店名 |
Good Bread La Pan Togoshi Ginza Ten(Good Bread La Pan Togoshi Ginza Ten)
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菜系 | 麵包 |
03-6426-1278 |
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預訂可/不可 |
無法預約 |
地址 |
東京都品川区戸越1-19-16 コアビル戸越銀座通り 1F |
交通方式 |
從京急池上線戶越銀座站步行8分鐘 距离戶越 365 米 |
營業時間 |
營業時間和節假日可能會發生變化,因此請在來店前與餐廳聯繫。 |
預算 |
~JPY 999 |
預算(評論總數) |
~JPY 999
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付款方式 |
不接受信用卡付款 不接受電子貨幣 接受二維碼支付 |
服務費和附加費 |
無 原文 なし 此部分內容使用了自動翻譯。準確信息請諮詢店鋪。 |
座位數 |
( 外賣專業) |
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包廂 |
不可 |
包場 |
不可 |
禁煙・吸煙 |
禁止吸煙 |
停車場 |
不可 |
空間、設備 |
時尚的環境,平靜的環境 |
料理 |
有過敏標示 |
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此時建議 |
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位置 |
家庭式餐廳 |
服務 |
外帶服務 |
服裝規定 |
無 |
網站 | |
開店日 |
2018.9.8 |
備註 |
・麵包專賣店 |
私は高級食パンブームは長続きしないだろうとかねてから言い続けてきたのですが、このブーム、予想以上に長続きしていますね。
一般に食品のブームと言えば一過性のものが多く、特にスイーツやパンなどの嗜好品的色彩の強い食品にその傾向が顕著だと思っていましたし、高級食パンのクオリティについては、パン作りのプロから言わせればなんちゃっての域を出ないものが多かっただけに、せいぜいブームが続くのは数年と見ていたわけですが、先駆けと言われる大阪の「乃が美」が2013年10月に大阪上本町に総本店をオープンしてから既に8年を超えています。
乃が美は現在も出店拡大基調は続いており、2022年1月末現在では、全都道府県に260店舗を展開しています。
約8年3か月で260店ということは、ならすと毎月2.62店、年間30店以上のペースでの出店ということですから凄いと思います。
ただ、この高級食パンブームもいよいよピークアウトの気配を見せているようですね。
たまたま、この日流れていた某週刊誌系のネットニュースでは、『「高級食パン」ブームに翳り』と題する記事が配信されており、例えば、ブームの仕掛け人とも言われたベーカリープロデューサーの岸本拓也氏が手掛けた個性的なネーミングの高級食パン専門店群が昨年=2021年からバタバタと閉店していることが取り上げられていました。
また、前記の乃が美についても、新店舗が1年持たなかった例(乃が美 はなれ 鈴鹿販売店)も指摘されており、さらに2021年2月に二匹目のどじょうを狙って食パンに参入したモスバーガーも約半年で見切りをつけたようです。
私に言わせればようやくかという感を禁じ得ないのですが、この日住まい徒歩圏のベーカリーとして訪問した当店もその高級食パン専門店のチェーンです。
当店は、株式会社LA・PANの展開する食パン専門店で、創業者の堀部博幸氏は、パン職人として35年以上のキャリアを引っ提げて食パン戦線に殴り込みをかけてきました。
2018年6月20日に、大阪・関目に1号店(グッドブレッド ラパン 関目店)をオープンして以来、順調に店舗数を伸ばしており、2022年1月末現在では、北海道(札幌)に2店舗、宮城に3店舗、東京に19店舗、神奈川に5店舗、長野に1店舗、大阪に6店舗、京都に4店舗、兵庫に1店舗、広島に2店舗、福岡に5店舗、佐賀に1店舗の全49店舗(フランチャイズを含む。)まで店舗網を拡大しています。
こちらもならすと月1店以上のペースでの出店になりますので、乃が美ほどではありませんが、なかなかの積極路線と見れますね。
特に2019年2月の大阪大正区への出店(LA・PAN 大正店)を皮切りに、兵庫県姫路市のCPカンパニーという会社のサポートのもとフランチャイズ展開に力を入れており、これが店舗網の拡大を支えているようです。
全49店舗のうち、「トルチェ」というカフェを併設した店舗が2店舗あります(ラ・パン トルチェ 香椎千早店、トルチェ 仙台本店)。
以前は武蔵境店もトルチェを営業していました(ラ・パン&トルチェ 武蔵境店)が、食パン販売専念との理由で2020年9月でトルチェの方は営業終了となっています。
当店は、2018年9月に戸越銀座の第一京浜東側エリアにオープンしたお店ですが、関東地方における1号店との位置付けのお店です。
やはり戸越銀座というのは宣伝効果という面でインパクトのある商店街と認知されているのでしょうね。
この日は、住まいから徒歩でのアプローチとなりました。
約25分ほどのウォーキングで到着です。
パン屋さんにしては開店時刻は遅めで11時からの営業ですが、オープン5分後くらいの訪店になりました。
店内は質素ですが、それが却ってお洒落な感じを醸し出しており、入って正面の平台に食パンやラスクが並べられ、その左手にフレンチトーストの冷蔵ショーケースが置かれ、右手棚にはジャムなどが並べられています。
初利用でしたので、一番小さいサイズの食パン(Sサイズ=1斤)@440円とクリーミーラスク@380円を購入しました。
ラスクは高いですが、食パン製造の副産物に付加価値を付けて販売する実に効率的な商法です。
出店コストも工房があるわけでもないので比較的抑えられていることを考えると利益率もかなり高そうな業態と言えますね。
持ち帰って、翌日の朝食に供しました。
まず食パンをスライスしてそのまま食べてみました。生食パンというだけあって、口溶けがソフトです。
甘さはやや強めという感じですが、ネーミングがクリーミー生食パンですので、それがピタリとくる食感ですね。
トーストしてマーガリンを塗っていただいても生食とそれほど遜色のない美味しさです。
と言うより、一粒で二度美味しいと言った方がいいのかもしれませんね。
もっとも、高級食パンというジャンルの中で比べた場合は、他店と比べどこが秀でているのかという点はなかなか評価が難しいとは思いますが・・
いずれにせよ、食パンが高級食パンとしての美味しさはそれなりに確保しているのに対して、ラスクの方は正直褒められた出来ではありません。
ただ甘いだけという感じで"クリーミー"というネーミングに疑問を感じる単調な味です。
これはレシピを見直した方がいいと思いますね。
美味しいラスクが出来れば二枚看板にもなると思うのですが、現時点では空振りに終わっている感じです。
高級食パン専門店が世に溢れる中では差別化路線は不可欠ですが、差別化は本来簡単には模倣出来ない参入障壁の高さがないと効果も半減してしまうと思います。
そんな中でも、食パンそのものでの差別化がなかなか難しい中、当店でも店舗限定販売やラスク、フレンチトーストなどの抱き合わせ販売に活路を見出そうというのは判りますが、この日のラスクのクオリティから見ると、やや掛け声倒れになっている懸念も感じました。
HPなどを見ても、なかなか洗練されており、店づくり共々専門のコンサルなどが付いているのが窺えるのですが、地に足がついているかというとやや疑問。
食パンのビジネスモデルの肝である収益性の高さがあるゆえ多店舗展開も一見順調に見えるのですが、内実はそう簡単なものではないような気がします。
前述の通り、いよいよ翳りが見えるようになってきた高級食パン業界ですので、その中で生き残っていくのは並大抵の努力では難しいと思われます。
多店舗展開に乗り出してしまった以上、小回りが利きにくくなっているのも事態をややこしくしており、この先どういう展開を辿るのか、なかなか先行きは見通せないですね。