「南町田グランベリーパーク」がただの新しいアウトレットだと勘違いされているので地元民が全力で紹介する_PR

東京都町田市の南町田グランベリーパークはただのアウトレットなんかではない。レストランも充実しており、ケンタッキー食べ放題からインスタ映えまで幅広く揃っている。スヌーピーミュージアムや様々な施設の凄まじさを、町田市民が全力で解説します。

本日の記事は「町田市」の提供でお送りいたします。(本記事の撮影は、2020年1-3月上旬にかけて行われたものです)

宇宙一素晴らしい街、町田市について話をしよう。

 

筆者は、東京都町田市民である。

神奈川県町田市民ではない。

初対面の人に町田市出身である事を伝えると、「ああ、神奈川県町田市ですねw」などと冗談半分に言って来る人もいて、「いやいや、町田は東京都ですからw」などと笑顔で答えるようにしているが、内心ではマジギレしている(これについては町田市民の98%が同意してくれると思う)。

 

そんなビッグ・メトロポリス・アーバン・シティこと町田市に住んで、早8年。

これまでもこの街についての魅力は散々述べてきた が、地元民として、語らなければならないことは、まだまだある。

 

とくに、新たにできた「南町田グランベリーパーク」が話題だ。

2019年11月のオープンと同時に世界中から多くの観光客が訪れ、「これが町田か! 素晴らしいな! さすが世界で一番のビッグシティだ! 僕も帰ろう、町田へ帰ろう!」とのたまっていた。※

このままでは来年あたりにとんでもなく高いタワーが、チンアナゴの群れ並にボッコボコ建ち、それを見たトランプ大統領が「グレイト」とか言うだろう。流石は町田市である。※

※編集部注……全てカツセさんの脳内にある町田市のイメージの話です。

 

しかし、観光客の皆さんには申し訳ないが、南町田グランベリーパークは、一回遊びに来た程度で全てが理解できるほど甘っちょろいまちではない。はい残念でした。悔しかったらここまでおいで。渋谷駅から東急田園都市線急行に乗って約33分でおいで。

ということを熱弁していたら、前回に引き続き町田市からオファーが来て、南町田グランベリーパーク完全攻略ガイドを作成することになった。スポンサード・バイ・町田市。ただの映画マニアだったタランティーノが映画監督として大成したのに似ているな、と思う。ただの町田市民が町田監督として大成する日は近い。地元民として南町田グランベリーパークに通い続けていたら気付いてしまった魅力を、筆者なりの視点で全力解説しようと思う。

 

(以下、非常に長文となるため、各自ブックマークやRTなどで保存しておき、必要なときに見返すようにしてください)(マジでお願いします)

概要説明 

画像提供 : 町田市

「南町田グランベリーパーク」は、商業施設である「グランベリーパーク」と広大な敷地と遊具を誇る「鶴間公園」、その間をつなぐ「パークライフ・サイト」の3エリアで成り立つ巨大空間である。

 

観光客からすると「買い物ができる施設と公園がくっついているだけ」と思われがちだが、地元民からすると家の近所に死ぬほど豪華で贅沢で優雅でエモでバズりそうな自然と賑わいが融合した暮らしの拠点が爆誕したという認識である。近所にドバイとニューヨークとスイスのアルプスと京都がいっぺんに誕生したようなものだ。その証拠に、グランベリーパーク内にはうまいレストランにコワーキングスペース、薬局や動物病院まで設置されている。

 

当施設と他のアウトレットモールが異なる理由を、これから貴方が「もうわかったからやめてくれ」と泣いて詫びるまで書き続けようと思う。

「食」がとにかくすごい

グランベリーパークは、とにかく「食」への力の入れ込み様がすごい。

胃袋がどれだけデカくても足りない。ロケに何度足を運んでも食べきれない。

その中から、特筆すべきお店をいくつかピックアップする。

 

1.美味い店が揃いすぎ「ギャザリングマーケット」

「アウトレットで食事」と言われると皆さんは自然と雑多なフードコートを思い描いてしまう。それは前世からの刷り込みによるものである。「赤ちゃんを運ぶコウノトリ」をイメージしたとき、なぜか自然とペリカンが浮かんでしまうのと近しい現象だ。コウノトリとペリカンはぜんぜん違う。

 

しかし、ギャザリングマーケットと呼ばれる屋内市場&飲食店広場は、フードコートと呼ぶにはいささか豪華すぎる。同マーケットは飲食店だけでなく精肉店や鮮魚専門店のテナントも入っているが、いずれも話題性が高く、味も確かな店が多い。いくつか紹介する。

 

2.世界最高のカレーパン「パン・パティ」

そんなギャザリングマーケットの中でも随一の人気を見せるのが町田市民なら誰でも全国区だと勘違いしている激うまパン屋さん「パン・パティ」。グランベリーパークに出店が決まり、ようやく町田市民以外の方に食べてもらう機会が訪れた。推していたアイドルがついに全国区デビューを果たしたのである。

 

8時間で売れたカレーパンの世界記録(5947個!)を持つ「ステーキカレーパン」には、柔らかな歯ごたえと旨味がぎっしり詰まったステーキ肉が3枚入っている。

 

このカレーパンだけ別枠で待機列を作るほどの人気商品なので、昼に食べたいなら早めに並ぶと吉だ。もちろん他のパンも最高に美味い。

 

3.インスタ映えは古い。ギャラクシー映え「ジャック・イン・ザ・ドーナツ」

“いかにも海外で大人気っぽいヴィジュアルをしているドーナツ”こと「ギャラクシードーナツ」。その見た目、インスタ映えを通り越してギャラクシー映えである。

 

同ドーナツの日本初上陸店舗となったのが、ギャザリングマーケット内にある「ジャック・イン・ザ・ドーナツ」だ。店内のドーナツはとにかく種類も多いし、やはり美味い。しばらくドーナツ食べてないな〜なんて思った貴方、行き先はコチラです。ドーナツの甘く、香ばしいかおりに包まれながらトングをカチカチさせて待つあの時間、幸せとしか言いようがない。

 

4.関東唯一の「ケンタッキー食べ放題」

ケンタッキーの食べ放題を満喫できる店舗は、関東では南町田グランベリーパークだけ。

もう一度言います。

南町田グランベリーパークだけ!!!

2月中旬ごろの平日昼間に「いっちょチャレンジしてみっか!」というテンションで、食べ放題対策として徹底的にお腹を空かせて行ってみたら、13時時点で113組待ちでした。113組ってなんだよ。待っている間に餓死するかと思った。

 

オープン時刻より随分と前から、飢えた若者たちを中心に長蛇の列を作る同店。果たしてどのくらい食べたらケンタッキーの元は取れるのか?という記事をいつか書きたい気もするし、年齢を重ねてしまった胃腸の具合的にはこれっぽっちも書きたくない気もする。それでも我々はケンタッキーが食べたい。

 

5,まだ「UMAMI BURGER」を食べたことないんですか?

そして南町田グランベリーパークでハンバーガーを食べたくなったら、せっかくならロサンゼルス発の暴力的ハンバーガー(褒めてる)「UMAMI BURGER」にチャレンジしてほしい。

 

旨みで絶え間なくぶん殴ってくるみたいな味」とツイートされるほどの破壊力。テイクアウトで頼むと、随分と立派な箱に入って登場する。

 

南町田グランベリーパーク限定メニュー「プルドポーク」。

食べるのではなく、こっちが食べられてしまうのではないか? と思うほどデカい。初デートでこんなの食べることになったら、もう大口必死に開けるもんで、笑い合っちゃって一気に仲が深まる予感しかしないですね!(それか一瞬で冷めてマジで再起不能になるだろうな)(こういうハンバーガーは潰して食べるのが鉄則なのも覚えておいてね)(でもそのままガツっと食べちゃう女の子、好き)

 

ちなみにドリンクに「ファンシーミルクシェイク」を頼んだらこんなにもフォトジェニックなものが出てきてしまう。33歳でも甘いものは楽しいし、美味しい。なんでも全力の暴力で襲いかかってくる同店にはぜひチャレンジしてほしいところだ。

 

6.ラーメン好きにも、安心。

自由が丘蔭山樓

 

AFURI

 

一風堂

 

一つの商業施設に、一流のラーメン店が3つも入っている。

「優れた土地には、一流のラーメン店が3つ以上ある」というのは経済学者の言葉だったような気がします(筆者私見)

 

7.他にもすごいぞ食べ放題なお店

台湾小籠包とスイーツ食べ放題「點心甜心(てんしんてんしん)」や、グリルポークなどが目玉の「ブッフェ ザ フォレスト」など、ケンタッキー以外にもやたらと食べ放題店舗が多いのも、グランベリーパークの魅力だ。

 

「ブッフェ ザ フォレスト」は取材時、オレンジページとのコラボ企画をやっていて、それはそれは美味しいご飯の連続でございました。

 

ほーら、胃袋がいくつあっても足りない気がしてきただろう?ストックの胃袋があと5つ欲しい。

 

8.おしゃれに食べるならファーマーズキッチン

「食べ放題みたいにモリモリ食べるんじゃなくてさ、俺はもっとオシャレな感じでご飯を食べたいのさ。デートで使える感じの。モテそうな感じて、イケてる感じの」というオーダーもあるだろう。その注文にも南町田グランベリーパークはしっかり応える。パーク内でも屈指のおしゃれエリア「グリーンリビング」を紹介したい。

 

同エリアには観葉植物や珍しい多肉植物に囲まれたおしゃれカフェや雑貨店が溢れ、訪れた人々は皆「え、私、いつの間にこんな豊かな人生を…?」と思わず錯覚を起こすレベルの異世界っぷりである。丁寧な暮らしは南町田グランベリーパークの中にある。

 

緑あふれる空間で、“農園野菜ビュッフェ”をメインに新鮮な野菜料理などを楽しめる店内。

「そんなにオシャレだと、敷居が高いんじゃない…?」と思うかもしれないが、決してそんなことはない。

「ファーマーズキッチン」には、子供が気兼ねなくはしゃぎながら、パパママたちもゆっくり食事が取れるスペースも設置されているのだ。老若男女みんなで楽しめる。それでいて、おしゃれで快適な環境も整っている。これが「グリーンリビング」エリアの魅力である。

 

9.あのスノーピークが飲食店やってる

そしてアウトドアブランドとして名高い「スノーピーク」が、南町田グランベリーパークで飲食店「スノーピークイート」を展開。同ブランドのテーブルやチェアに実際に腰掛けながら、ゆっくりと食事をすることができる。

テーブルとチェアに関しては、会員登録していればレンタルサービスも実施

テーブルが1,000円、チェアは500円で10時から16時まで借りられるので、隣接している鶴間公園や店舗上の屋上芝生スペースにて、アウトドア気分を味わうこともできる。

実際に借りてみた。

 

鶴間公園をバックに、優雅な時間を過ごす筆者。これが町田市民の優雅なたしなみだ。

 

ギャザリングマーケットから精肉店「お肉のスギモト」のできたて和牛弁当(めちゃ美味)と、鮮魚店「中興水産」の大海老天丼(めちゃ美味)と、同じく「中興水産」の海鮮丼(めちゃ美味)。南町田グランベリーパークはテイクアウトメニューが豊富なのでテイクアウトして、公園などで食べるのがおすすめだ。青空の下で食べるご飯は8倍ぐらい美味い。

 

10.マジな没入感「ひつじのショーンビレッジ ショップ&カフェ」

109シネマズが入っている「ワンダーシアター」という建物の奥、パークライフ・サイトに面した位置にある「ひつじのショーンビレッジ ショップ&カフェ」。同作ファンでなくともNHK Eテレっ子ならたまらず反応するクオリティの店内インテリアは、せっかく来たなら是非是非寄ってもらいたい。

 

店内前にはグッズコーナーと、メイキング映像や展示物もたくさん。

 

店内のリビングゾーンにはフォトスポットがたくさんあり、空いている時間ならあの世界観にどっぷりハマれる。

 

テラス席には牧場主のモニュメントもあるので、一緒に写真を撮ろう。6億いいねがつくはずだ。

 

「遊び」にも本気度が高い

「ショッピング施設なんだから、ショッピングがメインでしょ?別に欲しいものないし」と考える人類が後を絶たない。そのことを筆者はとても残念に思っている。この章では、南町田グランベリーパークが「買い物以外の遊び」にも本気であることをしっかり伝えたい。

 

11.クライミングができる

南町田グランベリーパークのシンボルの一つとも言える、高さ12メートルの大きな岩。(左下にいるのが筆者)(めっちゃでかい)こちらはアウトドアブランド「モンベル」が運営しているもので、実際にこの岩でクライミングを体験することが可能だ。アウトドアやモンベルグッズの魅力を感じてもらうことを狙いとしているが、果たしてどのくらいの高さなのだろうか。

 

やはり、実際にやってみるに限る。

 

33歳。普段の運動は寝返り程度である。

 

何が悲しくて、この青空の下、岩にしがみついているのだろうか。

 

写真だけ見たら、ここがショッピング施設の中だとは思うまい。

 

正直腕がプルップルでしんどかったですが、なんとかやりきりました。

(実際、小学生から登れるらしいので、難易度はそこまで高くはないらしい)(「俺って才能あるのかな」って一瞬思ってしまった)

 

12.カヤックにも乗れる

モンベルの岩山の隣にある人工池では、カヤック体験も可能だ。

大人げなくオープンと同時に受付してぶっちぎりの一番目乗船をキメたが、やはり楽しい。3歳から小学2年生までの子供は親子でも乗れるそうなので、お子さんを連れて行く方は、買い物に飽きた頃にこちらを楽しむと良さそうだ。(いずれも有料、事前受付が必要なので、参加するつもりなら早めにチャレンジするのがおすすめである)

ちなみにモンベル グランベリーパーク店は、全国のモンベルストアの中でも日本最大となる680坪の面積を誇っているため、「マジ? モンベルってそんなものまで売ってるの?」と驚きに溢れた体験ができる。何も買わずともオススメ。

 

13.キャンピングカーのレンタルができる

鶴間公園のほど近くには、キャンピングカーショップ「トイファクトリー」がある。

同店では、2020年2月中旬からキャンピングカーのレンタルサービスをスタートしている。大人2名が就寝できるトヨタ ハイエースベースの「Green Buddy」が24時間レンタルできるのだが、他のキャンピングカーよりもサイズが小さく運転しやすいため、「宿の手配がいらない移動手段」と考えるとめちゃくちゃ便利そうである。

 

ちなみにハイグレードなキャンピングカーも展示されていたのでうっかり乗ってみたが、絶妙な広さが安心感ありすぎて困るレベルだったので、こちらもおすすめだ。住みたい。

 

14.電動自転車までレンタルできる

「トイファクトリー」はキャンピングカーだけの店ではない。電動アシスト付き小径自転車(ミニベロ)なども販売・レンタルできるし、グランベリーパーク店では、同系列の湘南店で乗り捨てすることも可能である。高級な自転車に乗ったことがない方は、ぜひこちらで初体験して欲しい。今まで乗っていた自転車はなんだったの? と、カルチャーショックを受けてしまうだろう。

 

15.NHK Eテレブースに子供たちが感動して暴れまわる

NHK Eテレファンが「ひつじのショーンカフェ」だけで満足できるなんて、筆者ももちろん思っていない。大丈夫だ。南町田グランベリーパークには、Eテレの人気番組「いないいないばあっ!」「おかあさんといっしょ」「みいつけた!」のキャラクターと遊べるアミューズメント施設「FUN VILLAGE with NHKキャラクターズ」が存在している。

 

「狂喜乱舞」という言葉がぴったりハマるくらいに大喜びではしゃぎまわる子供たちがたくさんいた。こんなにも魅力的なお遊びスポット、ほかにあるだろうか? いや、ない。

これでまた一つ、皆さんが町田市に住まなければならない理由が生まれてしまった。

 

16.まちライブラリー

「遊びって、アウトドアとか走り回ることだけなんですか?」なんて言われたらたまらないので、ちょっとインテリな場所も紹介しておく。ショッピングエリアである「グランベリーパーク」と「鶴間公園」をつなぐ重要なエリア「パークライフ・サイト」には、「まちライブラリー」がある。

 

写真提供 : 町田市

鶴間公園を再整備する際に切った木材を使って内装などを整備した「まちライブラリー」は、会員になることで一般の方からも本の寄贈が可能である。

 

写真提供 : 町田市

ここに置かれている本は全て寄贈されたもので構成されており、寄贈書の最後のページには寄贈者の感想や推しポイントが書かれている。新しい読書体験をしたいなら、迷わず「まちライブラリー」に行こう。

 

写真提供 : 町田市

この建物の下のフロアには、スヌーピー関連の本も置かれた子ども版「まちライブラリー」もあるので、小さなお子様を連れた家族はここでくつろいでみるのもアリだ。

 

鶴間公園をリニューアルする際に切り出した木を使用して、地域の方々がタイルを作り、壁面に貼り付けたというおしゃれな案内板も存在する。
昔の鶴間公園を知っている方は「あ、あの木たちがこうなったのか」と是非拝んでもらいたい。

 

17.子どもクラブ

さらに、この建物には、子どもが遊べるスペース「南町田子どもクラブ つみき」が存在する。

子どもが自由に体を動かして遊ぶことが出来るスペースがあるだけでなく、乳幼児向けに授乳スペースも併設された場所も用意されている。

やはり、小さなお子様を連れた家族はここでくつろいでみるのはアリだ。

 

­18.スヌーピーミュージアム

町田ってリス園の街でしょ?」と言われるたびに「それだけじゃねえ」と憤慨してきた筆者であるが、リスも嫉妬する話題性を持って六本木から引っ越してきたのが「スヌーピーミュージアム」だ。

(C)Peanuts Worldwide LLC

もう散々メディアでも取り上げられているので詳細は割愛するが、スヌーピーはやっぱりめっちゃ可愛いです。最高です。あふぅ。隣にある「ピーナッツカフェ」にもぜひ立ち寄ろう。

ちなみに南町田グランベリーパーク内には、7箇所11体のスヌーピー像が立っている。いずれも首輪の色が違うというこだわりようなので、スヌーピーフリークはぜひスタンプラリー感覚で回ってみてもらいたい。

また、町田市のふるさと納税では「ピーナッツ・ギャング・ピクニックボックス」がもらえるので、これを持って鶴間公園でランチとかも、いいですよね。

(今この瞬間まで当記事が町田市のスポンサードコンテンツであることを忘れていただろう?)

19.鶴間公園

そして「遊び」といえばやはり、新しくなった鶴間公園なのである。

 

広大な敷地に置かれた遊具やスポーツエリアを見れば、子供でなくとも体を動かしたくなる。こちらは本格的な遊具が並んだ「森のあそびば」。

 

隣には小さなお子さんでも安心の「星のあそびば」。

 

思わず走り出したくなるランニングコースもあれば、

 

夏場になれば噴水で遊べる「水のあそびば」などもある。公園内のクラブハウスにはシャワー・コインロッカーはもちろん、ヨガもできるスタジオ、あのタニタがプロデュースするカフェなどもあり、本格的なスポーツ活動ももちろん可能となっている。

 

また、鶴間公園だけでなく南町田グランベリーパーク全体に言えることであるが、この街は車椅子やベビーカーでもスムーズに進めるよう、バリアフリーの観点でも配慮されているポイントが本当に多い。まさに老若男女にオススメできる場所である。

 

誰でも楽しいし、嬉しい。本当に誰でも。

「食」も「遊び」も、そしてもちろん「買い物」も楽しい南町田グランベリーパークだが、この施設の最も優れた点は、「誰でも楽しい」にトコトン配慮されている点である。

 

20.「1時間」から使える託児所が便利

「せっかくショッピングに来たのに、子供がいると気軽に試着もできないし、飽きられたら騒ぐし、本当にしんどいんだよなあ…」と嘆く寸前のお父さんお母さん、安心してほしい。南町田グランベリーパークには「託児に理由・罪悪はいらない」をモットーにした一時預かり専門の託児所「ママズスマイル」が、店舗を構えている。

 

満員にならない限り、当日・予約ナシでも一時間から利用可能な同施設。「一時間だけ全力でショッピングしたい」「食事だけ夫婦水入らずにさせてくれ」という切な願望にお応えする託児所なんて、ハッピー以外の何ものでもないのではないか。これが町田のおもてなし術である。

 

21.トイレがもはや発明

パパ・ママへの朗報は続く。トイレに行くと地味に驚くのが、こちらのダブルロックだ。

写真だとわかりづらいかもしれないが、通常のカギの位置だと、親御さんと一緒に個室トイレに入ったお子さんが、簡単に開けられてしまう。「子供が急に個室トイレから飛び出して、扉が全開になったまま用を足したことがある」という親御さんの数は、左利きの人口より多いと聞く(筆者所感)。

 

そこで「子供が手の届かない位置にも鍵をつける」というシンプルかつベストなアイデアを搭載しているのが、南町田グランベリーパークのトイレである。大丈夫。これでもう「片手で鍵を抑えながら用を足す」という拷問スタイルのトイレからは解放される。パパママの味方、ダブルロックを覚えておいてほしい。

 

ちなみに「キッズディスカバリー」内にある子供用トイレはめちゃくちゃ可愛いし便利であることと、パーク内には快適なベビールームも6箇所あることを、併わせてお伝えしておきたい。

 

22.礼拝室もある

「もしも敬虔なムスリムの方がきたら?」という想定にもしっかり応えるのが南町田グランベリーパークである。パーク内には礼拝スペースも設置されている。

 

天井には、サラート(礼拝)を行う方向であるキブラも描かれている。

こちらは係員に言わないと入れないエリアになっているため、使用する際にはインフォメーションなどに立ち寄ろう。

 

23.犬も嬉しい

南町田グランベリーパークでは犬連れのお客さんもたくさん見かけることができる。犬も一緒に楽しめる飲食店や動物病院もあるが、犬用のトイレと水飲み場がここまで豪華なのも嬉しい。何よりも犬は可愛いのでそれだけで全てが許せる。愛犬を連れて遊びに来てほしい。

 

24.コワーキングスペースがある

「買い物に来たものの、どうしてもクライアントに返さなきゃいけない資料がある」といった、仕事からなかなか解放されないビジネスマンも、きっと少なくはないだろう。そんなときはパーク内の「BIZcomfort」に足を運んでほしい。

 

このコワーキングスペースなら、ショッピングに浮かれている観光客を気にせず、超集中できる労働環境を300円/1時間から確保することができる。

 

カフェスペースなら飲食しながらでも仕事ができるし、コーヒーなどは飲み放題。

全力で遊べるよう、仕事はここで一気に片付けるようにしよう。

おわりに

これまで24のポイントに絞って、南町田グランベリーパークの魅力を紹介してきた。

これで町田市がいかに魅力的なビッグ・メトロポリス・アーバン・シティであるかが、皆さんにも納得いただけたかと思う。

遊びに行くべきは町田。住むべき街は、町田なのである。

ところで、ポイント14でレンタサイクルについて触れたのを覚えているだろうか?

南町田グランベリーパークには、すぐ傍に境川と呼ばれる神奈川県との県境を示す川が流れている。この川に沿って作られたサイクリングコースを進んでいけば、湘南の海まで辿り着くというのである。

ならば実際に、町田から湘南まで自転車で行ってみようではないか。

 それをもって南町田グランベリーパーク完全制覇ということにするのは、なかなか秀逸なゴール地点だ。素晴らしいではないか。

どうしてそのような発想をしたのか、自分でもよくわからない。ただ「PR記事ならそれなりのオチが必要だよね」という恐ろしく浅はかで愚かでよこしまな感情が、筆者の中で大きく膨れ上がってしまったのだと思う。

ということで、ここからは南町田から「トイファクトリー湘南店」に向けてひたすら自転車を漕いだ2時間半の記録をお届けする。

 

スタートは、実に気軽な気分だった。気候にも恵まれ、車輪を回せばそれだけで気分も晴れていくような、魅力いっぱいのサイクリングライフが始まったと思っていた。

川沿いに、のどかな風景が広がる。ああ、こんな平和な時間、しばらくなかったよね。

頭の中には、スピッツの『スパイダー』が流れていた。そのくらい軽快な、ポジティブな、心地よい風が、僕の頬にそっと触れていた。

漕いでも、漕いでも、のどかな景色。

恋でもしたのではないか。鯉でも、ここまで呑気になれないな。

無駄に韻を踏みながら、車輪は回り続ける。

ふと思う。

 

もしかしてずっとこの感じで行くのではないか?

 

ひとりで??

それ結構しんどいな??

いつの間にか、頭の中にはL’Arc-en-Cielの『HEAVEN’S DRIVE』がリピートしていた。地獄のようなビート。うねるTETSUYAの重低音。壊れそうなスピード。連れ去ってくれ。

『HEAVEN’S DRIVE』が7回かかったところで、次にかかったのもやはりラルクの『READY STEADY GO』であった。READY STEADY NEVER LOOK BACK。ここで立ち止まるような時間は無い。日が沈んだら返却は不可。ところにより、俺、立ち漕ぎ。

川沿いで青春している少年少女を見かけても、ラルクと筆者の冒険は続く。『the Fourth Avenue Cafe』のイントロが頭に流れる。なんだ、この、少し光が射してきたようなメロディは。ふと見上げると、「藤沢」の文字。いつの間にこんなところまで?  僕のHEAVEN’S DRIVEもとうとう終わりを迎えようとしているのか。

湘南Tサイトを見つけて、思わずスタンドを下ろした。うわあ、ここ、来てみたかった場所じゃん。まさかこんな形で来ちゃうとは。チャリだよ。チャリで来たよ。町田からはるばる。行けんだな、意外と。

オシャレすぎる店内には、これまたオシャレすぎるBoys&Girls&Othersが溢れていた。

いつかデートで来るんだ。そう覚悟を決めて、僕はまた湘南Tサイトにも負けない、オシャレ自転車に飛び乗る。

 

目的地は、すぐそこだ。

鎌倉や江の島の文字が見えてきた。海は、すぐそこだ。

Flash! i’m in the coolest driver’s high。

そして、最高のフィナーレである。2時間40分。

運動は寝返り程度だった筆者の、孤独な筋肉との戦いが、幕を閉じた。

帰ろ。

 

こうして自転車も無事に返却し、南町田グランベリーパークの観光案内は本当に終わった。

町田市広報課の方:
サイクリングはいいんですけど、町田市以外も紹介するのは、PR的にどうかと。

 

筆者:
あんなに必死に漕いだのに……?

 

 

END

 

撮影:つるたまこと(一部、町田市および店舗提供) 自転車からの撮影:筆者