値段相応かな : 魚菜家 小針店

何をどのくらい求めるかで感じ方は変わると思います。

それはどのくらいのレベルにいくら払えるかと言う事ですね。

こちらのお店は、あくまでも私が思う事ですが「新潟平均値よりもちょい上のレベルをいつでも食べられる為に、いくら払えるか？」と言う事を考えさせられたお店かなと思います。

もちろん、はるかに安い値段で同じかそれ以上の食事をいただけるお店もあると思います。

逆に、同額を払ってもこちらのお店より美味しく感じられないお店だってあると思います。

その辺のバランスで需要と供給が決まり、営業が継続できるかが決まる・・・基本的にそれが飲食店のベースだと思います。

そこに、付加価値として、「名物料理」「名物料理人」「気持ちの良いサービス」「内装」とかがあり、手ごろな価格帯からなかなか上の価格帯まで用意されていて、そのどれもが美味しい・・・

そんな感じでお店の印象が決まり、リピートするかしないかが決まるんだと思います。

そんなこちらのお店でいう事でもない、当たり前のことを改めて考えさせられた・・・そんな印象であります。


とある日に、お店に向かってみました。失礼ながら、やや年季も経った気もする外観かなと思っていました。魚好きだし、一度は利用しようと少しづつお店の事を気にするようになっての本日です。

初めて入口まで近づきます。平日の１２時ぐらいだったかな？結構車が停まっています。台数数えませんでしたが１０台以上は軽く停められたと思います。

入口の案内を見る・・・メニューもありましたが、サックスやピアノライブをやっているようです。へぇー。

そう言うカテゴリーのお店なんですね。定期的に続けてこそ、そう言うのが好きな人は必ずリピートする・・・と、思います。

やや手作り感がありすぎるイメージもありますが、大手の手法では無い個性と受け止めます。入ります。

カウンター８席くらいと個室と小上がりに幾つかテーブルが配置されています。カウンターに座ったので、そこからは全体が確認できませんでした。まっ、席も結構あると思います。

メニューを見ます。その日の案内用のメニューは直ぐ下げられました。カウンターに置いてある、グランドメニューを眺める。

・・・だいたい千円台の定食類が主で刺身・天婦羅・カツ煮・さけわっぱ・かにわっぱ・カキフライ・村上牛ステーキとかの定食類。寿司スペシャルや二種小丼セットや北海丼・海鮮丼・天丼などがあります。

うどんやそばもあります。日替りや本日の焼魚や煮魚定食などもあります。

魚菜家定食はＡは刺身と天ぷら。Ｂは刺身と煮魚または焼魚。Ｃは天ぷらと焼魚または煮魚といったチョイスが出来、直ぐ下げられた本日の魚たちから魚種を選びます。選んだ魚によってプラス料金となります。

魚菜家御膳は２２００円からで、刺身・天ぷら・焼魚または煮魚と言った欲張り御膳でやはりこちらも魚によって値段がアップします。

平日は食後にドリンク付き。珈琲とかウーロン茶とかジュースとかでした。土日祝日はセルフでサービスらしいです。

平日のご飯は一杯無料。土日祝日や平日３膳目からは２００円で提供。大盛は２００円増し。

刺身と煮魚を選択。カウンターに目を落とします。

灰皿がある・・・禁煙希望です。場所によってゆず七味になるみたい。後はポットと醤油と呼びボタン。

煮魚や焼魚は１５分ほどかかるらしいです。

店内入口で果物を売ってました。ナンだろう・・・

比較的、お歳を召された方達が多い印象でした。

料理が到着。

刺身・煮魚・小鉢・水菓子・味噌汁・ご飯・漬物・茶碗蒸しだったかな。


で、いただいた感想が冒頭になる・・・そう言う事です。

今回の内容で２２５０円だったかな？

煮魚のプラス料金もあっての値段です。刺身の香味はまずまず。煮魚はキンキだったかな？身の張りはまずまず。味付けはオーソドックスな甘めの醤油味。結構他の具材も入っています。玉こんにゃく・麩・根菜などなど。

ご飯も気になるところは無いし、味噌汁も銀葉草みたいなものが入っていたり工夫を感じます。香の物も塩分をしっかり落としてあり、こっから卓上の醤油とか七味で味をつけても良いなと思いました。

なのですが、もっと上があるのは知っているし、下で安さ追求型も知っています。後美味しく食べる事が出来る回数は少ないと思っているので、なるべくおいしいものを食べたいので安さは求めません。

となれば、出せる範囲でなるべくおいしいものを食べたい・・・と、考えればこちらのお店は価格相応と感じるかな・・・でも、出来ればもう少し価格が抑えられたらいいなと思う・・・

そういう風に感じたお店です。

追伸・・・ここで食べる直近で抜群の魚を使ったお店で食べちゃったからかな・・・