登録日:2011/04/28Thu 09:29:18
更新日:2024/11/02 Sat 19:20:19
所要時間:約 6 分で読めます
ゲゲルパギダギ・ジャグリバ……
演:婆娑羅天明
●目次
●ラ・ドルド・グ
種族:
グロンギ族(コンドル種怪人)
呼称:未確認生命体:第47号(B群9号)
身長:213cm
体重:188kg
特色 / 力:
飛行能力、
トンファー型の武器を用いた打撃攻撃
専用武器:トンファー
バラのタトゥの女(ラ・バルバ・デ)と同じ
特殊称号「ラ」を持つ「ゲゲル」の管理者の一人。
最上位階級たるゴ集団の行う
「ゲリ・ザキバスゲゲル」に同行し、ゲゲルの進行状況の監視と標的の数を手にした算盤型の計測器
「バグンダダ」で記録する計測官の役目を担う。
初登場はEP:23「不安」で、「ゴ」のやり方に倣い「ゲゲル」を行った
メ・ガリマ・バを監視するべく姿を現した。
……が、この時には監視のみで(本当の「ゲリ・ザキバスゲゲル」では無かった為)、標的のカウントまでは行っていない。
他シリーズで言えば幹部級怪人に当たるためか、怪人体は長らく不明であったが終盤にて遂に明かされる事になった。
【人物】
人間体は頭から爪先までが黒づくめで、右手に白い手袋、左手に黒い手袋をはめ、更に白い巨大なマフラーで顔の半分を覆った細身の大男という
メ集団に負けず劣らずなバリバリの不審者。
そんな怪しい風体で「ゴンムセギジャジャ」であるゴの面々の後ろに音も無く付き従い、神出鬼没に
東京都内を行動。時には真夏の屋内
プールにすら堂々姿を現していた。
そんな怪しいキャラクターながら、神秘的なドルドのイメージにピッタリな為か視聴者からの人気は高い。
バラのタトゥの女と遜色ない高い知性を持ち、
グロンギ語だけでなく
ゴ集団と同じく初登場時から
日本語を使いこなし、淡々と威厳のある低い声で喋る。
普段から落ち着きを払った佇まいであまり社交的ではないものの、無口
というわけではなくグロンギの仲間から雑談を振られれば応じている。
ゲゲルの監視中もカウントとは別に時折プレイヤーの前に現れて自分から話かけることがあり、
ゴ・ザザル・バのゲゲルの際には現代のリント(警察)の対応力を
以前の脱落者の例を出して忠告する一幕もあった。
なお、リアリティを重視して場面転換や移動というものを考量した『クウガ』の作劇の中で、彼(と、それに付随した人物)のみは、そうした空間を無視して出現することがあるため、瞬間移動出来るのではないか?……といった指摘もある。
【戦闘能力】
怪人体は白い衣を身に纏った黒い鳥人だが、コンドルというより天狗にも見える。
飛行も可能で、装飾品を変化させた
トンファーと素早い動きを武器にする。
ゴ・ガドル・バと渡り合うだけの力を持ち、その際のガドルが「流石は『ラ』だな……」と呟いたことからも、少なくとも「ゴ」に匹敵する戦闘能力を持っていた事が分かる。
なお、上級怪人に値する「力」の持ち主であると思われるが、形態変化能力や別の武器を作り出せたまでかどうかは不明。
【活躍】
『仮面ライダークウガ』
EP:45「強敵」
「ゴ集団」最強の男、ゴ・ガドル・バの「ゲゲル」に付き従っていたドルドだが、ガドルが警官隊そしてクウガ=
五代雄介と交戦状態に入ったのを見て気を緩めた瞬間、
一条薫にライフル弾(マーキング弾)を撃ち込まれ、バグンダダを破壊されてしまう。
思わぬ事態に激昂したドルドは変身して一条を突き飛ばしてから飛び去るも、更にその後で「ゲゲル」を汚した罪を負う。
ガドルのゲゲルはやり直しとなってしまい、ドルドの責任を問うたガドルから処刑宣言を受けて「決闘」に臨む事になる。
ゴ最強のガドル相手にも優勢に戦いを進めていた様に見えたが、最終的にはガドルに動きを見切られ翼を毟り取られてしまう……。
広い場所にでも移動しようとしたのか、空を飛び逃亡を計るが新開発の「神経断裂弾」を携えて追い掛けて来た杉田、桜井に銃弾を打ち込まれ、神経断裂弾には再生もかなわず絶命する事となる。
これが、現代のリント(人類)が遂に未確認生命体(グロンギ)を自分達の「力」により排除した瞬間である。
その他の作品
着ぐるみが流用されたようで、
モブ戦闘員として登場。
『
仮面ライダーディケイド』では、本来の設定では戦闘要員でないにもかかわらず普通に登場。
見事なかませ扱いを受けていた。
【神経断裂弾】
科学警察研究所の榎田ひかりらのチームが、監察医椿秀一の協力を得て完成させた対未確認生命体用の切り札。
人間の数十倍から数百倍にも及ぶ超回復能力を以て、現代兵器を無効化した未確認生命体の回復能力の源である腹部の「霊石」から拡がる戦闘用神経節を破壊すると云う「コロンブスの卵」的な発想の兵器。
劇中でも繰り返し述べられているようにグロンギ(クウガ)の回復能力は凄まじく、本来は絶命するレベルの攻撃を受けても瞬時に回復してしまう為に外側からの攻撃で傷を付けるのは極めて難しい。
……しかし、神経断裂弾はその力を与える戦闘用神経節の繋がり“その物”を破壊する事で、回復機能を消してしまうという効果……即ちグロンギをただの「人間」に戻してしまうのである。
強大な「力」を誇るグロンギが、現代のリント(人類)が知恵を絞り生み出した更なる「力」により撃退される。
「力」と「力」の鬩ぎ合いの末に、グロンギすら超越した人類の行き着く先とは……?
そしてドルドの死のすく後には「強化型神経断裂弾」も登場。
一条はこれを以て、運命の存在たる「バラのタトゥの女」を(記録上は)射殺している。
なお、次作『
仮面ライダーアギト』は当初は『クウガ』の続編として企画がスタートしており、登場ライダーの一人である
仮面ライダーG3が「対未確認生命体用」のユニットであるとの設定から「G3の使用武器には「神経断裂弾」が含まれるのでは?」との説が挙げられていたが、
『アギト』の企画開始当時には「神経断裂弾」もグロンギの「超回復能力」の設定も明かされていない状況だったので、少なくとも設定当時にはアイディアに含まれていなかった模様。
後年の『ディケイド』では何故か『クウガの世界』ではなく『アギトの世界』にて神経断裂弾が登場。
原典と同じく未確認生命体への切り札となっているが、それを超える決戦兵器であるはずの肝心のG3-Xではグロンギ相手だと並の人間には制御し切れない程強力過ぎるという、本末転倒気味な事態が起きていた。
【関連人物】
別名を「バラのタトゥの女」
同じく「ラ」の称号を持つグロンギを率いる存在。
「ゴ」最強の男。
「ゲゲル」を汚された罪により決闘を行う。
【余談】
演じる中の人は身長190cmに達しようかと云う長身(閣下の中の人と並ぶ)。
『
ウルトラマンティガ』本編や映画版『FINALODYSSEI』でも敵役を演じていた特撮ファンにも知られる方。
名前がスゴい。
ガドル「半端な項目を立てた責めを負い……貴様には完璧な追記をしてもらう」
ドルド「……応じよう」
- ディケイドでは、ようやくクウガに倒された。 オリジナルではないが。 -- ナアンシ (2013-08-28 21:03:16)
- バサラテンメイ……って読むのかこれ? -- 名無しさん (2014-01-03 19:32:04)
- グロンギのスーツでもダグバに次ぐイケメン -- 名無しさん (2014-01-03 19:34:36)
- 裏方に見えてかなりの実力者という良い立ち位置 -- 名無しさん (2014-03-07 03:45:07)
- バグンダダをぶっ壊された時はガッツポーズした。 -- 名無しさん (2014-06-18 23:48:11)
- 登場は夏だったが、何種の怪人かは伏せられていた…けど実はテレ朝公式の写真に「コンドル男」とタイトルが付いていた。で、半年近く経って遂に登場した怪人態は…カラス天狗… -- 名無しさん (2014-06-18 23:54:50)
- なんかデストロイアみたいな最期 -- 名無しさん (2014-07-31 13:29:05)
- 放送当時は怪人体がようやく公開された時…ガッカリした声が多かった。どう見てもコンドルじゃなくカラス天狗だもん。 -- 名無しさん (2014-07-31 14:57:20)
- 戦士系の幹部がガドルなら、魔法使い系の幹部がコイツ -- 名無しさん (2014-09-07 22:10:51)
- 人間体がイケメン -- 名無しさん (2014-10-18 19:41:50)
- 杉田、桜井「やった!」 -- 名無しさん (2014-12-06 12:54:43)
- リントを舐めるな!! -- 名無しさん (2015-02-14 18:27:29)
- ポケモンXYのAZにゃんを見た時の第一印象がこの人だった・・・ -- 名無しさん (2015-03-13 12:36:45)
- 漫画版では意外な形で登場。バルバもそうだけど「ラ」の二人ってある意味ダグバ以上にグロンギの中でも特異な存在だというのを痛感する。というか漫画版の「ラ」の二人は実際にグロンギなのかすら怪しい・・・ -- 名無しさん (2015-07-04 21:59:10)
- もし戦ってたら間違いなくクウガは勝てなかった。ラ集団はガドル以外のゴより強いんだろうな。 -- 名無しさん (2015-07-05 22:40:17)
- 結局神経断裂弾で倒されたのはコイツと小説版のライオだけだよね(バルバも撃たれたけど小説版では生きてたのでノーカウント) -- 名無しさん (2015-07-05 22:55:57)
- ↑2 「アギト」という単語を使っていたのが気になるが… -- 名無しさん (2015-07-05 23:00:13)
- 恰好に雰囲気、人に様付でよばれる・・・強大な力を持った悪のカルト教団の導師と言われても違和感を感じないw -- 名無しさん (2015-07-05 23:35:33)
- ラはアンノウンや闇の力を祭る司祭みたいなものだったのかもね クウガとアギトの繋がり自体絶たれてしまったけど -- 名無しさん (2015-07-05 23:49:35)
- 漫画ではさらにグロンギの秘密、巨大な霊石を発掘する。 -- 名無しさん (2015-09-18 23:32:38)
- ラ集団のベルトのバックルってプラチナの'ラ'から来てるのかと予想している -- 名無し (2015-12-23 00:16:18)
- ↑「ランキング」の「ラ」という説が有力。因みにこいつのバックルの色は白銀 -- 名無しさん (2015-12-29 08:07:45)
- ↑白銀の他、大理石の色とも言われている。 -- 名無しさん (2015-12-29 16:21:21)
- なお、桜井がドルド射殺に使用したのは一般警官と同じニューナンブM60。一条及び杉田の使用していたコルトパイソンより実包のサイズが一回り小さい。コルトパイソンにはニューナンブと同じサイズの実包が使えるモデルが存在するが、それでは貫徹力に不安が出るので、神経断裂弾専用のカスタムモデルと思われる。 -- 名無しさん (2016-01-07 21:36:46)
- ↑の続き:これがどういう意味か解るか? ニューナンブM60の神経断裂弾専用カスタムモデルが量産化の暁には、その辺のお巡りさんが金色に強化された4号君を完膚無きまでに叩きのめしたガドル閣下に肩膝を着かせたドルドを射殺できるのだ。後は当てる事さえ出来れば…… -- 名無しさん (2016-01-07 21:46:55)
- ライジングペガサス以上の感知能力持ってる0号君に銃弾なんて止まった石同然です。モーフィングパワーで無害な物質に変えられます。慈悲は無い -- 名無しさん (2016-01-07 22:02:08)
- ↑そんな難しい事考えなくても神経断裂弾は防弾チョッキみたいのでも防げる。威力の高い武器や必殺技で殺せない相手を発想の転換で倒したってのがこのアイディアの面白い所。 -- 名無しさん (2016-01-08 10:39:40)
- 神経断裂弾のあえて敵の体内に留まり無数の火薬と破片を連鎖炸裂させるというコンセプトだけ見ると凄まじくおぞましい、それこそグロンギに等しいレベルで -- 名無しさん (2016-01-22 15:42:03)
- クウガがコイツ相手に戦うにはやっぱりアメマイにならないとキツいかな -- 名無しさん (2016-01-22 17:34:31)
- のちの小説版に登場したライオは強化型の神経断裂彈で上半身が破裂してたし -- 名無しさん (2016-08-25 21:57:30)
- もし戦う時があったならアメイジングペガサスとかに覚醒してた可能性もあったのかな? -- 名無しさん (2016-08-25 23:02:28)
- 漫画版ではアギト関係で暗躍しているが、やはり独断のようでゲゲルそのものを潰そうとしている?少なくとも本編の様にゲゲルの管理者にはならなそうだ。 -- 名無しさん (2017-02-09 00:52:13)
- 漫画版はアギトとなった者達による独自のゲゲルを推し進めようとしてるね ダグバや石の出所との関係が気になる -- 名無しさん (2017-02-09 01:34:15)
- ガメゴの時にバダーと一緒に顔出してカウントしてるの好き -- 名無しさん (2018-06-11 02:40:46)
- 魔術師的な洗練された雰囲気の人間態と比べて不気味さ際立つ怪人態、だがそれがいい -- 名無しさん (2020-05-14 18:19:52)
- プラチナの「ラ」と聞いたがどうだろう。圧倒的な強さのガドルとやりあえるだけあってほんとに強い。 -- 名無しさん (2020-09-16 01:25:56)
- 神経断裂弾で人間体の姿に戻って死んでいくドルドを見た杉田と桜井、武器を作った榎田は何を思ったかと言えば超常的な存在をただの人間にして殺したという心境だったはず。 -- 名無しさん (2021-02-21 11:23:24)
- あのガドル相手にそれなりに健闘してたし、元々はゴで、かつゲリザギバス・ゲゲルの達成者だったのかも。ゲリザギバス・ゲゲルを達成するも、なんらかの理由(負傷か?)でムセギジャジャを引退してラに転向したと思う。更に言うと、ゲリザギバス・ゲゲルを達成すると、ザギバスに行くか、辞退して引退するとラに転向する資格をもらえる。みたいな感じの可能性もなくはないよね。 -- 名無しさん (2022-11-18 14:56:10)
- 神経断裂はドルドを倒すくらいの威力だし、ガドルにも効いてたと思う。ガドルがあまりに強すぎたせいで、殺せないまでも、アメイジングでなんとか勝てる程度にまで大きくデバフをかける程度の効果しか得られなかったんだと思う。 -- 名無しさん (2023-08-29 18:52:29)
- ガドルはクウガに対抗するために電撃ドーピングしていたのもあって、肉体が強化されていたから神経断裂弾に耐えられたのかも。クウガも2回目の電気ショックで変身直後からライジングが引き出せるくらいの強化を受けているから、電撃体とアメイジングがほぼ同格なんじゃないだろうか。 -- 名無しさん (2023-11-30 14:57:02)
最終更新:2024年11月02日 19:20