グレンラガン

登録日:2009/10/02(金) 22:11:02
更新日:2024/10/31 Thu 19:49:57
所要時間:約 10 分で読めます





無茶で無謀と笑われようと、意地が支えのケンカ道!!

壁があったら殴って壊す!道がなければこの手で創る!

心のマグマが炎と燃える!!超絶合体・グレンラガン!!

俺を!

俺達を!


誰だと思っていやがる!!!!!


画像出典:天元突破グレンラガン OP映像より©GAINAX,中島かずき

天元突破グレンラガンに登場するロボット
正確には、ラガン(頭部)がグレン(胴体)を支配し、合体したものがグレンラガンである。


登場までの経緯※ネタバレ























元々は、シモンが発掘し、カミナがラガンと命名した小型ガンメン(こちらはシモンが搭乗する)。

地上に出てからしばらくはラガンが戦闘をしていたが、リットナー村の戦闘にて現れた敵のガンメンの一機にカミナが一目惚れし、
「俺が乗るって言ってんだ!!」
と、なんとも素晴らしいノリでこのガンメンを強奪、「グレン」と名付け、あっと言う間に乗りこなす。

俺を誰だと思っていやがるキックよくも可愛い弟分をパンチを駆使し、男の魂完全燃焼キャノンボールにて、ガンメンを二体も撃破してしまう。「気合いがあれば乗れる」とはカミナの談。
撃破したガンメンのパーツを使って修理し、現在のグレンになる。
無理を通して道理を蹴っ飛ばす、カミナの神話が始まった。

数日後、ヴィラルの操るエンキに、「顔が二つたぁ生意気な!!」と挑むも圧倒され、限界が見えてしまう。シモンの機転が効いて見逃され、決着は翌日に持ち越された。

決着の日、気合いを入れて挑むカミナだが、やはり卓越したヴィラルの技量に圧倒され、絶体絶命の危機に陥るが、シモンの助太刀により一命を取り留める。

そして時は動き出した。
カミナが一発逆転の妙案を閃く。
「シモン、行くぞ……合体だ!!」

誰もが無理と言うが聞く耳を投げ捨て、おもむろにラガンを持ち上げ、グレンの脳天に突き刺す。

意気揚々と合体宣言をするが、当然ただの悪ふざけ。キレたヴィラルがトドメを刺そうとした瞬間、ラガンが輝き、エンキの放ったエネルギーを吸収し、ラガンとグレンの「合体」が始まった。
グレンラガン誕生の瞬間である。

グレンラガンはその力でエンキを圧倒。しまいにはエンキの兜を奪い被ってみたところそれすら取り込んで進化。
あの三日月頭が誕生した。
ヴィラルは第二部が終わるまで兜のことを根に持ち続けるのだった。

☆性能

グレンラガンの強みはほとんどラガンによるもので、グレンの方はほとんど「ただのガンメン」でしかない。
事実、このラガンは作中において、ロージェノムとアンチスパイラルと、それぞれのラスボスにしか傷つけられなかった。

ラガンの正体はかつての螺旋族たちが作り上げた螺旋力ブーストマシンであり、下部のドリルで突き刺すことにより、突き刺したガンメンの制御と構造を乗っ取り改変する能力を持つ。
グレンとラガンはそもそも全く合体できる仕組みにはなっておらず(グレンの素体はギャンザという単独のガンメン)、ラガンがグレンの制御を奪い取り込むことでグレンラガンになる。
このためか、合体するたびにラガンのドリルがグレンのコクピットに刺さり、グレン側のパイロットは一々避けている。 普通に危ない。
合体と言うより「融合」「吸収」といった方が正確だが、アニキが合体と言えば合体なのである。

グレンラガンになることにより、そのパワーはラガンとグレン単体のそれを遥かに上回り、襲い来るあらゆる敵を、体中いたる所から伸びるドリルでいとも簡単に撃破してしまう程。
もはやチートである。

また、ラガンが合体した際、胴体部分の損傷は全て元通り。
もはやチートである。
(ただし分離すると損傷が元通り)

更に、ラガンの力であらゆるメカと融合する事が可能。空飛ぶガンメンを捕らえて長時間の飛行が可能にもなった。
もはやチートである。

更に更に、乗っ取り能力は合体しても生きているため、戦艦クラスのダイガンの制御を乗っ取ることができる。
もはやチートである。

挙句の果てには、乗っ取ったダイガンと「合体」して巨大なメカに変形することもできる。
もはやチートである。

・ギガドリルブレイク
カミナが編み出した代名詞とも言える必殺技。二枚刃になる胸のブーメランで敵を大の字に拘束。
グレンラガンの等身大ほどに巨大化された右手ドリルを高速回転させながら突撃する。超電磁スピンとか言ったヤツちょっと表(ry
シモンが初めて放つ際の「涙と思い出を振り払う」シーンには誰もが胸が熱くなる。戦闘前に切るタンカ、BGMの『happily ever after』も総じて人気が高い。


☆バリエーション

グレンラガンには幾つかのバリエーションがあり、マトリョーシカ方式でパワーアップしていく。
以下が派生

アークグレンラガン

画像出典:天元突破グレンラガン 第22話「それが僕の最後の義務だ」より©GAINAX,中島かずき

要塞級スペースガンメン、アークグレンとの合体で生まれたグレンラガン。シモンの無限とも言える螺旋力により完璧に制御され、この頃からグレンのパイロットとなったヴィラルのサポートにより誕生。当然ながらアークグレンには合体機構などなく、グレンラガンの力で構造を乗っ取り無理矢理変形機構を作り出して完成する。
体色は銀をベースにし、サイズはダイグレンよりもデカい。グレンラガンが口に入っちゃうくらいデカい。
もはやチー(ry
しかし直後にもっとデカい敵が現れた為にあまり活躍はしなかった。
なお変形さえさせてしまえばグラパールでも操縦は可能である。
頭部が微妙にEVA弐号機っぽい

超銀河グレンラガン

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画像出典:劇場版天元突破グレンラガン 螺巌篇より©GAINAX,中島かずき

大グレン団の最後の旗艦、カテドラル・テラ改め「超銀河ダイグレン」が、アークグレンラガンを通してグレンラガンと合体した、大グレン団メンバーとキタンの命の結晶。
キタンの最期の命が生んだ超弩級ガンメンである。
カラーリングは黒を基調とし、前までの二機を遥かに上回る、まさに超弩級のサイズを誇り、その大きさは惑星一つ分。
もは(ry

アークグレンラガンでも倒せなかった敵をいとも容易く撃破してしまった。
しかし、直後に反螺旋族が現れ、見せ場も少なく退場してしまう不遇の機体。

ちなみにこれは乗っ取り能力によるものではなく、純然たる変形ロボ。元々はロージェノムの機体であるラゼンガンをコアとする「カテドラル・ラゼンガン」に変形することが出来る(劇中ではアンチスパイラルによりムガンに改造されていた)。超銀河はラゼンガンの代わりにアークグレンラガンをコアとしたことにより、乗っ取り能力が発揮されてフォルムや武器がグレンラガンよりに変化した姿。


天元突破グレンラガン

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画像出典:天元突破グレンラガン 第26話「天の光は全て星」より©GAINAX,中島かずき

大グレン団の、明日への飽くなき決意と希望がコアドリルとなり、超銀河グレンラガンにスピン・オンすることにより生まれた最後のグレンラガン。

カラーリングは、原点に還った赤を基調としており、機体の至る所に鬼のような顔がある。そこにそれぞれグレン団メンバーが座している。
そのサイズはまさしく天元突破。銀河に仁王立ちしてしまうほどにデカい。デカすぎる。
もはやチートと言うのもバカバカしいくらいデカい。
また、腹部には三つ目の黒い顔がある。かつての螺旋王の機体、ラゼンガン・オー(↑)バー(→)ロー(→)ド(↓)である。

大グレン団とシモンの螺旋力により、メンバーを象徴するあらゆる武器を使う事ができる。
(例→ヨーコの電磁ライフル、ヴィラルの刀、超銀河ダイグレン(!)など)

その途轍もない大きさゆえに、本来は動くだけでも億年単位の時間がかかるが、戦場が意志によって存在が規定される認識宇宙であったため、グランゼボーマ同様可能性を瞬時に引き出すことで自在に動いている。


超天元突破グレンラガン

「このエネルギーは…」
「お父様の、意志!」
「よし、みんな!アレをやるぞ!」
「「アレ?」」

「決まってるだろ…合 体 だぁ!!!

画像出典:劇場版天元突破グレンラガン 螺巌篇より©GAINAX,中島かずき

『螺巌篇』に登場した最強最大最後のグレンラガン
その大きさは銀河系を鷲掴みできるほど超巨大だった天元突破グレンラガンが頭部に収まるほどの大きさでもはや比較対象がないくらい巨大。
(もはや螺旋力による「概念」なので、物理的に視認することはできないレベル)
ラゼンガン・オーヴァロードが量子分解し、変換したエネルギーを吸収した天元突破ラガンが、他の天元突破化したガンメン達と合体した姿。
その姿は青い螺旋力で作られた巨人が、紅い螺旋力のマントとサングラスをつけた、シモンやカミナを彷彿とさせる姿である。

膨大な螺旋力な為か搭乗者が全裸になっていたり、シモンはロージェノムのような強靭的な肉体になっている(対抗して巨大化したアンチスパイラルも筋肉ムキムキになっていた)。

因みに天元突破グレンラガンはこれまでの様に頭部の辺りに陰で確認できる。

一つ一つの攻撃で銀河が消滅してしまうほどの戦闘力を秘めており、比較的に小さいドリルをぶつけあった際あらゆる銀河が巻き込まれ消滅していった。


必殺技は『超天元突破ギガドリルブレイク』
‪一撃で宇宙を一度終わらせ再び始めるほどの破壊力をもつ。‬
同サイズまで巨大化した超グランゼボーマの「反螺旋ギガドリルブレイク」とぶつかりあいで宇宙を消滅させる程のエネルギーをぶつけるも砕かれ、超天元突破→天元突破→超銀河→アーク→グレンラガン→ラガン→シモンというマトリョシカアタックを決めた。


キャノングレンラガン(仮)

森版コミック27話「ホントにあたしでいいの?」で登場したコミック版オリジナルグレンラガン
ダヤッカイザータイプのガンメンをボディにすることで右肩に大口径キャノンを備えた形態
必殺技はギガドリルバスター
ボディ部にはヨーコが搭乗
漢女っ振りを見せつけた


ダイグレンオー

上記と同じくコミック版オリジナルの合体形態で、大グレン団のガンメン7機と合体した姿
グレンラガンをベースとし、両肩がツインボークン、右手がモーショーグン、左手がヨーコMタンク、右脚がソーゾーシン、左脚がキッドナックルとアインザー、胸にキングキタンとなっている
右手から伸ばした刀で周囲の敵を切り裂く「一刀百断」、左手から強力な砲撃を繰り出す「ダイグレンギガバスター」、頭部を格納してキングキタンの角で突撃する「ダイグレンギガスティンガー」と言った技を持つ





スパロボシリーズにおいて

シリーズには第2次Z破界篇で初参戦。分離・合体が出来るのは破界篇の序盤のみで、中盤でカミナが離脱して以降は分離不能となる。
全長は表記されず、システム的にはMサイズ=標準的なスーパーロボットサイズとなっている。ちなみにラガンは機体のほぼ全てが操縦席なので、そこから全長を計算すると大体5メートル強となり、ナイトメアフレームより少し大きいレベルである。

性能的には典型的なスーパーロボットで、シモンのスキル「螺旋力」と機体の特殊能力により数字以上に頑強。また、ドリルのイメージに恥じず大半の武器はバリア貫通持ち。ついでに「格闘」使用時にはガイナ繋がりのネタをかましてくれる。
再世篇ではアークグレンラガンが登場したが、「バーストスピニングパンチ」名義の召喚攻撃扱い。また対存在であるアンチ・グレンラガンも登場した。

第3次Z時獄篇では序盤の終わり頃に参戦。すっかり風格の増したシモン共々部隊の主力として活躍してくれる。また今作でついに超銀河・天元突破が参戦、グランゼボーマとの死闘も豪華に最終話で完全再現された。またこのステージは敵も味方もまとめて全員天元突破、全ての機体がサイズ∞になるという拘り様である。超銀河ダイグレンとグレンラガンの両方で「パーツスロット増加」のフル改造ボーナスを選択すると、パーツスロットが最大数の4になる。

破壊力は相変わらずだがギガドリルマキシマムがMAP兵器化、スカルブレイク・トロイデルバーストの削除により単体ではやや弱体化。
今作では同じガイナックス勢のガンバスターと共演。向こうがスーパーじゃないのに本家を差し置いてキックをブチかましているのは余談。

続く天獄篇では時獄篇で原作再現が終わった関係で存在感が少し薄れたが、火力によるボスキラーっぷりはまだまだ健在。ただし、超銀河ダイグレンはバルビエル・ザ・ニードルの作戦によりサイデリアルに拿捕されており、終盤戦でようやく復帰。なんと今回は時獄篇と異なり、超銀河ダイグレンと超銀河グレンラガンでフル改造ボーナスが独立しており、パーツスロットを4にした上でさらにボーナスが選択できるという贅沢仕様。ENか射程を増やしておこう。
シンカの段階の第三階梯「風の行き先」としてスポットライトが当てられており、終盤ではなんと天元突破が正式参戦。さすがにサイズは3Lになったが、それでも時獄篇での圧倒的な性能がほとんどそのまま。今作は終盤のオリ敵が嫌になる程頑強かつラスボスが強すぎるため、ダイバスター共々お助けユニット枠となっている。


OEでは原作途中での参戦ということもあり、上位形態が全く登場しない代わりカミナが死なない。また、今作のみヨーコがグレンに同乗しており、超電導ライフルが武器に登録されている。


Xでは第三部からのスタートであり、総司令となったシモンが(ニアにフラれたと思い込んだショックで、男を上げるために)「広い世界を見たい」という理由で旅立ち、エクスクロス(自軍)に合流する…という流れで加入。
ギガドリルマキシマムが削除されてしまったが、高い基本性能は健在であり、シモンが決意を覚えるため超銀河以降ではサポート役としても非常に強力。


ちなみに、スパロボでは原作での銀河螺旋海溝が再現されたことがなく、超銀河グレンラガンに変形するにあたって別作品のエネルギーが使用されている。
(第3次Z時獄篇→真ゲッターロボのゲッタービーム、X→サリーのイノセントウェーブ)


アニキ「俺が追記・編集するって言ってんだ!!」

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最終更新:2024年10月31日 19:49