マーシャル・カーター&ダーク株式会社(SCP Foundation)

登録日: 2017/06/19 Mon 09:43:27
更新日:2024/11/02 Sat 01:26:34
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チェス盤を動かせるとき、コマを動かす必要はありません。
いつでも対戦を終わらせられるなら、続ける理由は1つしかありません。

ただゲームをしたいのです。


マーシャル・カーター&ダーク株式会社は、シェアード・ワールドSCP Foundationに登場する要注意団体である。


概要

おそらく、数ある要注意団体の中でも、かなり奇妙な性質を持つ団体であろう。
名前を見てもらえればわかるだろうが、「株式会社」とついているとおり、この団体が行うことはあくまで「商売」である。
要注意団体というところで容易に察しがつくだろうが、売るのはもちろん異常存在(アノマリー)

そして、その商売に際してMC&Dは自社でなにかを一から作る、というわけではない。
あくまで珍しいものを見つけてきたり、買ってきては、金持ちに高く売りつける、そういうクラブのような商売をしているのだ。
このように自発的にアノマリーを生み出すのではなく他所からアノマリーを持ってくる団体、というのがMC&Dの特異な点の一つである。
(一応SCP-3477-23のように一般(?)の顧客と異常存在を作り出す人物、集団を仲介して新たなアノマリーの誕生に間接的に関与した事例はある。)

ハブではこれを、「アフリカではいくらでも取れる石であるにもかかわらず、ミドルクラスにダイヤモンドは価値のあるものだと思わせる金持ち」のたとえをしている。
しかしMC&Dは、その金持ちを更にカモにしている。
彼らは彼らの商品を買いたいカモがいれば、世界中どんな国にでも足を運ぶ。


いくらなんでもアノマリーを商売に使う組織など、はっきり言ってマトモではない。
異常存在を収容する財団、ぶっ壊すべきだと考える世界オカルト連合、教義に基づいてどっちもやる境界線イニシアチブなどはMC&Dに腹を立てているのだが…

当のMC&Dは全く意に介していない。
ぶっちゃけ財団やGOCなどは、「ゲームのレイドボス兼便利屋」くらいのノリ。
MC&Dは規模は小さい(100人前後)ものの、世界や惑星を滅ぼそうと思えば滅ぼせるくらいには物持ちはいいようだ。

しかし滅ぼさない。なんでかって?だって世界を滅ぼしたらカモがいなくなるじゃないか。
同様の理由で、彼らはあまりむやみにアノマリーの存在を公開しない。供給元を明かさないことで、
「それが本当は二束三文のガラクタである」ということを知らしめないでカモにできるからだ。
この辺の隠蔽気質からマナによる慈善財団蛇の手とも仲は悪い。
MCFは「困窮する人を助けられるかもしれないアノマリーを金持ちの間で独占して」と憤り、
蛇の手は「本来知識は共有されるべきものだ」と言う理由からMC&Dに明確に敵対している。

ちなみに他の団体との関係性は悪くはない。
ものづくり集団とうまくやっていくのはもっともだが、
その他にもカオス・インサージェンシーなどの利用する側の団体ともうまくやっている。
また芸術のイベントも催しているらしい。


当社はこのような商品を取り扱っております。お目にかなうものがあれば良いのですが…

SCP-102 - Property of Marshall, Carter, and Dark, ltd. (マーシャル・カーター&ダーク株式会社の所有物件)

MC&Dが、スリルを求める方向けに貸し出している別荘。法的所有権をMC&Dが有するため、収容できない。
普通に入るとボロボロの家なのだが、MC&Dと賃借契約を結んだ人が入るとビーチハウスに変化し、
そのあいだ、入った人は透明人間になったり物質をすり抜けられるようになる。これは契約期間満了まで続く。

…と言う性質を、財団はDクラス三人から聞いているが、財団職員には貸してくれないのか調査が完全にはできていない。
ちなみにDクラスのうち1人は、「未成年者に対する加重性的暴行」をして終身刑になったようだが、
どうやらこの能力を得てレイプをした、と報告書からは判断できる。人間の屑がこの野郎…。


SCP-2501 - The Claw (鉤爪)

でっかい鉤爪。これで物を目視しながらつまむ仕草をすると、
それがどれだけ遠く、かつどれだけ硬くてもぺちゃんこにできる。
なんとMC&Dが菓子折り及び自社製品を買う際のクーポンとともに送りつけてきた。
いわく、「こんなもん金持ちに売りつけたら商売のじゃまになるので預かってください(要約)」とのこと。
確かに太陽とかつまんだら地球終わるからね。
……要は面倒だから押し付けただけじゃねえか!


SCP-2635 - Hot Potato (アッツアツのポテト)

詳しいことは本文参照のこと。
簡単に言えば1年所有し続けた団体の構成員が自然発火して死ぬオブジェクト。
このオブジェクトをMC&Dはなんとメカニト信仰者に売りつけており、
それがこの騒動を大きくした要因とも言える。


SCP-604 - The Cannibal's Banquet; A Corrupted Ritual (人食いの饗宴~堕落の儀式~)

皿、ゴブレット、グラスなど様々な食器の一群。これを使って飯を食うと、
盛られた/注がれた料理が人間の身体パーツや体液に変化するため、カニバリズムをお手軽に楽しむことができます。
MC&Dが回収する前は修道院にあったらしく、聖別に使っていたそうな。聖別ガチ勢



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最終更新:2024年11月02日 01:26