1 アドリア海
アドリア海は、地中海の海域の1つであり、イタリアの東側とクロアチアなどがあるバルカン半島の挟まれた海域です。
今回は、イタリアのヴェネツィアを出航したあと、次の①~⑤の都市をめぐって、ヴェネツィアに戻ってくるクルーズです。時期としては、2016年9月となります。
② ギリシヤ、サントリニ島
③ ギリシヤ、ミコノス島
⑤ イタリア、アンコナ
2012年の地中海クルーズと同様、今回も、「MSC」を利用します。船は、SINFONIA号です。
2 ヴェネツィアへ
まずは東京からパリのシャルルドゴール空港へ飛び、そこからヴェネツィア空港(Aeroporto internazionale di Venezia - Marco Polo)へ飛びます。
ヴェネツィア空港では、MSCの送迎が待ってくれていますので、お客さんが集まり次第、乗り合いのバスに乗ってヴェネツィア港まで行きます。
空港は本土にありますが、ヴェネツィアは、海の上に形成された町です。現在は、リベルタ橋(Ponte della Libertà)という橋が本土とヴェネツィアをつないでおり、私たちは、本土からリベルタ橋を渡ってヴェネツィアに入ることになります。
リベルタ橋は、先に建てられた鉄道橋の隣に 1933 年に建てられました。バスで通過中のときも、隣の線路に電車が走っていました。
バスに乗ったまま、乗船場まで行きます。ヴェネツィアの観光は、クルーズから帰ってからすることになります。
港は、ヴェネツィアの西側に位置しています。航空写真で見ると、歴史感あふれる町とことなり、近代的な角張った港があることがわかります。
3 ヴェネツィアの町を海から眺める
バスは船の目の前に止まりました。
この時は、すでにクルーズに乗り慣れて来ていたころだったので、乗船の手続きもスムーズに済ませ、早めに船の中に入ることができました。
荷物を置き、混雑が予想されるスパの予約を取りに行きました。
徐々に日が傾いてきたきたころ、エンジンがかかり、船は少しずつ陸から離れていきました。
船は、ゆっくりとサン・マルコ広場(Piazza San Marco)の前を通ってから、南下を始めます。
船からヴェネツィアの町を眺めてみましょう。
もし、アドリア海クルーズに行かれることがあるなら、塩野七生さんの「海の都の物語」をぜひお読みになってください。旅行前でも旅行後でもお勧めです。
また、たとえアドリア海に行かなくても、塩野さんの本はその世界、その時代に引き込まれます。海外に行けない今、異世界気分を味わうには、最適の本だと思います。
私は、全部読んでから行きたかったのですが、大著だったので3巻まで読んだ状態で行くことになりました。船のテラスで4巻以降を読みましたが、アドリア海の上でこの本を読むというのも、貴重な経験でした。