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獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦 さらば永遠の友よ

登録日：2014/01/19 Sun 22:54:53
更新日：2025/01/24 Fri 15:58:16
所要時間：約 7 分で読めます




時をかける希望！

宇宙大恐竜VSスーパー戦隊、空前絶後の大決戦！！




【概要】

スーパー戦隊シリーズ恒例のVSシリーズ。
監督・脚本は『仮面ライダーW FOREVER AtoZ／運命のガイアメモリ』と同じ坂本浩一＆三条陸コンビ。
三条氏は放送終了後発売されたVシネマ『帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー 100years after』を含めると、
テレビマガジンの読者プレゼントDVDと『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』、『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』を除いてインタビュー通り『キョウリュウジャー』の物語を一人で書き上げたことになった。

本作のタイトルこそキョウリュウジャーとゴーバスターズのVS戦隊シリーズだが、過去の恐竜モチーフのレジェンド戦隊である『恐竜戦隊ジュウレンジャー』と『爆竜戦隊アバレンジャー』も参加する。
また、名前だけならゴーバスターズと競演した前々作『海賊戦隊ゴーカイジャー』も出ている。
このため、『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』に次ぐ豪華な作品となっている。

なお、通常VSシリーズでは基本的にひとつ前の戦隊（タイトルの後ろになってる戦隊）が悪堕ちしたり戦いを仕掛けてくることが多いが、
今作では現行戦隊であるキョウリュウジャーの方が悪堕ちするという珍しい展開である。

キョウリュウシルバー/トリン役の森川智之氏はチダ・ニック役の藤原啓治氏に代わり二年後のクレヨンしんちゃんで野原ひろしの代役を務めており、ひろし同士の競演となった。


【あらすじ】

ゴーバスターズはとあるミッションを受け、あるトラックを追っていた。
だが、謎の敵に阻まれてしまい、惜しくも取り逃してしまう。
一方、キョウリュウジャーの前に現れたのは喋るティラノザウルスと、悪の下僕と化したアバレッド、そしてティラノレンジャーだった……！
彼らは何故悪魔に魂を売ったのか？
ダイノホープとは、邪命力とは何か？
そして、ダイゴに告げられた「親友の死」とは、一体……？


【主な登場人物】

◆獣電戦隊キョウリュウジャー

現行かつ37番目のスーパー戦隊であり、本編の主役ポジション。
しかし、ダイノホープを奪われて悪堕ちし、過去の世界で恐竜狩りを行う。

みんなのキングであり、第三の赤いティラノ戦士。
一番の親友に死が近い事を伝えられるが、誰の事かは分からなかったらしい。
きっと親友が多すぎて絞れんかったんや……(震え声)。
最終決戦時はゴーバスターズ、そして恐竜戦隊の先輩と共に「俺達はみんな戦隊だ！！」と叫び時をかけたガッツと共にブレイブを燃やす。
さすがに歴代36戦隊と共に「俺達は戦隊だ！！」はできなかったか…。

  • キョウリュウブラック／イアン・ヨークランド
キザでクールな（はずの）ガンマン。
女子メンバー（ヨーコ）にアタックし玉砕、そしてその後の「Oh,my!」はもはやお約束を通り越して鉄板芸となった。

  • キョウリュウブルー／有働ノブハル
相変わらずのムードメーカーなのっさん。
しかし元がユルいせいか悪堕ちした時のギャップが強く、中々ショッキングだった。そこ、「ただのツッパリ」って言わない。
でも一番インパクトあったのは髪型である。きっとあいつのオマージュ。「キター」も言ったし。

  • キョウリュウグリーン／立風館ソウジ
剣の達人・グリーンボーイ。
戦隊集合のシーンでは同じ若き剣士であるタイガーレンジャーとのコンビプレーを見せた。

  • キョウリュウピンク／アミィ結月
キックの鬼。洗脳時は無駄にセクシー。
（恐らく監督の趣味で）ヨーコと共に女子高生ルックスを披露、戦隊集合シーンではトリケラレンジャーとアバレブルーとトリオを組んだ。

  • キョウリュウゴールド／空蝉丸
のっさん、リュウジと共に年長組に片足突っ込んでる。
戦隊集合シーンではプテラ系の女子と共に空中戦を披露した。

  • 弥生・ウルシェード
みんな大好き眼鏡っ子。ただし今回は変身なし。
仲村さんの代わりに「3…2…1…来ます！」となぜか楽しそうに叫んで黒りんを驚かせた。

獣電戦隊の司令官。
ニワトリが苦手なヒロムのウイークポイントとしても、闇の連合軍の本拠地でもゴーバスターズを援護し活躍した。
「アレ」的な何か
公開日1日後の1月19日に死亡するとは誰が予想しただろうか。

緑の瞳をしたティラノザウルス。
ダイゴに親友の危機を伝えるため唐突に現れた。
その正体は……


◆特命戦隊ゴーバスターズ

36番目のスーパー戦隊にして悪堕ちしなかった貴重な先輩チーム。
しかし、恐竜系戦隊が集まる中、空気化するのではないかと公開前から懸念されていた。
が、蓋を開けてみるとその独自の立ち位置から、かなり多くの見せ場を得た。
ただ、ゴリサキ・バナナとウサダ・レタスといった一部メンバーがほぼ不参加な状態なのが残念がられることも多い。
尚、今作ではVSシリーズ前作『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』に続き、「特命戦隊ゴーバスターズ」と名乗った。

相変わらずクールなレッド。
しかしトリンを見てフリーズしかけた辺り、ウィークポイントはまだまだ健在のようだ。

まだアラサーだけどのっさんの親父ギャグのよき理解者となった。
青い天使が仲間になりたそうにこちらを見ている。

ゴーバスターズの紅一点。スーパーヒーロー大戦Zを経て一層可愛くなった。
アミィとの百合ん百合んな見せ場にお父さんと大きなお友達はきっと大満足したことだろう。

ヴァグラス復活におけるカウンタープログラムとしてJの中で眠っていた。
しかしそれも1度だけであり、戦いの後はまた光となって消えていった……。
DVDジャケットやポスターでは他のメンバーと一緒に映っているが実際はキョウリュウジャーキャストとの絡みはない。

森の管理人として元気に活動中。
今回は陣の方から被っていいといわれたので、遠慮なく被る。
変身後の姿はDVDジャケットやポスターでは他のメンバーと一緒に映っているが実際はキョウリュウシルバーを除き絡まなかった。変身前ならソウジとイアンと絡んでいる。

ご存知、方向音痴のバイクの人。
非戦闘バディロイドでは唯一の台詞ありで、バイク形態でヒロムと共にトラックを追跡していた。

ゴーバスターズの司令官。
こんなこともあろうかと思ってDr.ウルシェードと共同開発したスーパー戦隊獣電池を持ってきたぞ！


◆恐竜戦隊ジュウレンジャー

16番目のスーパー戦隊にして元祖恐竜系戦隊。
故人のブライ兄さんは残念ながら不参加。
しかし『ゴーカイジャー』でのレジェンド大戦参加の時もだが、割とあっさり登場するため、実はまだ地上に残っているのでは……？

初代赤いティラノ戦士。
年を重ねてはいるが、当時と変わらない派手なアクションを見せつけてくれる。

変身後の姿で参加。
ゴウシ以外のキャストは既に引退しているが今回の撮影の為特別に復帰。
つまり、全員オリジナルキャスト。
ダンのみノンクレジットだが、これは中の人の現在の職業がジャニーズ事務所のマネージャーでクレジットに載せられなかったためと言われており、
メイ役の千葉麗子氏のTwitterのコメントから本人であることが確認できる。
流石に声質こそ変わっているものの、雰囲気は当時のままであり、ジュウレンジャーのファンなら感涙モノである。


◆爆竜戦隊アバレンジャー

27番目のスーパー戦隊にして二代目恐竜系戦隊。
異世界・ダイノアースにいるアバレブラックと故人のアバレキラーは残念ながら不参加。
『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』で復活した恐竜やネタも今回は無し。

第二の赤いティラノ戦士。
いきなりとっ捕まったシーンから披露という中々ショッキングな登場を果たした。
パンフレットではリーダー扱いされている(一応初期メンバー3人の中ではリーダー格だが、本来のリーダーはアバレブラック)。

『ゴーカイジャー』から引き続き登場。髪に入った白いメッシュがポイント。
スピリットベースでドリケラを見て「トリケラトプスがピンクだなんて、変わった戦隊だな」と驚いていた。

変身後の姿のみ登場。
声優はノンクレジットで、非常にオリジナルに似てはいるが、演者のいとうあいこ氏は既に芸能界を引退していたため恐らく代役
……と思われていたが、後の2023年公開のVシネクスト『爆竜戦隊アバレンジャー20th 許されざるアバレ』公開を機にいとう氏がアフレコしていたことが10年越しに公表された（ リンク ）。つまりこちらも全員オリジナルキャストである。
原典以上に博多弁を連発しており、アバレイエローを通り越して初代キレンジャーっぽくなっている。


◆闇の連合軍

デーボス軍、ヴァグラス、そしてボルドスの部下によって結成された連合軍。
恐竜の持つ時をかける希望の力「ダイノホープ」を「邪命力」に変換して恐竜の戦隊を支配し、ボルドスの復活を目論む。

デーボス仲良し四人組。
「喜怒哀楽デーボスフィニッシュ」なる新技まで披露してくれる。
お前らいつそんなの出す特訓したんだ。

残していたバックアップを基にボルドスによって復活させられたヴァグラスの幹部。
ユナイト体、そしてダークバスターとしての姿で戦う。
頭を悩ます上司がいないためか、EDのダンスでは凄い笑顔を見せてくれる。

エンターと共に復活したヴァグラスの幹部。
ある程度古いデータから復活したのか、原作終盤で見せたサイコさは鳴りを潜めている。
胸元が何度も強調されたのは多分坂本監督のせい。

  • 宇宙大恐竜ボルドス
鳴き声:トップゲイラー
かつて恐竜の戦隊に滅ぼされた大サタン、邪命神デズモゾーリャの怨念から生まれた最大の敵。
しかも恐竜系の悪の幹部だけでなく、ヴァグラスまでついでに……じゃなく一緒に復活させてくれる懐の広いお方。
監督の坂本氏曰く、イメージとしているのはキングギドラと『グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣』に登場したドラゴノザウルスとの事。

  • ネオグリフォーザー
CV：安元洋貴
ボルドスによって生み出された武人。
オリジナルの方はバンドーラ一味共々封印されてるだけなので、おそらく能力だけコピーされた別人。
自力でドーラセプターを呼び出して巨大化できる。
無理だと分かっていても、そこはやっぱりご本人様に投げて欲しかったが……

  • ネオガイルトン
CV：寺島拓篤
ネオグリフォーザーと共に生み出された戦士。
しかしまさか暗黒の鎧の方が選ばれるとは、エヴォリアンの幹部もさぞ驚いたことだろう。

  • ネオメサイア
なんとか生き延びていたネオガイルトンが、バグラーカードを使用し、かつてのメサイアのごとく変身した姿。
スーパー戦隊に復讐をしようとするが……。

  • ゾーリ魔、カンブリ魔、バグラー、ゴーレム兵、バーミア兵(ゾルル&ゲルル)
いつものやられ役。
今回は新旧戦隊の戦闘員だけでなく、ジュウレンジャーやアバレンジャーのも出てくるぞ！


【主題歌】

みんな・デ・カーニバル
本作オリジナルの主題歌。
OP&EDを熱唱した高取ヒデアキと鎌田章吾が陽気に歌い上げる。EDロール内での敵味方入り乱れたダンスは必見。
獣電竜の名前が入っていたり、ゴーバスターズのエンディング曲『キズナ～ゴーバスターズ！』のフレーズがBGMに組み込まれているのが芸コマ。

BD＆DVDコレクターズパック特典のメイキングを見ると、撮影はなかなかカオスだった模様。
特に幸人とエンターと黒リン


【余談】

本作のキーワードである『ダイノホープ』だが、これは脚本を書いた三条氏がアバレンジャーの『ダイノガッツ』、キョウリュウジャーの『ブレイブ』『キョウリュウスピリット』にあたる力がジュウレンジャーにないため生み出された設定である。
名前の由来はジュウレンジャーOPの歌詞にある『時をかける希望』から。
…え？ダイノパワーはどうしたって？あ、あれはメダルに込められた力なだけだし(震え声)……




追記修正はダイノホープ奪回と共にお願いします。



















次はぁ～ トッキュウジャー トッキュウジャー








◆烈車戦隊トッキュウジャー
もはやお約束となった、次期スーパー戦隊のゲスト参加。
復活を遂げたネオメサイアと闘う事となる。
しかし今回はED後の登場であり、消化試合感があった。
そもそも映画館ではEDで席を立つ観客もいるため、そもそも存在を忘れてた人もいるのではなかろうか。
しかし、登場時の電車ごっこからのエグザイルダンスによるインパクトは絶大。
この時のノリは完全に（初代以外の）車系戦隊のノリだった。

次期レッド。
かなりの自由人で、ネオメサイアから「お前達は……戦隊か？」と問われて、「いや！違う！」と言ったようにその場の思い付きで適当な発言をする事が多い。
トッキュウジャーの目玉ギミックである「乗り換え変身」によって、一人だけ戦隊内ゴーカイチェンジを披露した。

  • トッキュウ2号／トカッチ
次期ブルー。
またまたブルーで(中の人が)最年長だが、妙に腰が低い。

  • トッキュウ3号／ミオ
次期イエロー。
モテるらしいが、恋愛が一番苦手かも。

  • トッキュウ4号／ヒカリ
次期グリーン。
1号への突っ込みも担当してるらしい。

次期ピンク。
中の人はメンバーでは最年少。


入場者先着特典はダイスオーカード・ガブリンチョ.GB.P-073「トッキュウ1号」。
ダイスオーDXがEX(エクスプレス)に移行しても使用可能。
コンビアタックが発動するとキョウリュウレッドがバディ(相棒)としてトッキュウ1号に加勢するぞ！


次はぁ～ 追記修正～ 追記修正～

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最終更新：2025年01月24日 15:58