店名 |
Fujita Coffee House
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菜系 | 喫茶店 |
084-954-0055 |
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預訂可/不可 |
無法預約 |
地址 |
広島県福山市多治米町6-5-24 |
交通方式 |
距离福山 2,858 米 |
營業時間 |
營業時間和節假日可能會發生變化,因此請在來店前與餐廳聯繫。 |
預算(評論總數) |
~JPY 999
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付款方式 |
不接受信用卡付款 不接受電子貨幣 |
座位數 |
24 Seats ( 吧臺4席,桌子20席) |
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包廂 |
不可 |
包場 |
不可 |
禁煙・吸煙 |
禁止吸煙 |
停車場 |
可 |
空間、設備 |
平靜的環境,有吧檯座位,沙發座位 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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本日は珍しく喫茶店であります。
夫婦二人してウチの近所の 阿藻珍味で昼を済ませまして
(阿藻珍味はまあその・・和のファミレスというか・・・レポートは要らんでしょ)
次の用まで少し時間が開いたので、たまにはお茶でもと。
食事はお腹も空くしこれは必要なモノなので日常的な事ですが、
お茶ってのは別にしなければしないで別に困りはしないモノなので、
意外と二人で喫茶店てのは無いものです。
福山は喫茶店に関してはタイムスリップしたかの如く、古色蒼然というか、
由緒正しき日本の喫茶店原風景というか、まあその・・いわゆる・・一つの・・
スタバ(妻はたまにオートバックスと言う)などとは対極を成す佇まいの店が
そこそこの数、生き残っており、それがまた結構威勢が良い。
そういう店も別に嫌いではないけれど、個人宅のダイニングの延長上にあるような
極めてアットホームでフレンドリーでローカルニュース満載の店もちょっと・・・
うっかり入るとそういう店で、井戸端会議の会議場で議長が店のオーナーだったりします。
なので福山で喫茶店を選ぶ場合は、時に慎重さが求められます。
食べログに高評価のレビューでも載ってれば、高い確率で店の様子がわかりますが、
レビューのない店の場合は、自らがパイオニア精神を持ってある程度の犠牲は覚悟の上で
パンドラの箱を開ける勇気を発揮せねばなりません。
んで、ウロウロ探しておりますと、目についたのがこのお店。
なんで目に付いたかと言うと、お店の壁からステンレスの煙突が出ております。
平成のこの世でいかに福山と言えども「煙突」のあるご家庭はまずないでしょう。
ワタクシの小さい頃などは、夕方になるとあちこちの家の煙突から煙があがり、
それは恐らくは、さすがに夕餉の支度ではなくお風呂のものだとは思うものの、
その匂いに背中を押されるように、友達と別れて家路についたものです。
こちらの店の煙突は当然ながらお風呂のものではなく、コーヒー屋に煙突とくれば、
それは「焙煎機」のものにまず間違いありません。
焙煎を自店でとなれば、一応のこだわりが感じられ、自己満足的という危険性は伴うものの、
ある一定レベル以上のクオリティは担保されるのでは、というこれまた危険な独断に基づき入店。
店内はテーブル席が4卓、カウンター席が5席ほど。こじんまりしております。
入ってすぐ左手に先ほど確認済みの煙突に繋がる焙煎機。手回しのミルも置いてあります。
ただ見た感じどうも焙煎機もミルも使用感がない。
これらは実は店内の一角ではあるけれども、そこだけが更に小部屋になっており
いわゆる店内とはガラスで仕切られておりますが、ガラス越しに見える風景が、
何故か田舎によくある「民俗資料館」の展示物っぽい。
かつては実生活で活躍していたが、今はこうして過ぎし日の働きの名残を残しつつ
その余生を静かに過ごしております・・・的なホニョホニョオーラを漂わせております。
マスターは初老(に見えたのよ)の男性。どうやら店は一人で切り盛りしてるらしい。
私どもが椅子に座ると水を持ってきてくれたので、注文の品を言いかけると
不意にカウンターの向こうに黙って行ってしまう。
??????と、何やら仕掛り中の案件があったらしく、その処理のために中座したらしい。
らしいってのは、何せ一言もしゃべらないから想像するしかないのです。
その後しばらくして作業の区切りがついたのか終了したのか、戻ってきたので
注文の続きを。
ワタクシは「ストロング・ブレンド」(いい響きでしょ?)
妻は「カフェオレ」
値段はストロングが399円。カフェオレは450円。
だいたいコーヒーは399円。何か加えると450円ぽい値段構成。
ただしコーヒーにストレート物(ブルーマウンテンとかブラジルとかっていう)はありません。
きました。
注文の品の他に、何やら氷の浮かんだグラスに更に皿が乗っかったモノが付いてきてます。
皿の中身はなんじゃろかい?っと見てみると、これが結構な量のホイップ。
飾り的に星型に搾り出されたようなものではなく、ボールに入ったホイップを
オタマですくって入れました・・的な量と見てくれであります。
マスターに「これは・・・なんですか・・・?」と、どのように使えば良いのかを尋ねるつもりでそう聞くと、
「クリームです」とだけ答えて急ぎ足でカウンターの向こうへ。
ちょっと舐めてみると、いわゆるケーキなどに使われているホイップに比べると、
甘さも固さも控えめでありますが、キレがあります。スッキリしています。口溶けも良いです。
思いついてストロングコーヒーを呑んでみると、さすが名前のとおりストロングであります(笑)
が、単に「濃い」のではなく、深煎りの苦味でもなく、どうやったのかマスターの仕事振りは見てないので
わかりませんが、ヘビー級のパンチの如くズシッと堪える風味であり、個人的に極めて好きな味であります。
そのヘビーな味に舌がダウンしそうになった時に、このホイップを食べると、ゴングに救われたかの如く
また次のラウンドへ立ち向かう勇気?が沸いてきます。
そういう使い方が正しいのかどうかも含め、謎は解明されておりません。
なにせマスター寡黙であります。ワタクシ達の後に客はなく、前客もなんの追加オーダーもしていませんが、
寡黙マスター、黙々と一人でナニカを行っております。忙しそうです。話しかけられる雰囲気ではありません。
すべてはカウンターの向こうの事なので、こちらからは右に左に忙しく移動するマスターの
胸から上しか見えません。
コーヒーの味はよかったです。カフェオレもミルクたっぷりで美味しかったそうです。
店内も静かで(客によりますが)お茶を楽しむには良い雰囲気です。
ただ謎は多いです。
ちょくちょく通って謎解きを楽しもうかなっと考えたりしています。