茨城県産小麦を使用した超多加水の自家製麺 : Ryuno Hige Ichigi

＜お店について＞
2019年4月25日オープンの手打ち式熟成多加水麺と手作りギョウザの店。
元イタリアンのシェフが水戸市内で始めたラーメン店龍のひげの2号店。
店名にもなっている“一義”は、“ラーメンの根源に迫る手打ちスタイルの麺に立ち返った一杯を提供する”お店であることから。
入口入って右手の券売機で食券を購入したらスタッフに渡してから着席。
お冷やとおしぼりはセルフサービスで。

・駐車場
50台分程

・席構成
カウンター席…6席程
テーブル席…4名がけ6卓程

・その他
多加水麺のため麺かため非対応
学生大盛り無料（学生証提示または学生服着用）
公式アプリあり
焼き餃子、冷凍餃子、三元豚切り落とし煮豚のテイクアウトあり


＜料理＞
■担々まぜそば（ごはん付）…税込900円
食券を渡してから10分程での配膳。
麺の上に挽肉入りのタレがかかり、細長くカットしたチャーシューとうずらの茹で玉子、メンマ、刻み長ネギ、カットレモンがのっています。
メニュー写真では葉ネギがのっていますが葉ネギはなく、またカットレモンは具としてそのまま食べるのかと思うくらい小さく、とても搾れるサイズではなく…。
長ネギはのっているので葉ネギがないのは別に構いませんが、レモンが搾れないのは味に大きく影響するのでちょっと残念。
チャーシューは三元交配豚である美豚を使用した煮豚タイプ。
細長くカットしてあるので食べやすく、それでいて厚切りなので食べ応えもあります。
タレは芝麻醤が効いた辛さ控えめのクリーミーなゴマダレ。
鶏白湯も入っているのか濃厚で甘味があります。
麺は茨城県産小麦「花象ゆめかおり」をブレンドした小麦を使用した自家製麺。
熟成させた多加水の手打ち式極太手もみ縮れ麺で、讃岐うどんかと思うくらい加水率が高い。
茹でたて熱々のためもちもちとむにむにの間くらいの独特の食感で、最初のひと口は衝撃的でした。
ん？私今何食べているんだっけ？あれ？釜揚げうどん？とプチ混乱。
もっちもちの麺を濃厚なたれによく混ぜ込むと、丸亀製麺の「かまたま」うどんのような味わいに。
まぜそばには合う麺ですが、極端に加水率が高いので好みが分かれる麺かも知れません。
麺量は体感的に250g程かなと。
もう少し食べたくなる量ですが大盛り不可なので、大盛りにはできず。
お茶碗一杯分程のごはんが付くので、足りない分はごはんでカバー。
お米は茨城県産コシヒカリを使用とのこと。
タレは意識して残そうとせずとも残るくらいたっぷり入っていたので、〆は追い飯で。
カットレモンのサイズがもう少し大きくて途中でレモン汁を搾り入れることができたら、より一層美味しくいただけたかも知れません。


■KUROざるつけ麺（大盛）…税込970円
食券を渡してから11分程での配膳。
地元黒澤醤油の2年仕込み醤油を使用したつけ麺。
麺先が揃えられてざるに盛りつけられた麺とつけ汁、別皿で白胡麻とゆず皮。
麺は「担々まぜそば」と同じ熟成させた多加水の手打ち式極太手もみ縮れ麺。
麺量は普通盛り（税込820円）で250g。
+150円の大盛りは350gとのこと。
水で締めてあるので、熱々の「担々まぜそば」の麺よりはコシがあります。
鶏油が層になって浮かぶつけ汁は、メニュー名の「KURO」はスープの色を表しているに違いないと思わずにいられない黒っぽい茶色。
見た目の割に塩分控えめ…と言いたいところですが、見た目通り塩分濃度高め。
醤油の味がかなり濃いです。
使用している黒澤醤油の2年仕込み醤油は、熟成させた生醤油に再び原料を加えて仕込む二段仕込みの醤油「醤蔵（ひしおぐら）」と思われますが未確認。
ちなみに、「醤蔵」は卓上にもありました。
お酢も効いており、醤油とお酢でキレッキレのさっぱりとした味わい。
つけ汁に入っていた具は、豚チャーシューやメンマ、長ネギ。
つけ麺と言うより昔ながらのざるラーメンに近い…あ、だから「ざるつけ麺」なのか。
濃厚でクリーミーな「担々まぜそば」とは打って変わってさらさら爽やかな一杯です。


■餃子（5個）…税込480円
食券を渡してから6分程での配膳。
記載順逆ですが、一番最初にきました。
長さ10cm程の大きめサイズの餃子が5個。
皮から手作りしているという自家製焼ギョウザ。
焼き油に胡麻油を使用しているのか胡麻油の香りが強く食欲そそります。
もっちりとした皮も美味しいですし、肉と野菜のバランスも良し。
下味がしっかりとついているのでそのまま食べても美味しい餃子です。