プライスレス(定点) : VINOTERIA

いつもの大宮ワインバルにて。
数年ぶりに昔よく呑んでた仲間が地元大宮に帰省するので当店に行きたい！と誘ってくれて。
3人で凸。

何年経っても懐かしい話や現状報告もしながら、ここで書けない話までできちゃう間柄、好き。
そしてそんな仲間と出会えたこのお店も好き。

本日のオーダーです。ビール一杯飲んだ後はワインボトル3本空け。

前菜盛合せ
カポナータ、ヤゲン軟骨のアーリオオーリオ、海老と豆のマリネ、パテドカンパーニュ、ピクルス
相変わらずパテカン旨い。何度も言いますが、お気に入りの街中華の好きな餃子的位置付け並みに好き。簡単には翻らない。

白トリュフオイル香るポテト
ウチの子供達が大好きなおつまみ。
ケンタタイプでは無く、マックタイプの細めカリカリポテトというテクスチャが好き。

キッシュ
さっくり香ばしい生地とフルフルの茶碗蒸し的部分のコントラスト。好き。

茄子と自家製グアンチャーレとストラチャテッラのペンネ
超好き！何がってグアンチャーレを自家製で作るって中々無いのでは？グアンチャーレとは、豚トロを塩とスパイスで漬けて熟成させたもの。
つまり旨み凝縮爆弾で旨くないわけ無く、ストラチャテッラの軽い食感と酸味が受け止める。好き。

豚肉のコトレッタ　万願寺唐辛子と桃のコンフィチュール
これまた好き…衣のチーズとバターという乳製品サンドで揚げられた豚肉は、素材自体の旨みもあるでしょうが、チーズとバターをまとった衣のミルキーなコク、最強感。重めの白でも軽めの赤でもオールマイティ。昔から好物です。

さぁ、これだけ呑んで、前述の通りボトルも3本あけて、1人11,000円。真っ当な費用対効果ではないでしょうか。

何より今日何回好きを連発したでしょうか。
何が好きって、店もですが、歳食っても変わらずいられる仲間にカンパイ。Big Love

いつもの癒着店に。
以前のレポで詳細書いてあるので料理のみ。

訪問してみると、また飲み友が偶然にも…店チョイスの気分がどんだけ被るのよ。

本日は外で軽く飲んで来たのでパスタとメインを。
ワインは4杯。

スパゲティーニシチリア
やはりここのパスタは旨い。モチモチと歯を押し返すかくらい腰のあるスパゲティーニ。
トマト、アンチョビ、ケイパー、オリーブ、パン粉をソースに。乳化ソースをパン粉が吸って麺と良く絡む。塩加減も最適。
惜しむらくはミニトマトなので皮が最後に残る歯触りか。

穴子の炭火焼きバルサミコソース
炭火でパリっと焼き上げた穴子。フワフワと筋肉質のマッチョ具合の中間と言うか、ムッチリとした食感で食べ応え◎だし、ポーションもデカい。
ソースはバルサミコベースでイタパセ散りばめて。
穴子の淡白な脂、炭火の香ばしさ、爽やかな酸味甘味のソースが渾然一体となって夏らしさを感じる逸品。

ワインは泡白白赤の4杯。9,000円強と、予定外にメイン食べてしまったのでちょいと高いですが、相変わらず旨いですわ。

この後マスターと飲み友達と一軒飲みに行こうということで、閉店ガラガラ！

かれこれ10年以上の付き合いでしょうか。それまでビールビールビール焼酎日本酒！だった自分がワインをいただくようになったキッカケのお店です。
ここで出会った一生ものの飲み友達もいますし、会社の後輩とかも大宮で仕事がある時なんか連れて来たりします。
家族とも来てて、子供はここのムール貝やTボーンステーキが好きだなぁ。あと白トリュフの香りのポテト。生意気やん。
使い道広く、便利ですね。

クセ強と言われるマスターとはたまに飯食ったり麻雀する仲で、要は癒着店です笑
店と客のマナーをきちんとしてれば全然怖がる必要は無いと思います。ま、最近の人は酒あんまり飲まない人も多くなって、ワイン酒場と書いてあるのにカフェ使いするとか、我々とは違う感覚の方々も多いようですね。

この店は時期によってメニューも変わりますし、新たな目線で伺えます。店員さんがその日のオススメなどキチンと説明してくれます。

本日はお一人様で。腹減ってたのでだいぶ食いました。
グランドメニューからヤゲン軟骨のアーリオオーリオとパテドカンパーニュ。

ヤゲン軟骨と言いつつ、軟骨周りにしっかりお肉が付いたもの。お肉のミチッとした食感と、軟骨のコリコリが小気味良く、ニンニクとローズマリーの香りが食欲を刺激。スープもジュレになっており、本来淡白な軟骨周りのお肉に纏わりつき旨みをプラス。旨し。

パテドカンパーニュは10年以上食い続けてます。ホームパーティ用に良くお裾分けしてもらって重宝してます。
常にマイナーチェンジを繰り返しています。パテカンは好きで様々なお店で頂きますが、この店のものが一番好き。
食感はパサでもネチャでも無い少しミチリとした歯応えを感じる絶妙なテクスチャ。勿論レバーも使っていますが、臭みは全く無く、多層的な風味を加えています。ディジョンマスタードの爽やかな酸味も味わいを変化させてくれて楽しめます。
何でしょう。論理的な話では無く、好きな街中華の好きなメニューがずっと変わらない感覚。

その日のメニューから、ホタルイカと春菊のキタッラと鰆と山菜ののバターソテー。

この店に来たらパスタは絶対頼むべきです。様々な種類のパスタ(メニューによって生麺も乾麺もアリ)の場合もあり、余裕があればオーダーで即興で作ってもらえるケースも。
本日のキタッラはギターという意味で、ギターの弦を使って生成するパスタとの事。四角い断面で、ムニュグミュな食感で歯応えが良い。ソースはホタルイカと軽いトマトと春菊。具材と小麦が相まって、旨みが力強く口内で広がります。直角的な旨さです。春菊の苦味がアクセント。

鰆は皮目をバリっと焼いて、ポーションも肉厚。ムシャムシャと食べられます。申し訳程度のオシャなポーションではありません。山菜はこごみ、タラの芽。バターの芳醇な香りと山菜の春の香りと苦味が気分を初春に整えてくれます。

これにビール1、ワイン3で系10,000円。一人で食い過ぎなので、二人なら7,000〜8,000くらいでしょうか。決して安価な店ではありませんが、その味わいは結構レベル高いと思います。
大宮では最高レベルの骨太な男らしいイタリアンではないでしょうか。
末永く続けてくれると助かります！

2024.4.20 評点調整