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ホルード

登録日：2014/01/05 Sun 22:54:07
更新日：2024/10/31 Thu 21:22:32
所要時間：約 4 分で読めます



大きな耳は1トンを超える岩を楽に持ち上げるパワー。工事現場で大活躍する。


ホルードとはポケットモンスターシリーズにX・Yより登場するポケモン。


■目次


■データ

全国図鑑No.660／セントラルカロス図鑑No.011
英語名：Diggersby
分類：あなほりポケモン
高さ：1.0m
重さ：42.4kg
タマゴグループ：陸上
性別比率：♂50♀50

タイプ：ノーマル/じめん

特性：ものひろい(自分が道具を持っていない時、相手や味方が道具を消費したターン終了時にその道具を拾う。本編では戦闘終了時に10%の確率で道具を拾ってくる)
　　/ほおぶくろ(きのみ使用時に本来の効果に加えてHPを最大値の1/3回復する)
隠れ特性：ちからもち(物理技の威力が2倍になる)


HP：85
攻撃：56
防御：77
特攻：50
特防：77
素早さ：78
合計：423

努力値：HP+2

ホルビー(Lv.20)→ホルード

■ホルビー

全国図鑑No.659／セントラルカロス図鑑No.010
英語名：Bunnelby
分類：あなほりポケモン
高さ：0.4m
重さ：5.0kg

タイプ：ノーマル

■概要

巨大な耳を持つ、ウサギをモチーフにしたポケモン。
第六世代における序盤ノーマル枠。

愛くるしい姿のホルビーから一変、工事現場で働く土方のオッサンのような顔つきになった。
そのあまりにかけ離れた姿は、ホルビーを一生懸命愛でていた少年少女たちを愕然とさせたに違いない。

実際の手よりも大きく発達した耳は、ショベルカー並みの力を持ち、1トンを超える硬く大きな岩盤を楽に持ち上げ、粉砕したり、土を掘ったり出来る。
その力を工事現場で存分に奮い、大活躍するが、作業後はダラダラと過ごしている。

こんな図鑑説明も手伝って、ユーザーの間では完全に「オッサン」という愛称が定着してしまっている。
仕方ないね。

お腹の体毛は保温性に優れており、昔の人は抜け落ちた体毛を集め、防寒具を作っていた。見た目はおっさんの腹巻き

ちなみにこんなナリをしているが、ちゃんと♀も存在する。
よいこのみんなは、育て屋にカイリキーと一緒に預けないようにしよう。
一応この2匹はタマゴグループが違うので、間違ってもタマゴが発見されることはない。念のため。


■ゲームでのホルード

野生のものは22番道路の黄色い花畑に出現する。
ホルビーをLv.20に上げて進化させても可。

初代で言うラッタ枠だけあって、覚えられる技は豊富。
「いあいぎり」「なみのり」「かいりき」「いわくだき」「あなをほる」と多くのフィールド技を覚えるため、秘伝要員としても使える。

HPが爆上げされたおかげで耐久はそこそこ期待できるが、如何にも力強そうなのに火力が低すぎるのが難点。
素早さもそこそこ程度で、素の状態ではまず戦力にはならない。

「ものひろい」は面白い効果だがシングルでは相手の持ち物を予測するのが難しい上に自分に役立つかも分からず不安定。
ダブルなら味方のアイテムを使いまわせるとは言え、都合の良いタイミングで使えるかは怪しい。
「ほおぶくろ」はどんなきのみでも使用後にHP回復の効果が得られるという特性。
「オボンのみ」と組み合わせると最大HPの半分以上の回復量が見込めるが、そもそも戦闘自体に不向きなホルードにあまり意味はない。

……と、従来のラッタ枠ポケ同様不遇な存在として見捨てられるものと思われていた。
そう、隠れ特性が解禁されるまでは……。


■対戦でのホルード

確かに素の状態ではまったくバトルで使い道がないホルード。
しかし、隠れ特性が解禁されたおかげでその汚名を見事払拭することに成功した。

それが「ちからもち」である。

この特性により、従来のラッタ枠ではありえないレベルの高火力を叩き出すことが可能となった。*1
また、こんらんによる自傷攻撃や相手の「イカサマ」によるダメージ計算では適用されないのも特徴。

レベルアップで習得できる技だけを見ても豊富。
タイプ一致のメインウェポンになる「じしん」、弱点対策の「とびはねる」、半減対策の「アームハンマー」、HP半減の「いかりのまえば」など、技の宝庫である。
そして、ホルードが覚える技で最も有用性が高いとされているものが「でんこうせっか」。
「ちからもち」補正とタイプ一致補正が加わればただの「でんこうせっか」とは言えど威力はバカにならない。
ウインディ（攻撃種族値110）の不一致「しんそく」と同等の威力を叩き出せるのである。
同じ芸当はマリルリも「アクアジェット」で出来るが、ホルードの方が攻撃力は上。

さらにその火力をさらに底上げする「つるぎのまい」、火力と耐久を同時に上げる「ビルドアップ」、スカーフ持ちガブリアスを抜ける「こうそくいどう」など変化技も充実。

ORASでは教え技が解禁され、戦術は更に多様化。
ゴーストタイプへの打点となる「はたきおとす」や「イカサマ」、フェアリーに刺さる「ダストシュート」、「リサイクル」によって通常特性の「ほおぶくろ」を活かした耐久型もこなせるようになった。
隠れ特性「ちからもち」の場合「イカサマ」の火力も倍化し、大火力が期待できる。

なお、あくまで特性に依存する性能なので、特性「ミイラ」や「いえき」、「なやみのタネ」など特性を無力化する相手とは相性が非常に悪いので注意したい。


何より、同じ第6世代出身にして現環境トップメタのギルガルドキラーとして有名。
ゴースト・はがね技の被ダメージを等倍以下に抑えられる。「かげうち」も怖くない。

最近では「じゃくてんほけん」持ちギルガルドが増えたのが少々怖いが、「つるぎのまい」1回積んでおけばシールドフォルムであろうと「じしん」で確一。
「せいなるつるぎ」もHP振りであれば楽々耐える。

剣盾では一致ダイアースで大ダメージを与えながら特殊耐久を底上げすることが可能となり、ダイマックスによるHP増強で一撃では落とされにくくなり、大幅強化された。

ダウンロードコンテンツ解禁前のシーズン5からシーズン7までの間、使用率ベスト30に入るなど大健闘。

特性ちからもちの仕様と素の素早さで動くドラパルトへの素早さの優位性を活かした最速こだわりスカーフ「イカサマ」型、非ダイマックス時の低耐久を逆に生かしたきあいのタスキ「じたばた」型が主に実績を残した。

一方、フォクスライの隠れ特性「はりこみ」が解禁されてからは「イカサマ」の威力1位を譲ることに。もっとも、あっちはあっちで状況が限定されるので常時最大火力で考えれば依然こっちが1位だが……


■アニメでのホルード・ホルビー

ホルビーはXY第1話からシトロンの手持ちとして登場。
性格は、面倒見がよく真面目である。
ジムを乗っ取った「シトロイド」を倒すためにゲットしていたらしい。サトシのピカチュウと互角以上に渡り合える実力を持つ。
第11話にてシトロイドの扱うエレザードと対決し、初めは押され気味だったが、フィールド全体を覆い尽くすほどの「かげぶんしん」でエレザードを翻弄。
「どう見てもNARUTOの多重影分身です。本当にありがとうございました」
しかし大量の分身は全てダミーで、本物のホルビーは「あなをほる」で真下からエレザードを攻撃し撃破、勝利に貢献した。

CVは赤崎千夏。
いつかはこのホルビーもホルードに進化してしまうのだろうか……

ホルード初登場回は第14話。だが、使ってきたキャラはポケモンバイヤー。
そう、悪役としての登場である。
何故に悪役として登場させたのだろうか・・・序盤ノーマルが悪役として登場したのはヤマコサのラッタ以来ではないだろうか。
(まぁ後述する88話のホルードも悪役としての登場だったが、こちらは最終的には改心してシトロンのホルビーの後釜となっていたりするが。)

そして88話では、ホルビーがシトロンにゲットされる経緯が丸々回想で描かれた。
元々ホルビーはミアレシティの元地下鉄駅にて野生のポケモン達と暮らしていたポケモンであったが、
サトシとピカチュウがカロス地方に来る少し前にてシトロンがユリーカとシトロイドの暴走でジムを追い出され立ち往生してた際にリンゴを盗んだ事がきっかけで出会う。
その後、そのポケモン達との住んでいた電車を別の野生のホルードによって奪われるも、これを後々シトロンと協力して撃退。
最終的にはそのホルードも直後ホルビーの仲間のポケモン達を助けたりとで仲直りをし、最終的には彼らに見送られてシトロンの手持ちとなった。
ホルビーの立ち位置は優しく面倒見の良いお兄さんであり、みんなを気遣い、人見知りのセレナのイーブイが唯一懐いており、ユリーカを庇って負傷したりしている。



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最終更新：2024年10月31日 21:22

*1 攻撃↑の性格で個体値V、努力値252のLv50ホルードの場合、ちからもち込みでの攻撃種族値は163に相当する