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濃淡。
柳都の夕方。
ひとりでいっぱいやりましょうか、というサーカムスタンシーズにあるが、ご馳走を食べようとねじり鉢巻きで挑む気分ではない。
といって、大量仕入れとオペレイションの巧みさで「なんでもあって安いですよ」な大箱店でやっつけようという感じでもない。
お蕎麦屋でいっぱい、は、東京以外でやる習慣を持っていない。
こういうとき、程よく小体でカチッとしていて、客あしらいに過剰もなければ乱暴なところもなく、酒の品ぞろえや御菜にも工夫がみられる一方、凝りすぎてもいない、といった姿勢のこちらに足が向く。
県内外の酒、焼酎が程よく用意され、ワインやウヰスキーなど、洋酒好きに対する配慮も欠いておらず、こちらに入って「飲むものがなくて困る」という向きは、まずないと思う。
ビアから始める。
高温多湿の本邦では、オールモルトのピルスナや、ホップで個性を出すIPAなどより、米を用い、あまつさえ熱処理を加え、良くも悪くも「ほにょん」とくる、日本製ラガァが合うんじゃないのかな、というのが、わたくし近ごろの独断。
サッポロのそれを中壜でとり、グラスに注ぎ、疲弊した咽喉の粘膜を慰労する
……と、またたくまに壜の中身は「蒸発」してしまう。
地元の酒「鶴の友」別撰を一杯目は冷蔵庫で冷やしたもの、二杯目はヌル・カンに変えて二杯。
一品400円、四品まとめてとると1,500円にバーゲンされる小皿料理を前に、自分の気分としてはチビチビと、はたから見るとガブガブとやっていると、自然、目が細くなる。
こちらの店主は、洋食と和食、両方の経験ありとの事で、どの皿も安心してつまんでいられる。
尤も、わたくしより若い世代を中心に集客する志向があるのか、どれも旨いが、中高年にはほんのちょい、味付けが「強い」んだよな、と感じる側面はある。
が、これは酒類の注文向上に貢け #よけいなことをかいてはいけません
その後二品ほどとって勘定。程の良い出来上がり。
観光や食味体験武者修行? でエチゴにお見えになる向きにはともかく、界隈で常飲常食する「呑み助諸君」には、大いに推奨しない、事もない。
尚、具体的な御菜の詳細は、別掲のシャシンないし、シャシンのコメント欄に当たっていただきたい。
通いたくなるのには訳がある。
再訪多数。
やはりひとりで通っているが「最初の印象」は変わらない。これが「佳い店」という事なのであろう。
ただ、「オレにいい店」は「ほかのひとにもいい店」なので予約が必須。
定宿にも近くて便利なのだけれど、当日ふらりと暖簾をくぐり、というわけにはチョトいかない。商売繁盛なによりだけど、マイッタマイッタとアタマを掻かない、事もない。
尚、具体的な御菜の詳細は、別掲のシャシンないし、シャシンのコメント欄に当たっていただきたい。
自然体に舌を巻く
【20210714日初稿。20220303日一部加筆修正】
わたくしにとり晩酌というのは、「なくてはならぬ」とまでは申さぬものの、一日の活動における「愉しみ」という面で、かなり上等かつ大切な行為である、と独断している。
又、この場合の晩酌とは、ひとと飲み交わす、社交の精神を尊ぶ、というより多くの場合「独酌」をもってなお佳しとも決めつけている。
このような前提に立つと、世の中の評判がよかろうが悪かろうが、割烹、御菜の出来が秀逸であろうがそこそこであろうが、店の普請や造作が高級であろうが簡素であろうが、わたくし本人にとり、その日その時の気分に合致し、いやなモノを見たり聞いたりする事がなく、ひとり莞爾として杯を傾けるのに対し、適度に放っておいてくれる一方、何かを所望したいときには渋滞なく対応がなされる、といった接遇が担保されており、ついでに申せば当日の懐具合に合致する程度の勘定で上がるとなれば文句なし、というのが店選定の条件となるのは、道理であり、社会通念であり、ワールド・ヴァリュー(世界基準©️副島隆彦)である事、いうを待たぬ。
と、いうわけで、エチゴ市内定宿滞在中、ご馳走を食べたいな、という奢侈放蕩の気分ではなく、カッチョつけるのでもなく、とは言え懶惰にすぎず、気の利いたツマミで気楽にカルイチ(軽くいっぱい)やりたいな、というサァカムスタンシィズにおいて、企業臭がせずシノギのメカニックがあからさまでない、こざっぱりとした小体な個人営業の店はないかしら、と思っているうち、どこぞでこちらのことを聞きつけ、暖簾をくぐる。
比較的新しい店。
全体にさらっとしているが殺伐ともしておらず、酒を飲むのに「よさそうな」雰囲気。
カウンタ右奥に案内され、飲み物の品書きを見る。
イマドキの店だけあって、ワインもショーチューの割りものもウヰスキー・ハイボールもなんでもござれであるが、根っこのところでは酒(ここでは清酒のこと)が得意らしく、県内外の銘柄が揃い、その上どれも一杯550円単一価格(ただし、グラスの大きさは45㍉、60㍉、90㍉、120㍉、150㍉・㍑と、「上代見合い」で異なる)というのが分かり易くてよろしい。
言うまでもなく費用対ナミナミを標榜するわたくしである。
150㍉・㍑のグラスの中から、地元内野の樋木酒造謹製「鶴の友(純米)」の名前を見出し、これをヌル・カンで所望する。
さて、肴は......と改めて目を走らせると、いわゆる「創作系」の割烹を得手とするらしい一方、佐渡沖で獲れたさかなも得意らしく、イロイロと書いてある。
聞けばひとり前少量で盛り付けてくれるというので、まずはこれでいっぱい。
端麗辛口と分類されがちなエチゴ酒のなかで、チョッと根性あるよな、という後味をもつ「鶴の友」は燗上がりに優れ、ここに新鮮な刺身を口に含むと、寝かせ方がよいのであろう、タマゲたことにおしたじ要らず、わさびだけで身肉の旨さが堪能でき、調子が上がる。
む、この目利きナカナカ! と「わかったようなこと」を口の中で呟き、「では御菜のほうは? 」と、「創作系」のなかから、憎々しいならぬ「肉肉しいシウマイ」というのをとる。
その場で蒸し上げられるそれも、あらかじめ調味はしてあるが「余計なモノ」を含有していないらしく、舌にやさしく無論、酒にも合う。
善き哉。
もうすこし飲みたくなり、酒をアナザワン #ANTHON! 所望し、更に「ギューもつのスパイス煮込み」という飛び道具のようなモノも、「試しに」とってみる。
出来上がってきたのはシャシンの通り。
煮えばなのブクブク・じゅくじゅくいっているのに手を出し、味わってみると、和風でも洋食でもチューカでも、牛肉を煮込んだときに浮かび上がってくる共通な香りと旨みに、なにやら抹香くさい香気が添加されており、どこか東南亜細亜を思わせるニュアンスもあり、不思議だが酒にも合う。
えっと......
この味......
どこかで......
あ゛! インドネシア・マレーシアの郷土料理ルンダン・サピからココナッツ・ミルクをヌイたような感じなんだな! と思い至り、同時にこれをイカモノではなくチャンとした「酒の肴」に昇華させている「腕前」に瞠目する。
「創作系」とは往々にして、材料や腕前のアレな部分をナニするためであったり、コックさんが才気走り過ぎて「やりすぎて」しまっていたりで、普段は「敬してこれを近づけぬ」性質(たち)であるが、こちらは、飲んでいて食べていてイライラさせられるところがない。
店のあれこれにもしゃっちょこばったところ、これみよがしなところがなく、なにより「酒を飲むのにイイ感じのものを出しましょう」という姿勢の割烹、出来上がりであるのが、有難い。
うむ、こちらのご店主、(わたくしのような中高年から見ると)まだまだお若いようにお見受けするが、こうやって肩の力を抜いて、それでいてウマいものを食わせるんだから、チョッとタダモノではないのかも、と、勝手に推察しつつ勘定を申し付けると、堅くまとまった仕上がりで、あ、こりゃオトウサン、通っちゃうゼ! といい気にならない、事もない。
【その日の晩】
留守宅の「家のもの」に
「ああ今日、いい店見つけちゃってさぁ」
と得意げに電話したところ
「ナニイッテンノ、そこ、こないだアタシが友達と行ってみて、よかったわよと教えた店じゃない。ホントいつも酔っ払ってて、ヒトの話、聞いてないンだから! 」
とやっつけられる。
冒頭の講釈とは外れるものの佳い店は、誰にとっても佳い店、なのかもしれない。はは。
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ムササビヒンソー
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店名 |
酒と飯 古今
|
---|---|
ジャンル | 居酒屋 |
予約・ お問い合わせ |
025-211-8556 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
イタリア軒様より徒歩1分 白山駅から1,851m |
営業時間 |
|
予算 |
¥5,000~¥5,999 |
予算(口コミ集計) |
¥4,000~¥4,999
|
支払い方法 |
カード可 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
サービス料・ チャージ |
¥600 |
席数 |
15席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可
2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり、電源あり、無料Wi-Fiあり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、日本酒にこだわる |
---|
利用シーン |
|
---|---|
公式アカウント | |
オープン日 |
2019年10月19日 |
初投稿者 |
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年に一二度、エチゴ市内に数日宿をとり、電卓とパソ・コン片手に籠りきりで作業をする機会があるたび、必ず足を向けている。
じしんが書いた過去の「感想文」を眺めなおしてみると、いつも「おんなじような事」を感じ、おんなじような酒」を飲み、「おんなじような時間」を過ごしている様子。
だが、こと御菜についていうと、季節季節のものが取り入れられ変化があり、加えて、和洋中さまざまな経験を持つご亭主の創意工夫がそこここに、しっかりと本格を外さず、とはいえコレミヨガシではなく施され、しかも皿はちゃんと「酒を飲むため」の味わいと一人分の量に調整されているさまに舌を巻く。
今回は注文前に出てくる「お通し」の「ほたるいかのヌタ」という一品に
む、この手があったか?!
と、タマゲると同時に目じりが下がる。
ご馳走に溺れる、豪奢を極める、といった酒食ではなく、界隈で、自らを慰安する、心地よい時を過ごす、という飲み食いにおいて、恰好な場所の一つと言ってしまうと大げさすぎようか、いや、ない、と 古文の定法 #二重否定は強い肯定 で勝手推奨しない、事もない。
尚、具体的な御菜の詳細は、別掲の写真ないし写真のコメント欄に当たって頂きたい。
ちなみに「目立たないが人気店」なので予約必須。