ブカツ応援の記事一覧
-
高校バスケで存在感放った留学生たち 日本で何を学び、何をもたらしたのか…当事者に聞いた本音【ウインターカップ】
2024.12.30バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は29日まで東京体育館で行われ、女子は京都精華学園が、男子は福岡大大濠が優勝した。今大会も存在感を発揮したのがアフリカなどから来た留学生たち。彼らは日本で何を学び、チームメートやライバルに何をもたらしたのか。当事者たちに本音を聞いた。(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
-
「鳥取県はバスケが弱い」覆した固定観念 学校の後押し受け…県初の日本一に迫った監督の手腕【ウインターカップ】
2024.12.30バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は29日、東京体育館で男子決勝が行われ、鳥取城北が福岡大大濠に57-77で敗北し、県勢初の優勝とはならなかった。だが、初出場から5年で決勝までたどり着き、準優勝。「鳥取県はバスケが弱い」。同校OB・河上貴博監督は就任から9年で、固定観念を覆す屈強なチームに育て上げた。その背景には学校全体の協力もあった。
-
留学生なしで日本一・福岡大大濠 1年前、体育館の至る所に貼られた写真 刻んだ「GIVE」の深い意味【ウインターカップ】
2024.12.30バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は29日、東京体育館で男子決勝が行われ、福岡大大濠が鳥取城北に77-57で勝利し、3年ぶり4度目の優勝を果たした。U-18トップリーグとの高校2冠を達成。昨年、同じ舞台で味わった悔しさを胸に刻み、見る者に影響を与えたいと臨んで掴んだ日本一だった。
-
留学生と主将「喧嘩も多かった」 言葉と文化の壁…初の決勝で泣いた慶誠が「家族」になるまで【高校バスケ】
2024.12.29バスケットボールの全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は28日、東京体育館で女子決勝が行われ、県勢初の決勝に進んだ慶誠(熊本)が3連覇を狙った京都精華学園に54-59で敗れた。主将・岸希と留学生エースのロー・ジョバ(ともに3年)が喧嘩をした日々もあったが、ぶつかり合いながら成長。青年監督の指導が加わり、最後は「家族」になってたどり着いた準優勝だった。
-
監督に「休憩の年」と期待されない学年の3連覇偉業 京都精華学園が「日本一」を封印した1年【高校バスケ】
2024.12.29バスケットボールの全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は28日、東京体育館で女子決勝が行われ、京都精華学園が慶誠(熊本)に59-54で3連覇を達成した。2021年桜花学園以来、史上3校目の3連覇で2年連続3冠を達成。新チーム結成当初は指揮官が「休憩の年」と思うほど順風満帆ではなかった。内部進学組、学年などにこだわらず力を磨き、たどり着いた偉業だった。
-
渡邊雄太が高校生に示した世界レベルの“基礎” ベスト8延岡学園の目に焼き付いた練習姿勢【ウインターカップ】
2024.12.28バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は27日、東京体育館で男子準々決勝が行われ、延岡学園(宮崎)が鳥取城北(鳥取)に45-85で敗戦した。夏のインターハイは初戦敗退に終わったが、今大会はベスト8と躍進。メインコートまで辿り着いた背景には、元NBA選手の渡邊雄太(千葉ジェッツ)から直接学んだ教えがあった。
-
「自分はプロにならなければいけない存在」 世代屈指の逸材、八王子・十返翔里が描く目標への道程【ウインターカップ】
2024.12.28バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は27日、東京体育館で男子準々決勝が行われ、八王子学園八王子(東京)が福岡大附大濠(福岡)に67-79で敗れた。八王子学園八王子のエース・十返翔里(とがえり・しょうり・3年)は両チーム最多の34得点と躍動。チームをベスト4に導くことはできなかったものの、自身の実力をいかんなく発揮した。試合後には「自分はプロにならなければいけない存在」と語り、将来への思いも口にした。
-
留学生に頼らず目指す日本一 大阪薫英・的場梨緒が187cmと対峙して感じた“壁”「もっとうまく…」【ウインターカップ】
2024.12.28バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は27日、東京体育館で女子準決勝を行い、7年連続37回目の出場となる大阪薫英女学院(大阪)は慶誠(熊本)に65-78で敗れ、悲願の初優勝には届かなかった。慶誠の得点源になっている身長187センチのロー・ジョバ(3年)と対峙したのは、174センチの的場梨緒(2年)。留学生を抱えるチームに負けない戦いを目指してきたが、文字通り壁は高かった。
-
日本バスケ界の逸材が大舞台で40得点16リバウンド 「誰よりも練習してきた」東山・瀬川琉久の矜持【ウインターカップ】
2024.12.27バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は27日、東京体育館で男子準々決勝が行われ、夏のインターハイ王者の東山(京都)が昨年3位の藤枝明誠(静岡)に83-82で勝利した。U-18日本代表のエース瀬川琉久(3年)は40得点、16リバウンドと大暴れ。極限状態で不安や焦りを打ち消したのは、「誰よりも自主練してきた」という絶対的な自信だった。
-
高校名を「間違えられたりも…」 奮闘25得点、U-17代表・清藤優衣が「全国の人に見せた」精華女子の誇り【ウインターカップ】
2024.12.27バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は27日、東京体育館で女子準決勝が行われ、2年連続7回目の出場となる精華女子(福岡)が3連覇を狙う京都精華学園に70-72で惜敗した。U-17にも選出された精華女子のエース清藤優衣(3年)はチーム最多の25得点と奮闘。「精華のバスケットを全国の人に見せられた」と清々しく胸を張った。
-
日本語が全くできなかった留学生が誰もが認める主将になるまで 柳ヶ浦のベノイットが貫いた真摯な姿勢【ウインターカップ】
2024.12.25バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は24日、東京体育館で大会2日目が行われ、男子1回戦では4年ぶり4回目の出場となる柳ヶ浦(大分)が2年連続2回目出場の京都精華学園に68-73で敗れた。主将のボディアン・ブーバカー・ベノイット(3年)はセネガルからの留学生。負傷交代で最後までコートに立つことはできなかったが、リーダーの姿勢を貫いた。(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
-
能登半島地震で1か月以上ばらばらに 鵬学園を結束させた主将・下地李采の決意「自分が引っ張らないと」【ウインターカップ】
2024.12.25バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は24日、東京体育館で大会2日目が行われ、女子2回戦では3年連続6回目の出場となる鵬学園(石川)が2年ぶり12回目出場の県立湯沢翔北(秋田)に88-63で勝利した。1月の能登半島地震で校舎が被災。1か月以上も全体練習ができない中、主将の決意がチームの結束を強くした。(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
-
「公立の代表として…」 留学生と全力で対峙、県立山形中央・宮林美優の成長「精一杯戦えた」【ウインターカップ】
2024.12.24バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は24日、東京体育館で大会2日目が行われ、女子2回戦では6年連続6回目の出場となる県立山形中央が3連覇を狙う京都精華学園に59-101で敗れた。留学生とマッチアップしたセンターの宮林美優(3年)は「留学生がいないチームの代表として、公立高の代表として精一杯戦えた」と胸を張った。
-
たった5人で挑んだ全国大会 退場で1人減っても戦い抜いた和歌山南陵、敵将の心も震わせた40分間【ウインターカップ】
2024.12.24バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」が23日、東京体育館など都内の2会場で開幕した。男子1回戦では、4年連続4回目の出場となる和歌山南陵が2年ぶり3回目出場の県立長崎工業に64-80で敗戦した。3年生わずか5人で挑んだ全国大会。「5人というのを言い訳にしたくない」と決意し、ファウルアウトで4人になっても諦めずに戦い抜いた姿は、敵将の心も震わせた。(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
-
愛知と宮城、別々に進学した双子が全国で激突 「自分に勝った=優勝しかない」聖和学園・阿部友愛が姉に託した想い【ウインターカップ】
2024.12.24バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」が23日、東京体育館など都内の2会場で開幕した。女子1回戦では大会最多24度の優勝を誇る桜花学園(愛知)が5年連続33度出場の聖和学園(宮城)と対戦。77-46で名門対決を制した。双子の姉妹がコート上で激突。敗れた妹は「自分に勝った=もう優勝しか道はない」と姉に想いを託した。
-
創部5年目で初の全国 高川学園の30歳石倉葉子監督が生徒と一緒に作った「ワクワク」のチーム【ウインターカップ】
2024.12.24バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」が23日、東京体育館など都内の2会場で開幕した。女子1回戦では初出場の高川学園(山口)が16年連続41度出場の名門・県立小林(宮崎)に64-81で敗戦。創部5年目のチームを初年度から率いる30歳の指揮官のもと、最後まで「楽しさの中にある自分たちのバスケ」を貫き通した。
-
「今、すごく楽しいです」 不登校からeスポーツを通じて身につけた社会性
2024.11.08学校のこと、将来のこと、恋愛のこと……ただでさえ悩みが多い学生の毎日。青春時代はあっという間に過ぎてしまうのに、コロナ禍を経験した世の中はどこか慎重で、思い切って全力まで振り切れない何かがある。
-
関東準V、健大高崎の“幹”になった北海道の絆 下重賢慎が追い求める158km右腕との違い「負ける気はしない」
2024.11.05第77回秋季関東高校野球大会は4日、横浜市のサーティーフォー保土ヶ谷で決勝を行い、健大高崎(群馬)は延長10回タイブレークの末、横浜(神奈川)に3-4で惜敗。2020年以来4年ぶりの優勝はならなかった。先発した最速158キロ右腕の石垣元気(2年)が7回途中に降板した後、2回1/3を走者を1人も出さずに料理したのが左腕の下重賢慎(2年)だ。剛速球を投げる石垣との“違い”を生かそうとする左腕は、出場が濃厚な来春の選抜甲子園を見据えて進化を誓う。