日本酒ききくらべと旨い肴に酔う♪＠酒の穴 鳥心 : 酒の穴 鳥心

岩手県・平泉からの帰り道、レンタカーを返却する場所の近くにあった地酒とワインの専門店『錦本店』さんに立ち寄り。

空調をきかせたワインと日本酒のセラールームがあって凄い迫力。

お酒のラインナップも大阪では考えられない品揃え。

おかげで良い日本酒を4本購入しそのままクール便の手続きを行い、お土産の手配を完了。

さて買い物を終えて、お店の方に日本酒を飲めるお店を知らないかって尋ねてみた。

取引先の飲食店の情報を聞くにはこういう場所が確実だろうってことで。

そしたら、ここのお店の経営する酒場があるという話。

しっかり営業してくれるなぁと苦笑しつつも話を聞いていると良さげなお店やったので一軒目はそこに入ることにして、他にも3店舗ほど教えてもらった。

そんなわけでやってきたのは『錦本店』さんのすぐ隣りにあった同経営の飲食店『鳥心酒の穴』という屋号からして素敵なお店（笑）

焼鳥メインの居酒屋さん、日本酒の揃えが豊富とのこと。

店内のBGMはバロック音楽。

お店によると、聴く人をリラックスさせ、胃液の分泌・消化を促進すると言われ、食事には最適の音楽とのこと。

いろいろこだわりがあるようだ。

ここのお店オリジナルの地酒「酉乃刻特別純米酒」というお酒も用意。

以下お店のホームページより抜粋。

「酉」という文字は「酒」の原字で、「成熟した・熟した」という意味を持っています。また、江戸時代、「酉の刻」とは17時～19時頃を指していました。この時間はちょうど酒の飲みたくなる時刻であり、酒の穴鳥心の開店時刻とも重なります。「焼き鳥に合う酒」というコンセプトの下に、「酉乃刻」は誕生しました。心地よい含み香と米の旨み、のど越しもすっきりで切れもいい。焼き鳥専用酒といっても過言ではないほどの辛口の酒に仕上がっています。


こりゃあ楽しみなお店やなぁ。

調味料にもこだわりがあるみたいやけど、その内容を見たらにやってなった。

・三ツ星醤油（和歌山）
・千鳥酢（京都）
・伯方の塩（愛媛）
・やげん堀の七味（東京浅草）

七味以外は関西では馴染みの味。

東北の地でこれらを評価し、料理を提供していることになんだか嬉しくなった。


「カールスバーグとつきだし」


さて、まずは生ビールを。

ここの樽生はカールスバーグやね。

このサイズのグラスがボクにはちょうど良い。

オクラと茗荷の和え物。

茗荷の風味とオクラのねばねば感が美味しい。


「おつまみ二種セット」


こりゃ、完全に日本酒のあてやね。

ほたるいかの丸干しはわたもしっかり入っていて実に香ばしい。


「もつの塩煮込み」


こういうメニューもあるのは嬉しい。

もつといっても入っているのは小腸だけやったけど味付けは実にあっさり。

柚子の風味を効かせたやさしい味付けは素晴らしく旨い。

大根と人参もごろり。


「四銘柄ききくらべ（約1.5合）」　その1


お酒にチェンジ。

四銘柄ききくらべというのがメニューにあって、好きなお酒を4種類チョイスして飲み比べが出来るという。

・陸奥八仙純米吟醸（青森）
・雪の茅舎山廃純米（秋田）
・飛良泉山廃純米（秋田）
・刈穂超辛口山廃純米（秋田）
・酉乃刻特別純米（秋田）　※お店のオリジナル
・やまとしずく純米夏のヤマト（秋田）
・裏雅山流楓華純米吟醸無濾過生詰（山形）
・出羽桜純米吟醸（山形）
・日高見純米（宮城）
・黄金澤山廃純米（宮城）
・萩の鶴極上純米（宮城）
・墨廻江特別純米（宮城）
・乾坤一冬華純米吟醸原酒（宮城）
・門傳純米（宮城）
・栗駒山純米吟醸（宮城）
・澤乃泉特別純米（宮城）
・橘屋特別純米（宮城）
・黄金澤HITOMEBORE純米吟醸（宮城）　※夏酒
・風が吹く純米吟醸（福島）
・鶴齢純米吟醸（新潟）
・鶴齢特別純米爽醇（新潟）　※夏酒
・信濃鶴特別純米（長野）
・黒松仙醸純米無濾過原酒（長野）
・遊穂山おろし純米（石川）
・酒屋八兵衛山廃純米（三重）
・七本鎗純米（滋賀）

いくつか漏れがあるかも知れんけど、大体こんなくらいの品揃え。

十分やね。

飲んだことのない銘柄もあるし、ここから4種選ぶのも一苦労（笑）

・やまとしずく純米夏のヤマト（秋田）
・黄金澤HITOMEBORE純米吟醸（宮城）
・鶴齢純米吟醸（新潟）
・黒松仙醸純米無濾過原酒（長野）

とりあえず以上をチョイス。

どれも初めて飲む酒やけど、それぞれの個性がぶつかり合いこの飲みくらべは相当に楽しいと思えた。


「本日のお刺身」


ここで急に隣席で飲んでいたお兄さんから声が掛かって。

「あのぉ、良かったらこれ食べていただけませんか？わたし、サバもカツオも苦手でして」

じゃあ何でオーダーしたの？ってそりゃ聞きますとも。

おまかせで注文したらどちらも苦手なものやったって。

どうしても食べれないって言うので遠慮なくいただきました（笑）

ありがとね。

シメサバもカツオもともに美味しかったので一安心。


「四銘柄ききくらべ（約1.5合）」　その2


ききくらべ、第二弾。

・鶴齢特別純米爽醇（新潟）　※夏酒
・裏雅山流楓華純米吟醸無濾過生詰（山形）
・飛良泉山廃純米（秋田）
・酉乃刻特別純米（秋田）　※お店のオリジナル

鶴齢が旨かったので夏バージョンも飲んでみることにした。

それとお店オリジナルもチョイス。

焼鳥に合うお酒というコンセプトだそうだ。


「つくね、正肉、肉皮」


その焼き鳥が登場。

基本的にはこういう炭火焼は日本酒と合わせやすいと思う。

それぞれ、なかなかに旨いね。

この肉皮が特に素晴らしい。

美味しい鶏というのは脂に甘味があって見事やね。


「せせりの塩レモン焼き」


思ってたのとまったく違う感じで出てきたのがこれ。

スペインっぽいやん。

ワインが飲みたくなるやん。

そんな風にも思ったけど、これはこれで美味しかったけど。


「ぼんじり」


最後はぼんじり。

脂っこいことを考えてねぎまにしてるのはアリやね。

とまあ、こんな感じで日本酒を楽しみつつ腹を満たしたわけで。

清潔感のあるお店。

酒もあても充実していてなかなか居心地のええお店やね。

気に入りました、ごちそうさま。

二軒目は酒屋さんで教えてもらったところへ行ってきま。


酒の穴鳥心
宮城県仙台市青葉区錦町1-2-18定禅寺HILL1F
TEL022-222-6919
定休日日祝・年末年始
11:30-13:30(平日のみ)
17:30-23:00