片隅のユートピア

野鳥を愛するシングルシニアの雑記帳

冬のウォーキング計画

寒さが厳しくなり、手の指にあかぎれができた。ユースキンというクリームを塗り、保湿用の手袋をはめて寝るようにする。それ以降、あかぎれはできなくなった。

足の指先はしもやけで赤い。こちらもユースキンでケア。今のところ、かゆみや痛みの症状は出ていない。

沖縄ではあかぎれやしもやけにならなかった。鹿児島の冬の寒さと乾燥が災いしているのだろう。東京であかぎれやしもやけになった記憶もない。加齢が影響しているのかも。

あかぎれやしもやけならユースキンで対処できる。冬になると現れる、もっと気がかりな症状があった。それは足の痛み。

去年の冬、上り坂を歩いているときにふくらはぎが痛くなった。足がだるく、重くなるような感覚も。暖かくなると痛みは消えたので、寒さが関係していたことは間違いない。

足の動脈硬化(ASO)が始まっているのかもしれない。そう思うと不安になった。この冬、顕著な症状はまだ出ていないけれど、これから寒さが厳しくなるとどうなるかわからない。

足の動脈硬化はウォーキングで改善されるらしい。最近は、野鳥撮影で長い距離を歩くことも少なくなった。身近なフィールドの馴染みのポイントで撮ることが多い。足の健康を考えれば、ウォーキングに主眼を置いた野鳥撮影に切り替えるべきなのかもしれない。

Googleマップでアタリをつけた、野鳥撮影に良さそうな林道がいくつかあった。いずれも、いつか歩いてみたいと思いながらそのままになっていた。

まだ訪れていない未知の林道を踏破する。それをこの冬の目標に掲げることにした。撮影よりも歩くことを優先した計画だ。

とはいえ、野鳥撮影にも課されたミッションがあった。それは、越冬しているコマドリと出会うこと。まだ見たことはないが見られるかもしれない鳥のなかで一番見たい鳥。それがコマドリだった。

沖縄でよく撮っていたアカヒゲ。その姉妹種といわれるのがコマドリだ。写真を見るとオスの体色は異なるが、メスは似ている。コマドリに出会ったらアカヒゲと再会した気分になれるだろう。

未見ではないけれど、出会えたら嬉しい鳥にミソサザイがいた。東京の実家に帰省したとき、埼玉県のフィールドで見かけたことがある。コマドリのように綺麗な鳥ではないが、小さくてキュート。鹿児島ではまだ会えていない。

カーブを越えた先で待ち構えているのはコマドリか、それともミソサザイか。そんなことを考えながら、冬の林道をエンエンと歩く。ウォーキングを超えたエキサイティングな体験となるにちがいない。

6年前に埼玉県で撮影したミソサザイ。ちっちゃくてカワイイ