ランチメニューで一番コストパフォーマンスが高いのは、スペシャルセット : マサラキングダム

ＪＲ川崎駅西口と尻手駅の間にあるインド料理店です。

お店がある場所は以前もインドネパールカレー店だったところで、居抜きで開業したお店です。

外観は、いかにも町のインドネパールカレー店という感じです。しかし、掲げてある国旗はインド国旗のみ。店内に入ってもインド国旗のみでネパール国旗がありません。

店内は４人用テーブル４卓、壁に向かって座るように配置された１人用テーブル４卓です。
ちょっと変則的なレイアウトですが、川崎駅周辺で働くビジネスパーソンも来れる立地なので、このようになっているのでしょう。

おしぼりは、ちゃんと、布おしぼりが提供され、親切な印象です。

ランチメニューはカレー１種のセットが７５０円からです。標準的な価格設定ですね。

いただいたのは、
■スペシャルセット（１，２００円）
私はケチなので、原価計算してしまうのですが、結果、ランチメニューで一番お得なのはこのセットではないかという結論に至って注文しました。
カレー２種、サラダ、ナン、ライス、タンドリーチキン、ドリンクの付くセットです。
サラダはいつもと同じ、キャベツの千切りをベースにレタスが混じったもので、ドレッシングはゴマです。
カレーは、マトンカレーとサグチキンにしました。辛さはもちろん、１段階上げて中辛です。
他店に比べるとちょっとお肉が多いのが特徴ですね。親切な印象があります。
どのインドネパールカレー店でも、２種のカレーセットにすると、カレーを入れる器のカトリは小さくなるのが一般的です。
こちらも小さいもので提供されますが、他店に比べるとちょっと大きいですね。やっぱり、親切です。
味わいは普通ではありますが、サグの青菜の味わいがしっかりしていますし、マトンは肉の味わいが感じられて、悪くないでしょう。
これで辛さが弱いと普通のインドネパールカレーですが、中辛にしたのでそこそこ辛く、美味しくいただけます。
ナンは、いつもと変わらず、食事用で美味しいですね。
ライスは初めて食べましたが、単粒米と長粒米のブレンドです。長粒米はバスマティライスを使っているのが、香りがいい印象です。
ライスが美味しかったので、主食のおかわりはライスにしました。
タンドリーチキンは、香ばしく焼けています。軟骨のところにしっかりと火が通っていて、食べられるのがいいところですが、個人的にはチキンティッカでもいいと思っています。
食後のドリンクは、ホットチャイにしました。何も指定しないで提供されたものは、砂糖なし、スパイスなしのもので、ロイヤルミルクティーですね。
「チャイ」と注文せず「マサラチャイ」と言えばよかったです。


以前よりも店員さんが増えており、ネパール人主体になりました。日本語はたどたどしいですが、丁寧で一生懸命に対応してくれる印象です。

メニュー構成や味は町のインドネパールカレー店ではありますが、総じて、良心的です。
近くに住んでいたら、普段使いにおすすめのお店ですね。

ＪＲ川崎駅西口と尻手駅の間にあるインド料理店です。

外観は、いかにも町のインドネパールカレー店という感じです。しかし、掲げてある国旗はインド国旗のみ。店内に入ってもインド国旗のみでネパール国旗がありません。

店内は４人用テーブル４卓、壁に向かって座るように配置された１人用テーブル４卓です。
ちょっと変則的なレイアウトですが、川崎駅周辺で働くビジネスパーソンも来れる立地なので、このようになっているのでしょう。

おしぼりは、ちゃんと、布おしぼりが提供され、親切な印象です。

夜のメニューですが、生ビールが３９９円、角ハイボールが２９９円、ブラックニッカハイボールに至っては１９９円とお酒が安いですね。
料理も４００円～６００円で軽い前菜のようなものから、炒めものまであります。
手軽に作れて安い料理となると、インドでも食べられる料理であるものの、ネパール発祥のものも含まれていますね。

いただいたのは、
■チキンチョイラ（５００円）
鶏もも肉は、タンドール窯で焼かれ、それを紫玉ねぎやスパイスとマリネして、最後にコリアンダーリーフ（パクチー）を散らしてあります。
鶏肉の量が多く、しかも、ふっくらジューシーに焼いてあり、これだけでもなかなかの完成度です。そこにスパイスなどの味が加わるので、美味しくないはずがない料理ですね。
コックはネパール人なので、辛さはちょっと控えめなのは、町のインドネパール料理店の特徴ですが、フェヌグリークと思われる、テンパリングされたホールのスパイスが入っています。噛むと粒が砕ける食感があって、アクセントになっていますね。

■サモサ（４２５円）
１皿２ピースで、ケチャップが添えられています。
厚手の生地で揚げてありますが、油切れはよく、美味しくできていると思います。
中身は、ジャガイモをメインにしていてグリーンピースも入っています。味付けはスパイスで下味をつけてあるのですが、他の料理とはスパイスの構成が異なり、味が被らないのがいいですね。
塩気は控えめなので、ケチャップは使ったほうがいいでしょう。

■ほうれん草チキンカレーセット（９９０円）
夜にもお得なカレーセットがあります。ちょっと単価が高くなっているのですが、単に高いのではなく、チキンティッカが１ピース付いていました。
このチキンティッカは、チキンチョイラと同じくぶっくらジューシーです。また、一般的なお店の１ピースよりも大きいと思います。
カレーは、辛さを１段階上げてミディアムにしています。このぐらいがちょうどいいですね。
ほうれん草の量もまずまずですし、具の鶏肉の量も多く、コストパフォーマンスがいいカレーだと思います。
ナンは、不自然な甘さは無く、ふっくらと焼けていて、美味しいものですし、大きいですね。
サラダとドリンクも付きます。
サラダは、キャベッの千切りを主体にサニーレタスが混ざったもので、市販のゴマドレッシングですが、野菜の鮮度がよくて美味しいです。
ドリンクは、ホットチャイにしました。


ちょっと飲んで、締めにカレーを食べて、お腹いっぱいになってもこの価格なので、安いですね。
カレーにチキンティッカが付きますし、無料のパパドも提供してくれるので、ひとり飲みなら、おつまみは１品でも十分でしょう。
コストパフォーマンスがよくて、食事にも飲みにも使えるお店ですね。

ＪＲ川崎駅西口と尻手駅の間にあるインド料理店です。

外観は、いかにも町のインドネパールカレー店という感じです。しかし、掲げてある国旗はインド国旗のみ。店内に入ってもインド国旗のみでネパール国旗がありません。

店内は４人用テーブル４卓、壁に向かって座るように配置された１人用テーブル４卓です。
ちょっと変則的なレイアウトですが、川崎駅周辺で働くビジネスパーソンも来れる立地なので、このようになっているのでしょう。

おしぼりは、ちゃんと、布おしぼりが提供され、親切な印象です。

夜のメニューですが、生ビールが３９９円、角ハイボールが２９９円、ブラックニッカハイボールに至っては１９９円とお酒が安いですね。
料理も４００円～６００円で軽い前菜のようなものから、炒めものまであります。
手軽に作れて安い料理となると、インドでも食べられる料理であるものの、ネパール発祥のものも含まれていますね。

いただいたのは、
■マサラドーサ（８００円）
本来は南インドで朝食でよく食べられるメニューですが、日本では手間の問題があって、夜のメニューとなることが多いですね。
ドーサとは、『インド風クレープ』と表現されることが多いです。しかし、
材料は豆の粉と米の粉を発酵させて作った生地を焼いています。小麦粉は基本的には使いません。
しかも、豆はウラドダル（日本名：ケツルアズキ）を使っているので、本物だと割とクセのある料理です。
日本で食べられるお店は、ちょっと価格が高めでいいお店で提供されていて、薄くパリッと焼いています。
しかし、こちらのお店は、ガチのインドの街角にあるお店という感じの仕上がりです。
ドーサの生地は少し厚くて、表面は香ばしいですが内側には柔らかい部分もあり、主食として成立するボリュームがあります。
食べてみると、少し酸味がありますね。小麦粉を入れていないのと、ちゃんと、材料を発酵させているゆえにこの味になります。
マサラドーサは、中にスパイスで味付けしたジャガイモが入ります。
日本人的には、何も無いと何となくさみしいので、このジャガイモがあるとボリュームが増すのと、品目数が増えたので魅力が増します。
ココナッツチャトニとサンバルが付きます。
ココナッツチャトニは、ココナッツファインと生姜が効いていて、爽やかなでありつつも刺激的でちょっと独特です。
サンバルは、ナス、人参、インゲンなど、野菜たっぷりのカレーです。肉は無いのであっさり、優しい味のカレーです。
このメニューだけで食事とするには、ボリュームとタンパク質が足りない印象です。
インドは、ベジタリアンが多いので、このメニューが成立するのかと思いますが、日本人の感覚だと追加メニューが必要です。
とは言え、マサラドーサがこの価格で食べられるのは川崎で最安値だと思います。

■オニオンドーサ（７００円）
ドーサは３種類あり、シンプルなドーサは６００円。オニオンドーサは７００円、マサラドーサは８００円です。１００円刻みになっています。
オニオンドーサは、生の玉ねぎみじん切りが入っています。
玉ねぎは薬味程度の存在感なので、安いドーサか、プラスするならマサラドーサがいいでしょう。
ココナッツチャトニとサンバルが付くのは同じです。

■マトンスクティ（７００円）
ネパール料理でマトンの干し肉と野菜をスパイスで炒めたものです。
マトンの旨みが凝縮していて、それにスパイスが加わるので、しっかりした味わいになりますね。
ネパール料理なので辛さはさほどでもなく、肉の旨みが味わえます。
おすすめのおつまみです。

■スープモモ（６５０円）
ネパール発祥、インドでもよく食べられる軽食です。
モモは、小籠包か餃子のようなものですが、それをスープに入れたものです。
見た目は小籠包のようなもので、中には肉と共にニラが多く入っているため、餃子っぽさがあります。
スープは赤いのですが、辛くはなく、旨みもあり、何でできているのかよくわかりませんが、美味しく仕上がっています。
冬場はスープモモですね。

■タンドリーチキン２Ｐ（６００円）
生姜で丁寧に下味をつけているので、臭みがなく、美味しく焼き上がっています。
真っ赤ですが、辛くはなく、ほんのりとスパイスでマリネした感じで、生姜の香りが一番強いです。

●生ビール（３９９円）
銘柄はアサヒスーパードライ。スリムジョッキですが、この価格なので安いですね。
サーバーのメンテナンスもいいようで、きめ細かな泡が持続していました。
お酒を頼むと、パパドが無料で提供されるのもいいでしょう。

●ブラックニッカハイボール（１９９円）
味わいも安いお酒ですが、価格が劇的に安いので、文句無しですね。
加えて、カットレモンも入れてくれるので、味わいは悪くないです。


南インド料理でちょっと珍しいドーサがいただけるのがいいですね。
全体的に料理の価格も安いので、ドーサに加えてカレーや炒めものを頼んでもさほど高くないのがいいですね。
ドーサに加えて、炒めもの１品ぐらいを頼むと美味しく食べられると思います。

ＪＲ川崎駅西口と尻手駅の間にあるインド料理店です。

お店がある場所は以前もインドネパールカレー店だったところで、居抜きで開業したお店です。

外観は、いかにも町のインドネパールカレー店という感じです。しかし、掲げてある国旗はインド国旗のみ。店内に入ってもインド国旗のみでネパール国旗がありません。

店内は４人用テーブル４卓、壁に向かって座るように配置された１人用テーブル４卓です。
ちょっと変則的なレイアウトですが、川崎駅周辺で働くビジネスパーソンも来れる立地なので、このようになっているのでしょう。

おしぼりは、ちゃんと、布おしぼりが提供され、親切な印象です。

ランチメニューはカレー１種のセットが７５０円からです。標準的な価格設定ですね。
ランチタイムは、基本的にランチメニューのみですが、ディナーメニューからも一部注文できるメニューがあります。ランチタイムにドーサは難しいとのことですが、ビリヤニは作れるとのこと。

いただいたのは、
■チキンビリヤニ（１，０００円）
ディナーメニューから選んでいるので、本来ならサラダは付かないのかと思いますが、そこは、小さな飲食店の優しさで、ランチメニューと同様にサラダの提供がありました。
サラダは、ほぼキャベツの千切りで、少量のレタスが入ります。
ドレッシングは、市販のゴマですね。
メインのビリヤニは、専門店ではないのでまとめて炊いたものを炒めて最終調理するスタイルです。
しかし、炒めビリヤニとしては非常にレベルが高いもので、スパイスがふんだんに使われていて、コリアンダーリーフ（パクチー、香菜）もたっぷりと盛り付けてくれています。
お米はもちろん、長粒米です。色合いが濃いもの薄いものが混在しているところから、元はちゃんと炊いていることがわかりますね。
スパイスは、パウダーのものはスタンダードな調合で、味のベースにしていて、そこにホールスパイスで個性を出しています。
ホールのスパイスは、今まで食べたビリヤニの中でも最大級のサイズのシナモンが入っていて、存在感抜群ですね。
スターアニスは、軽く割っています。
クローブもまずまずの量が入っていますね。
どれも、肉との相性がいいものなので、仕上がりは抜群です。
専門店には負けますが、これだけガッツリとホールスパイスが入ると、南アジア料理が好きな人にも満足してもらえると思います。
鶏肉は、骨なしで、もも肉を使い、一般的な唐揚げぐらいのサイズにカットされています。
この肉の多さも美味しさの秘訣でしょう。
１皿でも十分にお腹いっぱいになるボリュームがあるのですが、スパイスの力でもっと食べられるぐらいに食欲が増しますね。
ライタも付き、プレーンヨーグルトに細かく刻んだ野菜を混ぜ、ここにもパウダーのスパイスを入れています。
ビリヤニにかけると、味が複雑になり、これもまた美味しいですね。

●インドチャイ（１９９円）
注文してから淹れてくれるので味の好みも指定できます。
砂糖は別にもできるのですが、本場仕様で煮立たせる際に砂糖も入れてもらいました。
スパイスが多く、茶葉の香りとスパイスの香り、そして、甘さが楽しめる、本格的なチャイです。
ものすごく美味しいわけではないですが、ちゃんと淹れたチャイという感じです。
スパイスの量が多いので、飲み干すとカップの底に細かい粒が残りました。


ランチタイムの主力は、持ち帰りとデリバリーの『出前館』のようですね。立地条件がいいからか、次々と注文が入ります。

接客は、日本語が堪能ではないものの、親切さが伝わってくるのでいいと思います。


小さなお店で高い単価を設定できないために特別に美味しいわけではないですが、価格以上に材料や手間をかけて美味しく作っていることがわかりますね。なかなかのコストパフォーマンスだと思います。
お店の方は、インド人とネパール人がいるようですが、主導的な立場なのはインド人のようです。インド料理店としての矜持も感じられ、『町のインドネパールカレー店』ではなく、『町のインド料理店』として優れていると思います。