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富山滞在中6つの店の中で最高の白えびに出会ったスーパーカーとマッスルカーのあるカフェの白えび桶とかき揚げバーガー
富山を適当に散策して耳にした北前船で栄えた町・岩瀬に出かけてみた。往路は富山ライトレールを利用、インフォーメーションで貰った岩瀬の観光地図を眺めて気が付いた情報から帰路は富岩水上ラインの富岩運河クルーズ(岩瀬~中島閘門~環水公園
:地元ガイド案内付き)と決定。船の出航迄昼食を摂ることにして、岩瀬カナル会館と周りをウロウロ。選択肢は多く無かった。広めの駐車場に建つ2階建の建物、1Fの半分以上のエリアが外から丸見えのショールーム(?)で中にはブルーのランボルギーニと赤いダッジ(これが見るからに手のかかったマッスルカー仕立て)。脇に入口がありカフェになっており(正確にはショールーム?の2Fもカフェフロア)、こちらもガラス張りで中の雰囲気も良さそう。入口の看板を見ると食事もメニューもあるので入店決定。
若い女性2人がカウンターとフロアを受け持っている様で、たった1つしか空いていないテーブルに着く。
土曜の昼というのに他の店は1つは貸切、もう一つはガラガラ、道路の人通りもほぼ皆無。車の行き来もホボまばらにもかかわらず、客の年齢層が低い事驚きながらメニューを見ると、食事は
・白えびかき揚げバーガー 500円
・白えびコロッケバーガー 500円
・ローストビーフバーガー 500円
・白えびピザ 1,200円
・生ハムピザ 1,200円
・白えび桶(限定10食) 2,000円
・コーラ/アップルジュース 350円
・ブレンドホットコーヒー 500円
・ブレンドアイスコーヒー 600円
等々。
富山の白えびは4月1日解禁。この3日間毎日食べることになるがやはり白エビと思い、白エビバーガーとコーラを注文。
カウンターの若い女性が調理もするのかと思ったら隠れたところに厨房があり、姿は見えないが、調理担当がもう1人いるらしい。
コーラは今流行りの瓶を利用したもの、そして白エビバーガーが登場。
揚げたての白えびのかき揚げがバンズからほぼ完全にはみ出しており、かぶりつくことができないので、仕方無しに、顔を出しているかき揚げの白えびを摘んで口に入れる。驚愕。前々日食べた白えびかき揚げうどんがかなり酷かったので美味しいかき揚げを食べたかった事もあり、感激もひとしお。
天ぷらの基本である衣は軽くカラッとしていて、中身は半生に近いシットリ。和食屋さんでもない普通のカフェで食べるレベルのかき揚げでは無いのだ。
バーガーとして成立しているかという点に関しては、中身を挟み込んでかぶりつくと言う点でこのかき揚げバーガーは問題がある。
途中から大口をあけてかぶりついたが、バンズに挟まれた中身はキャベツの千切りとかき揚げの衣だけの状態になった。
しかし、天汁とは異なるがソースが良い。
マヨネーズソースも組み合わされて味変するところもニクイ。
腹が落ち着いたので、ショールームの車を見に行く。
青色のランボルギーニ アヴェンタドール(6.5 L V12、 7変速 オートミッション、価格: 4576万円〜:オーナーさんのインスタによると7000万円)と真っ赤なダッジ・チャレンジャー SRTヘルキャット(V8 HEMI OHV + スーパーチャージャー6,166cc:オーナーさんのインスタでの購入時期から推測、相当オリジナルをいじっている様子)。ランボルギーニの信じられない車高の低さと複雑なボディライン、正にスーパーカー。そして、名車改造!ファスト&ラウド(BS211)で知ったアメリカ人を虜にするマッスルカーの最高峰に位置づけられるダッジ・チャレンジャー を改めて眺めると「ど迫力」と言う言葉がピッタリ。ダッジというメーカーの変遷も郷愁すら感じる(1928年にクライスラーが買収、2019年からフィアット・クライスラーとなり、2021年よりステランティス N.V. の社内カンパニーとして機能)。
2台の車にナンバーが付いているので不思議に思い壁に飾られた説明を読むとオーナーさんの名前が。早速ネット検索すると情報が次々と出て来る。そして驚いたのが、オーナーさんは白エビの漁師で白エビの広報活動の一環として趣味の車も公表してマスコミ取材を受けている。そして、この「ショールーム」はガレージである事。ランボルギーニは複数台所有されている事。
白えびの漁師さんが広報活動の一環として開いた店と言うことになると、白えびバーガーが非常に美味しかった事も、素直に納得できる。
そうなると気になるのが限定10食の白エビ桶。まだ注文可能との事で、たまらず注文。しかも嬉しいことに富岩運河クルーズのチケットを購入していたので、500円の白えびのかき揚げが無料でサービスと気が付き一緒に注文。
登場した白えび桶は、桶にご飯を敷き詰め生の白えびを盛ったもの。そのまま食べて、〆にひつまぶしの様に白えびの出汁と白えび粉と粒あられでお茶漬けにして楽しむ事が出来る趣向なのだ。
白えびは甘海老ほど甘味が強い訳でもなく、ボタンエビの様に甘味とエビの濃厚な肉質を持っている訳でも無い。小指の長さ程の身丈の殻を丁寧に取り除き生で5〜6匹まとめて食べると、上品な甘みと、小さい身ながらしっかりとした弾力のある旨味のある身質。改めてかき揚げと比較すると熱が加わって格段に旨味が増しているかと言われると微妙だが、油に負けずえびの旨味を保っていることが分かる。
この日で富山は3日目の滞在で毎日白えびを食べているが、ようやく白えびの美味さ(旨さ)が分かってきた気がする。
こう言っては失礼だが店の外観、ランボルギーニとダッジ・マッスルカーのイメージと美味しい白えびは全く結びつかない。マスコミ発表、ランボルギーニオーナークラブ、マッスルカーオーナークラブ経由の情報で訪れる人達はオーナーさんの白えびとの繋がりを分かった上での訪問のはずだが、知らないで訪れる私の様な者がたった滞在3日、この間5回目、実はこの夜ももう1回、合計6つの店(割烹、観光地のレストラン、観光ホテル、寿司店2カ所、そしてこのカフェ)で食べた白えびの最高点が高級寿司店とこのカフェ、かき揚げは2カ所でこのカフェがダントツ。
大満足で外に出て振り返ると2Fにもスーパーカーが置いてある様だった事を最後に付け加えておく。
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店名 |
キッチン&カフェ ガレガレ(kitchen&cafe GAREGARE)
|
---|---|
ジャンル | カフェ |
予約・ お問い合わせ |
076-460-4008 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
岩瀬浜駅から127m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 電子マネー可 QRコード決済可 |
個室 |
無 |
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貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | カウンター席あり、ソファー席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
公式アカウント | |
オープン日 |
2019年11月11日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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思ってもいなかった2022年4月に続いて2回目の訪問。
今回はレンタカーの移動途中で、ちょうど昼に岩瀬を通ることから、万が一の満席に備えて予約を入れたところ成立。
時間通りに入店すると、まだ1階席に空きはあったが我々は2階のソファー席に案内される。あっという間に1階席も満席となったので、予約を入れて大正解。
前回の訪問で白エビの美味しいことは分かっているので私は今回は迷わずに「白エビ桶 3,190円」を注文。
『富山湾の宝石白エビをたっぷり100尾以上使用。最後はひつまぶしの様にお出汁と特製白エビ粉で出汁茶漬けを棚しむことができる、白エビのお味噌汁もついている』[お品書きより]と言う数量限定メニュー。
今年は能登地震の影響か、蟹と白エビの収穫が極端に少ないそうで、4月に入り漁が解禁になった事を喜んでばかりはいられない。価格が2年前より2〜5割UPも致し方がない。
スタッフも若い女性のみと言うのも2年前と同じ、ガラス張りのガレージには、この日はランボルギーニ1台のみ。それにしても前回は1階で食事してガレージを見ただけで帰ってしまったが、2階の3つのソファーテーブルはガレージを上から見下ろす形となる、座り心地抜群、居心地抜群で、店の印象が随分変わる。ガラスのセンターテーブルの下に設置してある(飾られている)巨大なエギゾースト(exhaust)パーツ、磨かれたステンレスの迫力が、多少なりとも車に興味がある者にはたまらない。
さて登場した「白エビ桶」。期待通りの味、派手ではないが白エビの優しい甘さと味が素晴らしいのだが、今回改めて気づいたのが、出汁茶漬けの旨さ。生の白エビ少し残しておいて、熱い出汁をかけて半生して、特製白エビ粉で香りを高める訳だが、更にワサビとお茶漬け用あられも味変と言うのも月並みであるが、お茶漬けは「仕上げ」・「〆」ではなくメインの料理。
前回は「白エビかき揚げバーガー」を食べた後に気になって我慢できずに「白エビ桶」を食べてしまったので、かき揚げの油で強められた旨さを引きずったまま「白エビ桶」の「優しい味」を味わうと言う愚かな事をしてしまった(それでも美味しいと思った)。
このみせのメニューラインアップは、ローストビーフ、生ハム等もあるが、白エビを素材にしたものが刺身、かき揚げの他にコロッケ、チーズピザがあり、ある意味この店のガレージカフェの雰囲気にマッチした発見がある。とは言うものの、白エビの原点の味を堪能できるレベルの高い「白エビ桶」をランボルギーニを見下ろし、おそらくモンスターマシンを更にパワーアップするに違いないエギゾーストの上に乗せられた様な形で味わうミスマッチは、旅の記憶に強烈に刻まれるのだ。