:2024年09月27日 16:25

*1 他には警察犬、猟犬、牧羊犬、聴導犬(聴覚障害者を導く補助犬)など。

*2 盲目のブー大九郎との麻雀ルールとして捨て牌を宣言する必要があるのだが、捨て牌を偽って宣言したダンチの声の調子で即座に嘘を指摘した

*3 アニメ版では「魔王の波動は近付く人々の心を蝕み、心の闇を呼び覚ます」と説明している

*4 目の前でレーザー光線の銃口を向けられているにもかかわらず「ん?何か熱いな」という反応、上空でドンパチが始まった際に一人だけ明後日の方向を見ながら「うわっ!何!?」と驚いているなど