エアブレード(遊戯王OCG)

登録日:2014/08/17 Sun 16:11:44
更新日:2024/12/06 Fri 22:45:10
所要時間:約 4 分で読めます




【エアブレード】とは、遊戯王OCGにおけるデッキの一つ。

その名の通り《E・HERO エアーマン》と《神剣ーフェニックスブレード》とを軸とし、
《次元融合》による帰還を切り札とした次元系コンボ・ビートダウンデッキ。

《E・HERO エアーマン》制限指定以前までは主流デッキの一つに数えられたほどの強さを持つ。


【基本戦術】

空気を読めない擬似ガジェットこと《E・HERO エアーマン》により戦線を維持しつつ、
何らかの手段で《神剣ーフェニックスブレード》を墓地に落とし、除外ゾーンを肥やしてゆく。

十分な数のモンスターが除外ゾーンに溜まったら、《次元融合》により帰還させ、そのまま相手を殴り倒す。
《E・HERO エアーマン》も何枚かは除外されるのが普通なので、その効果により一気に相手の魔法・罠ゾーンを一掃してしまえる。

え? 相手のモンスターはどうすんのって? 色々あるけど、
《増援》でサーチできる戦士族の《ならず者傭兵部隊》あたりを用意してやればよろしいかと。


モンスターの展開手段として、さらに【推理ゲート】(《名推理》と《モンスター・ゲート》)のギミックを採用する場合も多い。

この両者はディスアドバンテージを負いやすいのが弱点なのだが、
《E・HERO エアーマン》は出てすぐにアドを取れるし、《神剣ーフェニックスブレード》をデッキから直接墓地に送る手段にもなるので非常に相性がいい。

このギミックと相性抜群の《混沌の黒魔術師》も、もちろん採用する。
魔法拾えるし、打点高いし、相手の墓地利用を防げるし、と良いことづくめ。

ビートダウン系のコンボデッキであるがゆえに、《冥府の使者ゴーズ》が最大の天敵(自分で使ったりもするけど)。

そのため、特に暗黒界系の【ダークゴーズ】への対抗策として、
マインドクラッシュ》+《ダスト・シュート》のハンデスコンボが採用されることも多かった。
特に《マインドクラッシュ》は手札の《神剣ーフェニックスブレード》を墓地に送る手段にもなるのがポイント。

その他では《封印の黄金櫃》も便利。
単純に《次元融合》とかを探すだけでなく、除外ゾーンを肥やす役割も担う。


【派生形】

主流デッキとして活躍したほどのデッキなので、派生形もいくつか存在している。

  • 【アーチャーブレード】
アマゾネスの射手》を利用したバーン系1キルデッキ。
《アマゾネスの射手》のコストに『《混沌の黒魔術師》+《次元融合》』のループコンボを投入したのがこのデッキ。
ライフコストを補うため《魔力倹約術》も採用される。

元来、「《混沌の黒魔術師》を射出カードのエサにする」コンボとして【混黒1キル】が存在したが、
《増援》《神剣ーフェニックスブレード》を共有できる戦士族の《アマゾネスの射手》を射出手段にすることで【エアブレード】に組み入れられた。


HEROの中でも特にD-HEROに特化したもの。

デッキ回転手段を上げる《デステニー・ドロー》と、このデッキと相性抜群の《D-HERO ダイヤモンドガイ》は非常に優秀。

この型を特に【デステニーブレード】と呼んだりもする。


項目参照。【デステニーブレード】からのさらなる派生形で、
マジカル・エクスプロージョン》による先攻1ターンキルをも可能とした脅威のデッキ。

……と、名前のせいでそう思われがちだが、実態は微妙に異なる。

このデッキのキモは実は『《混沌の黒魔術師》《サイバー・ヴァリー》そして《次元融合》によるループコンボ』であり、
それらを揃える(+《マジカル・エクスプロージョン》の下準備))ために【推理ゲート】のギミックが採用される。

そして、【推理ゲート】によるアド損を補うために【エアブレード】のギミックを間借りしている、というのが正解。

その後、この【ドグマブレード】が猛威を振るったせいで、デッキの主要カードが規制され、
大本の【エアブレード】のほうも消滅してしまった。(まあそれ以前からかなり弱体化はしていたのだが)


エアブレード「身内からこんな不祥事を出してしまい、大変遺憾に…」←プレイヤー「お前もだよ!!!」


追記・修正は《E・HERO エアーマン》を三枚フィールドに出した人がお願いします。


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最終更新:2024年12月06日 22:45