伊勢丹にイーズ現る！ : Lupo by Patisserie Ease

2020年9月
日本橋兜町の「パティスリー・イーズ」と言えば、
イデミスギノ、アカシエなどで研鑽を積んだ大山シェフのパティスリー

何度かイートインを利用しに伺ったことがありますが、待ち人の多さに断念すること数回。。
また再挑戦しよう！と思っている矢先。
そんなイーズが新ブランドとして新宿伊勢丹にオープンしたとのこと。早速行ってきました。

場所はスイーツ売り場、ジャンポールエヴァンのお向かい。
このフロアに馴染みの方は、元マパティスリーがあったところといった方が良いかと。

ショーケースには6点ほど。
果物を使ったタルトやフレジエなど10種類くらい。それほど多くなく、イーズの方が種類は多いみたい印象。
伊勢丹限定の品もあるらしいのですが、結局どれかわらず。。

売り場の反対側には焼き菓子売り場もあり、広い売り場面積は伊勢丹の期待が伺えますね。

初のイーズなので一通り購入。

帰宅後に頂きました。
■フレジエ（778円）★3.9
　まずはフレジエから。
　ムースリーヌはもったりとした固めの食感。キルシュはほとんど感じられません。
　イチゴ酸味と甘さ控えめのムースリーヌ。そして、こちらのフレジエはキルシュの代わりにユズが効かせてあるのが特徴。
　ムースリーヌのコクの後に、ユズのさっぱりとした後味が感じられるんですね。
　フレジエは冬のイメージでしたが、こちらは夏を思わせるさっぱりとした味わいのフレジエ。

■フロマージュ・バニーユ（640円）★4.0
　スフレに近いチーズケーキですね。
　ただのフロマージュのケーキかと思いきや、チーズの風味の後に抜けてくるのはバニラビーンズの香り。
　これが風味豊かで良いです。チーズケーキにバニラと面白い組み合わせですね。

■和栗モンブラン（886円）★4.0
　和栗のペーストにメレンゲとシャンティの組み合わせ。
　栗の風味は濃厚。シャンティは甘さ控えめに作られていて、マロンペーストにコクを与え味わいを変化させます。
　普通のモンブランかな？と思っていましたがメレンゲに一工夫がされています。
　ざくざくとした食感とともに、メレンゲの塊？練りこまれていて、これが甘さをさらにプラスして、味わいを全く違った方向に変化させてくれます。
　正体が何だったかは私の貧乏舌ではわからなかったので、再度食べに行きたいと思います。

　栗をメインに味わいたい方には向かいないかもしれませんが、面白い試みです。

■シャインマスカットとナガノパープルのタルト（886円）★3.9
　シャインマスカットとナガノパープルにカスタードクリーム。
　思ったよりダマンドが甘く作られている気がして、ダマンドの存在もしっかりと感じられる。
　しかし、主役の果物を邪魔することなく味わせてくれるのは流石。
　控えめのカスタードとライムがアクセントとなり、最後まで楽しませてくれます。

■マンゴーとパイナップルのタルト（821円）★3.9
　完熟マンゴーとパイナップルにチーズのクリーム
　先のタルトと同様のダマンドに、熟したフルーツの甘みがしっかりと感じられます。
　さらにチーズクリームのコクがプラスされて味わいが変化。
　黒コショウが散りばめられていて、これが後味に効いてアクセントになっています。

■黄桃と抹茶のケーキ（735円）★3.7
　完熟した黄桃とのほのかに香る抹茶クリームのショートケーキ
　フルーツと抹茶というこれまた面白い組み合わせ。
　別添えでパッションフルーツソースが付いていて、これをかけて頂きます。

　まずはクリームからの抹茶の風味。その後、黄桃の瑞々しい甘さが抜けていきます。
　抹茶は控えめにしてあるので、黄桃を邪魔してはいませんが、合うかと言われると難しい。。
　このあたりは好みによるでしょうね。

組み合わせの妙を楽しませてくれるとことは、イデミスギノを思わせてくれますかね。
兜町の店舗に行きたい気持ちがさらに強まりました(^-^)

伊勢丹の地下1Fの中でもお値段高めの部類に入りますが、これから期待のお店ですね。

また、午後4時くらいに前を通りましたが、ケーキは随時、補充されているようで、今のところ早くに売り切る心配はなさそうです。

ごちそうさまでした。

Camera：
　　　Sony α7 III ILCE-7M3
　　　Fujifilm X-T20
Lens：
　　　Tamron 24mm F/2.8 Di III OSD M1：2 (Model F051)
　　　Carl Zeiss Touit 2.8/50