登録日:2012/03/15 Thu 03:42:54
更新日:2025/02/18 Tue 13:04:41
所要時間:約 7 分で読めますッッ
- 第一部『グラップラー刃牙』(全42巻)
- 第ニ部『バキ』(全31巻)
- 第三部『範馬刃牙 -SON OF OGRE-』(全37巻)
- 第四部『刃牙道』(全22巻)
- 第五部『バキ道』(全17巻)
- 第六部『刃牙らへん』(既刊3巻)
で構成される。
この他、
- マウント斗羽とアントニオ猪狩の夢の対決を描いた『外伝』
- ヒロインとのSEXのみを濃厚に描いた『バキ特別編SAGA』(通称エロバキ)
- ジュラ紀の地層からティラノサウルスと共に発見された未知の原人ピクルを描いた『範馬刃牙10.5巻外伝ピクル』
があり、他の作者の代筆も含めると
- 人気キャラクター花山薫を主人公に据えたスピンオフ『バキ外伝 疵面-スカーフェイス-』(既刊8巻)
- 「疵面」の前日譚である、花山の中学時代を描いた『バキ外伝 創面』(全3巻)
- 独歩を主人公に据えたスピンオフ『バキ外伝 拳刃』(既刊1巻)
- 本編とは関係ない公式パロディ漫画『バキどもえ』(全3巻)
- 『刃牙道』で死亡した烈海王が異世界転生する『バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ』(既刊12巻)
- 『バキ』で地下闘技場で戦ったシコルスキーとガイア、二人が主人公の『バキ外伝 ガイアとシコルスキー ~ときどきノムラ 二人だけど三人暮らし~』(既刊6巻)
- ド素人ながら最大トーナメントで戦った柴千春が主人公のスピンオフ『バキ外伝 花のチハル』(既刊3巻)
が存在する。
「地上最強とは誰か?地上最強とは何か?」をテーマとし、全登場格闘家が地上最強の称号を求めて激しくぶつかり合う格闘漫画。
第一部の完成度で格闘漫画の金字塔として不動の地位を得る
唯一、主人公である
範馬刃牙のみ「父を超えること」が目標で地上最強には執着していない。
その影響か、第二部「バキ」以降は主人公以外の登場人物の描写に良くも悪くも多く費やされることもあって、主人公が一ヶ月以上に渡って殆ど出番がないこともある。
基本的には
『大の男二人並べて、さぁどっちが強い!?』という所謂
男の子の浪漫を描くスタイルであり、ストーリー性よりも戦闘に重きを置いている為、少年漫画の王道であるキャラの成長や冒険といったものがあまり見られない。
それどころか作中最強に、闘争に友情や絆や愛などを持ち込む事を完全否定され、努力や創意工夫すら圧倒的な力の前では徒労でしかなく、努力やらを敗北の正当化にする発言を「負け犬の言葉」と断ずる始末。
ジャンプ作品涙目
だが、それ故に戦闘シーンを描くにあたって、『異種格闘』を描いた『グラップラー刃牙』、『実戦』を描いた『バキ』、『愛や心の強さ』を描いた『範馬刃牙』といった風に、シリーズ毎に様々なテーマでアプローチしている。
シンプルにしてディープな作風、そして男の子の浪漫を刺激することから海外でも人気であり、2018年以降の
アニメ化によって認知度が高まった事で更に人気が高まった。
少年漫画というだけあって男性向けの作風であるが意外にも女性読者は多く、刃牙展が開催された際には一部の入場者曰く、半数以上が女性だったこともあるとか。
また、一部女性ファンには
「ラブコメ」と評されることも。しかも布教に成功したりしている。 どういうことなの・・・・・・
ちなみに、海外翻訳版ではキャラの設定や台詞が原作日本語版と変わっていたり、同じ言語でも翻訳に違いがあったりする。
連載が進むにつれ作者の画力が向上していき、大ゴマと
スクリーントーンを駆使した迫力ある作画と筋肉が特徴。
語尾に「ッ」を多用することでも知られるッ。
料理の作画も優れていることで食事描写も有名な漫画であり、特にジャック・ハンマーの
食事シーンは刃牙の食事描写の代表例として話題に出やすい。
その
ツッコミどころしかない荒唐無稽な設定と描写、人間離れした非常に濃い個性を持つ
雄達、
シリアスな笑いなどから
ネット上ではネタとして非常に高い人気を誇る。
(実際、『
アメトーーク』で紹介された際にも、MCの蛍原徹が
「ギャグ漫画ですか?」とマジレスしていた)
劇中で活躍するのは超雄と呼ばれる漢であり、バトル漫画にありがちな強い女性は一切存在しない。
- 「オイオイオイ」「死ぬわアイツ」「ほう炭酸抜きコーラですか たいしたものですね」
- 首にある視神経を切る秘拳・紐切り
- バランスのいい山本選手
- 1日に30時間のトレーニングという矛盾
- マックシング←(・ω・`;)???
- 結晶化するニトログリセリン
- 「オリバは道歩いてたら隕石に当たり 烈は大地震に巻き込まれ地割れに飲まれちまった」「ITEッ」「救命阿」
- 毒が裏返る
- ボクシングには蹴り技がない、そう考えていた時期が俺にもありました
- ムエタイの扱い
- 人間vs幻影カマキリ
- 直立タキシード
- ないない、それはない
- 武を捨てるッ ウオオオオぐるぐるパンチ
- トリケラトプス拳×ティラノサウルス拳×プテラノドン拳=プトティラ拳
- イヤミか貴様ッッ
- 俺が守護らねば
- ダニとヘラクレスカブトムシは同じ昆虫類
…etc.といった有名ネタの幾つかは誰もが一度は聞いたことがあるだろう。
作中の頂点が確定しているため、バトル漫画でありがちな戦闘力インフレがあまり見られない。
…と思ってた時期が読者にもありました。初期はわりと真面目だったのに、今はもう『
北斗の拳』か『
リングにかけろ』の領域に達している。
その一方で強キャラが突然弱体化し敗北する現象が二部以降多くなる。同作者の漫画版『餓狼伝』も同様。
一応、弱体化の様に見える戦いも、何故負けたか何故勝てたかを説明するシーンや匂わせる描写はあるが、相当深読みしないと解り難いという感想を持たれがちである。
『ストーリーの為にキャラを動かす』のではなく
『キャラを動かしてストーリーを作る』というスタンスも持っており、時には「このキャラならこうするだろう」という考えで
急遽展開が変えられたりすることもある。
先生! 打ち合わせと全ッ然違うじゃないですか!!?(担)
格闘漫画というジャンルから戦闘シーンばかりが注目されがちだが、濃密で深く考えさせられる人間ドラマが多いのも特徴。
特に板垣氏の作品は『言葉でなく、絵で語る』とでもいうような、台詞ではなくキャラの表情や仕草でキャラの心情や行動の意味を匂わせる演出が多い。
バキシリーズでは、とりわけ第1作目『グラップラー刃牙』~第3作目『範馬刃牙』にそれが濃く出ており、中でも刃牙と勇次郎の言動や変化には目を瞠るものがあり、その3作は刃牙と勇次郎の成長物語と評されることもある。
『グラップラー刃牙』は1994年に
ナックによりOVA化、その後2001年にグループ・タックによりTVアニメ化された。
2018年7月より『バキ』としてTVアニメ第二作目が放送。制作はトムス・エンタテインメント。
「最凶死刑囚編」の
アニメ化だが、直接続く「中国大擂大賽編」は2020年7月に第二シーズンで放送。
キャストは旧作から全員変更となっている。
OPでは「最大トーナメント編」がダイジェスト映像で
アニメ化されている。
OP:BEASTFUL/
GRANRODEO
ED:RESOLVE/
田所あずさ
そして2021年9月よりTVアニメ第三作目『範馬刃牙』がNetflixで配信された。
◆ストーリー
第一部
第二部
第三部
- 実戦シャドーファイティング編
- 超絶!!監獄バトル編
- 野人戦争編
- 強者達の闘い編
- 史上最強の親子喧嘩編
第四部
第五部
◆主な登場人物
○
範馬勇次郎
刃牙の父。地上最強の生物。
鬼。親バカでツンデレ。
突然変異かと思ったらそんなことはなかった。
○松本梢江
ヒロイン。通称蛸江。
勇次郎に太鼓判を押されるいい女だが、梢江ちゃん本人も認めているほど可愛くない。どのくらいか簡単に言うとバキSAGAが抜けるどころか萎える程。
(でもアニメ1期では割とかわいかったよね)
○徳川光成
水戸黄門の末裔。徳川財閥の十三代目当主で、東京ドーム地下闘技場主催者。
この世界最高の金持ち。格闘技を愛し、ファイターたちの闘いを見ることを何よりも楽しみにしている。
ある意味、作中最大の悪役。
極悪犯罪行為の数え役満
○
愚地独歩
神心会空手総元締。武神。虎殺し。私のスーパー独歩ちゃん。
片手を切り落とされても、その切り落とされた方の腕で殴る人。
初期に勇次郎と戦い片目を奪われ隻眼となる。この戦いはシリーズでもベストバウトとして名高いが、インフレが進みまくった現在となっては考えられない戦いでもある。
○
花山薫
藤木組系花山組二代目組長。日本一の喧嘩師。
傷だらけの凄まじい強面で巨漢だが19歳。2回言うが
19歳。
独自の美学として、「非鍛練・非武装」を掲げる。
作中でもトップクラスの握力を持ち、その強大な力を以って人体をパンクさせる「
握撃」を得意とする。
握力×体重×スピード=破壊力!!!
○
烈海王
白林寺で中国武術を極めた
海王。天才中の天才。魔拳。
作中随一の
ツンデレ。読者ならば誰しもその手料理を食べたいと思うはず。
得意有名な料理は14kgの砂糖水。
○
愚地克巳
独歩の養子。神心会空手総帥。空手界の最終兵器。
最大トーナメントで初登場してからしばらく「空手家じゃなくていい」など迷走・暴虐の限りを尽くし『空手界の最終兵器(笑)』という状態であったが、
ピクル編で最終兵器っぷりを発揮。
必殺技「マッハ突き」を強化した「真マッハ突き」を編み出し、最終的に“当てない打撃”「俺だけが掴んだ俺だけのマッハ」を編み出す。
魔法が解けた…
最近「ゆうえんち」での後付け設定で
生き別れの兄が出来た。
○
鎬昂昇
師匠から継承した鎬流空手を駆使する空手家。紐切り鎬。
鍛錬によって斬撃にまで昇華させた
手刀・足刀・
貫き手で神経を切断することができる。上記の視神経切断も彼の技。
第2部で死刑囚のドイルに
ブレストファイヤーされて以降出番が少なくなるが、「刃牙らへん」ではジャックへの対戦を申し込み地下闘技場で戦った。
○
鎬紅葉
昂昇の兄で医者兼格闘家。スーパードクター。
ヘヴィ級ボクサーの瞬発性、スプリンターの機動性、アマチュアレスラーの柔軟性、マラソンランナーの持久力を全て備えた究極の身体能力を持つ。
医者としての腕も凄まじいが、その裏には多くの人体実験を行ってきたという暗い過去がある。
必殺技は掌打で人体の水を揺らす打震。試合中に自己手術をして自分の視神経を繋げた事も。
現在では、外伝含め医者としての出番のみ。
バキシリーズでは登場人物がやたらズタボロになるシーンがあるが、「紅葉がいるから」の一言でだいたいどうにかなる。
○
本部以蔵
みんな大好き公園最強の生物。
ホームレス。解説役。
柔道家ならぬ柔術家で、
戦国時代のそれに近い、そのため
日本刀などの武器術をも含めた武術を修めている。
○
加藤清澄
神心会のデンジャラス・ライオン。
まっとうな格闘技としての空手に飽き足らず、ヤクザになって
拳銃や
日本刀相手のストリートファイトに明け暮れていた。
何をトチ狂ったか克巳が一時師事していた。
最凶死刑囚の
ドリアンを追い詰めるも地下の隠れ家でフルボッコにされ、ズタズタに切り刻まれた上に見せしめとして本部道場のサンドバッグに詰め込まれる。
加藤ォォォ!!
○
末堂厚
神心会門下生。バキがシリーズで最初に戦った相手。
加藤、本部と共に実況を大いに盛り上げたが、遊園地でのドリアンとの勝負でジェットコースターから転落して以降消息不明に。
その後第三部のピクル編でようやく健在が確認された。
○ゲリー・ストライダム
アメリカ海軍大佐。キャプテン・ストライダム。
「年に一度、本気で殺しにかかる」を条件に勇次郎の付き人をしている。勇次郎が公然と無茶できるのもストライダムのおかげ。
『キャプテン・ストライダム』というバンドが実在する。(バンド名のモチーフは勿論この人)
○
ガイア
環境利用闘法を駆使する傭兵。ミスター戦争。
戦場で目覚めた
多重人格で普段は弱気な衛生兵「ノムラ」だが、一度目覚めると神を名乗る超人「ガイア」となる。
戦場では勇次郎と同等に恐れられているが、実際には圧倒的な差がある。
実は本部の弟子。
○
ジャック・ハンマー
刃牙の異母兄。範馬の血を引く者で巨漢。
刃牙と同じく勇次郎打倒を目的とし、意図的なオーバーワーク・限界を超えた
薬物投与・第二部以降は二度の骨延長手術やチタン製の義歯まで行い力を手に入れた。
最大トーナメント決勝で刃牙と闘い敗北、負傷を圧して勇次郎に挑むが瞬殺される。勇次郎曰く、「血が薄い」らしく、背に鬼の貌が浮かばない。
『日に二度の敗北』を2回味わっている。
○
渋川剛気
実戦合気柔術の達人。最大トーナメントベスト4。
怪力無双のオリバの攻撃すら無力化する実力者。
普段は飄々とした好々爺だが根は戦闘狂で、わざと相手を怒らせて喧嘩を売らせ戦い撃破、2分で現場からエスケープすることは日常茶飯事。
○
ビスケット・オリバ
バキから登場。合衆国アリゾナ州立刑務所(ブラックペンタゴン)囚人序列No.1のインテリマッチョ。
地上最自由の男。
繋がれざる者。
刑務所内で受刑者VIP待遇を受け豪勢な暮らしをしている。
例外を除けば作中最強の腕力を誇る怪力無双。が、
主人公補正全開の刃牙に正面から殴り合いを挑まれ敗北。
○
純・ゲバル
範馬刃牙で登場した、ブラックペンタゴン序列ミスター
2。
日系3世で
海賊の船長。
人口2万人にも満たない中南米の小さな島国の大統領でもある。
刑務所では、ベッドではなく清掃箱で就寝している。
苦手な食べ物は
ポーク。
\ヤイサホー/
○
ピクル
範馬刃牙から登場した塩漬け。史上最強の生物。
ティラノサウルスと共にジュラ紀の岩塩層から発見され、現代の技術で蘇生された謎の原人。いつの間にか白亜紀出身ということになった。
単純な力比べなら鬼の貌を使っていない勇次郎を凌駕する。
その後対決した烈、克巳、ジャックをほぼノーダメージで撃破。
さらに烈の足を食し、克巳の骨剥き出しの腕を食い千切り、ジャックを至高の獲物として保存しようとした。
あと、全国生中継の場で
女子アナを公開レイプした(一応未遂)。
○
宮本武蔵
刃牙道で登場。光成が作ったクローンの器に霊媒師によって
本物の魂が宿った、最強の剣豪。圧倒的な実力を持ち、素手でも十分強い。
修練の結果刀を使わずとも、相手を「斬る」ことができる。
無論剣術は凄まじいレベルに達しており、羽毛すら切り裂く。
果てには、刀を用いながら相手を「斬らない」という芸当も可能(峰打ちではなく、刀身を相手の顔面に当てた状態で)。
劇中では刃牙、独歩を全く寄せ付けず圧倒し、その実力を見せつけた。
○
第二代野見宿禰
バキ道で登場。相撲の祖と呼ばれている「野見宿禰」の名を襲名した古代相撲の使い手。身長210cm、体重250kgの巨漢で、石炭を
ダイヤモンドに変えてしまうほどの
100トンの握力の持ち主。その力を使い直接肉体の上から人間の骨を掴むことが可能。どのような経緯で二代目を襲名することになったのかなどその経歴には謎が多い。
島根県の山中にある「宿禰の森」で四股や刃牙のようなイメージトレーニングなどの修業を行っていたが
元貴乃花金龍山親方との出会いにより、祖たる初代の宿禰を蔑ろにし両国国技館を建てるなど子孫の自分達だけ繁栄を続ける現在の相撲界に宣戦布告を行い、それに便乗した徳川のクソジジイにより参加する事になった刃牙ら地下闘技場選手とともに、大日本相撲協会の嵐川将平理事長が選抜した
横綱・零鵬、
小結・炎、
大関・巨鯨、
関脇・猛剣、
前頭筆頭・鯱鉾、
関脇・獅子丸という六名の大相撲の力士達と戦うことになる。
六回戦で零鵬と対戦し瞬殺、その後闇討ち?にやって来た零鵬とストリートファイトで戦い横蹴りでKOする。その後、ジャックと地下闘技場で戦うが敗れ、街で偶然出会ったオリバとリベンジマッチを行うも敗北。そして傷も癒えないうちに徳川のクソジジイに直談判して地下闘技場で刃牙と戦うも抜拳術で秒殺される。
字が微妙に似ているため稀に間違われるが『
宿儺』ではない。
指は食われたけども。
○
第101代当麻蹴速
ジャックと宿禰との戦いの後、徳川の前に現れた蹴速の末裔。
打撃を核とする古流角力道「蹴速」の継承者で、マワシではなく祖を模したのか空手着や柔道着の下のようなズボンを着用。
殺生石を飛び蹴り一撃で破壊し、またかつて烈が刃牙戦で使った足拳を行うなど自身の蹴り技にはかなりの自信がある様子。
その他に三角絞めを使うなどファイトスタイルは総合格闘家に近い。本人曰く「何でもあり」。
「食は力」という考えからかなりの大食漢で、例えば
ピータンや北京ダックは一度に何個も口に入れて頬張り、
焼きそばは
ソバババとまるで掃除機のような勢いで食べてしまう。また足腰の鍛錬のために日常的にエア椅子を行っている。
突然徳川邸にやって来た勇次郎と道場で対決するも途中で勇次郎が天井に開けた穴から敵前逃亡してしまう。
その後対面した独歩と地下闘技場で戦うが、両耳を削がれ敗れるというえげつない最後を遂げた。しかし敗北後廊下で独歩を待ちかまえ「仕切り直しだ」と満身創痍の身体で
向かっていくも右手の指を鼻の穴に突っこまれてKOという屈辱的な二度目の敗北を経験した。
その後は耳の治療を行い、宿禰とちゃんこ鍋「霞ヶ浦」で会食。
ちゃんこ鍋、
焼き鳥や
刺身などのサイドメニューに日本酒などの酒、そして〆の
雑炊に麺をたらふく平らげ、「10秒の密度」について語り合う。
なお食べること以外に料理を作ることも得意なようで、刃牙と宿禰の試合後には豚バラ肉、
肉団子、生
シイタケ、
鮭の切り身、タコ、カニ、エビ、ホタテ、
ちくわ、
豆腐、
長ネギ、エノキダケ、シメジ、
ニンジン、
白菜、そして
うどんなどが入った具沢山の特製ちゃんこ鍋をふるまった。
このサプライズには、宿禰も気が利くと感心していた。
なお野見宿禰と当麻蹴速の勝負は実際にあったかは
歴史学上は微妙なところだが、あったと仮定すれば紀元前20年くらいと推定される。
平均すれば20年で次の代に移らないと101代にはならないので
世代交代のサイクルが妙に早い一族である。
○ムエタイ使い
バキシリーズにおける作者公認の
かませ犬。
まともに台詞も貰えずある者は勇次郎のデコピンで沈み、ある者は背骨を折られ、またある者はズボンを下ろされ金玉に対するタマピンで散った。
その扱いの悪さは作者がインタビューで「何でムエタイの扱いが悪いんですか?何か個人的な恨みが有るんですか?」と聞かれるほど。
なお、
かませ犬にされるのは、現実のムエタイが「立ち技最強」とされ、強いイメージがついているからとのこと。
そういえばブラジリアン柔術って今の所セルジオが一回出たきりでは。
○警察官、軍隊、ヤクザ構成員
バキシリーズにおける雑魚キャラ。
スーパー戦隊シリーズの「
主人公達に一方的にやられる悪の組織の下級構成員」のイメージが近いだろう。
任務などで一人のグラップラーに集団で立ち向かうも、その一人に一方的にやられるだけの存在。
彼らの運命はボコられるだけなら運がいい方で、
場面やグラップラーの性格によっては一方的な殺戮の嵐が吹き荒れる。
時々
盾など特別な装備をしていたり、熟練者・エリート的な者が対峙することもあるが、
効果はそのグラップラーの強さを強調することである。
◆余談
所謂トンデモ理論と思われる理屈や描写が多く見られるのが本シリーズの特徴でもあるが、Youtubeにて現役の医師が医学的及び科学的観点から考察する動画があり、それによるとアニメ版の『バキ(最凶死刑囚編)』~『範馬刃牙(野人戦争編)』の時点で、全体のおよそ『77%』が正しい描写であるという結果となり、意外にもリアル寄りな作品であると言える。
実際、作中で一般的な感覚で「死ぬだろう」「治らないだろう」と思われる負傷を負ったキャラが生存及び蘇生していたり、復帰しているのも、現実に生存例及び治療例があるものがほとんどである。
例:克巳の腕移植、頚椎損傷からの生存、口内爆破、心肺停止からの蘇生etc...
スゴいね人体♡
フィクションだから登場する理屈もフィクション…… そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
追記・修正をお願いしますッ!!!!
一から書き直しますッ!!!!
一からッ!!!!
- 薬物すら何故だか美味しそうに見えてくる不思議。そろそろこの濃さで料理漫画やって欲しいわ -- 名無しさん (2013-08-27 18:50:35)
- 「バキ」の11巻にだっけ? 散弾銃で負傷したオリバがステーキを食うシーンみると腹が急にへってくる -- 名無しさん (2013-08-27 20:36:54)
- 強さの基準は板垣の興味。飽きられたヤツから無様に転落する。 -- 名無しさん (2013-11-17 22:04:31)
- 最強のキャラはドアノブ -- 名無しさん (2013-11-26 11:42:11)
- これってギャグ漫画だよね?格闘漫画なわけないよね? -- 名無しさん (2013-11-26 14:51:43)
- 花山薫 -- 名無しさん (2013-12-20 00:15:04)
- なんつーか、この作品の人達って「健全な肉体に健全な精神は宿る」って言葉が殆どあてはまんねーなw -- 名無しさん (2013-12-20 00:35:08)
- そもそも作中(同作者の別作品だけど)で「空手の厳しい訓練で精神を鍛える?人格形成のための厳しい訓練なら他のスポーツなり釣りなり書道なりにも色々あるのに、なんで人を殺傷する格闘技の訓練にそれを求める必要が?結局の所精神を鍛えるための空手なんてのは嘘っぱち、相手をぶっ倒したいから空手やってるんだよ。」って言い放ったキャラもいるからな。それが作者の思想なんだろ -- 名無しさん (2013-12-20 00:50:34)
- 徳川の結婚相談所編は見てみたかった。 -- 名無しさん (2014-01-08 19:15:23)
- 外伝の「創面」を読むと花山が可愛く思えてくる。 -- 名無しさん (2014-01-12 00:01:50)
- ↑最初はたんなるキ○ガイだったんだがな -- 名無しさん (2014-01-12 00:13:02)
- カービンやユリーにやり過ぎなくらいの重傷を負わせてたな -- 名無しさん (2014-02-04 18:44:42)
- IP221.42.64.130のコメントを削除しました。それに対するコメントも削除しましたが、これは単純に混乱を防ぐためです。ご容赦ください -- 名無しさん (2014-04-27 23:52:15)
- 並みの格闘マンがには無いほどの熱いシーンがあったかと思いきや突然ギャグ漫画化するなど、この作品立ち位置が良くわからん…。それも最近じゃなくて、なんか最初からそんな感じな気がする。 -- 名無しさん (2014-07-20 19:54:03)
- はじめはメチャクチャな中にも理屈っぽいものがあったけどだんだん理屈っぽいものが消えたからギャグ化した -- 名無しさん (2014-07-20 21:33:38)
- ↑理屈っぽいの中にもネタが多かった気が…。かの有名な花山の方程式とかさ。 -- 名無しさん (2014-07-20 21:39:33)
- 初期は予想の斜め上をいく超展開やネタなのかマジなのか判別が難しい理論とかを天然でやらかしたおかげで、作者の意図しないところでウケてたりしたんだけど、次第に格闘系のネタが尽きて意図的にシュールなネタを挟むようになった印象。 -- 名無しさん (2014-07-20 22:09:42)
- ↑成程ね。まあ最大の理由は作中には「ネタキャラしか登場しない」ことだろうが。 -- 名無しさん (2014-07-20 22:12:21)
- まだまだ項目無いキャラ多いねえ。 -- 名無しさん (2014-07-20 22:17:43)
- 現行作「刃牙道」はまだ立っていないのかッッ!? -- 名無しさん (2014-07-20 22:28:12)
- ↑内容が無いものは仕方ない・・・護身完成ッッッ!! -- 名無しさん (2014-07-20 22:34:42)
- 連載後期ではネタマンガ扱いだったけど初期の頃はマジで熱い格闘マンガだった -- 名無しさん (2014-07-22 11:09:49)
- ↑奇を衒うことに精いっぱいになっちゃった感はあるな。個人的には第2部が好きだけど人に勧めるならやっぱり1部の幼年編か最大トーナメント編だね。 -- 名無しさん (2014-07-27 22:32:55)
- もしも宮本武蔵編が終わってまだ続くとしたら強者を求めて時間を越えた未来のハンマの人間が来そうw -- 名無しさん (2014-07-27 23:20:29)
- 冷静に考えれば板垣せんせーの師匠は「あの」小池一夫御大。ハチャメチャになるのはある意味必然ッッ -- 名無しさん (2014-07-28 20:44:52)
- ムエタイ使いもそうだがなによりロシア人全般もひどい扱いな事で知られてたり。一説には作者がロシア人嫌いだからだとか。 -- 名無しさん (2014-07-28 21:04:02)
- 作中の頂点が確定しているため、バトル漫画でありがちな戦闘力インフレがあまり見られない。←その頂点が初期からは考えられないくらい強くなりまくってるから、やっぱりインフレはしてんだと思う… -- 名無しさん (2014-07-30 05:06:09)
- 刃牙道2巻読んだ。寒子の武蔵へのキスシーンが美しく見えたのは私だけだろうか。 -- 名無しさん (2014-08-08 08:15:53)
- ↑3 作者が北海道人で自衛官出身なのを思うとロシア人嫌いになる要素はかなりあると思う。 -- 名無しさん (2014-08-13 11:17:57)
- 松本梢江の記事はできないのかな~? 地上最強の雌ッッ -- 名無しさん (2014-08-15 15:10:00)
- そう言えば、多分その内出て来ると思うな。ピクルの子供。 -- 名無しさん (2014-08-15 16:33:12)
- そう言えば、烈がボルトのそっくりさんに「にぃ~がさぁ~なァい~」とか言われてた展開は回収すんのか? -- 名無しさん (2014-08-15 16:35:28)
- 連載が長引くにつれて評価が下がっていってるけど実は刃牙道は期待してる。刃牙と勇次郎の親子喧嘩っていう -- 名無しさん (2014-10-01 23:06:31)
- ↑ミス。刃牙と勇次郎の親子喧嘩っていうテーマに作者や作品自体が縛られてるような感じがしてたから、親子喧嘩が(あんな形とはいえ)決着した今なら作者が書きたいように書いた作品になるんじゃなかろうか。 -- 名無しさん (2014-10-01 23:10:44)
- 板垣先生はなんで武蔵をあんなに推すの?史実とか読んでると闘士の人外連中のほうがよっぽどか強そうなんだけど… -- 名無しさん (2014-12-03 16:27:32)
- ふと思ったけど、クローン技術で武蔵復活させる位ならそれで克己の腕や烈ちゃんの足治してやれよ -- 名無しさん (2015-02-14 16:12:05)
- クローンで腕や足だけ作るのは無理ってドクターKが言ってた -- 名無しさん (2015-03-25 01:26:53)
- 今思うと純粋だったんだろうな、ビックリ人間コンテストや気功やオーラでドキドキしてたし -- 名無しさん (2015-03-28 13:15:16)
- 刃牙道は勇次郎と -- 名無しさん (2015-03-28 21:14:14)
- バキが母親の死体おぶって警官相手に暴れ回って、ボロ泣きして「もう少しこうさせて下さい…」って言うシーンは今読んでも涙なしに読めない名シーンだと思うけど、未だにあそこ以上のシーンが出てこねぇ… -- 名無しさん (2015-03-28 21:18:16)
- ↑×2追記 武蔵をぶつければストーリーの大半は終わるんじゃ?ていうか勇次郎なら武蔵に勝てるんじゃ・・? -- 名無しさん (2015-03-28 21:22:21)
- 案の定武蔵の扱いに困ってきた模様。ピクルのときもそうだけど何が何でもキャラを殺さないように全力で手加減しとる -- 名無しさん (2015-05-17 21:35:14)
- ↑烈海王がマジで死んだっぽいぞ -- 名無しさん (2015-06-23 11:04:31)
- 勇次郎なり武蔵なり強く設定しすぎて作者すら手に負えなくしてるのはあるよな、他の面子は「どないせつーんだ。こんなの」感はあっても地に足付いてる強さな感じがする -- 名無しさん (2015-10-04 17:26:17)
- ↑というか『思いっきりぶん殴る・蹴っ飛ばす』/『イメージで攻撃』『イメージで防御』みたいに力技と不思議パワーの振れ幅がでかすぎて現実的な技術のやり取りに『戻れなくなって』しまってるのが問題。紐切り・改とか菩薩拳みたいなオオッと唸るようなアイディアが枯渇してる。 -- 名無しさん (2015-11-04 20:24:26)
- OVA「製作」はナックだッッッ!「販売」に修正しろッッッ! -- 名無しさん (2015-12-18 17:12:30)
- 個別項目どれみても徳川のこと「クソジジイ」って書いてあって草 -- 名無しさん (2017-06-23 13:56:18)
- ガイアは見えない恐怖だし勇次郎とは別の意味で同じくらいの恐怖を抱かれてもおかしくはないのでは? -- 名無しさん (2018-10-14 07:31:31)
- ゴブスレでレイプシーンが映されたってんならこっちのアニメもSAGAやってもおかしくないのでは…? -- 名無しさん (2018-10-15 23:36:16)
- 次回のタイトルはSAGA -- 名無しさん (2018-11-03 00:24:06)
- 過去の再掲載やセルフリメイクで穴埋めして、休載も増えてきたとかヤバないか -- 名無しさん (2019-07-19 21:07:08)
- 休載に関しては板垣先生が唯一頭上がらない編集が現場を離れたからね -- 名無しさん (2019-09-19 16:40:51)
- 昔は本当に好きだったんだけどな… -- 名無しさん (2020-06-19 08:25:15)
- 外人キャラの喋り方が初めは普通だったのに、なんか途中から片言っぽくしようとしたのかカタカナと漢字になってるよね -- 名無しさん (2020-07-20 16:55:31)
- 最終的には嘗て勇次郎がやったように、刃牙もまた次世代の戦士を生み出していく結末になるのだろうか? -- 名無しさん (2021-07-25 12:34:46)
- よぉ勇次郎どんぎつねさんにしようと思うたな…てか大塚さんに古谷さんと声優もなんか豪華 -- 名無しさん (2022-11-21 20:59:37)
- ↑ゆうえんちの光っちゃんはスゴくまともな人なんですけどね..._。 -- 名無しさん (2023-02-09 18:35:31)
- ↑32、33 今となっては、何が書きたいのかもわからなくなっているような… -- 名無しさん (2023-04-27 01:59:40)
- 初期が面白いと20年以上惰性で続けられるんだなって -- 名無しさん (2023-05-09 14:55:37)
- 新装版の目玉のREVENGE TOKYOが休載の穴埋めになったのは勿体なかったな。その後も休載が多かっただけに尚更。 -- 名無しさん (2023-06-15 03:05:44)
- 新章突入するらしいけど、何これ本格的にギャグ漫画やるん? -- 名無しさん (2023-08-25 03:10:46)
- 新しいタイトルから察するに、この言い方だとアレだが、3位決定戦を描くんかな? -- 名無しさん (2023-08-25 03:37:48)
- 今までも刃牙の出番は要所だけで増えすぎたサブキャラの出番が大半だから、実態に即したタイトルにしただけでしょ -- 名無しさん (2023-09-01 15:03:55)
- マッチメイク募集企画「刃牙史上最強ドリームマッチッッ!」も始まったけど、本筋は実質終わったようなもんだし、今後はずっとそれを描き続けた方が良いように思わんでもない。 -- 名無しさん (2023-09-01 18:17:02)
- 何だかんだで範馬刃牙以降も好きだけど賛否両論になるのも分かる -- 名無しさん (2023-11-11 19:18:39)
- 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-12-08 17:04:55)
- 蹴速の説明、詳細に書き過ぎてかえって意味不明になってて草 -- 名無しさん (2024-02-27 13:27:23)
- 作者が冷めたらキャラも比例して弱体化する -- 名無しさん (2024-04-17 10:50:10)
- もはや少年チャンピオンのワンピース枠。 -- 名無しさん (2024-04-30 18:12:15)
- ↑刃牙の方が早くて長いし、ストーリーも一度終わってるから違う気がする・・・・・強いて言うならドカベン枠?いや刃牙枠? -- 名無しさん (2024-04-30 18:22:57)
- 昔と違って刃牙と勇二郎がでない方がバトルは面白い。 -- 名無しさん (2024-05-06 20:45:00)
- 第1部が再アニメ化されないのって、旧アニメの会社側と板垣先生側が版権を巡って争ったからだそうだが、メチャメチャ勿体ないよなぁ・・・・・ -- 名無しさん (2024-06-10 23:35:45)
- どちらかと言えばワンピース枠ではなくジョジョ枠かな。 -- 名無しさん (2024-06-14 13:55:07)
- 昔と今のバキの違いて、命捨てても強くなってやる!明日捨ててでもアイツを倒す!みたいなハングリー感凄かったのに今は全員、変に達感して楽隠居した老人みたく主体性の無い生活してる感じが何か盛り上がらないんだろうな…って。長期連載の定めなんだろうけど -- 名無しさん (2024-06-18 10:59:49)
- ↑作者のライフワークになってるからな。板垣はダイレクトに作品に自分の境涯を反映させるタイプだから今みたいなんだ -- 名無しさん (2024-06-18 11:34:58)
- 親父と和解したのが色々ターニングポイントだよな。北斗の拳やジョジョで言うラオウやDIOやカーズが停戦協定してなあなあ状態が延々続いてるという -- 名無しさん (2024-06-18 12:40:28)
- 刃牙2世やるにも先生の年齢が年齢だしな……………2世モノ自体が色々と難しいとはいえ -- 名無しさん (2024-06-18 14:53:58)
- ジャンルが日常系に移ったと思えば……相撲引っ張り出したのが訳わからんって?そりゃそうなんだよ。 -- 名無しさん (2024-06-19 16:54:39)
- キャラも作者も世界観もミドルエイジクライシスみたいなの感じて心配になるんだよな。ラーメン再遊記一巻の芹沢さんを思い起こすというか -- 名無しさん (2024-06-19 20:20:13)
- ↑2 武蔵編終盤あたりからザワついていた角界に鉄槌を下したくなったのでしょう………漫画の中でならともかく、刃牙の中でやるべきだったのかは……… -- 名無しさん (2024-06-24 19:49:51)
- 武蔵編の始まりはワクワクしたけど中盤から終盤にかけて迷走したから。(相撲編はもっとわけがわからない) -- 名無しさん (2024-08-11 17:04:22)
- 今月は1話だけか……………そろそろゆうえんちみたいに月1増ページに切り替えた方が良いのかも。 -- 名無しさん (2024-09-13 09:47:05)
- 今月も掲載は1回だけ……………このペースだとマッチメイク企画って何時になるのやら? -- 名無しさん (2024-11-15 11:37:02)
- (続き)ただ2位に関してはフラグが立ちはじめているな。つまりピクルは…………… -- 名無しさん (2024-11-15 12:36:03)
- 最大トーナメントでは「男の戦いに理解を示さない綺麗事ばかり言ってる世間知らずのお嬢ちゃん」って印象だった梢江ちゃんだが、「ゆうえんち」を見た後だとその印象がガラリと一変する。そんな事があったんじゃ格闘技憎むようになるよな…。 -- 名無しさん (2025-01-06 20:32:54)
- ↑2 やはり実現しそうだが流石に年内には終わるかな…去年は2戦だけだったが -- 名無しさん (2025-01-09 23:55:44)
最終更新:2025年02月18日 13:04