アデク(ポケモン)

登録日:2010/10/04(月) 12:28:32
更新日:2024/10/02 Wed 12:38:31
所要時間:約 5 分で読めます




※この項目は『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』の若干のネタバレを含んでいます




わしは アデク!

ポケモンと 共に 歩む… その すばらしさを みなに 伝えておる

酔狂な ポケモントレーナーよ!



出典:ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2、第9話『別れと出会いのジュニアカップ!』、
12年6月21日~14年3月27日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon



アデクは『ポケットモンスターブラック・ホワイト』に登場するキャラクターである。
CV:石塚運昇(アニポケ)、てらそままさき(ポケマス)、間宮康弘(Evolutions)


【概要】

イッシュ地方のポケモンリーグチャンピオン

たてがみのような真っ赤でボリュームのある髪型と、山伏に似た出で立ちをした壮年男性。
首からはモンスターボールを数珠のように連ねてぶら下げている。
歴代チャンピオンの中ではおそらく最高齢。

かつてはチャンピオンとして活躍していたが、共にがむしゃらに強さを求めていた自分の最初のポケモンを病で失い、強さは永遠のものではないと気付く。
それ以降、ポケモンリーグの守りを四天王達に任せ、ポケモンと一緒に過ごせる喜びは本物であることを広く伝えようと放浪の旅に出ている。

おおらかで情に厚く、面倒見の良い人格者。
豊富な経験と広い視野、誰とでも分け隔て無く接することのできる包容力を持つ。
一見本業を疎かにして遊び歩いているという印象を持たれることもあるが、イッシュ全土を巡りながら若者たちの成長を見守り、時にはアドバイスを送って迷えるトレーナーの背中を押している。
そんな人柄もあってアデクを慕う人間は非常に多く、イッシュ最強の実力者として信頼されている。
四天王のレンブからは師と仰がれ、かつて挫折していた時期のハチクにジムリーダーになる道を示すなど、イッシュのトレーナーに与えた影響は計り知れない。

劇中では人間とポケモンの共生を重んじるスタンスから、人とポケモンを切り離す主張を行うプラズマ団の企みを阻止するために行動し、行く先々で主人公と協力することとなる。
また強さを証明するためにチャンピオンを目指すチェレンに対し、異なる見方もあると諫め、以後も彼を導くなど、他地方のチャンピオンと比べ酸いも甘いも噛み分けた先達として描かれている。




◆使用ポケモン(BW)




さて どちらがイッシュ地方で

最強のポケモントレーナーであるか

決めるのが楽しみでたまらんよ!

ポケモントレーナーのアデク まいるぞ!



ポケモン 性別 Lv. 特性 技構成
アギルダー 75 うるおいボディ むしのさざめき
エナジーボール
きあいだま
さきどり
バッフロン 75 そうしょく アフロブレイク
じしん
メガホーン
ストーンエッジ
クリムガン 75 さめはだ げきりん
ばかぢから
つじぎり
しっぺがえし
バイバニラ 75 アイスボディ ふぶき
ラスターカノン
とける
ひかりのかべ
シュバルゴ 75 むしのしらせ シザークロス
アイアンヘッド
つばめがえし
ギガインパクト
ウルガモス 77 ほのおのからだ むしのさざめき
オーバーヒート
はかいこうせん
ちょうのまい

一周目クリア後、四天王全員を倒すと闘える。
このパーティーならにNに勝てるんじゃね?とか言ってはいけない。他の四天王のレベルだって上がりまくってるんだから、多分あとから鍛え直したんだろう。

ご覧の通り、手持ちの半数がむしタイプ。その見た目からほのおタイプ使いと勘違いした人も多い(切り札がむし/ほのおのウルガモスだからあながち間違いでもないが)。
しかし、手持ちの大半はくさタイプに強い(むし・ほのお・こおり・ドラゴン・はがね・「メガホーン」を覚えた特性そうしょく』バッフロン)ため、「アンチ草パ」なのではないかという意見もある。

ほのおタイプといわタイプの技があれば手持ちの大半を壊滅できるため、「弱い」と言われがち。
一応擁護しておくと、彼の使っているポケモン自体は使い方によっては対戦でも活躍できるものが多い。

また、むしタイプのポケモンも
  • 素早さ145という驚異的な素早さとまずまずの特殊攻撃力を備えたアギルダー
  • 弱点が少ないうえに攻撃135で高火力のシュバルゴ
  • 特攻135、「ちょうのまい」やほのお技など強力な要素が揃っている切り札、ウルガモス
と、かなり個性的な上に強いポケモンが揃っているので、前情報のない初見だとパーティ次第では苦戦する恐れもある。

というか、アギルダーとウルガモス以外鈍足気味でパーティ全体が攻撃重視であり耐久があまり高くないことに加え、高火力で耐久もそこそこあるバッフロンはともかく、
  • サブ技にあく技を何故か2つも採用しているクリムガン
  • 無駄の多い種族値代表とも言われ、技範囲も狭すぎて強みがパッとしないバイバニラ
が弱いと言われる要因でもあるので、あくまでもパーティのバランスが悪すぎるのだと思われる。


ブラック2・ホワイト2では】


自らを負かしたアイリスにチャンピオンの座を譲り、サンギタウンの自宅でポケモン塾をやりながら悠々自適な生活をしている。
主人公の師匠役でもあり、サンギタウンではお世話になる。
殿堂入り後に訪れると孫のバンジロウも登場する。

どこぞのヒーローのごとく崖から現れ、飛び降りるのが好き。
彼の現れる崖の近くに段差ジャンプを教えてくれる少年がいるが、流石に崖ジャンプができるのはアデクさんくらいのものである……と思っていたら、
弟子のレンブもかつての師匠と同じくネジ山の入り口で崖ジャンプした。
ちなみに、彼が最初に立っていた場所では『たつじんのおび』が拾える。


◆使用ポケモン(BW2)


■殿堂入り後・サンギタウン

ポケモン 性別 Lv. 特性 技構成
アギルダー 60 ねんちゃく むしのさざめき
ギガドレイン
きあいだま
アシッドボム
バッフロン 60 すてみ アフロブレイク
ワイルドボルト
じしん
メガホーン
ウォーグル 60 するどいめ ブレイククロー
つばめがえし
ばかぢから
いわなだれ
ローブシン 60 こんじょう ばかぢから
どくづき
じしん
ストーンエッジ
シュバルゴ 60 シェルアーマー シザークロス
アイアンヘッド
きしかいせい
つるぎのまい
ウルガモス 62 ほのおのからだ ぎんいろのかぜ
ねっぷう
サイコキネシス
ちょうのまい

前作で足を引っ張っていたクリムガンとバイバニラが外れ、新たにウォーグルとローブシンが加わったが、相変わらずむしタイプが手持ちの半分を占めており、やはりオールラウンダーとは言い難い。
前作同様にほのおタイプやいわタイプ、さらにひこうタイプの技も有効で弱点がやや偏っており、チャンピオン時と比べても技が全体的に控えめになっているので、アイリスに勝てたのならあまり苦戦はしないはず。
なお、アギルダー・バッフロン・シュバルゴは前作と比べて特性が異なっている。むしタイプ2匹はあまり影響はないがバッフロンは覚えている2つの反動ダメージ技の威力が上がって強化されているため注意。


ポケモンワールドトーナメント

ポケモン 性別 Lv. 特性 技構成 持ち物
ウルガモス 50 ほのおのからだ むしのさざめき
ねっぷう
サイコキネシス
ちょうのまい
ヨロギのみ
ウォーグル 50 するどいめ
ちからずく
ブレイブバード
ばかぢから
とんぼがえり
いわなだれ
こだわりハチマキ
ローブシン 50 こんじょう
ちからずく
アームハンマー
ストーンエッジ
しっぺがえし
マッハパンチ
いのちのたま
ランクルス 50 ぼうじん
マジックガード
サイコキネシス
どくどく
リフレクター
ひかりのかべ
たべのこし
ワルビアル 50 いかく
じしんかじょう
じしん
かみくだく
ストーンエッジ
げきりん
たつじんのおび
シャンデラ 50 もらいび
ほのおのからだ
シャドーボール
かえんほうしゃ
エナジーボール
サイコキネシス
こだわりスカーフ
※性別・特性はランダム

PWTにも登場。
新アレンジを貰えている他のチャンピオンたちとは違って一人だけ前作そのまんまのBGM…。

ただし手持ちは四天王の手持ちから1匹ずつ拝借してチームを組んでいる。レンブはローブシンのミラーマッチでボコボコにされたのだろうか…
ローブシンは先制技、ランクルスは耐久型兼壁貼りによる後続サポート、愛用のウルガモスはヨロギによる4倍弱点対策とガチガチの構成。
甘く見ていると痛い目を見るため、油断せず戦うべし。

トーナメント勝利後の会話では最初の相棒がメラルバ(ウルガモス)だったことを明かしてくれる。


アニメでは】

第31話にてシューティーの幼少期の回想シーンで初登場し、その後の第52話『サトシVSチャンピオン・アデク!』でサトシらと初対面。
声優はオーキド博士でお馴染み石塚運昇氏が担当する。
人の名前をよく間違う。
260kgのギガイアスを両手で持ち上げるという怪力ぶりを見せた。またジョーイさんやジュンサーさんやシロナさんをナンパしている。

ジュニアカップでのシューティーとの対決ではチャンピオンとして勝負を受け、ジャローダの「ドラゴンテール」の猛攻を相棒のバッフロンは簡単に耐え抜き、反撃の「アフロブレイク」一撃でジャローダを破る。
そしてシューティーに「自分のパートナーの気持ちに応えられているか」などを言った。

新無印第56話『ドラゴンバトル!サトシVSアイリス!!』で再登場したアイリスはイッシュ地方最強のトレーナーすなわちチャンピオンにまで上り詰めたという。
かつてシューティーは「アデクさん。もうあなたの時代は終わったんですよ」と言っていたが、本当にアデクの時代が終わったことになる。


ポケスペでは】

第10章第11章に登場。
原作通りチャンピオンだが、豪快な性分ですぐに手持ちのポケモンたちと遊び始めてしまう。しかも丸1日。
だが、何度も弟子として手合わせをしているレンブは殆ど勝てていないなど、実力はあるようだ。
初登場時はライモンシティを訪れており、バトルサブウェイの最終調整を行う手はずだったが、その事をすっかり忘れてぶつかり稽古に励んでいた。
リーグ優勝を目指すブラックは当然その存在を知っていたが、流石にその振る舞いには言葉を失っていた。
一方、バトルに目を向けなかった自身を見つめ直していたホワイトは、その様子を見てバトルサブウェイの最終調整に名乗りをあげ、変わる契機を掴んだ。

その後アデクは衰えを感じ今一つ気が向かない状態のまま、ポケモンリーグ開催が迫り会場に向かおうとするものの、Nによる野良バトルを仕掛けられた。
ゼクロムなしのNと互角の戦いを繰り広げたが、最後は敗れ姿を消した…。

第11章ではまた姿を現したらしく、トレーナーズスクールの講師になる予定だったが突如辞退。結局チェレンがその座に就くことになった。


【ポケモンマスターズEXでは】

2020年11月のピックアップバディーズサーチで登場。
むしタイプの特殊アタッカー。むしタイプのアタッカーはどいつもこいつもクセが強すぎる奴ばかりであり、クセがなく使いやすいアーティも今日では火力が今一つな中で、わかりやすく使いやすい超高火力特殊アタッカーであり、後述する総合性能からむしタイプアタッカー最強である。

全体低威力技「むしのていこう」、超火力技「はかいこうせん」、「クリティカット」「天下無双なり!」が使える。
はかいこうせん」はノーマル技だが、むしチェンジがあるためむしタイプの技になる。「天下無双なり!」はとくこうを6段階、素早さととくぼうを2段階あげるが、防御を3段階下げるリスキーなバフ技。といっても下がるのは防御だけなので、フウロあたりと組ませれば充分だし、全体防御バフできるサポートはこれでもかというほどいるので意外とカバーしやすい。
それ以外だと全体掃討が「むしのていこう」としょっぱいこと、燃費の悪さだが、前者はEX化すれば解消できるし、強力さと使いやすさからEX化に見合う性能である。後者もバディーズ技後にゲージ全回復とある程度カバーできる。
総合能力はアタッカー全体でも上位陣にいると言える。

イベントでは、若いトレーナーを導き見守るベテラントレーナーとしての一面がクローズアップされており、主にアイリスやNと絡みがある。
かつて土をつけられた相手であるNの背中を笑顔で押し、彼にも尊敬と感謝でもってそれを受け入れられる光景には、かつてのプレイヤーからすれば感慨深いものがあるだろう。
……が、今回もまたあるイベントで伝説のポケモンであるザシアンと戦わされて負けるという描写があったり。
あとシロナがパルキアに勝利する描写があるせいで微妙に敗北の言い訳が立たなくなっているところも。メタなことを言うとザシアンのバディは原作主人公かつ後のチャンピオンのユウリなので、彼女の相手をさせられるというのはちょっと損な役回りではある。


【余談】

アデクはモンスターボールを7個以上持っているのだが、
ニンドリのインタビューにて、「パソコンの使い方を知らないので、ポケモンを預けられない」ということが判明した。
まぁおじいちゃんだしね……

名前の由来はフトモモ科に属する樹木「アデク」、若しくはピタンガの和名「タチバナアデク」「カボチャアデク」
ピタンガの花言葉は『信じる力』



頼む!

項目と BBSを 荒らす…
それだけは しないでくれ!

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最終更新:2024年10月02日 12:38
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