ヤングマガジン

登録日:2011/11/04(金) 01:51:23
更新日:2024/12/06 Fri 19:44:27
所要時間:約25 分で読めます




ヤングマガジンは日本の青年誌の1つ。愛称はヤンマガ。

過去にはAKIRAや攻殻機動隊・最近ではカイジやみなみけをヒットさせるなど青年誌ではヤングジャンプとの上位争いを常にしている。


雑誌の特徴としてはバイオレンスかセックスで成り立っている漫画が大半である。
カーレース漫画が多数あったり、男しか食いつかないむさい下ネタがあったり、直接的な性描写が多かったりする。

特に性描写に関してはヤングアニマルに次ぐレベルと考えてよい(あちらは萌え要素が多い)。


ただし、メディア化には何故か恵まれない傾向が高くアニメ・ドラマ共に成功した作品は僅かであり、
実写は深夜枠だったり、コンビニ限定販売だったり、海外との合作だったりと悲惨な状況。
アニメもオリジナルキャラが原因で黒歴史と言われたり稲中卓球部のように漫画本編で「アニメは失敗だった」と言われた作品まである始末。


最近はそれを打開するためなのか高橋しん、三田紀房、塀内夏子、克・亜樹といった有名な漫画家の引き抜きが目立つ傾向にあったが、
半分は連載終了(克先生は短期での契約だった)、また、葉月京はアニメ化を見据えたGAINAXとの同時製作である。
他紙からの引き抜きが一段落した現在は再びヤンキー漫画が増えた模様…
グラビアに関してはマガジン系列のためミスマガジンのグラビアを期間は不明だが独占できるのは業界的にも強みだろう。
北乃きい、桜庭ななみ、倉科カナといった女優として大成するアイドルもいたりする。
最近出身者がヌードを披露したがな


またヤンマガを語るうえで欠かせないのがAV女優の袋とじである。

1ヶ月に1度のペースで袋とじがあり、事情により陰毛は露出しないが尻と乳首の露出は当たり前。
Tバック、裸靴下など皆さんの好みはきっとそこにあります。

AV女優の袋とじの頻度ではヤングアニマルと変わらないレベル。


〇主な連載中の漫画(2024年9月時点)


毎回ざわ…ざわ…しているギャンブル漫画。
アニメと実写映画共に2作も作られ大ヒットした。
現在第6部にあたる24億脱出編が連載中。

イニD連載終了によりヤンマガのカーバトル漫画最古参になった。
こちらは峠ではなく公道がメイン。
アニメになったりアーケードゲームになったりもしていて
現在は4部にあたる首都高SPL(スペシャル)-銀灰のSPEEDSTER-が連載中。
実写映画な(ry

エロとバイオレンスというヤンマガらしさ全開の漫画…なはず。
こちらは現在3部が連載中。
何故か当wikiでは関連項目がカイジ以上に充実している
またネット上ではある理由でカルト的な人気を誇る(詳しくは項目参照だェ!)
実写映(ry
が実写映画2作目が決まった…

イニD作者による新たなカーバトル漫画。
舞台はこちらも峠から公道へ。
イニDの後日談という正当な続編。勿論アイツらも再び。
この度アニメ化が決定した。

セックスとバイオレンスで成り立つ 筈の ヤンマガにおいて何故か連載しているゆるゆる漫画。

本来のヤンマガ読者層の予想を覆しアニメ1期は大ヒットしたがアニメ2期がアニメ史に残る失敗作だったことは有名。
アニメの方はその後、ストック不足になりながらも3期である程度持ち直し、
4期はテレ東から地方ローカル局への異動や映像作品の売り上げは落ちたが、作品の評価では3期以上に持ち直した模様。

かつて週刊少年ジャンプ週刊少年マガジンで問題作を描き少年誌から永久追放された木多康昭が描く格闘漫画。
幕張などと違いちゃんとしたシーンもあるがギャグシーンは相変わらず過激(痴漢の犯罪者の名前が板尾・山本・島袋など)。
「今週から新連載トリコ2号連続巻頭カラーです」
1部終了後、4年間逃走し現在2部である「喧嘩稼業」を連載中。
喧嘩商売中盤以降から急速にシリアスパートのクオリティが上がりついには「木多はギャグを書かないで真面目に話を進めろ」とまで読者に言われたため、
商売最終盤から喧嘩稼業では合間に入る僅かなギャグ以外のギャグパートが無事消滅し、熱くも理知的な格闘漫画として好評。
あの幕張の作者がこのような位置にくるなど誰が予想しただろうか。

ひたすら巨乳美少女の日常物。

諸葛亮が現代に転移してパリピ女子の軍師になる漫画。…設定だけ見るとギャグ方向に行きそうだが意外と真面目。

爆乳人妻保険医のぽんこつライフを綴るギャグ漫画。露出こそ無いのだが夫とのラブラブ性生活を満喫しまくっててエロい。
下い相談も多くある意味ヤンマガらしいお下品ギャグ。

  • ゴールデンドロップ
黄金水のような伝説のドラッグを手にしたはみ出し者たちは、野望と社会への復讐をかけて成り上がりを目指す…!バイオレンスもセクスも裏切も雨霰のピカレスク・アウトロー漫画。

  • ねずみの初恋
暗殺者として生きる天涯孤独の少女:ねずみと平凡な男性:碧が会合した。碧は殺しを生業とする二度と日常に戻れない裏世界に踏み入れ、失敗したら死の「絶対に長続きしない・入れ込むな」と断言された同棲生活が始まる…。殺陣とイチャラブの落差を味わえるヤンマガらしい?バイオレンス要素に甘々な恋愛要素も混ぜた新星。

  • 税金で買った本
バイオリンスとセッ(以下略)のヤンマガで、そんか描写皆無の異端枠再び。
県立図書館勤務の司書さんたちによる、本と図書館の雑学と司書としての日々を描いた漫画。読めばあなたも活字と図書館に親しみが持てる…かも?

〇かつての連載漫画

  • AKIRA
ヤンマガ史上最も有名な漫画でありSFアニメの金字塔。
実写は未だに公開しない。

こちらもSFアニメの金字塔として有名な作品。
アニメも何度も作られている。

今もなお人気のある男たちのバイブル的ギャグ漫画。
アニメは黒歴史

カイジと共にヤンマガを代表する峠最速を目指すカーバトル漫画。
過去に何度もアニメ化されていてアニメではユーロビートがバトルを盛り上げる。
実写映画なんて知らん。
しかし載っていても
ゴァ→ギャア→つづく
が大抵のパターンなので異常に進行が遅い。
まぁ作者のやる気の問題。
しかし2013年夏についに連載終了。DはDREAMのDだったとか…

  • ヒミズ
稲中の作者古谷実が路線変更を始めた最初の作品。
最近実写映画が賞を取ったが果たしてその出来は…

  • アゴなしゲンと俺物語
下ネタ連発のヤンマガ男たちのバイブルその2。
回を重ねるに連れて一応画力は向上した。

  • 工業哀歌バレーボーイズ
下劣な下ネタの他に吐き気を催す性描写が多い誰得な漫画のような何か。

  • ビー・バップ・ハイスクール
20年も連載されていていた漫画で当時の不良のバイブル的漫画でもあったが不良以外もハマった人は多数。
数少ない実写化が成功したヤンマガ作品。

  • エリートヤンキー三郎
ヤンマガを長い間支えたギャグ漫画。
ドラマ版は黒歴史

絵柄とは裏腹に下ネタ連発の漫画。
まぁ、作者が生徒会役員共の氏家ト全なので仕方ないことだが…

BECKの作者ハロルド作石が書いていた弱小チームを救うストッパーが主人公の漫画。

  • ドラゴンヘッド
90年代後半のヤンマガを支えた漫画。
実写にもなったが結果は聞くな。

  • 猿ロック
鍵屋の息子猿(童貞)が様々なトラブルを解決しつつ童貞仲間と共にモテるためにバカをする漫画。
実写は(ry

  • 赤灯えれじい
ヘタレの男とヤンキーの女の不器用な恋を描いた漫画。

  • P.S元気です、俊平
ちゃっかり堂本光一主演でドラマ化した。
ヒスブルが歌う主題歌の『なぜ…』は名曲。

別冊→週刊→現在は月刊で連載中。
エロはもちろん血は繋がってないが近親相愛を描くなど命知らずな漫画、最近は近親相愛から生徒と教師の恋物語になった。
みなみけ4期、新規ではステラ女学院が始まるまででヤンマガのアニメ化作品最新作だった。
(ただし、ステラ女学院はファミ通系列からの移籍に加え月刊ヤンマガ連載)

  • 柔道部物語
帯ギュ、YAWARAと並ぶ柔道漫画の金字塔。しかし、前者2作品とは違い非常に汗くさく、練習・試合描写の密度が半端無い。
柔道経験者達のバイブル。
読むと柔道がしたくなる不思議。
あと、主人公の名前が掛け算。

  • 新宿スワン
新宿歌舞伎町を舞台にスカウトマンの抗争を描いた漫画(一時期ホストになった)。
作者本人も元スカウトマンだった、バイオレンス作の中でもかなり過激。
後に作者は少年誌に移籍し東京卍リベンジャーズを連載することになる。
実写ドラマ(ry

  • なにわ友あれ
ヤンマガカーバトル漫画その2。
こちらは大阪を舞台にした走り屋の漫画(作者も元走り屋)。
上記2つと比べてメディア化に恵まれない。

  • みんなエスパーだよ。
ヤングアニマルで連載し人気を博したDMCことデトロイトメタルシティの作者若杉公徳の漫画。
ヤンマガ的にはかつてエリートヤンキー三郎が放送されていたテレ東金曜深夜ドラマのドラマ24枠でドラマになった。
DMCやKAPPEIと違い中盤から下ネタ、ギャグは殆どなくなり死者が出るなどかなりシリアスな漫画になっている。

原発の爆破により壊滅した東京を女の子が救うというあらすじだけ聞くとカオスな漫画。
アニメ化が発表され「石原、そんなに大目に見て良いのか?」なKiss×Sis以来となるヤンマガからのアニメ化に期待されたが、
震災により全てが破談となり、その後月刊へ移籍と日の目を見ることはなくなるかと思われたが、
2013年に秋アニメで放送開始することが決まりひとまず救われた模様。

  • サイコメトラー
かつてドラマ化もされ週刊少年マガジンを支えた漫画サイコメトラーEIJIの続編。

  • 空手小公子 小日向海流
いじめられっ子(イケメン)が空手に出会い強くなる漫画。
今のヤンマガでは珍しい格闘漫画。

  • ユキぽんのお仕事
やる気のない飼い主と働き者の猫が主役の漫画。
深夜でドラマになったが主演の岡田義則がネコの着ぐるみを着てネコ役という謎のドラマだった。

  • 雪にツバサ
最終兵器彼女の作者高橋しんが描く超能力者の少年と少女の物語。

CLAMPがちょびっツのあとに開始した漫画。
ヤンマガでは浮いたデザインではあったがアニメも2期作られた。
終盤に他誌に移籍し終了。しかし最近連載が再開しヤンマガに出戻りした。
最近主人公と同じ人物と思われるキャラが某茶番劇アニメに出たことで物議となった

  • センゴク
仙石秀久を主人公に、戦国時代を描いた作品。
全体的にマイナーな武将がメインのため通にはたまらない仕様。
今作の半オリジナルキャラ(山崎新平俊秀)の名前が戦国BASARA3で無断使用された疑惑がある。

  • 監獄学園
アゴなしゲンの作者の新作。
覗きの罪で罰せられた男たちの厳しい日々を描く漫画。
教官がエロい。
正直アゴなしゲンとのあまりの作風の違いに驚く方が多い。
2015年7月にアニメが、10月に実写ドラマが放送。

  • ドクター早乙女
バレーボーイズの作者の誰得な新作。
悪人面の医者が主人公で身の程をわきまえないエロもちょいちょいあるがバレーボーイズほどではない。
しかし、作者の村田先生がバレーボーイズの終盤から闘病生活に入っていたため最近まで休載していた。

  • ハンツー×トラッシュ
かつてヤングジャンプで連載し、アニメにもなった奥さまは女子高生の作者こばやしひよこの新作。
水球部を舞台にエロ要素を含むラブコメディ。
何故か2週に1回のペースで休載する。

手品好きの先輩が失敗してエロい目に会うエロコメ。
終了後作者がファンボでガチエロ二次創作描いて話題に。





追記・修正はざわ…ざわ…と気配を感じる彼岸島の峠で超能力を使って袋とじを破ったバカ野郎からお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 漫画雑誌
  • ヤングマガジン
  • ヤンマガ
  • 講談社
  • セックスとバイオレンスで成り立っている←例外あり
  • カイジ
  • 頭文字D
  • みなみけ
  • 彼岸島
  • 袋とじ
  • 稲中卓球部
  • メディア化に恵まれない
  • 実写は大概黒歴史

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年12月06日 19:44