アッシュ・ローラー(アクセル・ワールド)

登録日:2012/02/23 Thu 21:29:53
更新日:2024/01/07 Sun 12:17:59
所要時間:約 5 分で読めます








「俺様、メガ・ラァッキィィ~!」


アクセル・ワールド』の登場人物。
CV:鈴村健一

主人公・ハルユキの初対戦の相手。所属レギオンは緑の王《グリーン・グランデ》率いる《グレート・ウォール》。
ドクロを模したヘルメットで顔を覆い、全身に骸骨の意匠が施されている。革のトゲ付きライダージャケットを着用。

原作デザインではやられ役っぽい風貌だが、トレーディングカードのアレンジverではゴーストライダーと特撮ヒーローを折衷したようなデザインでやたら格好いい。
アニメではどちらかと言うとゴーストライダー寄り……と言うかゴーストライダーその物。

最大の特徴は常に跨っている世紀末なアメリカンバイク《ナイト・ロッカー》。
バイクにはアバターの全ポテンシャルが集約されており、高いスペックと小回り、壁面走行能力とミサイルを有するスーパーバイクである。

反面、本体ははっきり言って弱い。ガタイはデカいが腕力などはいまいちで、ひょろひょろのシルバー・クロウ=ハルユキにあっさり抱え込まれた。


初登場は第1巻。
右も左もわからないハルユキに対戦を申し込み、自慢のバイクによる轢き逃げアタックで完勝した。
ちなみにこの時のバトルステージは《世紀末》。明らかに狙っている。

二度目の対戦では、ハルユキの奇襲を食らって劣勢に追い込まれるが、壁面走行能力によりビルの壁を爆走、逆にハルユキを追いつめる。
勝利を決めたかに思われたものの、内燃機関バイクゆえの弱点をハルユキに発見され、逆転敗北を喫した。
負けはしたものの、それまで他の誰も気にしなかった内燃機関バイク故の特徴を突いてくる相手がいたことに、内心喜んでいた模様。

以降も登場するたびに読者の腹筋を攻撃する新技・新装備を引っさげハルユキと対戦する。

因縁の相手であるクロウとは自他ともに認めるライバルで、一部のギャラリーからは「アシュクロ」の愛称で親しまれ、二人の対戦はちょっとした名物となっている。
間違っても「アシュ×クロ」と書いてはいけない。


ヒャッハー」「ヒャハハー」という口癖の他、やたらと英語を使いたがる。どこのルー大柴だ。

だが英語力は怪しいもので、渋谷のことを「ビター・ヴァレー」と呼んでハルにツッコミを入れられたりした(ビターだと「苦谷」になってしまう)。

但し、自身の「親」であるスカイ・レイカーには頭が上がらず変な英語も使わない。


【技一覧】
《壁面走行能力》
ハルユキとの初戦に勝利してレベル2になったアッシュがレベルアップボーナスとして習得したアビリティ。
必殺技ゲージを消費することで、垂直な壁を自在に走れるようになる。
その性能は高く、ビルの壁はおろか軌道エレベーターの外壁すら上ることが可能。


《フライング・ナックルヘッド》
厳密には技ではなく外付け武装。バイク側面に装着されたミサイルを発射する。
ハンドル脇のボタンを操作することで発射体勢に移行。
バイクから離れていても、技名を叫ぶことでミサイルを発射できる。
飛行能力を持つシルバー・クロウ対策だけでなく、バイクから引き離されても戦えるように設置されたと思われる。


《Vツイン拳》
必殺技というより独自のテクニック。サーフィンの要領でバイクの上に直立し、ハンドルとアクセルを右足で操作する。これによって両手と左足がフリーになる。
バイクによる突撃をかわしざま近接攻撃でカウンター、という戦法を取ってくる敵への対抗手段。

その他、ウィリー走行して前輪で攻撃するなどの戦法を取る。



スピンオフ四コマ「あくちぇる・わーるど」ではガイコツさんと呼ばれる。
口調はそのままだがテンションは落ち着いており、奇抜な言動を繰り返す黒雪姫に対するツッコミ役の一人。
ハルユキにパイルダー・オンされたりもした。



以下、重大なネタバレ




















「私……アッシュ・ローラー、です」


  • 日下部綸(くさかべ りん)
CV:南里侑香
「ヒャハハァー俺様メガ☆ラッキィ~」なアッシュさんの「中の人」。
髪をショートカットにした、どこか少年めいた外見を持つ美少女である。 

おどおどした言動のおとなしい性格だが、美的センスは少々ズレており、ヒャッハーなアッシュの外見を「カッコいい」、ミサイルを「可愛い」と言ってのけた。
アッシュ・ローラーとして戦う時は別人格に切り替わっている。

かつてバイクレースの選手だった兄・輪太を慕っていたが、兄は事故で植物状態となってしまう。
兄の見舞いをきっかけに病院でアルバイトを始め、そこでのちに師匠となるスカイ・レイカーと出会った。

対戦の際に兄の人格と思しき別人格となるのは、レイカーからブレイン・バーストをインストールしてもらう際に兄のニューロリンカー(携帯端末)を使ったためだと推測されている。
通常、他者のニューロリンカーはたとえ親族でも使用出来ないのだが、綸の場合は乳児期より兄が自身のニューロリンカーを彼女に装着させ趣味の情報を共有していたため、兄のニューロリンカーに使用者として認識されている。

初めて対戦した時からハルユキに好意を抱いており、現実世界で顔を合わせた際はリアルでのハルユキの外見など気にも留めずストレートに告白した。
また、大した用事もないのに杉並区のハルユキの学校まで渋谷から足を運ぶなど行動的な一面も垣間見せている。ほんとピンクのブタ爆発しろ。

フラグ乱立魔のハルユキにはっきり好きだと言った2人目のキャラクター(一人目は本作メインヒロイン)であり、今後の活躍に期待がかかる。

原作以外ではテレビアニメ最終回でまさかの登場を果たし、ゲームやOVAにも僅かながら出演。映画ではちゃんとハルユキたちと絡むシーンが設けられている。



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最終更新:2024年01月07日 12:17