夏の黒姫高原のとうもろこしを使ったパスタ・スープは別格 : ニコリ

久しぶりですが、初めての夏のnicoliです。
何といってもこの時季は、トウモロコシ。
これを使った料理を目当てに、晩夏の黒姫高原を訪れました。

メニューをいただき拝見すると、1,500円前後でパスタかピッツアのいずれかに、サラダビュッフェとスープがいただけるのは、今までどおり。
”信濃町産朝採りとうもろこしのペペロンチーノ”と、”天使の海老とカリフラワーのヴェルモットクリーム”のパスタ２種に、ピッツアから”ロマーナ”をお願いしました。

まず、スープとサラダをセルフで。
スープは黄色鮮やかなコーンスープです。
サラダは、トマト、レタス、玉ねぎ、水菜、キュウリのほか、普段食べられないビーツとコリンキーがあります。
ボウルにしっかり盛り、イタリアンドレッシングを選びました。

カップに注いだコーンスープ。
青さを感じるとうもろこしらしい豊かな香りに、どころなく繊維質を感じながらもなめらかで甘みがたっぷりなスープです。
黒姫高原で朝採れたとうもろこしから作られたこの新鮮なスープだけでも、時間をかけてこのお店を訪れる価値があります。

サラダの美味しさは、もう何度も経験していて、言うまでもありません。
一つひとつの野菜を実感できる味の深みと濃さと、パリパリ、プリプリした新鮮な食感。
黒姫高原の大地で採れた野菜を好きなだけ食べられるのも幸せです。
１回目はイタリアンドレッシングでしたが、２回目は黒ゴマのドレッシングを選んでみると、ピリッと辛味があり夏によく合う味です。

そうしていたら、まず、ロマーナ、その直後にとうもろこしのペペロンチーノが届きました。
ロマーナは以前にもいただいたことがありますので後回しにして、まずペペロンチーノ。

お皿の上に見えるのは、ほとんどとうもろこしで、黄色。
食べてみると、甘みが濃くプチプチの食感のとうもろこしと、唐辛子の鋭い辛味、プリプリ・もちもちのパスタの組み合わせです。
食べてみると辛味のあと、口の中で存在感のあるパスタを、さらに数で押すとうもろこしの甘みが余韻を残します。
この美味しさは、とうもろこしとパスタのどちらも秀逸なこのお店でしか味わえないでしょうね。

次の海老とカリフラワーのヴェルモットクリームのパスタは、白が基調。
大きな海老とスライスしたカリフラワーがパスタの上にのり、たっぷりのソースにパスタが浮かんでいます。
このパスタの特長は、甘くクリーミーなソース。
海老の風味を引き立てた甘いソースが美味しくて、このソースのパスタがメニューにあると大概選んでしまいます。
塩味、辛味、トマトの旨みなどで味付けしたソースを本来好むのですが、このお店は甘いソースが美味しくて、こういうお店をほかに知りません。

スープとサラダとパスタでほぼお腹いっぱいになってしまい、ロマーナはテイクアウトをお願いしました。

最後はドルチェ。
ティラミス、マンゴーのセミフレット、ルビーチョコのジェラートをお願いしました。
ティラミスは王道の美味しさですし、セミフレットはアイスクリームとビスケットのような食感と温度の対比が面白くて飽きません。
ルビーチョコのジェラートは初めて食べましたが、サッパリとしていながら酸味も感じるチョコレートの味わいで、飽きるまで食べ続けてみたくなります。

夏の黒姫高原の朝採れのとうもろこしがとても美味しい。
それを惜しみなく使ったnicoliのパスタとスープ。
私の夏の定番にしたいです。

夏の間、暫し休業され、秋に再開の知らせがあり、うれしさを抱きながら出掛けました。

ピッツアは、アンチョビ風味を食べたいのと、トウモロコシの甘さを味わいたくて、ロマーナとコーンラッシュのハーフ＆ハーフを。
パスタは、海老と信州きのこたっぷりベルモットクリームと、なすとカイザーベーコンのガーリックトマトソース。
前回気に入ったベルモットクリームのパスタと、馴染みの深いトマトソースのパスタを選びました。

この３つが届けられる前に、スープとサラダをセルフで。
スープは、フルーツコーンの甘味たっぷり。
サラダは、パリパリの食感と、それぞれの野菜の本来の味とその濃さを味わえます。
すりおろし玉ねぎのドレッシングやベーコンビッツ、フライドオニオンのトッピングがさらに食欲をそそります。

ピッツアは、フカフカの生地。
アンチョビは久しぶり、コーンはその甘さの出し方がうまいなぁと思います。

トマトソースのパスタは、ニンニクの風味がふんだんのソースに、なすの揚がり具合がうまいです。
ベルモットクリームの方は、甘味が秀逸。
どう料理すると、こういう嫌味のない甘さが出せるのでしょうね。

最後にティラミスをいただきました。
何度もいただいていますが、この選択にためらいはありません。

今度も、野菜本来の美味しさを感じ思う存分いただき、さらに甘みの使い方が巧妙なパスタを堪能しました。
来月からは、この美味しいパスタを長野駅前でいただけるようです。

雪が融け暖かくなってくると、nicoliへ行きたくなります。
土から採れたものであることを改めて認識できる野菜らしい味と香りがする生野菜。
モチモチのパスタに生地がふんわりとしてやわらかいピッツア、さらには甘く濃厚なドルチェ、これらをいただきながら、黒姫山のふもとでゆっくりと時間を過ごすことがお気に入りになっているからです。

晴れた日、遅いランチに出かけてみると、残念ながら黒姫山はガスっていて、眺めは今一つです。
広々とした駐車場に車を停め、かたわらにある自販機でジュースを買って店内に持ち込みました。
前回訪れた時、この自販機に用意されているジュースが洒落ていて気になっていたからです。

奥の席に案内され、メニューを拝見し、海老とスナップエンドウのアメリケーヌ、魚介たっぷりのアクアパッツアをお願いしました。

まず、サラダバーに。
８種類の野菜をしっかりとボウルに盛って、そこにベーコンビッツとフライドオニオンのトッピング、すりおろし玉ねぎのドレッシングでいただきます。
食感はバリバリ、野から採れた野菜らしい薫りがして、噛んでいくと野菜の甘味や苦味が口の中に広がります。
この味、この薫り、他のお店にはないんですよね。
１杯目を食べ終え、もう少し野菜を食べたくて２杯目を食べてみると、その途中でパスタが届きました。

海老とスナップエンドウのアメリケーヌは、海老の風味がたっぷりで甘目のソースがとにかくおいしいです。
スナップエンドウの青臭さと豆らしい味わい、そこにパリッとした海老の食感がまた楽しいです。

もう一つのアクアパッツアは、文字どおり魚介たっぷりのパスタ。
塩味と魚介の旨みがソースの中にあふれ、新しいnicoliを感じます。

ピッツアやドルチェもいただき、ランチタイムの最後の客になりました。
お店の中も外も開放感がありますし、本当に心地よいお店です。

そのnicoli、今シェフの産休のため、しばしお休みしているみたい。
残念なのですがそのかわり、この秋、長野駅前にnicoliの姉妹店ができるといううれしいお知らせも。
季節がかわるごとに訪れたいお店です。

先々週から営業を再開されたとインスタグラムでわかり、うれしくなりました。
前回訪れてからほぼ１年経っています。
大地の恵みを感じるこのお店のおいしい野菜を早く、とにかく早く食べたいと思っていました。

ランチの予約をしてお店に向かってみると、一面は霧の中。
駐車場に車を停め、ドアを開けてお店に入り、案内にしたがい丁寧に手指消毒薬を使ってから２階の席の上りました。

窓からは本来黒姫山がきれいに見えるのでしょうが、あいにく霧に包まれ、かえって幻想的です。

メニューを拝見し、今回はピッツアをやめて、パスタを2種類お願いすることにしました。
一つはインスタに載っている写真がきれいでおいしそうなグリル海老とブナクイーンのベルモットクリーム 。
もう一つはトリュフに釣られて贅沢トリュフと黒姫高原ミルクのカルボナーラです。

パスタの出来上がりを待つ間に、野菜をいただきました。
このお店の良さは野菜の新鮮さと美味しさがあります。
トマト、レタス、紅大根、パプリカ、人参、キュウリ、水菜、玉ねぎ、それにフライドオニオンをトッピングし、3種類のドレッシングからイタリアンドレッシングを選びました。

味気ないスーパーの野菜と異なり、どの野菜もその野菜らしい味がします。
トマトは酸味が立っていますし、レタスは葉物らしい青い感じの香りがしますし、大根はパリパリです。
ドレッシングの甘味のある穏やかな味が、さらに野菜の味を引き立てていいます。

スープはお味噌汁でした。
中には筍と鯖が入っていて、長野県の北信では有名な食べ方です。
最近食べてなかったので、とても懐かしいです。
パスタにもう少し時間がかかりそうでしたので、サラダをお代わりしました。
2度目はベーコンビッツをトッピング。
おいしくてフォークが止まりません。

そうしているうちに、パスタ2種が届きました。
カルボナーラは、トリュフの香りがとても立っていて、その香りだけで美味しい予感が溢れます。
パスタを食べてみると、プリプリ、もちもちした食感と腰があって、玉子と生クリームのソースがよく絡みます。

このパスタの最初の主役はトリュフの香りでしたが、その後ソースとパスタに主役が変わっていきます。
ベーコンの香ばしさとコクのある味も深いのですが、ほんのり感じる塩味と玉子の黄身のこってりさに地元のミルクを使ったクリームの濃厚さとなめらかさが秀逸です。

もう一つのグリル海老とブナクイーンのベルモットクリーム。
食べてみると、ソースが甘いのです。
海老の香りと甘さ、それにベルモットの甘さも加わっているのでしょうか、カルボナーラのほのかな塩味からの切り替えに、口の中がワクワクしました。
甘目で香りが芳醇、それにこってりとしていてなめらかで、パスタのおいしさを引き立てています。

その後、宝石箱のマチェドニアとティラミスをいただき、退店しました。
マチェドニアは、いろいろなフルーツが入り、その下にヨーグルトが敷かれている美しいデザートです。
いろいろな味を楽しめ、パスタのこってりからサッパリした口当たりに切り替わり、すっきりとお店を後にすることができました。

駐車場には、nicoliらしい自動販売機もあり、買ってみたくなる商品も入っています。
今回美味しくいただいたパスタは、クリームベース。
前回はトマトソース。
今度はオイルベースのパスタをいただきたくなりましたし、生地の美味しいピッツアも。
よいお店です。
夏が来る前に、また訪れたいです。

前回はランチに訪れ、特に野菜がふんだんに使われていて、その野菜らしい力強い味と、一つ一つの料理の新鮮な味に驚きました。
今回は予約して初めて信州にお越しいただいたお客様を、夕食のためにこのお店へご案内し、４人で訪れました。

夕食時は、ランチタイムのサラダとスープのバーはなく、サラダや前菜、揚げ物 、焼き物、デザートのメニューが用意されています。
NICOLIグリーンサラダにNICOLI特製キッシュ、カプレーゼにテンダーロインステーキを、パスタとピッツアの中から、ポルチーニ香る黒豚パンチェッタと春キャベツのクリームソースと、ニコリミックスとスパイシーガーリックのハーフ＆ハーフをお願いしました。
それから、飲み物はカシスオレンジとコークのカクテルに、ローズヒップカシスビネガーとレモネードを。

日没に近い時刻でしたので、窓から見える夕陽と黒姫山と田園風景がきれいです。

まず、飲み物が運ばれ、ローズヒップカシスビネガーを飲んでみました。
名前のとおりローズとカシスの香りと味がするのですが、最初に飲んだ時のファーストインプレッションは、酸っぱい！
でも、この酸っぱさが甘みと香りに調和しておいしいのです。

その後、NICOLIグリーンサラダなのですが、大きなお皿に山盛りに盛られ、これで一人前なのかと心配になるくらいのサイズです。
赤い大根やビーツといった食べ慣れない野菜が入り新鮮で濃い味わいで、野菜をさらりと食べられるドレッシングもあって難なく食べ終えることができました。

次のNICOLI特製キッシュは、芋が濃厚で主張していて、皆さんおいしいと絶賛の一品。
ジェノベーゼソースでいただくトマトとモッツアレラも、食感と酸味からトマトの新鮮さが伝わってきます。

クリームソースのパスタは、名前のとおりポルチーニの香りがふんだんで、ピッツアはふんわりした生地にトマトソースのおいしさ。

テンダーロインステーキは、一口サイズにカットされて皆でいただきやすく
、野菜もたっぷりです。
食べてみると、肉が柔らかく火が入り、ハーブなどによる薄味の味付けで、肉の旨味をうまく引き出していて、お腹も満足です。

最後にドルチェを4種類お願いしました。
その中で、濃厚カタラーナはカスタードの濃厚さと甘さ、それにカラメルのほろ苦さが、パンナコッタや抹茶、ストロベリーのジェラートに勝り、今日のドルチェの中で皆の共通の一番です。

長野市街地から30分少しかけて出掛けてみましたが、今回も美味しく十分満足な食事になりました。

知人から聞いたnicoli。
黒姫山や飯綱山、妙高山を望む広大な土地に佇むこのお店に、良く晴れた日、ランチにお邪魔しました。
車を走らせていくと周りは農地のみが連続して眼に入ってくる中、やがて風景に調和したお店が視野に入ってきました。

お店のサイズに比べて圧倒的な面積の駐車場に車を停めお店の中に入ると、木の質感があふれていて落ち着く店内ながら、デザインがよいのか高揚感のある設えです。

一番奥のテーブルに案内されメニューの内容をお聞きしました。
ランチは、パスタかピッツアにサラダとスープバーが付く組み合わせです。
パスタはペスカトーレなどのトマトベース３種、ペペロンチーノのオイルベース３種、カルボナーラなどのクリーム３種の中から選びます。
ピッツアもトマトベースなどの８種類の中から。

フジッリで食べる、揚げ茄子のプッタネスカ のパスタと、クリーミークラブ にクワトロフォルマッジのハーフ＆ハーフのピッツアをお願いしました。

水とサラダとスープはセルフサーヴィスで、カウンターに用意されています
まず、その水。
ピンクグレープフルーツやオレンジ、レモンのWAKE UPと、セロリやビーツ、パインのACTIVATIONの２種類が用意されています。
せっかくですから、２種類の水をそれぞれグラスに注ぎました。

サラダは赤玉ねぎ、紅心大根、ビーツといった余り食べ慣れない食材のほか、トマト、キュウリ、レタスなど８種類の野菜の中から自分で盛ります。
そこに、ベーコンビッツやフライドオニオン、クルミのトッピングと、イタリアン、シーザーなどのドレッシングが用意されています。
８種類の野菜を盛り、ベーコンビッツやフライドオニオンをのせ、イタリアンドレッシングを選びました。

スープはミネストローネ。
野菜の甘みを感じます。

サラダは、レタスやキャベツがパリパリの食感で、酸味が華やかなトマトはもちろん、紅心大根やビーツなどがカリカリ、パリパリの瑞々しい味わいです。
それから、イタリアンドレッシングの甘みと酸味とオイルのバランスが秀逸で、レシピを是非お聞きしたいくらい。
野菜の味を引き立てていて、野菜を主役にとてもおいしくいただくことができました。

パスタとピッツアはシェアしていただきました。
パスタは大きなフジッリのトマトソースです。
柔らかいのにほどよい腰もあるフジッリに、酸味と甘みが際立つ華やかな味わいではなく、トマトやオリーブオイル、ニンニクの風味にアンチョビ、ケッパーのアクセントのある濃厚で、このフジッリに負けないどっしりとしたソースです。
茄子は皮が香ばしく、その中はしっとりとしていて、存在感がしっかりあります。

ピッツアは最近よく食べていた額縁のあるものではなく、全体的にふっくらとした生地の上にトッピングがのったタイプです。
一口かじってみると、カニの風味とその甘みがとても強いのにびっくり。
生地はふかふかして柔らかくて食べやすく、その上においしさが詰まったトッピングがのっていて、たまらない味わいです。
クアトロフォルマッジの方も、ゴルゴンゾーラの渋いところが大好物な私にとっては期待どおりで、できれば赤ワインとともにいただきたかった！

最後のドルチェは、驚くポーションのティラミスに瓶詰のパンナコッタです。
どちらも濃厚な味わいで、スパイシーさとチョコレートのニュアンスのあるコーヒーと一緒にいただきました。

どれもおいしかったのですが、特に野菜が多く使われ、どれも新鮮ですし、野菜の野菜らしい味を感じました。
それから、サラダのドレッシング、パスタのソースのバランス、ピッツアのカニの甘み、コーヒーのニュアンスなど、一つ一つの料理に新鮮で驚く味わいがありました。

それから、お店を運営されているご夫婦の感じも柔らかく、お店の設えも、テーブル、椅子に二つと同じものはなかったり、レストルームにも気の利いた気配りが感じられるなど、料理をおいしく食べられ、そして居心地よく過ごせる空間になっています。

実際に訪れてみると長野市からは意外と近く、四季が移り変わるごとに訪れたいお店です。