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春を告げる、ほっきめし(¥1260)。宮城・亘理ならではの逸品です!
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ほっきめしアップ! ほの甘い風味と、シャキシャキ感が最高です!
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お通しは、なたわれ南瓜・白子・たらこの煮物。あっさり上品な味付け
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手前がなたわれ南瓜。奥はバターナッツ、右は南部一郎かぼちゃ
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ひらめの昆布締め。えんがわも付いて、日本酒の美味なる友だ
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シメサバ。いい値段だが、確かに脂が乗って美味しい。贅沢な夜のスタートに
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大将特製のタレで焼いた、たら菊(白子)。ポン酢とは一味違う
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なめたがれいの煮付け。仙台の大晦日に欠かせない一品
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かに甲ら揚(¥900)。中はカニのむき身とすり身が詰まっており、予想以上に食べやすい
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【新潟】八海酒造「八海山・越後で候」しぼりたて原酒
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鴨せり鍋(¥1365)。ごぼうのように見えるのは、せりの根っこ
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せりの根っこに、自然の香りが詰まっている
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仙台の冬を彩る「鴨せり鍋」。せりは根っこの部分まで使う
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脂の乗った鴨と、緑香るせりの共演
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亘理発祥のはらこめし。はらこをさっと出汁にくぐらせ、「瞬間的に味付け」する
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はらこめしとあら汁(セット¥1260)。宮城が誇る秋の味、日本酒が進む
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きんぴらごぼう。焼酎ロックとともに、渋いチョイスでしょう
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冬虫夏草入りの「金霧島」とか、かなりマニアックな霧島シリーズ!
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小上がりの座敷席、4~6人席がふたつ
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竹の皮に書き並べられた、本日のお品書き
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少しの勇気とともに、扉を開ける!
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名物はらこめし。秋にしか味わえない限定品だ
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[宮城県仙台市] [来訪回数:3回]
2013/12/9(月)
歓楽街・国分町に店を構える、魚貝料理店。
はらこめしやほっき飯など、亘理出身の料理人の技を味わえる店だ。
宮城を代表する秋の味覚・はらこめしも、12月に入れば間もなく終了。
仙台に引っ越す 1年も前から目を付けていた「松平」さんに、
今宵ようやくお邪魔することができた。
雑居ビルの2F、
奥から聞こえてくる笑い声に気圧されながらも、えいやっと扉を開けた。
カウンターが 5席程度、小上がりが6席×2卓。
厨房には温和な印象の「親方」、そして料理を運ぶ女将さん。
小上がりでは男性4~5名が宴会中、
カウンターではニット姿のお一人様男性が、親方と料理の話に花を咲かせている。
さて、覚悟を決めて、呑み始めることとしよう(^-^;)
日本酒ありますか、と尋ねると、「売るほどありますよ」と女将さん。
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■栗駒山・純米吟醸
注ぐ際、しっかり一升瓶のラベルを見せて注いで下さる。
「同じ銘柄でも純米とそうでないのは、全然違うからね」
さて、写真撮影の開始となるが、
これは撮影前に、大将か女将にひとこと断った方が良さそうだ。
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■お通し
南瓜と白子、たらこの煮付け。
白い長皿に、品良く盛り付けられている。
南瓜は、目の前に丸のまま飾られている「なたわれ南瓜」。
堅牢で、2階から落としても割れない南瓜だという。
見た目にも上品だが、煮物の味付けも柔らかくて上品。
「朝は出汁を取ることから始めてるんです。
最近、化学調味料に慣れた人に、出汁が生臭いと言われたこともあるけどね」
にこやかだが、基本的に物静かな大将と、よく喋る女将さんの対比が面白い。
(小上がりのお客さんが、たら菊鍋を注文したので)
「鍋奉行がいないみたいだから、今日は私が鍋奉行をやらせていただきます」
と言って、テンポ良く鍋に具材を投入しはじめた。
「野菜が黄色くなっちゃうの、見てられないから」
今日は覚悟を決めて、この空気に身を任せた方が良さそうだ(^-^;)
お酒、もう一杯ください…
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■女将のオススメ日本酒
取り出したる一升瓶は、三重の「田光・たびか」。
愛知出身の私だが、これは初めて見る銘柄だ。
お隣の男性も、同じ「女将オススメ」を注文。
既に相当お飲みのようだが、お話が面白いので、ここはあえて絡まれよう(^-^)
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■ヒラメ昆布締め
今日は、さっぱりとした白身を合わせてみようと注文。
エンガワ付きでコリコリとした歯応え、じんわり来る旨みが、
日本酒の旨み(甘み)とあいまって、喉の奥に落ちてゆく。
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■鴨せり鍋(¥1365)
仙台の冬の味覚。鍋料理だが、一人前から注文できるのは嬉しい。
郷土料理に興味のある私も、最近になるまで知らなかったのだから、
地元以外では「隠れた名物」と言ってよいだろう。
(隣町の名取が、せりの名産地であることは昔からの事実であり、
その新しい食べ方を、生産者の方から積極的に提案し、5~6年前から人気に火がついたという)
鮮紅の鴨肉に、名取産のセリをたっぷり。
一見ゴボウのように見えるのは、なんとセリの根っこ!
沸騰させた出汁で、最初は鴨に火を通し、
ついで名取のセリを投入、少し火を通せばもう食べ頃。
何も付けず、そのまま出汁と一緒に味わう。
セリの青い香りと、シャキシャキした食感、これはたまらない。
自然を、冬の宮城をそのまま食べている感覚だ(^-^)
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■冬限定:はらこめし(¥1260)
亘理(わたり)を代表する、秋の味覚。
基本的には、鮭の煮汁でご飯を炊き、鮭の切身とはらこ(いくら)を添えるもの。
鮭をご飯に混ぜるかどうか、はらこの調理法など、店や家庭ごとに違いがある。
「うちは、鮭はオトコしか使わないから」
メスは卵に栄養を取られるので、オスだけを使うというこだわりだ。
さらに、秋の料理であるから、米は農家直送の「新米」を必ず使う。
この店のはらこは、一般的ないくらのように醤油や出汁に漬け込むのではなく、
熱い出汁にさっと通し、「瞬間的に味付けする」のだとか。
実際その仕事ぶりを、カウンターから眺めることができる。
美しい仕上がりのはらこめし。
味付けは強すぎず、鮭の風味がよく出て、奥深い味わい。
これはやはり、日本酒に合わせて正解だと思う。
隣の男性は、シメにはらこめしを食べたところ、
日本酒が止まらなくなり、さらに2杯目のはらこめしに突入していた(笑)
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この地に店を構えて、40年。
「高い家賃払って国分町にいるんだけど、やっぱり仙台は客層が違うからねえ」
この店と、親方と、苦楽を共にしてきた女将さんはしみじみ語る。
お客さんのほとんどは、昔から通う常連さんだそう。
すっかりこの店の空気感にも馴染み、
帰り際は女将さんに、東北地方でオススメの温泉の話など、いろいろ親切に教えて頂いた。
上記のほか、もう一杯お酒をいただき、
お会計は ¥6820。
確かに、万人に好まれる店ではないかもしれないし、
また万人を等しく受け入れる店でも、ないのかもしれない。
八百万の飲食店がある中、そんな店があってもいい。
さあ、我こそはと思う呑み手たちよ。
扉は開かれている。心して、開けるべし。
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2014/2/20(木)
来訪2回目。
初回と比べれば、幾分緊張感も少なく、じっくり落ち着いて呑める気分。
カウンター右寄りの席は、親方の仕事を目の前で眺められる特等席だ。
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■きんぴらごぼう(¥400)
ちょっと濃い目の甘辛味が、日本酒の伴にいい。
次の料理を待つ間、つなぎにぴったり。
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■かに甲ら揚(¥900)
食べにくいかな?と思ったら、そんなことはなかった。
剥いたカニ肉とすり身を、カニの甲羅に詰めて揚げてくれる。
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■春限定:ほっきめし(¥1260)
はらこめしに代わり、少し早い春の到来を告げる味覚。
目の前で、生貝を醤油出汁(片手鍋)で味付けするところから、見せてくれる。
ごはんの上には、ほっき貝がふんだんに乗せられ、見た目も豪華。
口に入れてみると、貝は柔らかく、独特な食感をそのまま残している。
味付けは、貝の「ほの甘い」風味を損なわず、実に繊細だ。
ごはんは醤油出汁で味付けされているが、こちらも見た目より薄味で、
「居酒屋というより、料亭の味」といったところだろう。
これぞ、亘理(わたり)の技。
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店に並ぶ日本酒は、おかみさんこだわりの仕入れ。
居酒屋は、まず酒あってこそ。そんなことを再認識させてくれる。
最近初めてテレビの取材を受けたそうだが、やはり短期的な効果は絶大。
週末などは満席状態が続いているという。
向かう際は、念のため席の予約をしておいた方が良さそうだ。