追加戦士

登録日:2010/02/28 Sun 16:42:33
更新日:2025/01/13 Mon 16:26:14
所要時間:約 5 分で読めます




追加戦士とは、スーパー戦隊シリーズにおいて物語中盤以降や2クール目に登場する新ヒーローの通称である。
なお、キレンジャー→2代目キレンジャーのような同ポジションの交代要員は原則含まれない。


■概要

2作目の『ジャッカー電撃隊』においてテコ入れの一環で初めて導入されたが、本作の終了に伴い戦隊シリーズも一旦終了。

その後、新たに始まった3作目の『バトルフィーバーJ』以降、少しずつ戦隊のフォーマットが固まりゆくにつれて、「戦隊は必ず5人」のイメージも確固たるものとなり、当時ジャッカー以前は戦隊シリーズに含まれていなかったのも相まって、長らく追加戦士は現れなかった。
※但し『バトルフィーバーJ』『太陽戦隊サンバルカン』『超電子バイオマン』では物語の途中で戦隊メンバーの交代が発生しており、「戦士枠の追加」こそないが「新しい変身者」の登場自体はあった。

そんな中、8作目の『超電子バイオマン』で悪の6人目「マグネ戦士」、11作目の『光戦隊マスクマン』で正義の6人目「X1マスク」が登場。いずれも1話限りのゲストではあったが、追加戦士の復活ならびに「6人目の戦士」の浸透へと繋がってゆく。
※X1マスクについては『轟轟戦隊ボウケンジャースペシャルファイル』では「初の6人目の戦士」と紹介されている。

こうして12作目の『超獣戦隊ライブマン』で、3人から5人という形ではあったが、10作品以来の追加戦士が登場。
※変則的なパターンだと14作目『地球戦隊ファイブマン』に悪の戦隊で『銀河戦隊ギンガマン』が、15作目の『鳥人戦隊ジェットマン』に第二の正義の戦隊で「ネオジェットマン」が初登場している。

そして遂に16作目の『恐竜戦隊ジュウレンジャー』において初めて本格的に6人目の戦士が登場。スタッフの予想を超える人気を獲得した事で、それまで実験的に採用されていた追加戦士が定着するに至った。

以降は後述する「番外戦士」も含めると、ほぼ全ての作品のTVシリーズ本編に6人目の戦士が登場。*1唯一の例外が『救急戦隊ゴーゴーファイブ』なのだが、こちらもVシネマにのみゲスト戦士が登場している。*2

また稀ではあるが「敵組織の追加幹部がそのままチームに真っ当に馴染んでしまい『悪側勢力の追加戦士』っぽいポジションを確立する」ケースも散見される。例えば『アバレンジャー』仲代先生の秘書だったころのヤツデンワニ*3、『ゴーオンジャー』害地副大臣ヒラメキメデスなどが好例。ガチでチームの一員として認められた直後にゴーオンジャーとの戦いで死んじゃったが。*4

なお、作品によっては
  • 仲間として共闘してくれるが、戦隊メンバーとは無関係の出自だったり、全く異なる力を用いて戦っていたりする
  • 普段は司令官やサポート要員、別働隊等として活動しており、必要な時だけ助っ人として参戦する
  • 長らく敵対していた相手が、終盤になって改心したり洗脳が解けたりして仲間に加わる
等、一般的な「追加戦士」とはまた少し異なる立ち位置の仲間キャラが登場することもあり、彼らは慣例的に番外戦士と呼ばれている。
ただし「追加戦士」と「番外戦士」の線引きについては明確とは言えない部分がある……
というか身も蓋もないことを言うと「オールスター作品の『海賊戦隊ゴーカイジャー』で一度それっぽい線引きがされたことがある」*5くらいの話であり、公式な分類と言えるかは微妙な部分があったりもする。

同じくチームものである『プリキュア』シリーズにおいても同様のポジションのキャラクターが登場する(こちらは追加キュアとも呼ばれる)。
こちらは1作目2期の『ふたりはプリキュア Max Heart』以降、『ふたりはプリキュア Splash☆Star』、『スマイルプリキュア!』以外の全ての作品に登場。上記の二作にも後述する番外戦士なら登場している。

一方で『ひろがるスカイ!プリキュア』以降は初期キービジュアルに居るプリキュアの登場が2クール目以降になるという、初期戦士ながら販促的には追加戦士の役割を担う例も現れている。


■主な特徴・イメージ

(必ずしもこれに当てはまるとは限らない)

  • グッズの販促の関係上、スーパー戦隊の場合はほぼ男性で、プリキュアの場合は女性*6
  • 初期メンバーより装飾の多い豪華なスーツやマスク、衣装を着ている
  • 初期メンバーとは別の変身アイテムや武器を使う
  • 初期メンバーとは立場や所属などが違い、独自に行動している場合もある
  • 主人公を敬愛している、または因縁がありライバル視している
  • 他のメンバーとは一線を画す強さを誇り、初登場時はほぼ単騎で無双するほどの活躍を見せつける
    • が、話が進むにつれだんだん差が埋まってくる
  • 作品によっては最初は敵として現れたり、途中で闇堕ちしたり洗脳されたりして一時的に敵に回ったりする
  • 作品によっては終盤に死ぬ
  • 一癖ある性格や敵対していたことへの引け目、スタンスの違いなどから、加入直後は初期メンバーとの摩擦を起こしてしまう
  • 初期メンバーが本名呼びのチームでも、「そもそも文化的に名前の概念がやや異なる」といった真面目なものから「チームに受け入れようとして愛称呼びしたら定着した」程度まで、愛称呼び・変名呼びがなされることもある
    • たいていは「映ちゃん*7」「ウッチー」「みっちゃん」など本名に由来するか、「大神月麿*8」「虹野明*9」のように複数あるすべてが本名と扱われている
  • すでに出来上がっているOP・EDやアイキャッチに組み込むためにスタッフが色々と苦労する
    • 初期の映像やイラストにあからさまに不自然な(追加戦士を割り込ませるための)隙間があったりする
  • 初期メンバーが3人組の場合、レギュラーメンバーが5人になるような形で加入してくる
  • スーパー戦隊の場合、仮面ライダーと共演する際は2号ライダーと絡む事が多い

■スーパー戦隊シリーズ

ここでは初期戦士から追加戦士までを便宜上「レギュラー戦士」と表記します。

白の戦士。
本当の意味での元祖追加戦士。視聴率の奮わなかった同作にテコ入れとして投入され、良くも悪くも強烈なインパクトを残す大活躍を見せた。
ただ追加戦士の定番化より前の作品であることや、彼を含めてジャッカーがちょうど5人になることもあってか、「ゴーカイジャー」では初期メンバーと同じ枠に入れられている。

それぞれ黒、緑の戦士。
ボルトに命を奪われた学友の弟たち。
3人組戦隊に追加メンバーが加わって5人に。ついでにブラックとグリーンが同時に存在する初の戦隊にもなった。
彼らも「ゴーカイジャー」では初期メンバー枠。以降も「追加戦士が増えて5人になる」パターンではまとめて初期メンバー枠に入れられることが多い。

緑の戦士。
「6人目のレギュラーメンバーが登場する」流れをシリーズの定番にした偉大な存在。事実上の元祖追加戦士的な扱いを受けることも多々。

白の戦士。
シリーズ初の追加戦士専用変身アイテム持ちにして小学生戦士。
良くも悪くも「戦士の自覚を持った子」な下のリキと比べるとけっこう子供らしい性格で、登場初期はほぼ悪ガキなシーンも散見された。

黒の戦士。
2年続けて少年戦士が追加メンバーなのだが、超古代文明をテーマとする戦隊ということもあり、生年基準ならば間違いなく吾郎隊長達どころか三浦参謀長より桁レベルで年上

銀の戦士。
シリーズ初の戦隊シルバー。元々チームでの開発でほぼ出来ていた(ただし、ここでもチーフは裕作だったとのこと)とはいえ、変身・戦闘システムを自分で仕上げてしまう天才エンジニア。25歳と初期メンバーと10歳も離れてないのに。
ただし少々目立ちたがり屋でおせっかい焼き、加えて健太達を心配し過ぎるフシもある。
久保田博士とは「頭は上がらないが、しっかりと指揮を取れているのは分かっている」ような関係で、仲間入り以前から「頼れる上司と凄腕の部下」の関係だったようだ。

赤の戦士。
「もう一人の戦隊レッド」という、かなり特異なポジション。
「第三勢力として行動する追加戦士」の先駆けであり、共闘することすら少なかった点は追加戦士の中でもかなり異質。

銀の戦士。
元幹部怪人という異色の経歴の追加戦士。
子供たち並びにお母様方からも熱烈な支持を集め、当時のイケメンヒーローブームを牽引し追加戦士人気を不動のものとした功労者。

それぞれ臙脂、紺の戦士。
文字通り異色の組み合わせであり、特に臙脂色の戦士は2024年現在彼1人だけというかなりのレアっぷり。
基本的には3人戦隊の増員枠のポジションだが、厳密に言うとハリケンジャーとは別のチーム「電光石火ゴウライジャーであり、一時期は揃って敵対関係になっていたこともあるなど、そういう意味でもかなり異色な存在。上記の微妙な色も、元々はややダーク寄りなレッド、ブルーとしての設定だろう。
しかし「ゴーカイジャー」では他の3人戦隊の増員枠同様、やはり初期メンバー枠に。

緑の戦士。
変装の名人であるため登場するたびに変身前の演者が変わり、変身後は声優が演じるという「忍者」ならではの設定が光るキャラ。更にフォームチェンジまで兼ね備えるが、初披露が初登場の次の話とパワーアップと言うには異様に速く、変身しないこともよくある。
「ゴーカイジャー」では、こちらが追加戦士枠に入れられている。

黒の戦士。
厳密に言うと初期メンバーだが、のっけから変身できなくなってしまい復帰に時間がかかったため追加戦士寄りの扱いを受けているという結構変わったポジション。
固有の変身アイテムや武器を使っていたり、スーツのデザインもやや豪華だったりと、他メンバーとの差別化もしっかりされている。
ただし元が3人戦隊なのも手伝ってか、「ゴーカイジャー」では初期メンバー枠。

白の戦士。
凌駕およびファンからの通称は「仲代先生」。子供のトラウマになりそうなえげつない作戦を仕掛けたり、一時期は敵組織を乗っ取ってしまったりと大アバレした挙句、ラスボスを差し置いて「アバレンジャーを一番苦しめた奴」認定されたすごい人。
彼もまた敵から味方になった追加戦士の1人だが、加入したのが終盤も終盤だった上に本格的な仲間入りから数話のうちに殉職してしまったため、戦隊メンバーとして共闘した期間より敵対していた期間の方がはるかに長い
というか当初の構想ではそもそも「追加戦士」ではなく最後まで敵のままでいる「悪の戦士」であり、仲間になる展開自体スポンサー等の圧力による路線変更の産物だったとのこと。
人数的には3人戦隊の増員枠にあたり、ポジションとしては番外戦士寄り*10な面もあるが、「ゴーカイジャー」では追加戦士枠扱い。

白の戦士。
通称「テツ」。最初は生意気なエリート刑事だったが、色々あって素直な後輩ポジションに落ち着いた特キョウ出身の夜明けの刑事。
地味に番外戦士枠の人より登場が遅かったりする。
デカレンジャー自体続編や客演が多いこと、レッドたるバンが栄転で地球署を離れたことから、以降の作品では事実上テツがリーダー役*11やデカレンジャー代表*12を務めていることもある。

金の戦士。
レギュラー戦士初の戦隊ゴールド。最終的に魔法家族に婿入りした天空聖者の家庭教師。
こっちも番外戦士枠の人より登場が遅かった。まあ向こうはなんなら初期メンバーより先に変身しているので致し方ないが。

銀の戦士。
この人も外見以上に長寿とする説というか、裏設定が存在する*13初期メンバーに十中八九映士より生年が昔の人が存在するが。
御役目に生きる身分の者出身ながらかなり柔軟な考え方・感性の持ち主で、加入の経緯はもちろん、Task.36のように「チーフよりも状況を上手く捉えて対応している」ケースも見られる*14
『VSスーパー戦隊』では共通装備ではあるが、追加戦士では初の強化フォーム「アクセルテクター」を披露した。

それぞれ紫、白の戦士。
「ゲキレンジャー」の3人組からの増員枠。ゲキバイオレットはシリーズ初の戦隊バイオレットでもある。
ゲキチョッパーはバイオレットよりも遅れての加入であり、専用変身アイテムや専用ロボも持たされているなど特に追加戦士寄りの扱いを受けているが、『ゴーカイジャー』では2人とも初期メンバー枠。

それぞれ金、銀の戦士。
ゴウライジャー同様元々は独立したチーム「ゴーオンウイングス」として活動していた2人組。ゴーオンシルバーはシリーズ初の女性追加戦士でもある。
その特殊性から『ゴーカイジャー』ではまさかの融合戦士「ゴーオンウイングス」も登場した。ただし変身者は本人達ではない。

金の戦士。
独学で開発した「電子モヂカラ」で変身する殿こと丈瑠の幼馴染の寿司職人。
海産物モチーフの武器や折神と変身すると一変する体型が特徴。
実は「江戸時代の寿司店の再現*15」という意味でも初期メンバー同様しっかり時代劇している。

銀の戦士。
追加戦士としては珍しいことに、最後まで別格の強さのまま君臨し続けた地球を浄める宿命の騎士。
公式に「追加戦士」扱いされている枠では2024年時点でも唯一の変身しない戦士。変形はする。
一方、ほぼ同じようなポジションで変身せずに戦うニンジャマンシグナルマンは番外戦士扱い。
『ゴーカイジャー』前作である事や彼自身の人気の高さ、ニンジャマンはともかくシグナルマンは初登場前とは別に登場しない時期があったのも手伝ったのかも知れない*16

銀の戦士。
自分から志願して宇宙海賊の仲間入りをした地球人、にして筋金入りの戦隊マニア。
自身も主に追加戦士にゴーカイチェンジするほか、アーマーに歴代追加戦士のマスクがズラッと並んだ強烈な見た目の強化フォームを持つ。
これ以前の作品での「初期戦士」「追加戦士」「番外戦士」の線引きは概ね本作での扱いをもとにして語られている。

それぞれ金、銀の戦士。
3人戦隊の増員枠だが、「ゴーカイジャー」の本編終了後の商品展開では2人揃って追加戦士枠に入っている。

金の戦士。
ガオシルバー以来の幹部怪人から追加戦士になった*17戦士。実質的にタイムスリップなのもガオシルバー同様だが、こちらは月麿としてはあまり現代社会に関わることがなかった*18あちらと比べ「一人で出歩く」、「買い食いをする」、「レギュラーメンバー経由での協力者以外にも近所に顔見知りが結構いる」など現代社会に積極的に飛び込んでいくタイプ。カルチャーショックを受けなかったわけではない。
他の綽名ありメンバーと比べてもかなり本名で呼ばれないことが多く、基本的に空蝉丸呼びだったはずの時代からの付き合いの賢神トリンですら「ウッチー」呼びをするのが基本。

橙の戦士。
レインボーラインの保線作業員であり、死に場所を求めている元シャドー怪人。ザラムというこちらでの本名もあるが、基本的に明本人がこっちの名義を使うことはない*19
バトルフィーバーJ」のバトルコサック以来の戦隊オレンジ。
あちらはイエロー枠に入れられることも多かったので、「明確な」オレンジ枠という意味ではこっちが初と言ってもいいかもしれない。
ちなみに彼も怪人から追加戦士になった身だが、「純粋な怪人が改心して戦隊メンバー入りした」のはなかなか珍しいパターン。

金の戦士。
当初はニンニンジャーとその祖父たるラストニンジャこと伊賀崎好天を狙う刺客(といっても修行の一環であり、天晴らに朝食を振舞うこともあったが)として登場した、ハンバーガー型携帯電話で変身するウエスタン忍者。
顔見せが第8話、本格登場は第10話と比較的速め。

黒の戦士。
愛称は「みっちゃん」。基本カラーはブラックだが、フォームチェンジでゴールド、シルバーにも変身する。
この人も「敵組織の卑怯・悪辣な作戦で幹部にされてた人が解消されて仲間入り」したケースである。
ただし、釣りに関しては元から趣味・特技だったようだ。
ある意味戦隊屈指の癖者なその性格と、それをみっちゃん自身で乗り越えていった成長ぶりは現在でも語り草。

それぞれ紫、水、赤*20の戦士。
9人戦隊に3人も追加戦士が加わる大所帯に。
カラーリングも紫・水色・赤2人目と(少なくとも当時としては)希少価値の高いものが揃う。
ちなみに後の商品展開等ではポジションの特殊性もあいまってか、ホウオウソルジャーが追加戦士代表として扱われがち。
なお、『ゼンカイジャー』ではツーカイザーのキュウレンジャーギア発動効果として、コグマスカイブルーの巨大化能力が採用されている。

銀の戦士にして金の戦士。
シリーズ初の2種類の基本形態を持つ戦士。
変身者であるノエルは警察側に身を置きながら快盗としても活動しており、銀色のルパンエックスと金色のパトレンエックスの2形態に自由に変身することが出来る。

金の戦士。
婚活芸に定評のある海のリュウソウ族。
一応婚活の理由は真っ当なのだが、本人が残念だったり相手が訳アリだったりで達成される日は遠い。

銀の戦士。
「ワンダー」が口癖のトレジャーハンターの青年だが、実態はクリスタリア王国の王子にしてキラメイジャーの司令官である博多南無鈴の実兄バリバリの昭和世代弟からは「にいに」呼びというなかなかに濃い人物。
見た目が青年なのは販促的に実年齢準拠はよろしくない体内にキラメイストーンを埋め込まれた影響で老化が遅いため。
なお彼も追加戦士の通過儀礼(?)のごとく闇堕ちを経験しているが、偶然にも同時期の特撮に闇堕ちしている連中闇堕ちしかけた子がやたら多かったため、ちょっとネタにされていた。

金の戦士。
並行世界を渡り歩いてお宝を求める「界賊」一家の長男にして、海賊戦隊を真似た姿の「海賊版海賊」。
最終的には完全な共闘関係になったものの、立場としてはゼンカイジャーのメンバーではなく独立勢力を抱える身。見た目的にもむしろゴーカイジャーの追加戦士っぽい。
なお、彼がセンタイギアを使った際の効果は概ね「広義の」追加戦士をイメージしたようなもので、ビッグワンや黒騎士、果てはターボレンジャー」に1話だけ登場したもう1人のブルーターボ等、他作品では初期メンバーや番外戦士寄りの扱いを受けているメンバーの能力も結構使っている。

金の戦士にして銀の戦士。
ルパンエックス/パトレンエックス以来の二種類の基本形態を持つ戦士。
こちらは二重人格者であり、人格によってゴールド(ドンドラゴクウ)とシルバー(ドントラボルト)に切り替わる。
あまりにも豪快なOPへの追加方法は必見。

白の戦士。
紆余曲折あって国家としてのバグナラクの王に就任した、チキュー人とバグナラクのハーフの男性。語り部…すなわち物語を語る人物としても積極的に活動している。
初期メンバー5人やその協力者にとっては、事実上の長命種族ゆえの見聞・単なる知識量ともに優れているジェラミーの語りは重要な情報源なのだが、行間を読んでもらうために大事な情報を省いちゃうこともあるのがたまにきず*21
追加戦士にして顔出しもしていない第1話からナレーターを兼任している*22という美味しいポジション。

紫の戦士。
かなり普通の正義感や倫理観を持ったうえでカオス・騒ぎを好む「始末屋」、つまり事件・騒ぎの「始末」=収拾をつけるのを今の職としている男。一応は払い次第でハシリヤンからの依頼も受けるとしていた時期もあるが、結局は見限ってブンブンジャー側につくことを選択した。
社会性もちゃんと持っているのだが、子供の頃に先斗自身の意志で地球外に飛び出してしまったため、割と根はしっかりしているように見えて最終学歴は小学校中退。*23
解釈によっては彼の相方・ビュンディ(ビュン・ディーゼル)を番外戦士*24と見なすことも出来るか。


■その他特撮/アニメ/漫画

戦隊シリーズ以外の特撮・集団ヒーローアニメおよび漫画においても、稀に追加戦士が加わることもある。

赤の戦士。
スピルバン(地球人名:城洋介)の実姉であるクリン星人。
ワーラー帝国のドクターバイオ(その正体はスピルバンとヘレンの実父ベン博士)の手で改造され、少女仮面ヘルバイラへと強制変身する能力を与えられてしまった。
しかし、すんでのところで善の心が残っていたドクターバイオの手で変身装置を除去・解放され、弟と再会。その後、母船であるグランナスカの訓練用ホログラム・宇宙剣士ティーチャーの特訓を経てクリスタルテックスーツを装着し弟と共に戦った。
ちなみにヘレンレディのスーツはダイアナレディと同型で、見分けのつけ方はヘレンは双短剣ヘレンカッター、ダイアナは光線銃レディースナイパーという得物の差。かなりややこしい。

赤の戦士。
前作最終話でフランスへ旅立ったウインスペクターの隊長。
21話でウォルター、バイクルと共に日本へ帰国し、事件解決後に日本を去ったが、34話から単身帰国し、新戦士ナイトファイヤーとしてレギュラー化する。

金の戦士。
時空と空間の全てを超えられる、通称「金の仏像」。
ショウの強い怒りに反応して駆け付け、ショウをハイパーショウにパワーアップさせ、自身も光線銃グラビオンで戦う。

  • ビーファイターヤンマ/マック・ウィンディ(ビーファイターカブト)
  • ビーファイターゲンジ/フリオ・リベラ(〃)
  • ビーファイターミン/李文(〃)
  • ビーファイターアゲハ/ソフィー・ヴィルヌーブ(〃)
それぞれ水色、黒、橙、黄色の戦士。
次元の裂け目から飛来した昆虫パワーの結晶「インセクトメダル」から誕生した新たな昆虫戦士達。
全員が外国人であり、基本的にゲストとして1人ずつ登場する。
マックはアメリカのスポーツ万能な高校生で甲平の親友。機動力に優れた風の戦士。
フリオは南米アンデスの考古学者で蘭に好意を抱かれている。光をエネルギーに変換できる光の戦士。
李は戦いを好まない中国の教師で健吾と仲が良い。超音波攻撃が得意な音の戦士。
ソフィーはフランスのバイオリニストで甲平に好意を抱く。探査能力に優れた花の戦士。

  • ルシファー(電脳警察サイバーコップ)
白の戦士。
23世紀の未来人で、当初は同胞であるジュピターこと武田真也に激しい憎悪を抱き彼を突け狙っていたが、後にデストラップのバロン影山による嘘だと気付き和解。以後、ZACの窮地に駆け付ける戦士となった。
二丁拳銃・インパルスマグナムによる早撃ちと両肩のパルサーカノン、胸部の重力子砲・サイバーグラビトン、そして自立飛行も可能な万能ビーム砲・ギガマックスといった強力な武装を持つ。
ビットステーションを利用せずともビットスーツを装着可能だが、変身バンクがビデオ撮影なのか、演出がちょっとシュール。

紺の戦士。
全宇宙を闇に包ませんと目論む宇宙海賊デスカルの野望に立ち向かう反乱軍・セイザーXの隊長。
専用の変身アイテム・シャークナックルでサメモチーフのセイザーアーマーをエックス装着、シャークセイザーとなる。
中距離・遠距離攻撃に優れたオールラウンダーで、専用の長剣・シャークバッシュにコスモカプセル・シャーク4をセットすることで必殺の激流攻撃・シャークラッシュが炸裂する。

黒の戦士。
当初は指令室で轟輝らレスキューフォースに指示を送るだけだったが、後に自ら着装し現場に出場。
着装後はなぜか無駄にテンションが上がり、勢い任せでレスキュービークルを全機発進させたり、全力疾走して現場に向かったり……と腹筋崩壊しかねない場面も見せつけた。

それぞれ黒の戦士、水色の戦士。
二人ともレスキューファイヤー・スカイチームに所属、専用武器である長剣・ジェットカリバーで天空着装する。
ツバサは冷静沈着でプライドが高く、雪リツカをライバル視している。ジュンは頭脳明晰で常に効率を求めるが、いろいろと子供っぽいことを気にしている。
レスキューファイアー・スカイチームに所属し、当初は炎タツヤを快く思わなかったが、後に和解。特に、ジュンはタツヤを「先輩」と呼ぶようになっている。

  • シャドージャック/シャドウ(機甲警察メタルジャック)
黒の戦士。
本名ディノ、コードネームB-9。
サイボーグ刑事組織計画「メタルプロジェクト」より以前に改造された軍事用試作サイボーグ。
パートナーの戦闘ロボ「ボルター」とジャックオンすることで大火力型ジャックアーマーを装着。戦闘力・火力も神崎ケンたち初期三人よりも高いが、装着時間に限界があるのが弱点。

黒の戦士&黄色の戦士。
ドリルゲキはひょんなことからブレイブ星人に六人目の勇者ダグオンに任命された風雲高校の番長。
変身後はドリル攻撃が得意なパワーファイターとして活躍。さらに、SL機関車型ダグビークル・ドリルライナーと融合合体することでダグドリルに、そして海らライナーチーム三名と超重連合体することでスーパーライナーダグオンとなる。
サンダーライは山海高校に転校してきたジンライ星人の宇宙刑事が変身し、炎たちを「先輩」と慕う。
変身後は電撃攻撃を得意とし、サイドカー型ダグビークル・サンダーバイクと融合合体することでダグサンダーに、さらにスペースシャトル型ダグビークル・サンダーシャトルと雷鳴合体することでサンダーダグオンとなる。

それぞれ黒の戦士、緑の戦士、金の戦士。
グランナーXはヒロイン・熊猫リンの実兄で、主人公である駆動ライガ&クウガ兄弟の先輩的存在でもある。当初敵であるダークスピナーに協力していたが、相棒ともどもガオグランナーサーベルの憎悪が消えたことでアースグランナーに入る。
グランナーJは陽気で仲間想いのアメリカ人で、射撃と投げ縄の達人。一時期ダークスピナーに加担していたグランナーXを敵視していたが後に態度を軟化。「ファミリー」として受け入れる。
グランナーGは世界的に有名な熱血レーサーだが、中盤までキズナレベルが足りていなかった。中盤でガオグランナーティラノに認められ5人目のグランナーとなった。

  • プラチナジェラート/瑠璃宮・シャーロット・氷華(恋は世界征服のあとで)
白金の戦士。
氷結戦隊ジェラート5の指揮官であるビッグジェラート博士の孫娘で、瑠璃宮グループの令嬢。IQ180を誇るインフルエンサーにして、熊を投げ飛ばすほどの護身術も心得ている。
過去にレッドジェラート/相川不動に救われてから彼に夢中になるが、死神王女/禍原デス美と相思相愛な様を見て「無償の愛」を求めてペンタゴン入りを拒否し、ジェラート5に加入。
専用のチェンジャーで氷結チェンジし、専用武器の長槍と合気道で秘密結社ゲッコーに戦いを挑む。


■プリキュアシリーズ


■関連項目



次回、アニヲタ戦士Wiki、『敵か味方か?6人目のアニヲタ戦士、“ツイキ・シュウセイ”!』
来週も見てくれよな!

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最終更新:2025年01月13日 16:26

*1 アバレンジャーの場合は4、5人目が追加戦士、6人目?がコスプレ戦士なのだが。

*2 海外版のパワーレンジャー・ライトスピードレスキューにはオリジナルの追加戦士「タイタニアムレンジャー」が登場している。

*3 その後恐竜やチームの一員にもなったため、戦隊側番外メンバーにもなった珍しい例。ただしワニはほとんど戦うことがない(そもそも怪人なのを考慮しなくともあまり強くない)ため「番外戦士」として扱われることはまずなく、どちらかと言えば「善玉怪人」「戦隊に協力している怪人」が近い

*4 もちろん内輪もめスタートのために追加される幹部のことのほうがまだまだ多いようではある

*5 大雑把に言って「ゴーカイセルラーに対応している」のが追加戦士、それ以外が番外戦士、という括り

*6 最もこちらはそもそも「男性の戦士」が混在するケース自体がまだまだ稀という理由もある。協力者に男性がいるケースは多いが。

*7 高丘映士/ボウケンシルバー。ただしこの時はサージェススタッフとしてのボウケンジャーの勤務ルールもあってほぼ菜月しか使用しなかった

*8 事実上タイムスリップしてきたため現代名が必要となった

*9 敵の「相手の名前を指定して発動する」能力を回避するため、ヒーローの変身前としての名前を新規に設けた

*10 「ゲキレンジャー」のリオとメレ、「リュウソウジャー」のガイソーグ、「ゼンカイジャー」のステイシーザー等、同様に「悪の戦士」ポジションから終盤に仲間入りを果たすメンバーは後の作品にも時折登場するが、彼らは番外戦士の枠組みで語られることが多い。特にリオとメレは『ゴーカイジャー』で番外戦士側にカウントされている。

*11 『10YEARSAFTER』の時の署長代行。ただしこの時は「ホージーを多忙にするのは捜査戦略としてマズいが、他メンバーにはそもそも極秘にしておきたい」という作戦上の理由もあったようにも見える。

*12 『ボウケンジャーvsスーパー戦隊』など

*13 演じた出合によるシナリオ解釈だが、おそらく監督や脚本家の確認は取っていると思われる

*14 もっともこの回では明石チーフは「赤ちゃんを戦士になるまで育てないといけない」というプレシャスの特殊な性質を予想していなかった。さらに「俺がそういう生まれだから、こういうのはある種しょうがない。ちゃんとヒーローに育てたうえで、勝てるかわからなければそこでボウケンジャーがお供になればいい」と立案した映士と違い、チーフは「プレシャスとはいえ子供を戦いに向かわせる選択をして良いのか?」で立ち止まってしまった。本件の敵組織は4組織の中でもっとも戦闘力の高いクエスターなのがこの時点で判明していたため、チーフの考え方もおかしくはないのだが。

*15 さすがに源太のゴールド寿司の品書きは現代の寿司店基準だが、実は当時の寿司店=元々の江戸前寿司はこういった「屋台のファストフード」だった。現代の寿司店で「加熱する・なんらかの形で火を入れる(例:煮穴子)」「塩漬けしておくなど長期保存前提(例:数の子)」のネタがあるのも、冷蔵庫はないし氷もそう簡単に入手出来ないこの時期、野外の店舗や魚市場から距離のある地域でも安全に提供出来るようにするためで、メニューに加えられたのが残ったからという理由もある。

*16 もっとも、ニンジャマンは『ゴーカイジャー』ではある意味レジェンド出演枠を担当しているため、少なくともこの頃はどちらとも解釈出来る描写ではあった。

*17 厳密には幹部に憑依されて肉体を利用されていたのが分離した。

*18 テトムに仕える身分でもあること、パワーアニマルから天空島にいるのを求められる回があったのを考えれば当然の判断ではあるが

*19 お互いに協力していた時期のシュバルツが「ザラム」呼びをするのは問題ないようなので、どちらかと言えば立場の違いによる使い分けか

*20 正確には赤と紺のツートンカラー。

*21 実際に何度か「『行間』はナシで頼む」と言われてしまっている

*22 単に演じる池田氏が兼任しているのではなく、設定上もジェラミーがナレーションを追加している扱い。

*23 実際に七夕の回(実質的な加入回)のラストシーンでは先斗だけ小学校範囲の漢字を書けていない

*24 1話から登場しているブンドリオ同様、ロボ戦の時に「巨大ロボになる」戦隊協力者であるため。一応玩具展開上はブンブン、ビュンディ共にブンブンジャー正メンバー扱いはされていない模様。

*25 本項ではプニバード族本来の姿を別カウントした

*26 あげはとしては序盤のエピソードからプリキュアの協力者として、ツバサは設定上だけなら1話の時点でいた