- プリンス・カメハメ…ハワイ超人ヘビー級タイトルを999回防衛したベテラン。キン肉マンの師匠となる。
- シャネルマン…自称アフリカ出身の残虐超人。超人同盟と超人評議会の分断工作のために所属超人を次々と倒した。
実在プロレスネタの多かった時期であることから、当時の著名レスラーをモチーフとした超人も多い。
◇ジェシー・メイビア
出身:
アメリカ合衆国・ハワイ州
身長:195cm
体重:110kg
超人強度:85万パワー
必殺技:返し技、ジャパニーズ・レッグ・ロール・ホールド、フロント・スープレックス
CV:田中亮一
プリンス・カメハメを倒し、彼に代わってハワイの英雄となった返し技の達人。イケメンだが、派手好きで高慢。
メイビアはカメハメを自分の付き人にし、カメハメもまたメイビアの弱点を探るためにその地位に甘んじていた。
カメハメに鍛えられたキン肉マンとの対決では返し技に頼り過ぎて、自身の必殺技が貧弱な点を突かれて敗北。
原作では「風林火山」でKOされたのはコイツとピークア・ブーだけ。
序盤でフェードアウトしたとは言え、カメハメを倒した実績は読者からも評価されていたがハワイ王座防衛戦でジェロニモに敗北。(アパッチの雄叫びが音波攻撃で返しようがない相性負けとファンからは考察されている。)
【キン肉星王位争奪編】の最終盤では負傷して素顔のウォーズマンを尻目にアイドル超人の1人として数えられ実体化して真・ソルジャーの姿になった残虐の神をパイルドライバーで瞬殺する活躍を見せた。カメハメと神に勝った男である。
また、ウルフマンと親友になっており(おそらくウルフマンのハワイ遠征・現地リング参戦の時にだと思われる)、何故かこの時は口調が片言なルー語になっていた。
携帯小説『ディープオブマッスル』では彼とカメハメとの因縁について語られている。
実は二人は過去にスパーリングをしており、その際にはカメハメがメイビアを無傷で下していたことが判明。
だが、半年後のタイトル戦ではメイビアがカメハメの苦手な返し技を習得したことと、カメハメ自身の老いが原因でメイビアが勝利した。
第21回超人オリンピックでは、あろうことか第一次予選のふるい落としで失格。
時間超人編(仮)ではキン肉マンとキン肉マングレート(正体不明)の「マッスル・ブラザーズⅢ」と“黎明の刻”エクサベーターとザ・ガストマンの「インダストリアルレボリューションズ」との試合解説を担当することに。口調は初登場時の時に戻っている。
『Ⅱ世』ではヘラクレスファクトリーの教官一人であり、最終試験として二期生の一人スカーフェイスと対決。5分足らずで倒されている。
◇ゴッド・フォン・エリック
出身:アメリカ合衆国
身長:不明
体重:不明
超人強度:不明
必殺技:アイアン・クロー、アイアンクロー投げ
アメリカ超人界の創始者。約150年間に渡って米国最高峰に君臨した超人。
世界超人協会(WSA)、世界超人評議会(WSC)、世界超人同盟(WSF)の会長達の師匠でもある。
三団体のテリトリー争いを見かねた彼の提言により、タッグリーグで優勝した組織が覇権を握ることに。
(ちなみにキン骨マン率いる「怪人血社」も参加している)
ストーリーが大幅に変更されたアニメ版には登場せず。
元ネタは伝説のレスラー、「鉄の爪」フリッツ・フォン・エリック。その握力(120kgあったという。超人だったのかも?)からアイアンクローを編み出した男である。
◇ドーロ・フレアース
出身:アメリカ合衆国
身長:不明
体重:不明
超人強度:不明
必殺技:老体アタック
CV:蟹江栄司
世界超人協会の会長。第20回超人オリンピックの決勝戦も観戦していた。
先の超人オリンピック中に世界超人評議会(WSC)と世界超人同盟(WSF)にテリトリーを大きく奪われている。
ゴッド・フォン・エリックの提言を受け、新たに超人協会チャンピオンとなったキン肉マンに希望を託す。
◇イヤデス・ハリスン
出身:アメリカ合衆国
身長:不明
体重:不明
超人強度:不明
必殺技:不明
CV:山口奈々
アメリカ東部・南部に勢力を持つ超人評議会の女性会長。
超人同盟のシーク会長(シーク星人)とキン肉マンの超人オリンピックチャンピオンベルトを奪おうと画策。
しかし、シャネルマンの正体暴きの際に超人同盟チャンピオンのスカル・ボーズに裏切られてしまう。
タッグリーグには後述の『ジ・エンペラーズ』を出場させる。
彼らのリーグ敗退後、超人同盟のキン骨マンにテリーマンに義足を盗ませる等汚いやり方に反発。
選手達と共に義足を取り返し、キン骨マンに気絶させられたロバートを介抱する等善玉キャラに。
時間超人編(仮)では
ネメシスと“終焉の刻”ファナティックの試合にスカル・ボーズと共に駆けつけた。
アニメ版では超人同盟の会長で、シーク星人は腹心の部下で参謀という設定。
ドーロ・フレアースとの殴り合い後、五分刈刑事達に数々の不正が暴かれ、逮捕された。
◇ビューティー・ローデス
出身:アメリカ合衆国・フロリダ州
身長:190cm
体重:180kg
超人強度:55万パワー(65万パワー)
必殺技:エルボー、サーフボード、デッドリー・ドライブ、エアープレンスピン、ベア・ハッグ
CV:佐藤正治
超人評議会のチャンピオンであり、タッグリーグでは『ジ・エンペラーズ』のチームリーダーを務める。
シャネルマンの正体暴きの際にスカル・ボーズに裏切られ、上唇から額まで顔の皮を引き剥がされてしまう。
以来、彼は金属製のマスクを着用するようになった。
(【黄金のマスク編】でもマスクを着けていたが、【王位争奪編】では再手術したのか普通の顔に戻っている)
タッグリーグ一戦目ではチームワークの差でマシンガンズを圧倒。
しかし、アメリカ超人界の首領ゴッド・フォン・エリックの叱咤を受けたキン肉マンがテリーマンと連携し始め、引き分ける。
二戦目のスカル・ボーズ達との因縁の対決でも息の合った連携で一時は優位に試合を進める。
しかし、スカル・ボーズのガソリンと火炎による反則攻撃で火だるまにされ、あえなく敗北。
ラジオでも容態の悪化が伝えられていたが、決勝戦ではザ・マシンガンズの応援に駆けつけ、上述の活躍を見せている。
【王位争奪編】ではキン肉マンの応援のために大阪城に駆けつけた正義超人達の中にジ・エンペラーズの姿もあった。
アニメではビューティー・ロローデスという名前で登場。
モデルのダスティ・ローデスへの配慮と思われる。
こちらではロボ超人の一人という設定で、キン骨マンが誤射したトリモチ弾で皮膚が剥がれたことで正体が露見。
動揺した隙に48の殺人技の一つ「人間風車」を受け、敗北した。
◇ジャンヌ・スティムボード
出身:スペイン(アニメ版ではフランス)
身長:198cm
体重:143kg
超人強度:65万パワー(55万パワー)
必殺技:フライングチョップ、空手殺法、サイド・スープレックス
タッグリーグ開催にあたって『ジ・エンペラーズ』結成のためにフランスから呼び戻された覆面超人。
かなり不遜な性格で口が悪い。
マシンガンズ戦では得意の空手殺法やジャンヌとの連携でキン肉マンを追い詰めるが、上述の通り引き分けに。
宇宙一凶悪コンビ戦では凶器攻撃の餌食となったローデスを助けようとしたが、デビルマジシャンの投げた短剣で胸を刺され倒れた。
アニメ版では【王位争奪編】まで登場せず。
モデルはリッキー・スティムボート。
◇シーク星人ファーハット
出身:シーク星
身長:183cm
体重:110kg
超人強度:30万パワー
必殺技:不明
CV:岸野一彦
ザ・シークとも。アメリカ西部に勢力を持つ超人同盟の会長。
シーク星人自体は初期の【第1次怪獣退治編】ではラクダにまたがった怪獣として登場しており、
テリーマン初登場回では日本に襲来した。
実質的な組織運営や作戦立案はスカル・ボーズに任せているため、影が薄い。
ゴッド・フォン・エリックの訪問時にも間抜けな反応をしてブン投げられている。
アニメ版では上述の通り設定が大幅に変更。
キン骨マンを差し向けたことでキン肉マンに怒りを買い、「人間風車」で倒された。
モデルは「アラビアの悪魔」「デトロイトの帝王」ことザ・シーク。
◇スカル・ボーズ
出身:アメリカ合衆国(アニメ版ではアフリカ)
身長:204cm
体重:160kg
超人強度:60万パワー
必殺技:凶器攻撃、フライング・ニードロップ、針ネズミ殺法、火炎放射、8の字固め
CV:佐藤正治
超人同盟のチャンピオンでシーク会長の腹心。
タッグリーグでは『宇宙一凶悪コンビ(ブラッド・イリュージョンズ)』のチームリーダーを務める。
スキンヘッドで、上半身にはローマ字で「SUKARU」の文字のタトゥーを入れている。何故「SKULL」ではないのか。
正義超人の中でも残虐なラフファイトを行う過激派「残虐超人」の一人で、全身から針を出す針ネズミ殺法を使う。
WSAのチャボ・ケロリをあっさりと倒すが、タッグ選手権では決勝でザ・マシンガンズに敗れた。
後に全米タッグリーグを制するも、宇宙超人タッグトーナメント開催前には超人師弟コンビにタイトルを奪われた。
その後は正義超人に転向するが、メイビア同様、第21回超人オリンピックではふるい落としで失格になる。
時間超人編(仮)ではネメシスと“終焉の刻”ファナティックの試合にイヤデスと共に駆けつけ試合解説を担当した。
アニメ版では超人同盟のアフリカチャンピオンとして登場し、シングルマッチでキン肉マンと対決した。
◇デビル・マジシャン
出身:スペイン(アニメ版ではフランス)
身長:190cm
体重:130kg
超人強度:60万パワー
必殺技:トランプ攻撃、凶器攻撃、8の字固め
CV:佐藤正治
スカル・ボーズのタッグパートナーを務める超人同盟の若手超人。白と黒のツートンカラーが特徴。
スカル・ボーズの過酷なスパーリングに耐え、タッグパートナーとして認められた。
トランプやナイフ等の凶器を全身に仕込んでおり、それを活かした凶器攻撃が得意。
マシンガンズとの対決時にはレフェリーのラーメンマンに見破られた。
スカル・ボーズとのツープラトン「8の字固め」は「4の字固め」と「首4の字固め」の複合技。
掛けて両端のロープを掴み伸縮性を利用することで、さらに威力が増す。
加えて、トップロープを持つ事で体が浮き、ロープの伸縮性と重力を付加させることもできる。
キン肉マン スーパー・フェニックスの「レイジング・オックス」にも似た技。
意外なことに、本編でこの技が使われたのは「怪人結社」のブラック・シャドーに対してのみ。
アニメ版ではシングルマッチでキン肉マンと対決。
ピアノ線を使った攻撃や肩当てに仕込んだ凶器をラーメンマンに見破られる。
最後は48の殺人技の一つ「人間ヘリコプター」で宇宙まで投げ飛ばされた。
『ディープオブマッスル』では彼の過去についても語られ、本名が「エンゼル」であることと、
超人界きっての手品師である父デビル・マギーとの確執がきっかけで残虐超人に転身したことが判明。
◇ダイナマイト・パイパー
出身:アメリカ合衆国(アニメ版ではブラジル)
身長:183cm
体重:103kg
超人強度:78万パワー
必殺技:パイパー・キーロック
「超人同盟きっての暴れん坊」と言われる超人。
シャネルマンの正体暴きのために開催されたランバージャック・ショーでやさぐれ時代のロビンマスクと対戦。
握手を装ってロビンの腕を取り、キーロックに固めた。
しかし、ロビンがキン肉マンに敗れたことを揶揄したせいで怒りを買い、タワーブリッジで真っ二つにされた。
【完璧超人始祖編】では超人墓場にて姿を見せ、悪魔将軍によって墓場が崩壊した時に落石に潰されていた。
アニメでは超人同盟のブラジル代表という立場で髪型がリーゼントになった。
試合では真っ二つにこそされなかったが失神KOの上に場外まで投げ飛ばされ、病院送りに。
モデルはロディ・パイパー。