富士高原で那須高原豚のロースカツ！ : 篭坂ゴルフクラブ レストラン

　例年、毎年30数回はゴルフに行ってましたが、今年は年明けから故障や悪天候続きで、9月下旬にもなろうというのに まだ3回しか回り切れていない状態です。
特に６月からは連日異常な暑さ続きで とてもゴルフに行く気分でもありませんでしたが、この日は いつもの下請けメーカーの担当君と外資の営業君、それに愚妻を伴い久し振りのゴルフです。

　このゴルフ場は大昔しは富士高原ゴルフコースとして須走コースと篭坂コースの36ホールを有する大きなゴルフ場でしたが、30年ほど前に 篭坂コースをメンバーシップの篭坂ゴルフクラブ、須走コースをパブリックな富士高原ゴルフコースとして分割し、２つの別々のゴルフ場になり クラブハウスやレストランも別々に営業していました。
それが数年前にまた合併して富士篭坂３６ゴルフクラブとして生まれ変わりました。
それに伴い旧富士高原ゴルフコースのクラブハウスやレストランは跡形も無く解体され、旧篭坂ゴルフクラブのクラブハウスを改修し、レストランも旧篭坂ゴルフクラブのレストランに集約されました。
　
　このコースは富士山の2合目辺りの山麓に平がる標高800ｍくらいの高原で、真夏でも比較的涼しくゴルフが出来るので以前は夏場限定で年に1，2回は利用してましたが、今回は久し振りの訪問です。
特に富士コースを周るのはホントに久し振りで、プレイするのは5年振りくらいでした。
　コースはフェアウェイは広目でフラットなのですが、結構距離も有り、樹木も大きく、グリーンのアンジュレーションや芝目の強さ等なかなかタフなコースです。
　特にアウトは距離が長く、スタートホールなどは如何足掻いても物理的に2オンは不可能な感じで、ゴルフ自体久し振りの身としては、打ち方も忘れてしまっているんじゃないかとちょっと不安でしたが、実際周ってみると思いの他 普通に周れたので良かったです。

　しかもこの日は雨予報でしたが 何とか天気ももって、最高気温も24℃と連日の猛暑から久し振りに解放されて気持ちも良かったです。
ただハーフを終えた時点で いつ降り出すか分からない状況だったので、雨の降っていない内に周ってしまおうと休憩なしでスルーで一気に周らせてもらいましたが、最後まで崩れることなく、身体のどこも痛いところも無く、久し振りにちゃんと最後まで周ることが出来て良かったです。

　さて、1ラウンドを無事終えて上がってくると13時30分くらいで、流石に腹も減りましたねぇ。
手を洗って急いでクラブハウス2階のレストランへ向かいます。
流石の雨予報の所為か 先客は2組だけで空いていました。
入口近くのテーブルに案内され、早速メニューを物色するところですが、もう空腹の極致だったのでグランドメニューとは別にお勧めらしき1枚ペラの写真入りメニューの那須高原豚のロースカツ定食(1,850円くらい)とゆうのがあったので速攻それにし、あと今日は帰りは外資の営業君がしてくれると言うので麦焼酎をロックで頼みました。

　ロースカツはまあまあの大きさと厚さも有り、肉質は柔らかく脂の甘みもあって、コロモもカリッと揚がっていて、肉の縮みも無く、揚げ方も上手で これはなかなか美味い豚カツですね。
那須高原豚とかゆうブランド豚の様でしたが、この豚肉は三元豚を麦や芋類を充分に与えることで、白色の良質な脂身の甘さと、きめ細かいもち豚の肉質の旨味が特徴の様で、なかなか良質な豚肉ですね。
　付け合わせはキャベツの千切りでは無く、レタス中心のサラダとドレッシングが付いています。
このサラダとドレッシングは美味いのですが、やっぱり豚カツには千切りキャベツが欲しいですねぇ。
胡瓜とクラゲの酢の物の小鉢は、如何とゆうことも無いモノですが、酢が優しくて良いですね。
それにご飯と味噌汁、漬物は胡瓜と沢庵の古漬けでこれがなかなか美味い漬物でした。

　愚妻はチキン南蛮、下請けメーカーの担当君が牛肉コロッケ定食、外資の営業君は中華つけ麺を頼んでいましたが、どれも美味そうで ちょっと以前より料理は良くなったような気がしました。
強いて言えば折角の富士山界隈なんですから、もう少しご当地色を出せるメニュー構成を考えてもらえると有難いですけどねぇ。
　レストラン内が暗い雰囲気に感じたのは、雨予報でキャンセルが多かったのか空いていた所為なのかもしれませんね。
今日は雨に打たれることも無く、曇り空で雄大な富士山の姿こそ見ることは出来ませんでしたが、気温は最高でも24℃とちょっと下界では考えられない様な涼しいゴルフが出来たので良かったです。
久し振りの割にはスコアもまあまあ良かったし、今日は気分良く反省会が出来そうです！

　台風20号の接近するさなかのゴルフでしたが、朝ゴルフ場に着いた頃はまだ薄日が差す良い天気でした。
予報でも午後からは台風の影響で雨とのことでしたが、それ以前に目の前に大きく聳える富士山の頭に綺麗な傘雲をさしているのを見て、これは早めに切り上げた方が良いと思いキャディーマスターにスルーで廻らせてくれる旨お願いし、了解を取り付けました。
8時前の早い時間のスタートですから、スルーで廻れば雨が降り出す前には終われるかも知れませんねぇ。
そうと決まれば今日は雨との競争です、結して負けられない闘いがここにはあるのです！
幸いにも雨予報でこの日はゴルフ場も空いていたので、何かに急き立てられるかのようなゴルフになりました。
じっくりコース戦略に思いを巡らせているような余裕も無く、打ったら直ぐカートに乗り込み、ややもすると小走りになりながらの落ち着きの無いプレイで、これじゃあスコアが良くなる筈もありませんねぇ。
最後の２ホールくらいでちょっと雨が降り出しましたが、12時半くらいにはホールアウト出来てまあ何とか逃げ切りに成功でした。
　このゴルフ場は25年ほど前までは違う名前のゴルフ場で、その頃は良く訪れていましたが、籠坂ＣＣになってからは一度も来たことが無かったので凄い久し振りでした。
以前はもっとコースが短かった印象でしたが、何だか今日は凄く長く感じたのはコースを改修したせいか、それとも昔ほど飛ばなくなったせいなのか・・・・、まあ改修のせいだと思うことにしましょう。

　さて空腹も極限状態ですので、仕事の電話を何本かこなし、さっと着替えて急いでレストランに向かいます。
結構広々としたレストランですが、流石にまだ誰も居ませんねぇ。
窓際のテーブル席に陣どり、メニューを物色します。
写真入のメニューは見易いですが、ポークソテー、カツ丼、カツカレー、ビーフカレー、チキン南蛮定食、天せいろ蕎麦、鴨せいろ蕎麦、冷やしきつねうどん、パスタ等くらいしか無く料理の種類は少ないです。

　私は鮭の西京焼き定食1,300円をお願いし、愚妻が鴨せいろ蕎麦と熱燗、それにツマミに豆鰺の唐揚げを注文しました。
　鮭の西京焼き定食は10分ほどで提供されましたが、鮭は銀鮭で油も適度にのっていますが、価格を考慮するともう一廻り大きいと嬉しいですね。
ちょっと甘みは強めで美味いのですが、味にもう少し深みが欲しいですね。
西京焼きは焦げやすいので皮目は結構焦げてましたが、その割りにシットリしていて、もっとパリッと焼いてくれれば皮まで確り食べたいところです。
これにミニサラダ、胡麻豆腐、漬物、ご飯、味噌汁が付いています。
　鴨せいろ蕎麦は、蕎麦の太さが不揃いで如何にも手打ち風に見せていますがちょっと態とらしいですね。
色は濃くも薄くも無い灰色で、少しもらって食べましたが蕎麦の味はあまりしません。
鴨出汁は、鴨の脂が微粒子のように表面を覆っていますが、醤油の味は薄めの優しい味で、つけ汁としてはちょっと弱い感じがします。
多分、冷凍の蕎麦で蕎麦湯も付けられないので、直接飲めるくらいの味付けにしているのかも知れませんね。
　これに小かやくご飯が付いていましたが、これは美味かったです。
　愚妻が日本酒のツマミに頼んだ豆鰺の唐揚げは、ホントに小さい鰺でこれでは揚げた香ばしさばかりで鰺自体の味は殆ど感じられません。
それに油が少し草臥れていたのか、少し酸化臭を感じました。

　ここのレストランは何となく雰囲気が暗く、料理にも豪華さとゆうか華やかな感じが無く、ちょっと寂しい感じです。
メニューの種類も少ないし、地本食材を前面に出すようなことも無く、些か旧態依然とした感じですね。
コースを改修するのも良いですが、このレストランの料理も少し改修を考えた方が良いと思います。
　飯を食っていると、外は当に台風のような豪雨で風も出て来て嵐の様相を呈しています。
プレー中の人も次々止めてあがってきているようでしたので、ホントにスルーで廻って良かったです。
ギリギリ逃げ切りでしたね！