蕎麦の旨さ。蕎麦前の充実。非常に使い勝手のいい本陣房系の吉仙。オフ会も実施しましたあ。 : 吉仙

（２０１４年６月　再訪）

本郷に在る蕎麦切森ので江戸前銀宝の天ぷらに歓声を上げたわれら３人。お店を出て向かった先は御徒町に在る手打ちそばの吉仙。

ご一緒したマイレビュアーさん。二人のうちのひとりはお酒を飲みません。森のまで電動自転車で来てますので、それに乗って御徒町まで行くと言うのです。雨も降って来ていて、とても心配。

もう一人は、ま、普通に言えば酒豪の女性。お二人は仲がいいんですよね、呑める呑めないは関係ないんだ。そして、酒豪さんはこの日の夜にもう一つの酒宴がセットされているとかで、時間の制約があります。これから行く吉仙もラストオーダーが１４時５０分。そんなにたっぷりとは時間がありませんが、１合くらいなら、と。

われわれ二人は地下鉄で御徒町まで移動。店まで来ましたが、かなり激しい雨脚になり電動自転車が心配です。どこまで来たかなあ。しばらく店の前で待ってましたが、なかなか現れないのでメール発信。どこまで来ましたか？

『もう、お店の中に入ってます。』

だっふんだあ。

出汁巻きたまごとつぶ貝のみぞれ和えをオーダー。

お酒は、酒豪さんが選んで、新政ＮＯ６。

とっくりでおちょこ２つ。ちょうどそれらが来たときは、酒豪さんは席をはずしてました。あかんなあ。きっと気に入らんやろ。やっぱり、升に入れてもらおう、とお酒にうといワタクシのおもてなし作法（笑）。喜んでいただきました。

出汁巻きはお出汁がたっぷり。じゅわ～な玉子焼きです。これは真似できないな。つぶ貝は、まだ刺身の用意ができていない時間帯では貴重な魚介系アテでした。酒はすすみます。

話の続きをして。もう時間があるだけ話って弾むものなんですね。お店から、そろそろと言う声がかかってお開きとなりました。お蕎麦屋さん２軒。とても楽しかった両手に花のオフ会でした。


（２０１４年４月　再訪）

急遽決まった３人のプチオフ会。

お二人の要望をお伺いすると、昼呑みが出来て（笑）蕎麦のおいしい店、ということで。それならもうここしかないなと、行ったばかりでその日はまだ未ＵＰだった吉仙に集合することに決定。皆さんが集まりやすいという点でも、この御徒町の店はポイント高いですね。

常磐線に乗って参上するワタクシが店から一番遠く、時間の微調整も出来ませんのでやはり一番早く着いてしまいます。昼時でしたがタイミングよく奥の大きなテーブル席が空いていて、着席。器の大きな店ですから、早くもメリットが出ます。

待つのもなんなんで、瓶ビールで練習開始。うま～、と２杯目をあけた時に時計を見るとそろそろ集まって来る時間が迫ってます。じゃあ、時間がかかる玉子焼きと板わさをオーダーしておきましょう。送れるようでも、ピースの数が多いから１個食べても写真じゃあ分からない？（笑）。

喉も潤ってそれじゃあペースを落として呑み始めよう、と思っていた矢先Ａ子さんが到着。生ビールの彼女とカンパイ。話始めた時にＢ子さんも登場。ウーロンハイも同じ写真に納まりました。

つまみもタイミングよく出てきます。ここのホール担当のオネエサンは、初稿にも書きましたが全員とても感じがよくて気持ちよく呑み食べが出来ます。初稿で、訪問１回目と２回目を合わせてＵＰしてもよかったのですが、文字数も多いし←ジブンは無問題です、何せＵＰする写真の数が多くて分割しました（笑）。

玉子焼きはふわとろですが、最強とろとろと寿司屋の堅焼きの中間くらいかな。でも家庭のと比べたらすっごくとろふわ。かもぼこのぎっしり身のしまり感がいい。

蕎麦にさわらないように、すくい豆腐。旨い。やはり若いお二人は肉系がよかったようで、九条葱岩手県産鴨たれ焼き。これが登場すると３人がえっ！て言うほどの葱の量。葱をちょっとどけて記念撮影も。葱がうまいので、ネギをしょった鴨のまんまの旨さ。これは必食でしょう。

もう一品、宮城県産地鶏つくねたれ焼き。こちらは、大きな卵の黄身をたっぷりつけていただきます。うま～が連続。で、日本酒に移行。樽酒を希望したお二人。オネエサンが塗のマス２個とひのきのマス１個、それに一杯に樽酒を入れた片口を２個持って登場。殿方はひのき？ご婦人は塗り？なのかしら。

オネエサンがマス一杯に注いでくれます。こういうときですよ！担当の方が気分のいい人だとおいしそうに見えるのは！この前行ったあの店では絶対にありえない光景。やります、と言われてもお断りいたします。３つのマスがまんぱいになったところで、あらためてのかんぱい。いいっすね。

旬である竹の子の天ぷらを追加。やっぱり新物はうまいっす。翌日、ジブンも今年数本目の竹の子を茹でましたから。５月末まであと何回食べられるか。そして〆の蕎麦はそれぞれで。

桜えび天ぶっかけそば

あなご天せいろ

ジブンは、春の山菜ベジ天もり。車海老！たらのめ、こごみ、うるい、京菜の花、竹の子。実にうめかったあ。蕎麦は前回と同じ安曇野産で今日もぬかりなく。最後に蕎麦湯でごちそうさまです。たいへん楽しいオフ会でした。

このあと３人で仲良く買物をしたあと、二人は樽酒が（も）好きなんだと発見したワタクシ。御徒町にある樽酒の店に案内します。


（２０１４年４月　初稿）

人間ドックを目前に控え、ダイエット強化中のワタクシです。

炭水化物の多い寿司は控え目に。炭水化物と脂の多いラーメンも控え目に。となると残るのは日本蕎麦。せいろだけを食べていれば５００ｋｃａｌ以下ですので、まさにダイエット食品の優等生ではあるんですが。蕎麦だけではねえ。

この日、御徒町にある吉仙に行ってきました。蕎麦もうまそうだし、蕎麦前がかなり充実してそうな本店本陣房のＨＰ。蕎麦前をチェックしていることから、すでにダイエットからは気持ちが遠ざかっております（笑）。

御徒町の駅から昭和通に向かい、多慶屋を過ぎればすぐのところにあります。時刻は１０時５８分。店の前３０ｍからすでに店の前に料理人の格好をした男の人が店の看板を出していました。近づいて、もういいですか、とひと声かけて地下にある店に向かいます。

へ～え、と外からは想像もつかない広くてゆったりした蕎麦屋の空間があります。テーブルとか意匠とかいい感じ。ホール担当の若い女性もはきはきしっかりしていて、これは最初からいい店だという印象でした。

お茶を運んで来たオネエサンに瓶ビールをお願いします。ビールとわずかですが蕎麦味噌が来ましたので、メニューを拝見。簡単なつまみと蕎麦のメニューしかありません。

厨房の前にいた男性に声を掛けて。

『あのお、刺身系のつまみはないんですか？』

男性が言うには築地から仕入れて来て下拵えを済ませ、店に出せるのはだいたい１３時ごろだとか。そっかあ。ちょっと待ってくださいと、夜のメニューを出してきてそのまま厨房に入っていきました。

この夜のメニューに蕎麦前が書かれていて、入荷によりますから日替わりでこれを印刷しているようです。

そのメニューの中から、

＊菜の花のからしあえ

を決めてスタンバイ。厨房から男性が戻って来て、かつおをしめ鯖ならもう出せるということで。

＊かつおとしめ鯖のお造り（１人前程度に盛り合わせて）

と菜の花をオーダー。アサリもあるということで、

＊春キャベツとあさりの塩麹蒸し

も併せてお願いします。前の日のメニューを見ると、真鯛、かんぱち、とり貝、やりいか、などの刺身系があったようで、午後からは完璧なアテが揃いますね。板わさ、蕎麦味噌、にしん煮といった蕎麦屋の定番もきっちりありますし、１５時までの昼の部でも呑みに使えますね。

さて、最初に出てきたのは菜の花のからしあえ。量がたっぷりでからしの味付けも良し。もう少し硬めに茹で上げると満点かな。そして、春キャベツとあさりの塩麹蒸し。これは、塩麹味のつゆがうまかった。春キャベツも出て来たし、これは家でも作ろう。あさりじゃなくて、ジブンで作ったベーコンを入れてね。

そして、お造り。まあ、ここまでデコしなくていいよ、っていいたくなるくらい立派な盛り付け。かつおは表面を焦がしたたたきになっていて、なかなか旨い。身を厚く切って食べごたえ十分です。しめ鯖はなんとスライスしたレモンと交互に重ねて来ましたよ。しめ鯖も上物でした。

そして、蕎麦に移行。せいろもり（二段）をお願いしました。

貼紙を見ると、長野県安曇野産の信濃一号という品種のようです。

蕎麦はやや平打ちのやや太目。甘皮を練り込んだ非常に風味のいい蕎麦でした。つゆもきっちりと濃厚なつゆに仕上げていて、これなら蕎麦屋としても十分使えるレベルですね。このせいろもりって６７０円ですから。あのお造りも１４００円でしたので、ＣＰはかなりいいですね。

いいお店でした。

とレビューをＵＰする前に早くもここでプチオフ会。ご案内した二人の女性も満足だったようで、使い勝手が本当によろしい店であることがもう証明されました。この後すぐに、再訪で再アップしますので、そこんとこひとつ夜露死苦。