寅さん 利用の お蕎麦屋さん♪… : そば処 あおい

初訪問です。大船の友人宅に訪問、買い物ついでもあり、友人含めた3人でこちらで年越しそばをいただくことにしました。

こちらは、松竹ショッピングセンター2F「味の街」の5軒の飲食店のうちの1軒です。

松竹SCは元々松竹の大船撮影所でしたが、友人によれば、こちらはこのSCが建設される前からあり、テナントに入って営業を続けられている歴史のあるお店とのこと。
このSCが建設されてから約40年ですから、それだけでも十分長い歴史をお持ちですね…。

大船松竹撮影所といえば「男はつらいよ」の撮影であり、フーテンの寅さん。

「寅さん御用達3店」と言われているのが、蕎麦の「浅野屋」さん、中華の「でぶそば」さん（2022年閉店）、洋食の「ミカサ」さんとのこと。

ただ、こちらのお店にも渥美清さんの色紙があり、利用されていたようです。「寅さん御用達3店」だけでなく、撮影所近辺の飲食店を代わる代わる利用されていたんでしょうね。
さすが、寅さん（渥美清さん）…。

大晦日だったこともあり、買い物前にお店へ入り、営業時間を確認（20時まででした）。何時頃に来られるか聞かれたので、1時間後くらいですかねぇ、とだけ答えて買い物へ…。

18時頃に到着、お店はほぼ満席、4人家族の後になります。SCの2F自体は混んでいませんが、さすがにお蕎麦屋さんは混んでいます。

と、お店の方が我々に気付いてくれたのですが、なんと予約席として確保してくれていました。なんと、ありがたい…。(T_T)

店内は明るく、民芸調の装いで落ち着いた感じです。メニューはもちろん蕎麦・丼メインですが、フライ・定食の料理も多く揃っていました。
入口の料理サンプルもフライの方が多く感じられるくらいで…。

女性のフォールスタッフさんはご高齢なので、ちょっと動きがスロー。お茶やメニューもちょっと遅めですが、大晦日できっとお疲れなんだと思いますし、ちょっと待てばいいだけなので、問題ありません。

料理提供までは6～7分とそれほど遅くはないので、ご安心を…。

・「磯天ざる（税込￥1,100）」
タマネギやイカ・小さなエビ（これなら大丈夫…）のかき揚げです。外側はサクッとしていますが、中は少しムニュッと。でも揚げたてなので、普通に美味しかったです。

お蕎麦は、ボリュームあります。一般的な感じで、機械打ちの二八蕎麦と推察、ちゃんと蕎麦の香りもします。

どちらかというと柔らかめ、少しコシを感じますが、おそらく茹で加減が硬めだからだと思います。

そばつゆは濃いめのカエシに甘めが強めです。あまり出汁は感じられませんでしたが、このお蕎麦には合っており、物足りなさは感じません。全体的に、普通に美味しかったという印象です。

○「天ざる（税込￥1,580）×2」
友人の天ぷらを少しいただきましたが、こちらは衣が薄く、野菜もちょうどよく揚げられて食感もよく、磯天ざるより美味しかったです。

友人がいただいたエビ天は大きく、サクサク＆プリプリ感がよく伝わってきました…。

・「いか丼（税込￥980）」
3人でシェア。蓋を開けると、見た目はちょっとよくはなかったり、イカがもう少し大きいと嬉しいな、という感じですが、揚げ方もちょうどよいですし、卵とじはふっくらと仕上がっています。

お汁はもう少し多いと嬉しいですが、甘じょっぱさは私好み。ご飯は炊きたてに近くてふっくら、普通に美味しかったです。小鉢の冷奴や味噌汁、お新香もついていて、嬉しいですね。

○「生ビール中（税込￥290）」
ジョッキでちゃんと冷えていて美味しかったのですが、ありがたいのはその価格。16時～閉店まで￥580が半額になるというサービスでした。大ジョッキでも￥980→￥490は嬉しい…。

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お蕎麦をいただいた印象からは「昔からの伝統を（強く）守っている」というより、お手軽にお蕎麦・丼・定食を楽しんでもらおうと変遷されてきたのだと感じました。
ただ、飾られている絵や灯籠から、ちょっとした気品を感じ取れました…。

そば湯をお忘れになっていましたが（問題ありません…）、お味は「（私的に）これでいいんです」という納得感はありましたし、それより何より、予約席としてテーブル確保してくれたことがありがたかったです。

お会計の際に「今日は頭が回らない」と言っておられましたが、ご年配のスタッフさんならではの人情味のあるサービスに感謝です…。

今度は、（当店一押し！の）鴨南ばん鍋をいただいてみたいな。また行きまーす♪
ごちそうさまでした！