サイドメニューも秀逸 : HUTCHERSON

再訪。
今年のカレー納め。
新橋のTHE CIRCLEさんの牡蠣カレーにするつもりが
餅つきやら何やらで忙しく疲労もあって断念。
三軒茶屋にパン買い出しのついでに世田谷まで足を
伸ばしてこちらへ。

年末土曜の開店直後。
にもかかわらず、ほぼ満席でした。
たまたまテーブルが１つ空いていたのでそちらへ。
タッチの差で後から来られた方は外で待機されて
ました。やはり先日のアド街効果でしょうか。
店主ワンオペで多少時間がかかるので、回転率が
ややよろしくないのもあるのでしょうけれども。

◯半熟玉子のバルサミコピクルス　300円
◯紫芋のフライドポテト　ゴルゴンゾーラマヨネーズ
　450円

　半熟玉子は前回に続いてリピ。
　紫芋の周りがカリッとした揚げ具合も、
　ゴルゴンゾーラマヨも良き。
　甘み＋塩味の最強ツマミでビール欲しくなります。

◯海老とじゃがいものココナッツカレー　1,400円
　おおーっ！まさに海老！
　海老味噌とココナッツミルクまぜたような味です。
　小ぶりなじゃがいもを半分にして揚げたものが
　とても味が濃密で香り良き。
　ディルと加熱されたプチトマトがトッピング。
　ライスは長粒と普通の日本米の混合で、前回より
　更にパラリ感が増した印象ですね。なんとなく
　色がついている気がしますが、出汁かなにか加えて
　炊いてるのかしら。粘りが無いのでするすると
　胃に収まるライスで、油脂の少ないカレーに良く
　あっていると思われます。

　相変わらず添えられた副菜の正体は不明。
　ビーツ＋ブラックペッパー＋粒マスタード？
　長ネギ＋レモンと何か。
　強い印象はありませんが、カレーとの相性は
　悪くないですね。

◯カツビンダルー　1,300円
　ムスメがオーダー。
　こちらの定番商品ですね。
　ポークビンダルーはもちろん酸味があるものの
　強烈なものではなく食べやすい。ポークではある
　もののルーの中に具材（豚肉）はほぼ見当たらず、
　ポークの部分がカツなのかもしれません。
　あとは出汁？
　適度に薄いカツを、韓国ドラマのフルーツ並みの
　薄さでスライス、この薄さがとても食べやすくて
　良き。カレーと一緒にいただけます。
　もちろんサックサクですよ。

基本的にさらりとしたルーで、重さはなく油脂も
少ないので胃に優しいカレーかと。
スパイスがこれ見よがしに粒ごと入っているタイプ
ではないので、食べやすさもあります。
ただ味は深い。何を使っているのかわからないけど
サラリとした口当たりなのに味は妙に深いカレーです。
今回もたいそう美味しゅうございました。
また来年も伺いますね。
帰りに近くにある「鹿港」の様子を見に行ったら
あまりに混んでて確認のみで退散。こんな年末にも
混んでるんだなぁ（その場で食べる胃袋の余裕がない
のに見には行った）。あそこもまた来年に。

初訪問。
やっと来ました。気になっていて来れるタイミングを
計っていたお店です。

店名はハッチャーソンと読みます。
今年の1/24にオープンしたばかりの新店で、店主は
元ワタナベエンターテイメント所属の八田航樹さん。
つまりここも元芸人さん。（そういう印象はあまりない）。
旧ヤム邸系列のお店などで研鑽を磨かれた後に独立し
オープンしたのがこちらです。
場所は世田谷駅前の交差点に面したビルの２階。

本当は
八丁味噌ジンジャーバターチキンとか、
焼きサバと新メークインの豆カレーとか、
そのメニューの時にも来たかった！
そう、ここはメニューがほぼ週替わりなのです。
チキン、キーマ、ポーク、シーフード、たまにマトンや
ドライカレーがそれぞれ味を変えて登場。
必ずあるのが「カツビンダルー」。
その他にポークがもう１種類出ることもあり、その日のメニューはInstagramで確認しなければなりません。
どれだけの球種投げられるんだろう、この人は。
あおさ海苔のチキンコルマなんて普通は思いつかないし
絶妙に和の素材入れて来る。それも隠し味ではなく
めっちゃ主張してるらしい。Instagramフォローして
もう来たくてうんうん言ってました（笑）

土曜日開店直前に到着。
先客２名。直ぐに開いてお店の中へ。階段が急です。
後にも３名が立て続けに来て、数分後にはまた…
早く来て良かった！三軒茶屋の乗り換えで走って正解。これちょっと出遅れると1巡目は厳しそうです。
この日のメニューは
　CHICKEN 梅と大葉の出汁チキンカレー　1,250円
　КЕЕМА ほうれん草の粗挽きポークキーマと
　　　　　　山椒カッテージチーズ 1,250円
　PORK カツ・ビンダルー　1,300円
　SEAFOOD海老と冬瓜のココナッツカレー　1,400円
イマドキの二種がけはこの店にはありません。
一皿入魂という感じでしょうか。
ここに来て迷う。カツビンダルーはいつでも食べられる
（たぶん）のでキーマと海老ココで迷いつつ…

◯ほうれん草の粗挽きポークキーマと山椒カッテージ
　チーズ　1,250円
◯半熟玉子のバルサミコピクルス　300円

　米は香り米ではなく、食べたかんじは日本のご飯。
　でもよく見ると長いものもあるし不明。

　豚肉は粗挽きというより叩いた肉に近い。
　ぷりっとしたややしっかり目の食感の肉で、噛めば
　噛むほど旨味が感じられます。これは良き。
　バランスが良いのか、ものすごいスパイス感はなく
　クセもなく、ただ美味しい。紫玉葱も食感と味の両面
　で効果的です。それにしてもカッテージチーズって
　こんなに美味しかったでしたっけ？
　ぼろぼろした食べ物の印象しかなかったカッテージ
　チーズ。ミルク感とほんのり酸味をプラスして良き
　仕事。山椒もポークによく合ってますね。
　半熟玉子のバルサミコピクルスが、まさにワタシの
　どストライクで酸味が良いアクセントになります。
　キーマには是非これをオススメしたい。
　トップのミニトマトは単なる色味ではありません。
　うっかりよく見ないで食べましたが、たぶん生じゃ
　ない。甘くて口の中が一気に変わります。
　これ、すごいわ…
　カレー皿に添えられたマッシュポテトも良い箸休め。
　赤いやつは最後まで何だかさっぱり判らず。
　ビーツの色でカリフラワーっぽい食感なんだけど、
　何だったのかしら？
　
ふつうに誰が食べても美味しいカレーなのですが、よく
見るとなんだか上手く計算されてるような気がします。
これ、何の気なしに思いつきでやってるとしたら
それはそれでスゴすぎる。
鶏レバーコンフィのアチャールも追加しなかったことを
ひどく後悔。次回には必ず。
デザートも気になりすぎるので再訪します。チャイの
アイスも良さそうだけど、もち米のココナッツジャムって何よ。
この日だけなのか通常そうなのかは分かりませんが、
店主ワンオペ営業です。そのわりに時間はかからず
10分足らずで提供されました。カレーだから回転は
早いだろうし、待ってもわりと早そう。カウンター席
あり、食べてサッと帰る客が多そうだし。
というか、待ってでも食べたいです。
さ、コツコツとInstagramチェックしよう。