こんにちは、音音です。
さて!! ついに!! この日がやってきました。1月7日は人日の節句、七草がゆを食べる日です。
春の七草の実物を、育てて揃えて職場の子供たちに見せたい! あわよくば、そろった七草で七草がゆを作って食べたい! という野望を抱いて、一昨年から七草の種や苗を準備し始めて丸一年。↓
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去年は結局、七草をそろえることには成功したものの、七草がゆには全く間に合わず、すべての草がちゃんと成長したのが4月ごろでした。やっぱり「春」の七草だった。1月に食べられるサイズにするのは難しい。
しかし一回そこいらでは諦めませんよ。育てた七草から種を取り、もしくは株分けをし、はたまた新しく種を買いなおして、次こそはスーパーで売ってる七草セットを買わなくても、自前の七草で七草がゆを食ってやる。そう意気込んで今まで準備をしてきたわけでございます↓
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さて、そして迎えた1月7日前夜であります。
彼氏「七草は何種類穫れそうなんですか」
私「え~~~~~~と」
彼氏「セリ……ナズナ……ゴギョウ……ハコベラ……あれ? ホトケノザってあったっけ?」
私「ホトケノザはその…………苗を買いそびれまして……」
彼氏「え、じゃあ仮にどれだけよく穫れても6草しかないってこと?」
私「ハイ……そうなります……」
彼氏「じゃあ七草セット買いましょうね」
私「いやだ!!! いいじゃん!!! 6草だけど量は十分あるんだからさあ!!!」
彼氏「じゃあ6草は確実に穫れるんやんな?」
私「え~~~~~とその……」
彼氏「じゃあ買いましょうね」
私「なんでよ!! せっかく作ったんだしさあ!! 今年はちょっと少ないけどゴメンネってことでもよくない!?」
彼氏「7日で七草なんだから7種類あることに意味があるんじゃないんですか?」
私「……」
😭😭😭😭😭😭😭
農家さんありがとう。
😭😭😭😭😭😭😭
はい。めっちゃうまかったです……
でも家の七草だって食べたいよお、ちゃんと収穫できるやつもいるんだからさあ……というわけで、彼氏こと家飼いのシェフが7日以降に粥を炊いてくれることになったので、それまでにn草収穫することになりました。よしこい。私作る人、あなたも作る人ですよ。生産者としての私の職務を全うさせていただきます。いくぞ~~~~~~
雪だあ~~~~😫😫😫 なんで今!? 私昨日まで風邪ひいてたのに!? 雪の中で収穫作業なの!?
いいよわかったよ……。左から、ナズナ、ハコベラ、ゴギョウ。ナズナとハコベラは余るほど生えてますね。ゴギョウは……まあなんか、少ないけど何とか食べられそうな部分はありますね。
セリ。セリは……緑の葉っぱが1枚もない……
こちらはスズナ。神秘の虫よけヴェールで中がよく見えないな……
こちらはスズシロ。これは正月の記事で↓
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もう確認済みですから、目新しいことはないんですけど。
葉っぱだけは大変立派に育っております。
大きそうな方を抜きますよ。
おお、おお! 正月の時、祝いダイコンとして雑煮に入れるにはあまりにもショボいサイズだと思ったのですが、七草がゆに入れるには大変立派なサイズです。素晴らしい!
スズナのネットもめくってみましょう。葉っぱは立派だな……。しかし、カブの部分が全く見当たりません。まだほとんど根っこが太っていないようです。
せ、せめてコレかな。おお、ラディッシュみたいなサイズのやつが一応できている……。七草がゆにはちょうどいいか。
ナズナも収穫しましょう。こんなにたくさんはいらないな。
一角だけ引っこ抜きました。根っこは料理するときに切ってもらえばいいか。
ハコベも……どうすればええねんこれ。
ぶちぶちぶち。この寒いのにかわいい花まで咲いている。元気すぎる。この生命力が体にええんじゃ。
ゴギョウ、どれを抜こうかな。いやまてよ、これ左上の葉は明らかにハハコグサだけど、右下の葉って本当にハハコグサか?? なんかよく見ると違う植物じゃない??
ほら、ハハコグサってもっとこう、柔らかい産毛がびっしり生えてて、葉っぱが分厚くてちょっと多肉質じゃないですか。これ、ほんとにハハコグサですか?
わかんないから、とりあえず確実にハハコグサでありそうな左上の株だけ採ります。おかしいな、ここにはハハコグサの種しか蒔いてないんだけど……
以上で収穫は終了。結果発表といきましょう。
セリ飛ばしてナズナ。
ハコベラ、
ゴギョウ。
スズシロ、
スズナ。今年の実績は5草でした。
さて、今んとこまだ「抜いた雑草」ですので、いまから「食品」にしていきます。庭作業用のバケツに水を汲んで
根っこの土を丁寧に洗い落とします。
あらかたキレイになりました。
よしよし。もうええでしょう。
シェフが粥を炊くその時まで、水を張ったトレーに浸けておきましょう。
~翌朝~
昨日より雪が降っている。私は魂がガキなので、雪は何だかんだ大好きなのですが、降るっつってもこの程度ではな……すぐに解けて固まってつるつるになるし、ろくに積もらないんじゃガキの魂も喜べない。ただただ寒い。
さあこんな寒い朝にはシェフの粥ですよ! やっほう! 昨日、私が食品にするところまでやった5草を、よく洗って
硬い葉や汚い葉は取り除きます。根っこは、今回切らずにすべて入れることにしたようです。
こちらは、昨晩からシェフが浸け置いていた米です。ウマい粥を炊くにあたり、雪が降るくらいの寒さはちょうどよかった模様。なぜなら白米は洗った時の水を一番よく吸うからです。洗う時にできるだけキンキンの水で洗うのが、うまいコメを炊く秘訣。
大きめに刻みます。
米に入れて、
まずは中火で火を入れます。
しばらく休憩。窓の外は雪、寒い朝にみかんを食べる風情よ。コタツが欲しいなあ。
さて、沸騰してきました。
横で小鍋3分の1に水を沸かします。
粉末だし。
葉っぱ類を細かく刻みます。
シェフ「大根葉かっっっった!!!」 私「ごめんやん……」
根っこも全てまとめて……
はい、刻み終わりました。多くね?
しばらく煮立たせた粥は、ふたをします。
次は片栗粉。
同量くらいの水に溶きます。
だし汁がわいてきました。
水溶き片栗粉をイン!
さっと混ぜて、
上から、硬めで大きな大根葉とカブの葉をぶち込みます。
軽くかき混ぜて
緑が鮮やかになったところで、
残りの葉っぱをぶち込みます。
きれいですね。
さっとひと混ぜして、餡に沈めます。
さて、粥のふたを取ると、水分がほとんど米に吸われております。
ここでお好みの量、塩を振って
ここから強火です。オラオラオラァ
米をつぶさないように、底の方からざっくり大きく混ぜます。ここで米の粒をつぶすと食感が落ちてしまい、山岡さんに殺されます。
ふっくらしてるでしょ?
餡の方は、少々煮立ったらもう火を止めてしまいましょう。
できました。
はい、完成~~~~~~!!!!! これが自家製5草がゆ。餡多いな。それは大体ハコベラの量のせいである。では 実 食 !!
風味ぱねえ~~~~~!!! ただ単に「水を多くして炊いた白飯」ではない、お粥として完成された味がする。ふんわりと米そのもののウマさが立ち上っている!!!! シェフ曰く、「美味しんぼ」とシェフの祖母との合わせ技で編み出したレシピらしい。昔から腹風邪を引きやすくて粥ばっかり食ってたから、できるだけウマい粥を食おうという執念でここまで上り詰めたのだとか。
草の方は、家でとったから特別うまいってわけではあんまりない。でも、くせがなくて普通に美味しかったですね。でも、やっぱり風味のためには絶対にセリが欲しかった。くそ!! くやしい!! 来年は絶対七草用意してやる!!
今回はここまでにします。
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次回もぜひ、よろしくお願いします。