STAR WARSシリーズ(映画)

登録日:2010/10/15 Fri 00:00:14
更新日:2024/11/25 Mon 00:22:20
所要時間:約 30 分で読めます




A long time ago in a galaxy far,far away....
遠い昔、遥か彼方の銀河系で....



STAR

WARS




【概要】

1977年よりスタートしたSF映画シリーズの金字塔。
アニメ、小説、ゲームフィギュアなど多メディア展開されている人気シリーズ。
メル・ブルックスによって「スペースボール」というパロディ映画が作られたり、「ファンボーイズ」なんて映画が作られるほどにコアなファンも多い。
日本ではディズニーランドのアトラクション「スター・ツアーズ」で知った人も多いのではないだろうか。
コスプレイヤーも多く、アメリカの祭りで世界中から選抜された2~300人ぐらいの人がストームトルーパー(この映画に登場する帝国軍の白い兵隊)の格好をして行進した事もある。

名前が似ているがスタートレックとは直接の関係はない。
ただし両ファンの仲が悪いことは主に海外では有名であり、オタク関連のコミュニティや映画ではファン同士の対立がよくネタにされる。

テーマ曲は『スーパーマン』とそっくりであり、これは作曲者がどっちもジョン・ウィリアムズだからである。


制作はジョージ・ルーカス率いるルーカスフィルム(現在、ルーカスは経営から退いている)。

【シリーズ一覧(公開順)】

実写映画化されたのは2019年現在11作品。それぞれに副題が付けられている。

※()内はエピソード番号

77年「STAR WARS 新たなる希望(Ⅳ)」※公開当時はサブタイトルなし 監督:ジョージ・ルーカス
80年「STAR WARS 帝国の逆襲(Ⅴ)」監督:アーヴィン・カーシュナー
83年「STAR WARS ジェダイの帰還(Ⅵ)」※公開当時は「ジェダイの復讐」監督:リチャード・マーカンド

99年「STAR WARS エピソードⅠ ファントム・メナス」監督:ジョージ・ルーカス
02年「STAR WARS エピソードⅡ クローンの攻撃」監督:ジョージ・ルーカス
05年「STAR WARS エピソードⅢ シスの復讐」監督:ジョージ・ルーカス

15年「STAR WARS フォースの覚醒(Ⅶ)」監督:J.J.エイブラムス
17年「STAR WARS 最後のジェダイ(Ⅷ)」監督:ライアン・ジョンソン
19年「STAR WARS スカイウォーカーの夜明け(Ⅸ)」監督:J.J.エイブラムス

16年「ローグ・ワン A STAR WARS STORY」監督:ギャレス・エドワーズ
18年「ハン・ソロ A STAR WARS STORY」監督:ロン・ハワード

26年「Mandalorian & Grogu」監督:ジョン・ファヴロー

1977~83年に公開された「ルーク・スカイウォーカー」を主人公とする3作品を俗に「(旧)3部作」「トリロジー」、
1999~05年、時代を遡りルークの父「アナキン」が主人公の3作品を「新3部作」「プリクエル」、
2015~19年の「レイ」が主人公の3作品を「続三部作」「シークエル」と呼ぶ。
旧3部作は当時のCG技術を用いた「特別版」としてもリメイクされた。

当初は旧3部作と新3部作での完結とされていたが(ルーカスは当初、EP7~9の物語も考案していたが制作を断念した)、
2012年にルーカスフィルムがディズニーに買収されたことを機に、ジョージ・ルーカスの手を離れてシリーズの続行が決定。
2015年のEP7を皮切りに、2年ごとにEP8、EP9と、その間を埋めるようにスピンオフ映画を制作することが決定した。

さらに、EP9以降も新しい三部作(22年~26年の公開を予定)や、ライアン・ジョンソン主導のもとで製作される三部作、ディズニー専門配信サービスDisney+で配信予定のスピンオフドラマ多数など、様々なシリーズ作をコンスタントに作っていくと発表されている。

【ストーリー】

地球から遥か彼方の銀河系を舞台に、正義の戦士「ジェダイ」が銀河系の支配を目論む悪の権化「シス」と戦う物語。
ルーカス自身の親への確執が反映されているため、強力なフォースの力を持った「スカイウォーカー一族」の対立と和解が描かれる物語でもある。

作品内の時系列はエピソード番号の順に流れているが、発表順はその限りではない。

▽新三部作


EPISODEⅠ

EPISODEⅠ
THE PHANTOM MENACE
キャラ:アナキン、クワイ=ガン、オビ=ワン、ヨーダ、メイス、パドメ、ジャー・ジャー、C-3PO、R2-D2ダース・モール、パルパティーン、ジャバ、グリード
副題の意味は「見えざる脅威」。
平和な星ナブーがドロイドに侵略され、遥か昔に滅亡していると思われていたシスの暗黒卿が静かに動き出す時、
ジェダイクワイ=ガン・ジンの前に予言の子・アナキンが現れる……。
旧3部作より遥かに進歩したCG技術により、圧倒的数のドロイドや宇宙船が描かれるようになった。
特に非常に動きの激しくなったライトセーバーの戦いに、衝撃を受けた人も多いはず。
しかし、公開前の熱狂と実際の内容の落差や、映画史上最悪のキャラとして海外で大ブーイングされたジャージャー・ビンクスから賛否両論が激しく、「映画秘宝」など映画誌のワーストランキングを飾ってしまった。
あとモール卿、油断しすぎです(後に『クローン・ウォーズ』で再登場)。


EPISODEⅡ

EPISODEⅡ
ATTACK OF THE CLONES
キャラ:アナキン、オビ=ワン、ヨーダ、メイス、パドメ、ジャー・ジャー、C-3PO、R2-D2、ジャンゴ、ボバ、ドゥークー、パルパティーン
EPⅠから10年、ジェダイの弟子(パダワン)として力をつけたアナキン、謎の敵から狙われるアミダラ議員、黒幕を追うオビワンの前に現れる賞金稼ぎ、
不穏な動きを見せる分離主義者グループ、その背後には……。
ジャンゴ「あれっ飛べない!?」
イケメン化したアナキンとパドメの禁断の恋が前面に押し出された異色作。
これまで戦闘シーンがなかったマスター・ヨーダが大活躍。画面を所狭しと飛び回る緑のちっちゃい爺さんはかっこいいというかシュールというか。


EPISODEⅢ

EPISODEⅢ
REVENGE OF THE SITH
キャラ:アナキン、オビ=ワン、ヨーダ、メイス、パドメ、ジャー・ジャー、C-3PO、R2-D2、チューバッカ、グリーヴァス将軍、ドゥークー、パルパティーン、ターキン、モン・モスマ、レイア、ルーク
プリクエル・トリロジー完結編。
共和国と分離主義者グループとの銀河系全域に及ぶ戦争の末、ジェダイ率いる共和国クローン軍が分離主義者を追いつめてゆく。しかしそのとき、強大な影がとうとう姿を現す……。
過去と未来を繋ぐ、シリーズ6作目。ついに「ダース・ヴェイダーは何故誕生したのか」が描かれ、旧三部作への繋がりを強く意識した内容となっている。
それ故に為す術もなく虐殺されていくジェダイ、勢力を伸ばすダークサイド、そしてアナキンの堕落と全体を通してかなり陰鬱な内容でもある。
しかし評価は新三部作の中で最も高く、EP1・EP2とEP6の再評価につながった。


▽旧三部作

EPISODEⅣ

EPISODEⅣ
A NEW HOPE
キャラ:ルーク、オビ=ワン、レイア、ハン・ソロ、チューバッカ、C-3PO、R2-D2ダース・ヴェイダー、ターキン、ジャバ、グリード
帝国の恐怖支配に怯える銀河系。
田舎の星の少年ルークが帝国軍から逃げ出したドロイドと出会い、古のジェダイ、ベン・ケノービと共に宇宙へ旅立つ時、運命は再び動き出す。

シリーズ最初の1作。当初は「コケる」と言われていたが、下馬評を覆し熱狂をもって迎えられた。
特撮技術の進歩の流れを考えると、EP1ではなくここから観始めることを薦める人がかなり多いが、初心者の混乱の原因となっているEP表記は公開当初はなかった。
ちなみにルーカス監督は日本の大物俳優、三船敏郎にダース・ヴェイダー役をオファーしたが(ケノービ役という説もあったが娘の美佳が否定)、
ルーカスがまだ無名だったので断られたらしい。


EPISODEⅤ

EPISODEⅤ
THE EMPIRE STRIKES BACK
キャラ:ルーク、レイア、ハン・ソロ、チューバッカ、C-3PO、R2-D2、オビ=ワン、ヨーダ、ランド、ボバダース・ヴェイダー、パルパティーン
要塞惑星デス・スターの破壊に成功した反乱軍。ルークはかつての師に導かれジェダイマスター・ヨーダの下へ。
帝国の猛追から逃げるハン・ソロとレイア、追いつめられたソロはかつての友たるランド・カルリシアン伯爵に助けを求めるが……。
「I am your father」
「Nooooo――!!」

シリーズ随一と言える程に内情がゴッタゴタだった作品だが、
パワーアップした特撮技術・緊密したストーリー・拡がりを見せる世界観・映画史上に名を残す衝撃のラストから今でもシリーズ最高の一作との声も多い。


EPISODEⅥ

EPISODEⅥ
RETURN OF THE JEDI
キャラ:ルーク、レイア、ハン・ソロ、チューバッカ、C-3PO、R2-D2、ヨーダ、ランド、アクバー提督、モン・モスマ、ボバ、ダース・ヴェイダー、パルパティーン、ジャバ
オリジナル・トリロジー完結編。
悪党の首領ジャバ・ザ・ハットの手に落ちた友を救いに向かうルーク。その頃帝国は星をも砕く第2デス・スターの建設を進めていた。
そしてルークは恐るべき真実をヨーダから聞かされる。その真実にルークはどんな答えを出すのか?そして反乱軍と銀河系の未来は?
ボバ「うわっ、ジェットが!!?」

題名はルーカスが公開ギリギリまで「revenge」と「return」で迷ったらしい。
邦題はポスターなど時間の関係上公式発表前に「revenge」の方を採用したが、監督が結局「return」に決定したため、本来は「ジェダイの帰還」が正しい名称。長らく「ジェダイの復讐」であった邦題は、DVD化の際に本来の名称に変更された。
クールでかつ熱いイメージを持ったファン達の過熱が最高潮に達していた本作は、イウォーク等のルーカス固有の奇抜な変化球で揉めに揉めたが、最終的にはファンの中でシリーズ完結編として受け入れられた。

ラストにオビ=ワン、ヨーダ、アナキンの幻影が現れるが、アナキンはDVD化の際に新3部作に合わせ、セバスチャン・ショウからヘイデンに差し替えられた。


▽続三部作

ディズニーによるルーカスフィルム買収後、続三部作展開が決定。
それに伴い、いままでの小説・コミック・ゲーム等のスピンオフ設定、そして「サムライ・ジャック」などのゲンディ・タルタコフスキー監督によるカートゥーン版「スター・ウォーズ クローン大戦」は一旦バッサリ「パラレルワールド」扱いになった*1
『正史(カノン)はエピソード1~6、クローン・ウォーズ、反乱者たち、ディズニー版小説のみ。それ以外(レジェンズ)はパラレル』(一応、カノンの設定の一部はレジェンズを参考にしたものもある)
それまでのSWワールドは、極度に矛盾しない限り、作家達がある程度自由に派生させて膨大に裾野を広げて、本編のカノンのシリーズと並行して展開されるのが常だっただけに、古参ファンには大きな衝撃が起こった。

似たような「本編による設定のちゃぶ台返し」は「トリロジー以前の時系列に触れる」形でシリーズを再始動させたEP1でもある程度は起きてはいる*2が、今回は影響を受ける範囲が違う。
ガンダムで例えるなら「宇宙世紀の正史は1st劇場版Z、逆襲のシャアの3作、加えて機動戦士ガンダムUC以降の作品に限る。それ以外のTV版や「08小隊0083等のスピンオフは全てパラレル扱い」
と宣言された状態に近い。


これにより、アメリカ本国ではかなりの賛否が巻き起こった。

かつて、「背景のモブキャラや通り過ぎる乗り物にすら緻密な設定が存在する」点がシリーズの大きな魅力の一つと評されてきたのがSWワールドである。
そして、この発表がされた当初は、バックボーンになっていた筈のそれら設定の数々がまとめて消え去ったに等しい。
当wiki内での一例を挙げると、ジェダイスターファイター等のように細かい設定を愛好する有志によって記事も作成されているが、これらも大部分がレジェンズのパラレル設定化している。
プリクエル三部作や「特別版」での追加箇所にはスピンオフを踏まえたものもあり、それらも宙に浮いた形にもなっている。
「再編の対象が余りに膨大なため、正史を語ろうにも、何がそれにあたるのが境界線がさっぱり分からない」という状況である。
言い換えれば、この膨大過ぎる設定は過度の複雑化と硬直化を招いてしたため、スピンオフを一新する動きに歓迎の声も多かった。
しかし同時に、数十年に渡り運営された老舗のファンサイトが閉鎖されるような事態も少なからず起こった。

後述の「ローグ・ワン」等新生スピンオフは米国本国では続々発表されており、改めて設定をある程度固められたデス・スターのように、今後その境界線はしっかり引かれていくであろうが、しばらくこの混乱状態は続くことだろう。

また、シークエルに該当するEP7以降については、ディズニーが自由度を優先している。
ライアン監督のインタビュー等からも判明しているが、各監督間で設定の共有や協議を一切行わず、完全なリレー形式で製作している。
そのため、一応ルーカスが全体構想を考えてルーカスフィルムスタッフで協議していた以前よりも設定が固まっておらず、詳細な設定資料等が公開されていくのは、まだまだ先のことになるであろう。

EPISODEVII

EPISODEVII
THE FORCE AWAKENS
キャラ:レイ、フィン、カイロ・レン、ハックス、ファズマ、ポー、BB-8、マズ、ルーク、ハン・ソロ、レイア、チューバッカ、C-3PO、R2-D2、オビ=ワン(声のみ)、ヨーダ(声のみ)、アクバー提督、スノーク
EP6から30年後、ジェダイやフォースが伝説と化した時代。
帝国と共和国が和平を結んだ後も、帝国残党の過激派達が起こした「ファースト・オーダー」は未だ人々を恐怖に陥れていた。
辺境の惑星ジャクーに住む女性・レイと、脱走したストームトルーパー・フィン、とある事件がきっかけで失踪したルークの手がかりを持つドロイド・BB-8との出会いによって、新たな物語の幕が上がる。

本作以降、「Episode〇」はタイトルから外されており、邦題も単に「フォースの覚醒」とだけ書かれているが、れっきとした「Episode7」であることがオープニングで分かる
ディズニー体制下で作られた初のスター・ウォーズ映画。監督のJ.J.エイブラムスを始め、リブート版スタートレックのメインスタッフが製作に関わる。

EPISODEVIII

EPISODEVIII
THE LAST JEDI
キャラ:レイ、フィン、カイロ・レン、ハックス、ファズマ、ポー、BB-8、ローズ、DJ、マズ、ルーク、レイア、チューバッカ、C-3PO、R2-D2、ヨーダ、アクバー提督、ホルド提督、スノーク
EP7の直後、ファースト・オーダーに追い詰められ、戦力を削がれていきジリ貧のレジスタンス。
一方、惑星オクトーへとルークを連れ戻しに向かったレイは、ルーク隠匿の衝撃の真相を知る。
そして己の進むべき道に迷うカイロ・レンは、強いフォースの使い手であるレイに執着し始め…。

「これまでの予想を全て裏切る」という意気込みと共に製作され、旧来のスター・ウォーズの持つ「お約束」を悉く覆す描写の数々で、旧作のファンを中心に賛否両論を巻き起こした。
一時期はシリーズの存続を脅かす原因とまでみなされたが、しかし同時に、「旧作にこだわらない新しいスター・ウォーズ」を作る下地ができたとも言える。

本作を監督したライアン・ジョンソンは、次のスター・ウォーズシリーズを引っ張っていく人材として、新企画の監督としての起用が決定している。
今作の撮影直後、キャリー・フィッシャーが急逝したため彼女の遺作となった。

EPISODEIX

EPISODEIX
THE RISE OF SKYWALKER
キャラ:レイ、フィン、カイロ・レン、ハックス、ポー、BB-8、D-O、ローズ、ゾーリ、バブ、ジャナ、マズ、プライド、ルーク、レイア、ハン・ソロ、チューバッカ、ランド、C-3PO、R2-D2、パルパティーン、アナキン(声のみ)、オビ=ワン(声のみ)、クワイ=ガン(声のみ)、ヨーダ(声のみ)、メイス(声のみ)、アソーカ(声のみ)
シークエル・トリロジー完結編。
EP8から1年後、銀河に飛び交うパルパティーン元皇帝復活の噂。
真偽を突き止めるためにレイと仲間達は銀河の旅に出るが、そこで立ちはだかるカイロ・レンから言い放たれるレイの衝撃の真実。
再び迫る銀河の暗黒の支配に、レジスタンスはどう立ち向かうのか?そして、レイとカイロの選ぶ道は?

Episode1から始まるスカイウォーカー一族の物語の完結編
前述の通り前作公開後に急逝したキャリー・フィッシャーだが、EP7のカットシーンを再利用&回想シーンを娘が演じる形で本作にも登場する
監督・脚本はコリン・トレボロウの予定だったが降板となり再びエイブラムスとなった。
リレー小説形式で完結となった今作は、旧作から路線変更したEP8への批判を踏まえてか、さらに大胆な方向転換やどんでん返しが展開しつつも三部作通して散りばめられた各要素を纏めきって完結まで導き、観客からの評価は多少回復したものの、今度は批評家から批判意見が寄せられ、前作とは別の意味で賛否両論となっている。更に前作の賛否両論が響いたのか、全世界興行収入は前作より約3憶ドルを下回る結果となった。

カメオ出演にも力が入れられており、中でも終盤のある場面では先代のジェダイの騎士が声の出演を果たしている。映画シリーズでお馴染みの人物は勿論、コアなファンに向けたサービスとしてアニメシリーズのキャラも選抜され、当時と同じ俳優・声優が起用された。


▽スピンオフ

ROGUE ONE

ROGUE ONE
A STAR WARS STORY
キャラ:ジン、キャシアン、K-2SO、チアルート、ベイズ、ボーディ、ゲイレン、クレニック、レイア、ベイル、R2-D2、C-3PO、モン・モスマ、ダース・ヴェイダー、ターキン
銀河帝国の支配する暗黒の時代、反乱軍に飛び込んできた最終兵器「デス・スター」の情報。
ある因縁から反乱軍に協力することになった少女ジンは、その恐るべき兵器の設計図奪取計画を発案。
銀河のならず者たち「ローグ・ワン」による、銀河の希望をつなぐための決死の作戦が始まった。

スピンオフ第一作目。
旧三部作の時代が舞台で、EP4オープニング・クロールで語られた物語を描く。本編よりも過酷な戦争描写が特徴。
大規模な再撮影が行われるなど製作面でのゴタゴタが見られたが、「スターウォーズ史上最高のラスト」とも云われる終盤の熱い展開は人気が高い。
監督は「GODZILLA」のギャレス・エドワーズ。


SOLO

SOLO
A STAR WARS STORY
キャラ:ハン・ソロ、チューバッカ、ランド、キーラ、ベケット、L3-37、ドライデン、ダース・モール
惑星コレリア出身の青年ハンは、悲惨な生活から脱走し帝国軍に加入したものの、待ち受けていたのは戦場の地獄だった。
しかし、賞金稼ぎベケットと出会った彼は、軍から抜け出すために賞金稼ぎの仲間入りを果たす。
果たして、いかにして銀河最速のパイロットは誕生したのか?

スピンオフ二作目。
軽快なタッチで若い頃のハン・ソロの青春を描いた冒険譚。
途中、監督がフィル・ロード&クリス・ミラーからロン・ハワードに交代した。

しかし、コアなファンからの評価が芳しくない『最後のジェダイ』からあまり期間を置かずに公開したためか、興業的には(期待ほど)満足のいく結果にならず、今後のシリーズ展開の見直しに迫られたとのこと。

THE MANDALORIAN

2019年11月12日よりDisney+にて配信されたインターネットテレビシリーズ。現在全3シーズン。

EP6~7の間の新共和国時代。不思議な子供を拾ったマンダロリアンの青年の冒険を描く。
シーズン2からは過去のシリーズからのキャラクターも多数登場。初の実写化キャラも登場した。

THE BOOK OF BOBA FETT

2021年12月よりDisney+にて配信されたインターネットテレビドラマ。
ボバ・フェットが主人公のスピンオフドラマ。

OBI-WAN KENOBI

オビ=ワン・ケノービが主人公のスピンオフドラマ。EP3と4の間の物語で、ユアン・マクレガーが再びオビ=ワンを演じる。
さらに、ダース・ヴェイダー役としてヘイデン・クリステンセンがカムバックする。
2022年7月からDisney+にて配信された。

ANDOR

キャシアン・アンドーが主人公のスピンオフドラマ。2022年9月からDisney+にて配信。

AHSOKA

アソーカ・タノが主人公のスピンオフ実写ドラマ。『マンダロリアン』で実写初登場した彼女が実写にて活躍。さらに『反乱者たち』のその後も大々的に描かれた。
時系列は『マンダロリアン』周辺とのこと。
Disney+にて2023年8月から配信された。

ACOLYTE

ハイ・リパブリック(スカイウォーカー・サーガより200年前)が舞台。ミステリースリラー調の作品。2024年6月よりDisney+にて配信。シーズン1で終了となった。

LANDO

ランド・カルリジアンが主人公のスピンオフドラマ。Disney+にて配信予定。

RANGERS OF THE NEW REPUBLIC

新共和国時代が舞台。新共和国の兵士の戦いを描く。Disney+にて配信予定。

ROGUE SQUADRON

ローグ中隊がメインの映画。続編があるかは不明。監督は『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンス。



▽アニメ作品

CLONE WARS

『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』。CGアニメ。エピソードⅡとⅢの間を描く。全7シーズン。

レジェンズ作品となったアニメ『スター・ウォーズ クローン大戦』の要素も一部この作品に受け継がれていたりする。

続三部作の製作に伴い、シーズン6で打ち切りとなったが、2018年7月にファイナルシーズンの製作決定を発表。
2020年2月より、Disney+にて、エピソード3へと連なるシーズン7(ファイナルシーズン)が配信された。

CLONE WARS LEGACY
『クローン・ウォーズ』シーズン6での打ち切り時点での未公開エピソード群。
未完成のCGやコンセプトアートのみ存在するが、一部のエピソードはシーズン7や他媒体のスピンオフに引き継がれ完成を見た。
完・未完問わず、全てのエピソードが裏設定のようなものとして正史に含まれるとされている。

REBELS

『スター・ウォーズ 反乱者たち』。CGアニメ。
全4シーズン

主人公達は反乱軍の原型となるスペクターズ
エピソードⅢとⅣの間から物語がスタート。帝国の支配体制なども改めて描かれた。
『クローン・ウォーズ』の後日談も一部描かれ、製作当時は打ち切り扱いとなっていた同作の不明点を補完していた。

RESISTANCE

『スター・ウォーズ レジスタンス』。CGアニメ。エピソードⅦの前日譚。

BAD BATCH

『クローン・ウォーズ』に登場した不良分隊(バッド・バッチ)が主役のスピンオフCGアニメ。
全3シーズン。
型破りなクローン集団を中心に、帝国樹立に伴うクローントルーパー達の動向とその裏で動く帝国の陰謀を描く。
2021年5月よりDisney+にて配信された。

TALES OF THE JEDI

『クローン・ウォーズ』のクリエイター達による短編集。全6エピソード。
アソーカとドゥークー伯爵をメインとしてEP1以前やEP3とEP4の間など、様々な時系列の補完を描く。
2022年10月よりDisney+で配信。

TALES OF THE EMPIRE

↑に続くTalesシリーズ第二弾。
PVでは帝国時代におけるモーガン・エルズベスやバリス・オフィーの姿が描かれた。
2024年5月4日、すなわち「スターウォーズの日」よりDisney+で配信。

VISIONS

今石洋之、神山健治ら日本のアニメクリエイターによるスター・ウォーズの短編アニメの連作。現在全2シーズン。
設定面での整合性で縛りを与えず自由度を優先するため、どの作品も非正史分類となっている。
2021年9月よりDisney+にて配信された。

A DROID STORY

R2-D2とC-3POの冒険を描いたアニメ。


▽ゲーム作品・小説やコミック作品など

JEDI:FALLEN ORDER

EP3の五年後を舞台に、ジェダイの生き残りの青年カル・ケスティスの冒険をプレイヤーが追体験するゲーム作品。
九部作のうち当時最新作だったEP8までの八作品のみならず各種スピンオフの要素を巧みに散りばめた作り込み、そしてカノンならではの重厚なストーリーが反響を呼んだ。

JEDI:SURVIVOR

JEDI三部作の二作目。『フォールン・オーダー』の五年後を舞台に、カルの冒険の続きを描く。
重厚なストーリーは健在。意欲的な新要素を多数取り入れつつ、より重くダークな展開へと進んでいった。
また、制作時期・作中時間ともに隣接しているドラマ『オビ=ワン・ケノービ』と連動した要素も多い。

RISE OF KYLO REN

EP6とEP7の間を舞台に、如何にしてカイロ・レンが生まれたのかと、彼が率いるレン騎士団の正体を描いたコミック。
続三部作未視聴の方はEP8とEP9の間に読むことを強くオススメする。

AHSOKA

帝国時代のアソーカ・タノの動向を描く小説。
『反乱者たち』でライトセーバーの色とデザインが変わっていた経緯と、それに伴いライトセーバーに関する新たな設定が明かされる。

SON OF DATHOMIR

先述のクローン・ウォーズの未公開エピソードを元にしたコミック作品。
ダース・モールダース・シディアスの全面対決を描く。

VADER

EP3以降のダース・ヴェイダーの動向を描くコミックシリーズ。
シスの師弟関係とジェダイの残党狩りを主軸に、EP3で死亡シーンが描かれなかった一部のジェダイの生死も明かされる。

HIGH REPUBRIC

EP1の約200年前を舞台に、当時のジェダイや共和国の情勢を多方面から描かれる様々なコミックや小説によって構成されるシリーズ。
シスが表向き滅び潜伏していた期間であるため、ストーリーはある程度独立したものとなっているが、一部の高齢ジェダイ達は若かった頃の姿がこの作品で描かれたりもする。
ただしヨーダはこの頃から割とお爺ちゃんである

他、カノン・レジェンズともに多数に及ぶ。


【登場人物】

▽EPⅠ~Ⅲ&クローンウォーズ

◇ジェダイ

  • アナキン・スカイウォーカー
EPⅠ~Ⅲにおける主人公。
ジェダイの予言にあった選ばれし者。力のある若く欲深いジェダイ。オビ=ワンとは強い信頼で結ばれている。

ジェダイ。アナキンの師であり、友であり、兄弟であり、父親的存在。アナキンと共に戦乱の時代を駆ける。
乗り物嫌い。ブラスター嫌い。

皆のジェダイマスター。長年ジェダイ評議会を支えてきた苦労人。
ジェダイの育成法に悩みながらも歩んできた。

ジェダイ。オビ=ワンの師であり、アナキンにジェダイの素質を見出すが…。

ジェダイ評議会長。外交術に長けており、政治とジェダイ騎士団のパイプ役として活躍した。


◇銀河共和国

  • パドメ・アミダラ
惑星ナブーの女王。後に元老院議員も勤めた。5歳下のアナキンと……

修理、情報検索ドロイド。機転のきくアナキンの良き相棒。青い萌え。

  • C-3PO
アナキンが作ったロボット。後にR2と共にルークの元へ。金色のヘタレ。

  • シーヴ・パルパティーン議員(議長)
パドメの良き友人で、アナキンを暖かく見守る政治家。政界の流れで、銀河共和国の指導者たる元老院最高議長となる。

  • ジャー・ジャー・ビンクス
ナブーに住む魚人族のグンガン人。


◇独立星系連合

銀河共和国の腐敗と機能不全を訴え、そこからの分離・独立を主張する「分離主義勢力」、およびそこから派生した「独立星系連合」の指導者。
かつてはジェダイ騎士団でも最も偉大なマスターであったが、現在は共和国に敵対している老紳士。


◇シスの暗黒卿

ナブー危機からクローン大戦まで、陰で暗躍する黒幕。
黒いローブで顔を隠しており、正体は弟子や限られた幹部しか知らない。


◇その他(新三部作)


▽EPⅣ~Ⅵ

反乱同盟軍

EPⅣ~Ⅵにおける主人公。
砂漠の惑星タトゥーインに住む少年。父はジェダイダース・ヴェイダーに殺された。反乱軍と共に帝国と戦う事を決意。レイアに一目惚れしているが……。

高速宇宙船ミレニアム・ファルコン号の船長。勇敢で銃の腕も立つ。ちょっとレイアが気になるナイスガイ。鞭は使わない。

  • レイア・オーガナ
表では元老院議員を務めるが裏で反乱軍に参加している行動派女性。勢いでルークにキスもした。もはや女傑。実はルークの妹。

  • チューバッカ
ソロの相棒のウーキー族。毛むくじゃらの歩く絨毯。愛称はチューイ。

  • ベン・ケノービ
ジェダイの生き残り。ルークの前に現れ、正しき道へ導く。

  • ヨーダ
惑星ダコバに住む緑の変な生き物。やたら細かいことで知られる公式設定でも種族が何なのか未だに不明という怪生物である。
最高のジェダイマスターとしてルークに修業をつけた。

  • ランド・カルリシアン
雲の惑星ベスピンを拠点とする実業家。ソロとは悪友で、ミレニアム・ファルコン号は彼がギャンブルで巻き上げたものだった。

『反乱者たち』の主人公達となる反乱者グループ。



◇銀河帝国

皇帝の右腕のシスの暗黒卿。不気味な黒いマスクと呼吸音がトレードマーク。自ら前線に立ち、兵を指揮し反乱軍を追いつめる。
最近はレゴのフィギュアやパチンコや携帯になったりサッカーをしてみたり他の映画に参加したりと精力的に活動中。
ナイトミュージアム2にもでた。

全身白がトレードマークの帝国軍の兵隊。ブラスターが武器。
雑魚の代名詞で、大量に出てきて全滅するのがお約束である。

銀河系を恐怖で支配する皇帝。ヴェイダーの師。

銀河帝国の統治政策を主導した大幹部。シディアスが一目置き、ヴェイダーが尊敬する数少ない人物。

スピンオフ『反乱者たち』に初登場。ヴェイダーの補佐としてジェダイや反乱軍の狩りを行う。
のちに『オビ=ワン・ケノービ』にて実写化

ゲームスター・ウォーズ ダークフォース』に初登場。帝国が開発した強力なバトルドロイド。
派生機である「DTシリーズ」としての登場を経て『マンダロリアン』にまさかの登場。

◇その他(旧三部作)


  • ET
友情出演。探してみよう。


▽EPⅦ~Ⅸ

◇レジスタンス

EPⅦ以降の主人公である女性。
帝国軍の残骸が残る砂漠の惑星ジャクーの女ジャンク屋。
親がいつか迎えに来ると信じていたが、BB-8との出会いが彼女の運命を変える。

  • フィン
EPⅦ以降のメインキャラクターの一人である青年。シリーズ初となる黒人&ストーム・トルーパーのメインキャラクター。
ファースト・オーダーのストーム・トルーパーFN-2187だったが、軍の殺戮に恐怖を感じて出奔。
BB-8とレイの出会いが彼に反乱軍へと導いていく。

  • ポー・ダメロン
反乱軍の若きXファイター乗り。戦闘機の操縦は抜群で、タイ・ファイターの操縦も難なくこなす。
BB-8の相棒で、フィンの名付け親でもある。

  • BB-8
ポーの相棒を務める情報検索ドロイド。雪だるまのような白色の球体状の胴体を持ち、コロコロ転がる姿がかわいい。
首を傾げたりガスバーナーでGJしたりと感情豊か。

  • マズ・カナタ
タコダナの酒場を切り盛りするオレンジみたいな頭の宇宙人の老婆。
ジェダイではないがフォースを感じ取ることができ、レイやフィンを導く。

  • ルーク・スカイウォーカー
最後のジェダイ・マスター。
弟子の育成に失敗し、惑星オクトーで隠匿生活をしている。

  • ハン・ソロ
昔のある過ちから、家族に背を向け密輸業者に戻っていた。
ひょんなことからファルコン号と再会し、レイたちを導く。

  • レイア・オーガナ
レジスタンスを指揮する将軍。
周囲を鼓舞しながらファースト・オーダーに抵抗している。

  • チューバッカ
ハンの相棒。シリーズ後半はレイとも絆を作る。

  • C-3PO
  • R2-D2
  • ローズ・ティコ
  • アミリン・ホルド

◇ファースト・オーダー

ファースト・オーダーの若き指揮官。
赤い十字状のライトセーバーを振りかざし、強力で不安定な暗黒面のフォースを武器とする。
実はとある人物の子供であり、ダース・ヴェイダーを崇拝しつつも良心が未だに残っており、裏の主人公として活躍する。

ファースト・オーダーの将校。
冷酷非情な性格をしているものの、無能とは言えないまでも詰めは甘くプライドだけは一人前で、スノークやカイロ・レンはおろか立場上は敵に当たるポーからすら完全に舐められている。カイロ・レンに敵対心を剥き出しにしており、度々衝突する。

  • キャプテン・ファズマ
冷酷(笑)なファースト・オーダーの女戦士。
映画初の女性悪役ということで公開前は注目されていたが、蓋を開けてみたらボバ枠だった。
ほぼ見せ場という見せ場がないが、前日譚の小説では部下思いな側面が描写されている。

  • スノーク
ファースト・オーダーを束ねる最高指導者。
その正体は不明だが、カイロの師であることからシディアスと同じシスの人間だと思われる。
EPⅧにおいて正体が判明することなくあっさり殺されるが…?

  • ファーストオーダー・ストームトルーパー
ファースト・オーダーの下で作戦を展開する兵隊。
旧帝国軍のストーム・トルーパーとは違い、感情を有した者も多く存在している模様。
が、基本的にはワラワラ出てきてワラワラやられることには変わりない。
鋼鉄社長や英国スパイが中の人になっていたりする。キレキレな動きを見せるバトン使いの人気が特に高い。


◇その他(続三部作)

  • DJ
  • ゾーリ・ブリス
  • ジャナ


【関連用語】

◇世界観


◇ドロイド


◇主な戦い


◇ジェダイ・シス関連

銀河共和国に仕える平和と正義の使者。規律が厳しく、禁欲的。師をマスター、弟子をパダワンと呼ぶ。
ちなみに語源は時代劇の「時代」だといわれている。
感情に振り回されること、つまり憎しみに囚われての復讐などもジェダイの掟に反するので、ジェダイの復讐というタイトルがNGとなった。
共和国時代にジェダイ達が愛用した専用機であるジェダイスターファイターにも規律・自制を生かしたその思想が出ている。

遥か昔にジェダイから離反した集団に端を発する、私利私欲のために力を使う者。暗黒卿とも呼ばれ、本名とは別にダース・○○という別名を持つ。
過去にその大部分がジェダイとの対決や、その私利私欲ゆえに起きた内紛で壊滅しており、
生き延びた者たちは、目的のためならば、非常に狡猾にふるまうように変質してきている。

なんらかの弾みで暗黒面に落ち、ジェダイの規律を外れて暴走した元ジェダイの総称。シスとは区別される。

銀河系のあらゆる生命に宿るココロのエネルギー。ジェダイとシスはこれを修業により使いこなす。

ジェダイ、シスの使用するレーザー剣。何でも焼き切り、ブラスター銃のレーザー弾をも跳ね返す。
色は柄の中にあるクリスタルによって決まる。
実は誰でも使えるが、扱いは超ムズイ。自作できたら1人前の証。

◇乗り物


【関連作品等】

◇ゲーム


◇フィギュア


◇ディズニー


パロディ等

OPのパロディは有名。藤子・F・不二雄氏は他にも『天井うらの宇宙戦争』をパロディ短編で書くなど、本作の影響は大きかった様子。



【余談・補足】

◇スターウォーズ芸人

アメトーーク!』2019年12月26日放送。スターウォーズエピソード9公開記念ということで、エピソード1から7までを芸人たちがネタバレ全開ながらも興味をひかせるよう分かりやすく取り上げた。8は?

その中で、「初めての人は、スターウォーズエピソード1~6を時系列順に見るべきか、公開順に見るべきか?」というよくある疑問に答えるように「ダース・ヴェイダーの姿ぐらいしか知らない狩野英孝にエピソード1~6を時系列順に見せてみる」という企画を実施。
結果は、
  • エピソード1でいきなり「フォース」「ジェダイ」と専門用語が飛び交ってチンプンカンプン。アナキン・スカイウォーカーの初登場シーンにも当然無反応。中盤からのアクションシーンは楽しめた。
  • エピソード3での「ダース・ヴェイダー」の名前、そして見慣れた姿の登場に驚きすぎて後ろに頭をぶつける。
  • エピソード4で映像の古さに少し疑問。ルーク・スカイウォーカーの登場に対し、赤ん坊の頃を見ているので「大きくなったね」と親戚のおじさん気分。ようやく出てきた「理力フォース」「ジェダイ」の説明。
  • エピソード5では、ルークとレイアのキスシーンに背徳的な意味で驚く一方、クライマックスでのダース・ヴェイダーの告白にはまるで驚かずスルー。

…と、初見の人が時系列順に見た場合、ダース・ヴェイダーへの変貌は公開順に見た時以上の驚きとともに楽しめるが、エピソード5・6の種明かしはスルーしてしまう事態が発生。
専門用語や驚きの兼ね合いから、「4~6→1~3→4~6」or「4〜5→1〜3→6」の方で見ることをオススメした方が良いかもしれない。


◇ディズニーとの関係性

2012年、ルーカス・フィルムをディズニーが買収したことでディズニー映画という扱いになっている。
そのため、買収後に出たグッズなどにはしっかりディズニーのロゴマークが入っており、ディズニーストアやディズニーランドでもグッズが販売されている。
ルーカス・フィルム買収はディズニーが今まで手薄だった男性層開拓が主な目的であり、MARVEL買収とともに映画業界に衝撃を与えた。

海外ディズニーランドにはスター・ウォーズをモチーフとしたテーマエリアが建設されることが決定している。
ルーカス・フィルム作品がモチーフのテーマエリアはディズニーシーのロストリバーデルタ(インディ・ジョーンズ)に次いで2番目となる。

ディズニーのお祭りゲーである「キングダムハーツ」やアプリゲーム「ディズニーツムツム」への登場も期待されている。
(特にKHシリーズの設定やストーリーはスター・ウォーズからの影響が非常に強いことから、参戦を希望するファンも多い)
ディズニーツムツムは12月からスター・ウォーズキャラの実装とイベントが開始された。
マーベルのように単独アプリではなく、ディズニーツムツムに追加される形になっている。

ディズニーブランドの「健全なイメージ」を保つため、
今後のスターウォーズコンテンツにおける喫煙シーンや露出度の高い衣装(ジャバに捕えられたレイアのアレ)はご法度になる模様。
事実、ディズニーSWであるEP7ではこれらの規制に加え、残酷シーン*3の描写もマイルドになっていた。・・・と思っていたら、EP8ではスノークが腹から真っ二つに叩き切られたのでこの方針は変わったようである。

…なお、当初20世紀フォックスのロゴに代わってシンデレラ城のロゴから映画が始まるのではという心配もされたが結局杞憂に終わった。マーベルスタジオと同様に、ルーカスフィルムはディズニーの映画レーベルも兼ねるようになったため、ディズニーによるフォックス買収後に公開された「Episode9」でも、フォックスのロゴとファンファーレは流れなかった。

ちなみにルーカスとディズニーは以前から親交があり、
スター・ツアーズやインディ・ジョーンズアドベンチャー、キャプテンEOなどルーカス関連のアトラクションは買収前から存在していた。
また、ルーカス・フィルムがディズニー傘下に入る前からアメリカのディズニーランドではパレードに参加していた。
スター・ウォーズのキャラがディズニーキャラや当時ディズニーが版権を持っていたパワーレンジャー(日本の戦隊のスーツを流用)と共に練り歩き、子供と握手する様は何とも奇妙。
特にヴェイダー、ジャファー、アバレキラー(ホワイトレンジャー)の3人が揃っている時ときたら……。

……かつてのゲイリー・カーツとの仲同様、ルーカスの脚本が全然反映されていなかったことに対してルーカスはディズニーとの関係について辛辣なコメントをした一幕もあった*4が、今後の健闘を願いたいところである。

◇スター・ウォーズの日

毎年5月4日は「スター・ウォーズの日」である。
なぜかと言うと、お馴染みのあのセリフ"MAY THE FORCE BE WITH YOU."の前半部分が、英語で5月4日を指すMay the 4th と同じ発音だから。
日本記念日協会にも登録されている。












遠い昔、遥か彼方の@wiki系で....

アニヲタの集い、そしてアニヲタwiki。このふたつの聖地が突如として閉鎖してしまった。
しかしアニヲタ達は希望を捨てず、アニヲタwiki(仮)を作り出し、そこに項目をサルベージしていった。


追記・修正にフォースの加護があらんことを。

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最終更新:2024年11月25日 00:22

*1 映画の小説版等がどの程度公式設定として残っているかは不明である

*2 例えば「ジェダイ騎士団が健在だったクローン大戦勃発前の時期に共和国は軍備を有さなかった」など

*3 過去のシリーズの具体的な例だと、ルークの叔父叔母焼殺、手首切断、トーントーンの臓物、丸焼け達磨状態のアナキンなど

*4 その後すぐに撤回及び謝罪をしている