スゲーッ爽やかな気分だぜ : 麺屋 二八

さて、今回この空条Q太郎がじきじきにレビューするのはN県I市(長野県伊那市の事だぜ)にあるラーメン屋《麺屋 二八》だぜ。

この日は女房が桃を食べたいと言い出したんで急遽山梨に行ったんだが、Q太郎山梨ツアー御一行が次に向かうのは長野県だぜ。なに、もはや山梨ツアーじゃねえって？

やかましいッ！うっおとしいぜッ！！おまえらッ！

女房が今度は山梨の隣りの長野にある「阿寺渓谷」(ここも綺麗な所だったぜ、行ってみな)に行きたい！と言うので、もう夕方に差し掛かってきてることもあり阿寺渓谷は明日にして、今日は隣りの長野まで移動だけしておいて宿を取ろうと思いやって来たというわけだぜ。

昼間に桃を使った甘い料理を食べたんで、今度は塩っぱい料理が食べたくなるのは至極当然。おまけに昼飯を食べたのが午後の３時頃だったんで、あんましハラ スいてねーからよー、こうなると晩めしは、あっさりサッパリとしたラーメン一択となるわけだな。

もっとも、俺らは埼玉県民だからな、宿を求めてフラッとやってきたここN県I市(長野県伊那市)の土地勘など当然なことにじぇんじぇんありませぬのでごじゃりますですよ。だから近場で何かいい店は、と検索してみたらここ《麺屋 二八》が見つかった、というわけだぜ。

おっと、前置きがジョジョリオン(第8部)のようにダラダラと長くなってしまってすまねえな。そろそろ店のレビューを叩き込むとするぜ。

店に着くと街灯が少ないせいか辺りは真っ暗だった。店の看板が見えたんで駐車場に入ったが、10台くらいは停められるだろうか。いっぱいじゃなくて助かったぜ。

店に入るとおかみさんとおぼしき店員さんにテーブルを片付けるあいだ名前を書いて待つように言われたので、椅子に座って待ちながらメニューを眺めていた。

町中華とは違う、正統派のラーメン屋さんといった雰囲気で「一杯懸命」がキャッチコピーのようだ。気に入ったぜ。味もしょうゆ、しお、みそとバリエーションも豊富のようで、さらに各味のラーメンのスープを煮干しベースに出来るようだった。

実は、地元に煮干しベースで有名なラーメン屋があるんだが、ここがどうにもイマイチな店でな。店は汚いし、注文は間違えるし、味は別に美味くねーと三拍子揃ったろくでもねえ店だった。

そのせいで俺の中では煮干しって　ちょっとニガテなもんで頼むのも恐ろしいもんで……
その　怖さ　克服しようかなァ〜と思って、思い切って今回は煮干しベースの塩ラーメンを食べてみる事にしたぜ。女房は煮干しベース怖いとの事で普通の塩ラーメンにしたので食べ比べてみることになった。

待つ事数分、両方の塩ラーメンが運ばれてきたぜ。俺の方はチャーシューをトッピングして麺も大盛りにしたんでボリュームもパワーアップッ！

具材は海苔、チャーシュー、ネギ、メンマ、渦巻きナルトとまさに王道のザ・ラーメンだってばよ。

さらに柚子が入っていて香りがまた素晴らしい！立ち昇る湯気に柚子の香りが乗ってきて、鼻から吸った時にスゲーッ爽やかな気分だぜ　新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のよーによォ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ

それと忘れちゃならねえ水菜だな。何を隠そう俺は水菜ってやつが大好きなんだ。サラダなんかで食べるのももちろん良いんだが、特に好きなのはラーメンの具材として載っている時だな。緑色で彩りが良くなるし、シャキシャキとした食感も良い。ラーメンのスープ、特に塩系との相性が水菜と柚子は最高なんだぜ。

黄金色に透き通ったスープも美しいぜ。さっそくひと口飲んでみると、心配だった煮干しベースも、むしろ普通の方のスープよりも断然美味かった！これは、完飲しちまうヤツだぜッ！！

それからラーメンがしっかりアツアツだったのもグッド！具材を載せるのにこだわるあまり、その具材のせいでラーメンが冷めちまう、なんてマヌケなラーメン屋も世の中にはごまんとあるが、ここのラーメンはアツアツで火傷必須だぜ。

スープを具材や麺と絡めて食べてみるとやはり絶品だった。さっきまであんましハラ スいてねーなんて思ってたのが嘘のように、一度動き出した箸はもう止まらねえぜッ！

食ったッ！塩ラーメン完！

見た目、香り、味、全て素晴らしい至高の一杯。まさに「一杯懸命」の黄金の精神を味わわせてもらったぜ。グレートでスよ　こいつはぁ〜〜〜っ

やれやれ、埼玉からでは気軽にちょいと食べに行く、というのが出来ねーのが残念だが、またいつか行って食べたい、そんな最高の塩ラーメンだった。
あんたのもてなしに礼をいうぜ……グラッツェ！《麺屋 二八》！