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"ゆでめん 風間商店" エリアの隠れ家 日本料理。
身体が喜ぶ日本料理
西新宿 えい月
@ 西新宿五丁目
2023年11月初日 水曜日、11時半。
爽やかな秋空の下、和泉川暗渠をぶらぶら。
清水橋交差点に差し掛かったところで、そろそろランチを。
思いついたのはこちら。
方南通りを新宿方面へ。
"すき家"と"松屋"が向かい合っている信号を渡り、"松屋"の左横にある路地を進むと右にあるのがこちら。
木造平屋建ての家が残る、副都心とは思えない住宅街です。
途中には、斜向かいに"お団子"屋さんが一軒あるだけ。
先に進むと"庚申堂"、その先にはほぼ閉まっている十軒程の商店街。
見上げれば高層ビル群、という環境です。
商店街には"柳橋"の欄干が残っており、"はっぴーえんど"のファーストアルバム・ジャケットに写っている"ゆでめん 風間商店"があった場所でもある。
映画 "タンポポ"や、ドラマ "太陽にほえろ"のロケでも知られた舞台です。
そんな歴史のある住宅街の奥まった一軒家を改装して営業している、"身体が喜ぶ日本料理"店。
西新宿五丁目駅から"徒歩三分"という、好立地に思えるのですが、初めての方だと見つけることが難しいかもしれません。
到着したのは開店時間丁度の11時半。
まだランチメニューが出されていません。
2〜3分待ったところで、フロア担当のお姉さんが暖簾を掛け、メニューを持って出てきました。
「よろしかったらどうぞ〜!」
玄関までのアプローチを、声を掛けながらメニューを運んできます。
お言葉に甘えて、一番乗りでの入店です。
「靴のままどうぞ〜!」
普通の一軒家なので、靴を脱いでしまう方も多かったのでしょう。(笑)
玄関を開けると、板長さんの元気ながらも穏やかな挨拶。
「いらっしゃいませ。」
声を張り上げるお店ではありません。
「カウンターへどうぞ。」
外の光が当たっている、右端の席を選んで着席。
冷たいお茶を持ってきてくれます。
そのタイミングでオーダー。
■ えい月(豆腐 湯葉掛け付き)、1,450円
5種類ある "選べる二品"からは、
● あじフライ
● 焼魚
を選択。
ご飯 お替り 無料。
入店時のフロア担当は女性おひとり。
厨房の中には、板長と若い女性お二人、という体制です。
フロア担当の方はまだ新しい方らしく、板長さんから仕事の指示を貰いつつ動いています。
「ちょっと暗いから雨戸を完全に開けて。」
「外は掃いた?」
「水撒きは?」
と言っている間に後客が入り始めます。
ご近所のサラリーマングループはお二階へ。
マダム三人連れは一階のテーブル席へ。
続いてサラリーマンおひとりさまはカウンターへ。
15分出遅れていたら一回転目に入れない可能性もありました。
本日の"限定"は"天然 秋鮭の粕汁"、1,200円。
こちらのオーダーが多いご様子。
二階から下りてきたフロア担当の女性が厨房内に声を掛けます。
「板長!お客様が"粕汁"って何?と仰っているのですが・・・。」
「あぁ、"粕汁"は天然の秋鮭を使って、"酒粕"を溶いた...」
「お客様は、その"酒粕"が分からないそうです。」
「"酒粕"は、日本酒を作る時に出る〜〜〜。」
と丁寧な説明。
手を休めることなく、調理を続けながら、お客様のニーズにしっかりと応えるスタンスは素晴らしい。
納得したうえでのオーダーをいただき、ストレスのない食事を楽しんでいただくという対応。
フロアの担当に対して、こういう場面ではちゃんと聞きに来るように指導をされているのでしょう。
オーダーから約10分ほどで到着。
大きなお盆に、所狭しと様々な器が並べられています。
先ずはサラダから。
和風ドレシングが適量で、満遍なく掛けられています。
上から一回掛けただけではない盛り付けはお見事。
素材も"和"に合わせたものを厳選し、切り海苔が乗せられています。
新鮮なシャッキシャキの野菜は、しっかりと冷たくて美味しい。
焼魚は二種。
"鮭"と"鯖"。
皮目を上に向けての提供が嬉しい。
パリッと感を保ってくれています。
もちろん、小骨でさえ完璧に取ったうえでの提供。
それぞれの味が最も堪能できる状態での焼き加減。
卓上には調味料などありません。
そのままでいただくのが、"お店"の提供する"味"。
添えられているのは"鬼おろし"。
絶妙な仕上がりと、厳選されたお醤油の具合が素晴らしい。
シャキシャキの食感も食べごたえあり。
あじフライも同様に、衣のサクサク感を損なわないように、お皿に直接乗せてくれています。
野菜を敷いてしまうと、そこから出る水分で衣が水分を吸ってしまいます。
添えられているのはレモンとタルタルソースのみ。
小皿にソースの用意もあります。
これは嬉しい心遣い。
"タルタルで食えよ"的な決めつけるお店が多い中、個人個人の好みに応えてくれるスタンスに感謝です。
贅沢を言えば、カラシなんか・・・。
いやっ、なんでもないです。
素材の味を活かしてくれるお店で、舌を麻痺させる調味料なんてもってのほか。(笑)
揚げの技も素晴らしい。
"白とんかつ"ならぬ、"白あじフライ"。
低温でじっくりと揚げ、外はサクサク、中はふんわりと仕上げています。
素材の味を活かし、塩だけでいただいても美味しい仕上げ。
クリスタルの器で提供されるのは、大根のお漬物。
一瞬、細切りメンマかと思ったルックスでしたが、醬油と出汁のバランスが素晴らしい逸品。
細切りの昆布と鷹の爪が何気なく添えられているところにも、しの繊細な技を垣間見ることができます。
食感も素晴らしい。
これだけで呑めます。(笑)
"えい月"の醍醐味でもある"豆腐 湯葉掛け"。
提供時にお声がけいただいたのは一言。
「湯葉掛けは、こちらのお塩でお召し上がりください。」
小皿に乗っているのは粗塩。
スパイス的な風味付けの存在になるのではないかとの期待が持てます。
先ずはそのままでいただきます。
・・・、なんとも円やかな、喉越しの良い仕上げ。
"お豆腐"の柔らかさは"日本料理店"ならでは。
"湯葉"の食感も素晴らしく、クリーミーな纏まり感に感動。
このふたつの融合が、唯一無二の絶品を創り上げています。
最後はお塩をパラパラっと軽く振り掛けていただきます。
クリーミーな食感とマイルドな風味に、隠し味のように現れる微かな塩味。
それが、より素材の味を引き立ててくれます。
頂上に添えられていた"山葵"にも調和して、そのままいただくのとは別な一品になります。
ご飯は "黒米"。
口の中に引っかるものや、残るもののない、ストレスフリー出いただける上品さ。
"炊き"も"蒸らし"も素晴らしい技。
"お替り自由"であるということは、お腹に貯まる感がないのが危険な代物です。(笑)
お味噌汁は、日本料理店の要。
熱々で提供されたのは、対流が目視できたことでも証明されています。
お豆腐がほんの少しだけ入っているだけで、まさに"汁"。
そして、それを堪能できる逸品。
出汁の主張はなく、偏りもない。
むしろ"普通"すぎるほどの風味ながらも奥がある。
とにかく旨い。
この一言に尽きます。
食後はデザートの"わらび餅"。
もちろん自家製で、その柔らかさに驚きます。
和菓子の表現としては違うんでしょうが、"みずみずしくてプリンプリン"。(笑)
"とぅるん"と喉に消えていく食感は堪らない。
見た目に反して、粉っぽさも全く無く、口にも残らない爽やかさ。
甘さも控えめで、メインの食後でもその余韻を掻き消すことのない風味。
こちらの"和"を堪能できました。
"平日 限定"は"日替り"なのか?
このメニューの楽しみもあるお店です。
また来ます。
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店名 |
西新宿 えい月
|
---|---|
ジャンル | 日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
03-6276-6685 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
西新宿五丁目駅から185m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
個室 |
無 |
---|---|
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
利用シーン |
|
---|---|
ホームページ |
https://japanese-restaurant-6950.business.site/ |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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身体が喜ぶ日本料理
西新宿 えい月 (えいげつ) @ 十二社 北西エリア
西新宿でありながら、"通りすがりで見つけたお店" なんてことはほぼありえない環境にあります。
嘗て、マカロニやジーパンが走り回っていたエリアです。
西新宿五丁目、"方南通り"から"十二社通り"へ、暗渠の流れに沿って弧を描く住宅街の中、奥まった一軒家を利用したこちら。
営業時間にならなければ入口にメニューが出されないので、前を通ってもその存在に気が付く可能性は低い。
"方南通り"側から路地に入るには、"セブンイレブン"向かいにある"松屋"の左角から入る。
"十二社通り"から路地に入るには、"ラーメン 天華"の右角から入り、先の二股を左へ。
途中にある、南インド料理の名店 "コチン ニヴァース"からもすぐの場所です。
到着したのは開店時間の11時30分ちょうど。
今回はジャストタイムで通り沿いにメニューが置かれ、暖簾を掛けてくれるという、理想的なタイミング。
ご年配のご夫婦と一緒に入店。
「いらっしゃいませ〜!お好きな席へどうぞ〜!!」
店内奥、厨房前のカウンターへ進み、いつもの右端へ。
外の緑が見え、外光の差し込む明るい席です。
足元を見ると、縁台にはブタの蚊取り線香。
あぁ、夏が来るんだなあ。
29度ある日差しの下、10分チョイ歩いてきたので汗ばんでいる。
すぐに出してくれた冷たいお茶が嬉しい。
減ったらすぐに気が付いてくれて、お代わりも入れてくれる気遣い。
ちょっとメニューを眺めて目を離したタイミングで、厨房内に立つ大将が声を掛けてくれる。
「お決まりですか?」
「"えい月(えいげつ)"、"刺身"と"焼魚"で。」
「ご飯の量はどうしましょう?」
「普通でお願いします。」
■ えい月 (豆腐湯葉掛け付き)、1,450円
刺身、まぐろ玉ねぎ、牡蠣フライ、焼魚、豚とろろの"5種類"から"二つ"選ぶことができます。
今回は魚を二種選択。
厨房内は大将と女性二名。
フロアは女性一名。
大将も含め、お互いに敬語で丁寧な掛け合い。
効率の良い段取りで調理が進んでいます。
そんなタイミングで後客がぞろぞろ続き、15分後には満席。
二階までお通しして行きます。
お昼時の会社員ランチ利用だと、定時には戻れそうもない様子です。
「土足でいいんですか?」
と玄関で尋ねられていらっしゃる初めての方から、2リットルのペットボトルを持ち込み、氷の入ったグラスだけを提供してもらっているご常連様まで幅広い客層。
接待っぽく、ご予約をされた上で訪問されるサラリーマングループもいらっしゃいます。
オーダーから15分ほどで同時入店の二名様分が提供され、続いて大将の声。
「お次、あがりました。」
今回の"焼魚"のように"焼き"があると多少時間が掛かりますが、順番待ちがなければこのくらいでの提供。
やはり開店時間に訪問するのがよろしいかと。
お盆を持ってきてくれた、曲がることなく真っ直ぐに置いてくれます。
「本日のお刺身は、◯◯・・・です。ごゆっくりお召し上がりください。」
丁寧な説明も添えてくれての提供です。
お料理は割烹ならではのクオリティ。
仕込みに始まり、焼き加減も蒸らしも見事なご飯はもちろん、お豆腐のみのお味噌汁も出汁が素晴らしい。
三つ葉を放ってくれた風味と彩り、提供される温度も素晴らしい。
ここまでランチメニューに手を掛けてくれるお店はなかなかありません。
接待された方々も間違いなく喜んでくれるであろうランチです。
卓上には何も置かれてはいません。
着席時に提供される紙おしぼりのみです。
つまり、お醤油や塩などを自らで加えていただくメニューはないということ。
今回のオーダーには"湯葉"が付いてきておりますので、そのための"岩塩"のみがお盆の上に添えられてきています。
しかし、こちらの"湯葉"は味がしっかりとしているので、そのままいただくのが個人的おすすめ。
"岩塩"は"鯛のお刺身"に使わせていただき、美味しくいただくことができました。
最後は"きな粉餅"で〆め、お茶をいただいて終了。
店内の爽やかな空気でクールダウンもできました。
また来ます。