最近は、発言小町だけではなく、せっかくだから技能を生かしてもう少し手広くやろうかとTwitterやはてなのAnonymous diaryの釣り判定にも手を出しています。昨日人気になったこのエントリー(僕はもう限界かもしれない(キャッシュ))は当初釣り疑惑が出ていたためチェックし始めたのですが、その最中に元増田さんが複数回編集され、再度見直すと、釣り成分はほとんどなくなっていました。
(元の文章はこちらで読めます。かなり様変わりしましたよね。)
内容は元から随分変わっているものの、凄まじい数のレスとブクマがついていて、元増田さんはフルボッコとなり、挙句には「これを小町に投稿したらフルボッコ」といったブクマもあったり散々な状態です。ご本人は、
否定的な意見が多い中、同意や温かみのある言葉に感謝。
否定的な意見の人(特にきつい物言いの人)は・・・・っと此処で言っても仕方ないので止めときます。
ということで、愚痴が目的で書いたものに対して、否定的なコメントがついたことを受け入れ難いようです。これはもちろん自然な反応であるものの、多くの人が集うインターネットで公表したわけですから、自分の書いたものに対して様々な解釈や評価がされるのも当然なことです。時に耳に痛いこともある。
釣り判定という視点では書くことはないのですが、多くの人が多くの観点でこの元増田さんの文章にツッコミを入れていて、もはや収拾がつかない状態ですので、せっかくですので、どこら辺が皆さんの琴線に触れたのか、炎上に繋がったのか、一文一文小姑視点でチェックさせていただきました。
ウォッチャー界ではゲスさにかけて並ぶもののいないHagexさんに“ネチネチツッコミをいれてるな~(笑)”という有難い評価をいただいたこともあり、細かさにかけては気分が悪くなるレベルのチェック(だからこそ、小姑チェックなわけですが)となりますので、発言小町的な文化にあまり慣れていない方は今すぐ読むのを止められた方がいいと思います。
かなり長文です。覚悟はいいですね?
■僕はもう限界かもしれない
読み返してみて、言いたいことが書けていなかったので、全面的に書き直します。
(愚痴ダイアリーだしね。そして、groopsじゃなく、gloopsでしたね。多くの指摘してくれた方々に感謝。3時間も眠れてないから誤字は許して。。)
(見てる人が多くてビックリ・・・こんな拙いしかも書き直しまくりの内容で申し訳ない。。。)
まずはタイトル。最初はこれを見て釣りだと思いました。何しろ本文読めば分かるとおり明らかに自分にも問題があるのに、”僕はもう限界かもしれない”なんて、自分の非がまるでなさそうなタイトルでしたので。
今朝、妻と喧嘩した。
僕「gloopsって会社の説明会に行きたいんだ。」
妻「はぁ?節分の日は子どもの祝いをやるって言ってたでしょ?」
節分の日はお祝いをやるという話を誰が言ったかは超重要な情報ですが、それは分からないとしても、2/3の節分の日の11日前の1/22の朝に説明会に行きたいなどというのは少しタイミングが遅い。なお、説明会は実際にあるそうです。仮に知ったタイミングが遅くとも、家族の行事があることは分かっているのだから、「節分の日だって分かっているんだけど、ごめん、この日にしかない会社の説明会があるんだ」とまずは謝罪から入り、事情を分かった上で判断したことを伝えて、相手の沸点を下げるのが有効だったかと思われます。
僕「やっぱりダメだよね。でも、僕は組み込みエンジニアで終わりたくない。ゲーム業界に興味あるしWebにも興味があるんだ。チャレンジしたいんだよ」
妻「ダメ。アナタは最低ね。子どもや私のことは全く考えていない」
僕は、お前も俺の気持ちなんかわからないだろ?って言いたくなったが、飲み込んだ。
「やっぱりダメだよね」は甘えです。自分がやりたいことがあるなら、それを素直に伝えるべきで、「やっぱりダメ」と思っているならなぜその話題を振ったのか。妻がOK出さないとやらないというように見えて、実は判断を相手にさせている。これでは甘えていると言われても反論できない。妻が「ダメ」というのも当然です。また、会話も成立していません。妻は「節分の日だよね?」と問うているのに、「チャレンジしたい」というのは「最低ね」「子どもや私のことは全く考えていない」と言われるのも当然です。正しい回答は「節分の日だっていうのは分かってる。子どもを怖がらせる鬼の役は僕がやりたい。説明会は昼からだから夕方〜就寝前には戻ってこれるはず。子どもが寝る前に節分の鬼役は果たすよ!」です。キャッチボール失敗している状況ですので、「お前も俺の気持ちなんかわからないだろ?」は言わなくて正解でしたね。更に悲惨なことになっていたでしょう。
(gloopsの採用ページから。元増田さんもこの方をご覧になって自由になりたくなったのかも)
妻曰く、やりたいことを仕事にしている人なんてほとんどいない。だからアナタも夢を見るな。
っということらしい。ははっ、そんな人生何が楽しいんだろう?
奥様偉いですよね。キャッチボールをする気が無い元増田さんの土俵に乗ってちゃんとキャリアの話を振ってくれてる。世間一般としては「節分の日の対応はどうするの?」を詰めてくる人の方が多いはずですよ。
僕はもう限界かもしれないと感じた。
(家に居るより仕事してるほうが良いと思い、人の手伝いまでして残業しまくった結果、人より仕事が早くなり残業少なくなり、チームの残業時間も減りました。
・・・まぁ、子どもと遊ぶ時間もできたし良い事だと思うようにしている)
こういった会話のキャッチボールができないから、妻とは話をする気が失せ、仕事に集中するようになって成長し、子どもとの時間も取れるようになったということ。一見いい話風ではありますか、子どもと遊ぶ時間を作るため、妻の家事を手伝うために残業時間を減らそうという発想ではないんですよね。時間が空いたから子どもと遊ぶようになった。仕事でこれぐらい人の手伝いができるのに、なぜ家庭では妻の手伝いをしたり、会話のキャッチボールができるように努力されなかったのでしょうか。
僕は22歳で結婚して関西から新潟にきた。
恐らくは大学まで関西で、奥様と結婚するにあたって、奥様の実家がある新潟で就職した。これは理由が気になりますね。出会いは関西のはずですから、なぜ奥様は新潟にUターンすることを考えたのか。何にせよ、新潟に住むことにしたのは元増田さんご自身の決断です。
結婚当初は幸せだった。喧嘩はしたけど、基本的には仲が良かった。(出会いが特殊だったのもあるのかもしれない。そのうち書くかも)
だけど、子どもが生まれてから一気に妻の態度が変わった。
僕は夫から父親に無理やりジョブチェンジさせられた。(妻の中で)
新潟への引越しを決断したのと同じく、子どもを作ったのもご自身の判断ですからね。子どもができれば父親というジョブを負うのは必然であり、別に第三者が強制的に夫から父親に変えさせるものではありません。父親風に振舞ってくれなければ、「なんでこの人はしっかりしてくれないのだろう」と奥様が態度を切り替えるのも当然です。
これは当たり前だとは思う。子供が出来れば誰だって親になるのだから。
でも、意識を急激に変えることは難しい(少なくとも僕はそうだった)。
妻は「陣痛」と「出産」という母親になる儀式を経たが、
夫である僕には何の儀式もなかった。あったのは出産というイベントだ。
お気持ち分かります。儀式という言葉自体は、死亡リスクの伴う、外科手術といっても過言ではない出産に対して、まるで傍観者のように表現していて、夫が使うには不適切だと思いますが、確かに女性は妊娠というプロセスにおいて約10ヶ月お腹の中で子どもと接する機会があります。この間24時間ずっと子どものことが頭の片隅にある。それと比較すれば、男性には子どものことを考える機会は少ない。それはそうですよね。でも、出産という大イベント前に、つわりの奥様に特別な食事を用意したり、子どもの心音を聞くことで安心したり、超音波で子どもを見たり、妊婦検診に付き合って医師のコメントを聞くなり、お腹を触ってキックしているのを感じたり、お腹が大きくなって荷物が運べなくなった奥様の代わりに買い物に出かけたり、腰のマッサージをしてあげたり、日々子どもを間接的に育てているという自覚を育む機会はあるんですよね。精子を出してから出産立会いまで、約10ヶ月も時間がある。何もしないで過ごすこともできるし、胎児の育児に間接的に携わることもできる。もちろん、それで父親になった気になれるかは人それぞれでしょうが、奥様と同じようにジョブチェンジ(どちらかというとジョブ付加)をされる機会はないわけではない。
産後は、当然のようにキスしたりスキンシップをしてきたのが、
突然はね退けられるようになった。
物理的にも精神的にも妻が離れていくのを感じた。
母乳かミルクか情報はありませんが、どちらにせよ出産後数ヶ月は親はまともな睡眠が取れません。元増田さんがどれだけ寝かしつけに対応していたか分かりませんが、多くの家庭では妻が1.5時間ごとに泣き出す子どもに乳を上げています。細切れの睡眠は寝た気になれず、SEXしたいなどという気持ちになれません。ましてや、隣にはSIDSが気になる乳児がいればSEXに集中するのも困難。単に体だけ求められても、子どもの世話、精神的なケアをしてくれなければ、SEXモードになるはずもない。
子供は可愛いし好きだが、辛いと思うことが多くなった。
冬はスタッドレスタイヤに交換しなければいけないし、
雪で大渋滞になったり、家に帰れば雪かき・・・体力的に辛い。
(このことで僕は一気に雪国が嫌いになった。流石、松尾芭蕉が嫌った土地だ)
子どもは可愛いとか好きであって、子育てに対する辛さの描写がないのが不思議です。子どもが夜泣きした時に、妻を寝かせるために、寒い外に泣いている子どもを抱いてあやすというのは、雪国であれば相当辛いと思うのですが、そういう子どもに関連した辛さはないのですか?可愛いだけ?
僕の実家には一年に3回前後帰っていた。
しかし、いつも長くても2泊3日だった。
それをママ友や妻は「長い。たくさん帰っている」という。
一方、妻の実家は近所だ。1週間に一回は爺さん婆さんが来たり、こっちが行ったりする。
義理の両親が家にくることは本当に来たくて来ているんでしょうかね。年寄りは長時間抱っこすると腰が痛くなるんですよ。元気な子どもを相手にするのはしんどいんですよ。ちゃんと義理の両親に感謝を示していますか。ちなみに、実家への帰省頻度は平均よりは多い方だと思います。盆と正月というのが一般的ですね。
僕は正直、妻の母親は苦手というよりも嫌いだ。考え方が。
宗教的な側面が強すぎる。事ある毎に「ご先祖様のおかげ」という。
今生きている人の努力とかを無視しているようで、僕はこの考え方が嫌いだ。
別に宗教を否定しているわけじゃない。拠り所としては必要なのだろう。
だけど、僕にその考えを押し付けるのだけは勘弁してくれ・・・。
(この辺りは本人にしっかりと伝えたので、今はそれほど毛嫌いしていない)
妻の両親が嫌いだというのは別にいいですが、であれば妻が元増田さんの両親を嫌う可能性についても頭の中に入れておいたほうがいいですよね。元増田さんのように嫌いだから年に三回も帰省をするのがいやなのかもしれませんよ。それはそれとして、考え方が合わないことを元増田さんから言わせた奥様はそれは失敗ですね。こういうことを義理の息子に言われたら付き合い方が分からなくなることがある。実子が伝えるべきことです。
話が逸れた。
僕が決定的に絶望したのは先週だ。
仕事中に突然携帯が鳴った。実家の母からだ。
携帯は突然鳴るものです。
祖母が足を骨折して手術が必要になった。今は入院している。
僕の心臓は一気に活発になった。僕は大のお婆ちゃん子だ。
小さい頃からずっと一緒に暮らしていた。
小学校、中学校はお婆ちゃん子とは言えなかったが、
高校生になって勉強が好きになり性格的に落ち着くと、
素直にお婆ちゃんが大好きと思えるようになった。祖母は戦争中に必死に生きてきた。
戦争で親兄弟はすべて死に天涯孤独に。
祖父と結婚したが、母が二十歳のころに亡くなったそうだ。
その後は大阪の青果市場で働いて生活していたという。
そんな祖母が昨年、白内障のせいで全盲になった。
“白内障で全盲になることはないから釣り”という指摘もありましたが、第6回全国盲老人ホーム利用者実態調査報告書(4) を見る限り、白内障で全盲になったと思っている人はいるようなので、これで釣りかは判断できないかと。というか、もし釣り師なら、白内障になったということは書いても、全盲とは書かないはず。知らないことは触れません。
僕はショックだった。なぜ苦労した末に目が見えなくなるのか。
そして今回は骨折・・・。
誰からも言われていることだと思いますが、91歳ぐらいになると簡単に骨折します。風呂場で転んだり、酷いときはトイレから立ち上がるぐらいで骨折です。
当然、すぐに有給申請をして帰省し、見舞いに行った。
とにかく色々話した。
ゲーム業界に行きたいこと(元ゲーマー)、多くの人に自分の作ったもので遊んでほしいこと。
今の仕事のこと、ひ孫(息子、娘のこと)、兄のこと(僕の)。
祖母は、肯定的な返事ばかりくれた。それに僕はいつも救われている。
お見舞いにいった色々な話の中に、お祖母様の体調についてが一切触れられていません。これはあえて触れなかったのか、それとも忘れていたのか。大変な状況にあると理解しているお祖母様に対して、自分の夢のことばかり語ったのだとしたら、奥様の「私たちの気持ちが分からない」というのは、分からないのは奥様の気持ちに限らないのかもしれません。
そして帰る時間になった。突然、祖母が泣いた。
祖母が泣いたのを見たのは小学生以来だ(その時も僕が原因だ。)
「目が見えたらアンタの顔が見れたのに」
“原因”と書いているということは、喜ばせたくて泣かせたのではなく、悲しませて泣かせたという自覚があるわけですね。
僕はなぜ新潟にいるんだろう。僕はなぜ祖母が目が見えなくても気にしていないと考えていたのだろう。
僕はなぜ何もできないんだろう・・・・・僕も泣いた。
本当はもっと泣きたい気持ちだったが、祖母を心配させるわけにいかないから、
泣きながらも笑いながら「またすぐ来るよ。必ず来るから早く元気になって」と言った。
祖母も「うん、うん」と言った。そして僕は病室を出た。
「早く元気になって」というのは91歳の祖母には酷な言葉かもしれません。そもそも元気ではない。「お大事にね」「今度孫を連れてくるよ」ぐらいがいい。
内心はギブアップだった。誰かに支えて欲しかった。
祖母に支えてもらって泣かせた後に、誰かに支えて欲しいとは。
妻に電話した。何も言わず真っ先に「慰めてほしい」と言った。
妻は「どう慰めたらいいの?わからない」と答えた。
それはそうだろう。理由も何も言ってないのだから。
ただ僕はこの時、話を聞いて欲しかっただけなのだ。
キャッチボールの下手さ加減がよく伝わってきます。真意が話を聞いて欲しいということであれば、「慰めてほしい」ではなく「子どもは大丈夫?忙しいところ申し訳ないけど、今から話すことを聞いていてくれないかな。ただ、聞いてくれるだけでいいんだ」と言えば済むはず。話し手は何でも許されているわけではなく、相手の状況に合わせた会話の展開をしてくれなければ、聞き手はシンドイです。まずは聞き手が聞ける状態かぐらい確認して欲しい。子どもを寝かしつけているタイミングかもしれない。
僕は「あと一日居たい。祖母のそばに居たい」と言ったが、
妻は「ダメ。アナタは月曜の朝一に高速バスを降りて、
そのまま仕事に行くというけど、体力持たないって」と言った。
僕はキレた。なんて現実的な意見だろう。なんて感情を無視した発言なのだろう。
僕は電話を切った。そして、エレベーターの前の壁を何度も何度も殴った。
いい加減、祖母に迷惑がかかると思い、車に行った。
そこで、もう一度妻に電話して話しをしたが、僕は携帯を投げることになった。
そして泣きわめいた。(比喩的な意味ではなく本当に泣きわめいた)
とても感情的ですね。エレベーターの前の壁というのは恐らく病院の壁ですよね。お見舞いに来ている成人男性がお見舞い後に病院の壁をドンドン叩くんですか。これは厄介です。奥様は元増田さんの体調を気にされている、とても思いやりのある回答ですよね。単に物に八つ当たりする、キレることだけが感情的ではありませんよ。
落ち着いてから実家に戻った。
母と兄がいた。僕は兄が苦手だ。そして、まともに話したことが無い。
何が好きで何が嫌いか、どんな学生時代を過ごしてどこに就職したのか、
僕は知らない・・・。
そんな兄に泣きながら頼んだ。
「お婆ちゃんをお願いします」と。
苦手な兄にも、お婆ちゃんのために頭を下げる俺カッケー!ですか。色々な理由があって兄が苦手なのかもしれませんが、最低限どんな人間かぐらい情報を収集していないと、いざ相続やら介護で揉めたとき大変ですよ。
兄は「わかったけど、申し訳ないけど長くないで。年やからな」
っと言った。内心僕はキレたが、地元にいる兄を頼るしかない。
そして、祖母にもきっとそのほうが良いだろうと思い、
「それでもお願いします」と言って話を終えた。
高速バスの時間が近づく。
父に駅まで送ってもらう。その時、父も兄と同じように「長くない。仕方ない」と言った。
僕は黙って車に降りて駅に向かった。駅のホームで壁を何度も殴った。
家族が皆諦めていることに絶望した。誰にも相談出来ないことに絶望した。
妻にも親にも兄弟にも親友にも・・・・そこで気づいた。
僕には祖母しか相談出来る相手が居なかったことを。
誰にも相談できないというのは何を相談できないんでしょうか。お祖母様の健康状態のことであれば、ちゃんと考えた上で、「年で、長くない」という結論をお父様もお兄様も出しているわけです。お祖母様の健康状態を相談したいんじゃないんですよね、相談ではなく、自分の話を聞いて欲しい。転職の話や妻の話や新潟暮らしの話がしたい。でも、キレてるのは元増田さんが最初です。キレてちゃ話になりません。お祖母様の話と元増田さんの個人の事情は別です。一つのことでキレて他のことができないなんて、よくそれで仕事ができていますね。家族に対して甘えていませんか?
新潟に戻ってきた。
妻に「別れる?」と言われた。唐突だった。
突然の携帯電話と同じく、唐突な妻からの別れ話。本当にそれは唐突だったんでしょうか。人の話を十分に聞けない、キャッチボールができない元増田さんは気付かれていなくても、伏線はあったんじゃないでしょうか。
「アナタは甘えられる相手がいいと思う。私はそれが出来ない」と言われた。
もう無理だと思ったが、子供のことを考えて別れないことにした。
奥様は子どものことを考えないで別れを切り出したと思っているとしたら勘違いかもしれません。子どもへの影響も考えて綿密な準備の下別れを切り出している可能性があります。
子供は無邪気に笑っている。
「パパ~♪」と言って、抱きついてくる。
子供は大事だし、好きだ。だが、僕は絶望している。
弱音が吐けないのだ。
僕はもう限界かもしれない。
子どもが好きだから別れたくないと。子どもが成人になるまで健やかに育てたいからではないんですね。愛玩動物として離したくない。元増田さんが弱音を吐けないのと同じく、奥様も弱音を吐けていない可能性はありませんか。
というところで、ここまでが本文への小姑チェックです。ここまでで既に凄まじい量になっていますので、追記以降については気になったところを抜粋してチェックします。
ことわっておくと、妻は良い母親です。
しっかりと子どもの面倒を見てくれています。
大変助かっています。ただ、僕が勝手なだけなのだと思います。
“思います”というのが気になります。かなりまずいところがあるのは明確ですので、何となく分かっている風で終わらして自分を罰した気になるのは危険です。本当にそう思っているのであれば、早く、自分の身勝手さを奥様や家族に素直に伝えてください。それをきっかけに相談できるようになることがありますよ。
妻は家のことは積極的にやってくれている。
僕は大変感謝しているし、愛している。
でもね、結婚する前の恋人同士だった時のことを思い出すと・・・・女性は変わるんだなぁっと思うんだ。。
結婚に限らず、女性に限らず、人間は変わります。病気になったら急に弱気になったり、お金持ちになったら急に強気になったり。変わることが人間の面白さですから、変わらないことに価値を見出したいのであれば、ずっと相手が変わらないオフライン・ゲームの世界で遊んでいる方が良かったかもしれませんね。
高校3年生の時にスタイル抜群だった妻(過去形)に一目惚れ。(京都駅で振られてボロクソに泣いた覚えがある。。)
昔から感情的だったんですね。奥様もその感情を露にするところが可愛い、素直と思って好きになったかもしれませんが、時々物に八つ当たりするほど感情的だとは思っていなかったかもしれません。変わったと思われているのは元増田さんも同じかもしれませんよ。ちなみに、”スタイル抜群だった妻(過去形)”というのは聞き捨てなりません。子どもを産めば体型が崩れるのは当然。もし体型が崩れていることを奥様に指摘されていたとしたら、聞いた方は性的興奮がないと言われているようなもので、それが余計にSEXレスを助長させたかもしれません。
ちなみに僕は「妻子が笑顔でいて、そこに祖母がいて母がいて父がいる。僕は緑茶を飲みながら笑顔で子どもの話を聞いている」
そんな光景が僕にとっての『楽しい人生』です。そこは金へのしがらみや、将来への不安とかが無い明るい空間です。
たぶん、実家が僕の心の拠り所であり、そこに妻子が入れば満点な人生なのだと思います。
うわー、実家で二世帯住宅にするのが満点ですか。91歳のお祖母様の介護は誰がやるんでしょうね。緑茶を飲んでまったりするのは元増田さんだけですか。金へのしがらみや将来への不安が無い方が楽しいというのは良く分かります。
数々の温かい言葉のお陰で、妻子と向き合おう、明日も頑張ろうと思えるようになって来ました。
妻はまだしも、子にも向き合っていなかったんですか。
否定的な意見は独身者が多いんだろうなぁ。
もちろん既婚者もいるでしょうが。
どちらかというと既婚者が多い気がします。
僕は、相手のことを理解できるとは思っていません。
だって自分じゃないから。心読めないし言葉もフィルタが掛かると思っている。
それは誰もが同じことを理解しています。全て理解できるとは思わないけど、相手を分かろうとする努力はしている。元増田さんと奥様のやり取りを見ていると、元増田さんは「相手のことを理解できるとは思っていません」を免罪符にして、会話のキャッチボールをしない、相手の置かれている状況を考えないようにしている気がしてなりません。それはとても勿体無いことです。自分が相手の心を理解できないと思っていたら、相手が自分の心を理解できる可能性に目が向かなくなってしまう。
なるべく妻の考える「良い旦那、良い父親」に沿うように努力していた。
今考えるとこの考えのせいでアイデンティティが喪失して歪んできたのかもしれない。
妻の考えに合わせたせいで、アイデンティティが喪失!
こういう一つ一つのことに細かな小姑チェックするのは、もちろん、一コマッチャとして、細かな論理矛盾や叩けば出てくるホコリを綿がなくなるまで叩きたいという欲求によるものが大きいわけですが、もう一つ、個別事情をできる限り汲んで、それに合わせたコメントをしたいというのも少しあります。
発言小町のトピと同じく、相談にはそれぞれの特殊な背景がありますよね。男性だから叩かれやすいとか、女性だから許されるとか、そういう言葉でくくってしまうと、せっかくのこれだけ多くの情報が出ている相談なのにそれでは勿体無い。小姑チェックして、世帯年収やら、家族間の関係やら、相続・介護の問題やら、ご両家の宗教やらを色々ゲスパーするのも時にお勧めしたいところです。
ちなみに、もし男性のこういった愚痴をご覧になりたければ、いくらでもそういった媒体はあると思いますが、特にお勧めなのが、発言小町の“男性から発信するトピ”カテゴリです。ここは特に釣り師が多いものの、発言小町という女性が多い媒体にあえて突入してくる男性ばかりが相談しているわけで、男性同士で語られるものとは意図が異なる男性による家庭生活に対する日々の悩みをウォッチするのには便利な場所です。