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セパレートスタイルで供される醤油そば…南部屋『路ばた』
日曜日のランチは約2年半ぶりに『南部屋路ばた』さんへと足を延ばさせていただきました。今回は『限定麺』の『醤油そば』800yenをいただきました。店内へ入り直ぐ左手に設置された食券券売機で食券を買い求めカウンター席の末席に席を取らせていただき注文の品の着丼を待ちます。余り待たされることもなく木製の長方形のトレーに載せられた『醤油そば』の着丼です。左手には菠薐草(ホウレンソウ)に肩ロース肉を使い低温調理で作られたと思しき『ローストポーク』の叉焼(チャーシュー)×1枚にバラ肉を使い作られた『煮豚』風の叉焼(チャーシュー)×1枚、それに『穂先メンマ』2本が織部焼風の角皿に載せられ右手には白磁の切立丼の中には褐色のスープが張られ『自家製麺』の細ストレート麺が折り畳まれ美しく横たわり鶏出汁(トリダシ)の香りと醤油の芳ばしい香りが立ち上り鼻腔を通じて食欲中枢を刺激します。以前の様にレジメの公開がされておりませんのでスペックや詳細等は判りませんが褐色のスープは丸鶏(マルドリ)と『π(パイ)ウォーター』だけで作られたスープに数種類の醤油をブレンドして作られたカエシを用いた『無化調』のスープと思われます。具材を自分の手で丼の上に盛付けいただきましたが麺と具材が別々のセパレートスタイルで供される意味は自分には良く理解することが出来ませんでした。無化調と思しきスープに自家製麺の麺ともに美味しいものではありましたが以前ほどの感動値は感じることが出来ませんでした。穂先メンマの甘さだけが印象に残った一杯でしたが取敢えずスープも綺麗に呑み干し完飲完食。
美味しいシュウマイと無添加煮干そば…『南部屋路ばた』
前夜に引続き1月最終の土曜日は友人と盛岡で過ごすこととなり友人の愛車にピックアップしてもらい『南部屋路ばた』さんへ再訪させていただきました。『無化調』+『自家製麺』の盛岡屈指の一杯がいただける行列必至の人気ラーメン店でしたが、或る事から店へ足を向けることが無くなってしまい現在に至っておりましたので自分の過去ログレビューを振り返ってみても一年半くらい振りの再訪となったように思います。足を向けるきっかは前夜『肉バルサンダー』での友人のひと言「明日は『南部屋路ばた』さんで『限定』で『シュウマイ』が供されるようですが行きませんか?」との御誘いをいただき酔いも手伝って有難く連れて行っていただくことと相成った次第です。店内に入り直ぐ左手に設置された食券券売機で先ずは瓶ビールと『シュウマイ』の食券を買い求めギン冷えのビールで渇いた喉を潤します。程無くして供された『シュウマイ』は皮も自家製の手作りなのでしょう?全粒粉入りと一般的な小麦粉で作られた皮で包まれた二種類の『シュウマイ』は大粒で程良くジューシー。味の決め手は『ネギ油』と微塵切りの葱(ネギ)と『生姜(ショウガ)』の隠し味。生姜(ショウガ)がバッチリと効いておりサッパリと美味しくいただけました。そして締めは『SARAH』にてラーメン淡麗部門で見事⭐️(ヒトツボシ)の栄誉に輝いた『鶏そば』をいただこうと思っておりましたがメニュー落ちしてしまったのか?券売機にボタンを見つけられず。他に『無化調』+『自家製麺』となると必然的に『煮干そば』となり食券を追加購入しベテランの女性スタッフの方に手渡し着丼を暫し待ちました。大凡5~6分程で長方型の塗り盆に載せられ朱色の雷門模様が描かれた見馴れた使い込まれたラーメン丼に収められ『煮干そば』の登場です。以前、公開されていたレジメには「無添加の煮干をふんだんに使用した無化調、無添加のスープ、麺は県産ゆきちからに南部小麦の全粒粉を練り込んだ自家製麺です」と謳われておりましたが大きな変更は無いように思われます。目の前の丼からは煮干出汁の香りと醤油の芳ばしい香りが立ち上り鼻腔とともに食欲中枢を刺激。丼の中には黄櫨染色(コウロゼンイロ)のスープが張られ、そのスープに合せられた麺は全粒粉入りの自家製の中細のストレート麺が綺麗に折り畳まれ横たわっています。その上には低温調理されたであろう『豚ロース肉』の叉焼(チャーシュー)1枚と『豚バラ肉』の煮豚風の叉焼(チャーシュー)が1枚の2種2枚のチャーシューに『穂先麺麻(ホサキメンマ)』1本相当分を手で割かれたものに薬味には笹切りと小口切に切り方が異なる『白葱(シロネギ)』という陣容です。丼の周囲とスープの上部には『煮干しオイル』らしき脂の薄い膜が薄らと張られています。先ずはスープをレンゲでひと口、煮干し出汁の香りと後追いして生醤油の味が口中に広がります。この無化調のスープに合せられた低加水のボキボキ系の小麦香る全粒粉(ゼンリュウフン)麺の組合せは理想的な組合せ。スープはオイリー系の味ではありましたが無化調で作られたこの一杯は相変わらずクオリティの高い一杯と呼んで差支えない出来栄えで一心不乱に麺を手繰り無論、麺は完食、スープも完飲です。以前は週末には県内外より多くの方が訪れる行列必至の人気店でしたがコロナ禍の影響もあってのことなのか當日はすんなりと席に着くことが出来ました。兎にも角にも久しぶりに美味しい『煮干そば』をいただくことが出来、感無量でありピックアップして連れて来てくれた友人には感謝です。
SARAH JAPAN MENU AWARD⭐️受賞 鶏そば…『南部屋路ばた』
定期的に足を延ばさせていただいている『南部屋路ばた』さんへ中3日ぶりに寄せていただきました。今回も3日前同様に『限定麺』ではなく『無化調』&『自家製麺』で作られている『SARAH JAPAN MENU AWARD』にてラーメン淡麗部門で見事⭐️(ひとつぼし)に輝いた『鶏そば』をいただきに再訪させていただきました。店内へ入り直ぐ左手に設置された食券券売機の上には『煮干しそば』と『鶏そば』共用の750yenの食券を買い求め女性スタッフの方に手渡す際に『鶏そば』で。とひと言、言葉を添えてカウンター席の空いている席へ腰を下ろし注文の品の着丼を待ちます。余り待たされることもなく木製の長方形のトレーに載せられた定番の一品『鶏そば』の着丼です。鶏出汁の香りと醤油の芳ばしい香りが立ち上り鼻腔を通じて食欲中枢を刺激します。白磁の丼の中には岩手県産のゆきちからをメインに南部小麦のふすまを練り込んだ加水率35%の『自家製麺』の細ストレート麺が美しく横たわり、その上にはトッピング用の『白金豚(プラチナポーク)』の肩ロース肉を使い低温調理で作られた『ローストポーク』のチャーシュー×2枚と同じく『白金豚(プラチナポーク)』のバラ肉を使い作られた『煮豚』風のチャーシュー×1枚、それに『穂先メンマ』1本に斜め切りにされた葱に味付『煮玉子』1/2個という陣容です。褐色のスープは丸鶏と『π(パイ)ウォーター』だけで作られた極上のスープに数種類の醤油をブレンドして作られたカエシ。適度な咀嚼感が味わえる以前にも増して美味しくなったローストポークに箸で持ち上げるとホロホロと崩れる柔らかさの口の中でとろける煮豚。そして半熟の味付『煮玉子』の美味しさは自分が知る限り盛岡のラーメン界の中では断トツの出来栄え。穂先メンマのシャキシャキ感と笹切りにされたネギの食感も佳きアクセントになっておりました。無我夢中になって麺を啜り地鶏の濃厚な旨味が凝縮された極上スープを綺麗に呑み干して完食完飲。安定したブレの無い淡麗系の『鶏そば』をいただき感無量です。
無化調・自家製麺 完成度の高い煮干しそば…『南部屋路ばた』
『無化調』+『自家製麺』の『煮干しそば』を求めて久しぶりに『南部屋路ばた』さんへ再訪させていただきました。店内に入り直ぐ左手に設置された食券券売機で最下段の最も左側の鶏そばと『煮干しそば』共用の750yenの食券を買い求め女性スタッフの方に『煮干しそば』という言葉を添えて手渡しカウンター席の空いている席へ腰を下ろさせていただき待つこと大凡5~6分程で長方型の塗り盆に載せられ朱色の雷門模様が描かれた丼に収められた『煮干しそば』の着丼です。公開されているレジメによりますと「無添加煮干しをふんだんに使用した無化調、無添加のスープ、麺は県産ゆきちからに南部小麦の全粒粉を練り込んだ自家製麺です」と謳われています。目の前の丼からは煮干し出汁の香りと醤油の芳ばしい香りが立ち上り鼻腔とともに食欲中枢を刺激します。丼の中には黄櫨染色のスープが張られ、その中には『自家製麺』で造られた全粒粉入りの中細のストレート麺が横たわり、その上には低温調理され二つ折りにされた『豚ロース肉』のチャーシューが1枚と更に『豚バラ肉』の煮豚風のチャーシューが1枚の計2種類のチャーシューに枕木型の『メンマ』が2本に薬味には千切りにされた『白葱』に黄身が半熟加減の『味玉』1/2個という陣容です。丼の周囲とスープの上部には煮干しオイルらしき脂の薄い膜が薄らと張られています。先ずはスープをレンゲでひと口、煮干し出汁の香りと後追いして生醤油の味が口中に広がります。このスープに合せられた麺は歯切れの良いボキボキ系の食感に近い小麦香る全粒粉麺でスープとの相性も良好です。無化調のスープはややオイリー系ではありましたが無化調でこの味は極上の一杯と呼んでも差支えない出来栄えではないでしょうか?二種類のチャーシューのクオリティも味玉も美味しいもので一心不乱に麺を手繰りあげ麺は完食、スープも勿論完飲。ロケーション的には決して恵まれたロケーションではありませんが土曜日、日曜日等の週末は多くの方が大挙して訪れる超人気店です。久しぶりに美味しい『煮干しそば』をいただくことが出来、感無量です。
限定麺 北寄貝のつけそば…『南部屋路ばた』
盛岡で過ごす週末の楽しみのひとつに『南部屋路ばた』さんや『麺の極はなみち』さんで週末に合わせて供される『限定麺』があります。3月23日のpm18:08に『麺の極はなみち』さんの店主がTwitterに投稿された「今週末の限定麺は『バカ濃厚炙り味噌ラーメン』です。」という投稿がされました。投稿された画像を見る限りでは超濃厚そうな味噌ラーメンではありましたが、そのネーミングの前に付けられた『バカ』は一体、何を現わしているのか?『バカ』≒『ジャンキー』系の一杯ということを暗示しているのか?などと勝手に頭の中で妄想を膨らませている間にソファーの上で転寝してしまい目が覚めると時計の針は既に正午を廻っており慌ててシャワーを浴びて身支度。さて、何処に行こうか?と試案した結果、週末は夕方まで通し営業されている『南部屋路ばた』さんへと車を走らせました。2日前に盛岡へ遠征中だった友人と『限定麺』の『金目鯛とあおさのりのつけそば』で感動させていただいた當店。運が良ければ何か『限定麺』が提供されているかも?などと考えつつ駐車場へ車を滑り込ませたのがpm14:00ごろ。日曜日ということもあって駐車場はこの時間でもほぼ満車に近い状態です。店内へ足を進め直ぐ左手にある食券券売機の前に立ちます。その横のスペースには『限定麺』のPOP、二日前と一緒だろうと思いつつも目を向けると『北寄貝(ホッキ)塩つけそば』800円。と同じつけそばなれども内容が異なります。そして個人的に『北寄貝(ホッキガイ)』は大好物ゆえ迷わず『限定麺』の食券を買い求めました。しかしカウンター席もテーブル席も座敷席も全席満席で席が空くのを店内で待ちます。少し出遅れ気味のスタートではありましたが新しい『限定麺』を口にすることが出来る悦びの方が上回り席待ちの時間など苦痛にも感じません。カウンター席の先客が席を立ったのを見計らい女性スタッフに食券を手渡し先客の丼が片付けられたタイミングでその席に腰を下ろさせていただきました。食券券売機の横に貼り出された公開レジメによりますと「鯛、平目、昆布、カツオ節、ホッキ貝から抽出した出汁に塩だれを合わせたつけ汁にねぎ、生姜油を合わせて、麺は ゆきちから、ねばりごし、もち姫をブレンドし加水率38%、具には北寄貝、とりつくね、大根、三つ葉、ゆずなど」と結構、詳しく書き記されております。程無くして『北寄貝(ホッキ)塩つけそば』が席に運ばれてきました。御馴染の長方形の木製トレーの上に綺麗に盛付られた白磁のUFO型のパスタ皿にて登場です。昆布水に浸けられた小麦香る自家製麺の上には具材の『北寄貝(ホッキガイ)の貝焼(カイヤキ)』に『鶏(トリ)の肉団子(ニクダンゴ)』に半月切りの『大根(ダイコン)』、これを受けるつけ汁は『鯛(タイ)』に『鮃(ヒラメ)』の鮮魚系(センギョケイ)の出汁に『昆布(コブ)』と『鰹節(カツオブシ)』の乾物系の出汁で調え『針茗荷(ハリミョウガ)』に三つ葉の薬味に『柚皮(ユヒ)』で風味付された旨味のある塩味のつけ汁。主役の『北寄貝(ホッキガイ)』は出汁と共に『貝焼(カイヤキ)』にされ『ウロ』の部分は敢えて除去せずに風味増しに転換させる技術は日本料理のソレにも相通じるワザ。『鶏(トリ)』の『肉団子(ニクダンゴ)』には『卵白(ランパク)』が加えられ隠し味に生姜(ショウガ)、食感のアクセントに細かく微塵切りにされた『鶏軟骨(トリナンコツ)』とすべからず手の込んだ一杯でした。麺を全て手繰り終えた後は『北寄貝(ホッキガイ)』の貝殻の中に残った旨味汁をつけ汁の器の中に加えてから御約束のスープ割をいただき一度で二度美味しいを満喫させていただきました。前回の『金目鯛(キンメダイ)とあおさのりのつけそば』も感動的な一杯でしたが今回の『北寄(ホッキ)塩つけそば』も甲乙付け難き素晴らしい一杯でした。
限定麺 金目鯛とあおさのりのつけそば…『南部屋路ばた』
盛岡で過ごす週末の楽しみのひとつに『南部屋路ばた』さんや『麺の極はなみち』さんで週末に合わせて供される『限定麺』があります。3月21日に『麺の極はなみち』さんが供された『セメント煮干』は八戸へ遠征中で残念ながら口にすることが出来ず。週末の23日にもしやして再度供してくれるかも?と淡い期待を懐きつつ盛岡に遠征で来ていた友人を盛岡駅前でピックアップし取り敢えず『南部屋路ばた』さんへと車を走らせました。駐車場に車を止め店内へ。入って直ぐ左手に設置されている食券券売機の横のスペースには『限定麺』の『金目鯛とあおさのりのつけそば』1,000円と『限定飯』の『初鰹ごまだれ飯』300円のPOPが貼られており迷わず説明書に記されている通りに『限定麺』800円の食券と200円のライスの食券を二名分買い求めて女性スタッフの方に『限定麺』と告げ奥側のテーブル席へと腰を下ろさせていただき注文の品の着丼を待つことに。程無くしても木製のトレーに載せられて『限定麺』の着丼です。手作り感のある変形丼の中には『昆布水』と『あおさのり』を纏った細平打ち麺が収められ、もう一方の赤黒釉の小丼にはその麺を受け止めるつけ汁が入れられての登場です。麺にはたっぷりの『あおさのり』が使われており、つけ汁の具材には主役の『金目鯛(キンメダイ)』の厚切りの切身が三切れに鶏むね肉のミンチ肉で作られたと思しき『鶏団子(トリダンゴ)』が3個に『大根(ダイコン)』にザク切りにされた『九条葱(クジョウネギ)』という陣容です。『自家製麺』で作られた平打ち麺は公開レジメによりますと、雪のように白く風味豊かな強力粉の『ゆきちから』に粘弾性や滑らかさに優れた中力粉の『ねばりごし』に香りが豊かで粉自体に甘味があるという『南部小麦』の岩手県産の三種類の小麦粉をブレンドし加水率39%で作られた麺。そしてこの麺を受け止めるつけ汁は昆布(コブ)、鰹節(カツオブシ)、鮪節(マグロブシ)、金目鯛(キンメダイ)の粗(アラ)から抽出されたスープを用いた塩味のつけだれです。その中の具材は脂ののった『金目鯛(キンメダイ)』は『昆布出汁(コブダシ)』の中で出汁を含ませながら湯霜状に仕込まれたもので旨味が上手く引き出されておりましたし『鶏団子(トリダンゴ)』はその滑らかな歯触りと食感から『卵白(ランパク)』と『豆乳(トウニュウ)』と隠し味に生姜を加え作られたものと推測されるものでした。和食の料理人であった経験を活かして作られたこの『金目鯛とあおさのりのつけそば』は千円以上の価値のある一杯でした。そして麺を全て平らげた後は御約束のスープ割ですがスープ割を頼む前のタイミングで再度、食券券売機に向かいチャーハンの食券300円を買い求め『限定飯』でお願いしますの言葉を添えて女性スタッフの方へ食券を手渡します。余り待つこともなく限定飯の『初鰹(ハツガ゙ツオ)のごまだれ飯』が席に運ばれてきました。『初鰹(ハツガ゙ツオ)』は表面が炙られ薫香を付けられた『土佐造り(トサヅクリ)』の厚切りが三切、その上に『白練り胡麻(シロネリゴマ)』、『醤油(シュウユ)』、『味醂(ミリン)』を調合して作られた自家製の『ごまだれ』に食味のアクセントに極微量の一味唐辛子が加えられたものが掛けられ脇には九条ねぎの笹切りに刻んだ大葉(オオバ)に貝割大根(カイワレダイコン)の薬味が添えられていました。先ずは鮪の東丼と同じように『鰹の東丼』として半分程味わい残りはスープ割していただいたつけ汁のスープを加えて茶漬風にしてサラサラと胃袋の中へ流し一度で二度美味しいを満喫させていただきました。『南部屋路ばた』さんで今までいただいた限定麺の中でも今回の、この一品は記憶に残る一杯であり和食の料理人として腕を揮われた経験を持たれる村山店主ならではの一杯をいただくことが出来、感無量です。
限定飯 真たら子と九条ねぎ飯と鶏そば…『南部屋路ばた』
遠路遥々、一泊二日の強行軍で盛岡迄わざわざ足を延ばし逢いに来てくれた友人の次なるリクエストはいつも自分がFacebookに投稿をしている『無化調』のラーメンを食べてから帰りたい。とのリクエスト。自分の中での盛岡の『ラーメン四天王』店の一軒である『南部屋路ばた』さんへ友人を連れて再訪させていただきました。余談ではありますが『四天王』とは佛教の世界観を示す際に記述される『四鬼神』のことであり東西南北の四方を守るとされています。自分の盛岡での四天王は東の『持国天』に當る北山に店を構えられる『火ノ鷺~HINOTORI~』さん、北の『多聞天』には月が丘の『人力俥』さんという布陣となります。昼前に店前の駐車場に車を滑り込ませ店内左手に設置された食券券売機より友人は『無化調』自家製麺の『煮干そば』を自分は『無化調』自家製麺の『鶏そば』の食券を買い求め更には『限定飯』のPOPが目に留まり其々『限定飯』の『真たら子と九条ねぎ飯』の食券を買い求め女性スタッフに食券を渡す際に『煮干そば』と『鶏そば』をひとつづつと限定飯が二つである旨を伝え案内されたテーブル席に腰を下ろし着丼を待つことに。程無くして供された『煮干そば』と『鶏そば』の着丼です。自分の『鶏そば』は白磁の丼に褐色のスープが張られ、そのスープの中には岩手県産のゆきちからをメインに南部小麦のふすまを練り込んだ加水率35%の『自家製麺』の細ストレート麺が美しく横たわり、その上には『白金豚(プラチナポーク)』のロース肉を使い低温調理で作られた『ローストポーク』のチャーシュー1枚と『白金豚(プラチナポーク)』のバラ肉を使い作られた『煮豚』のチャーシューが1枚、『穂先メンマ』1本に笹切りにされた葱に味付の『煮たまご』1/2個という陣容です。先ずはレンゲでスープをひと口、鶏出汁の香りと醤油の芳ばしい香りが立ち上り鼻腔を通じて食欲中枢を刺激します。褐色のスープは丸鶏と『π(パイ)ウォーター』だけで作られた極上のスープに数種類の醤油をブレンドして作られたカエシ。適度な咀嚼感が味わえるローストポークに箸で持ち上げるとホロホロと崩れる柔らかさの口の中でとろける煮豚。そして半熟の味付『煮卵』の美味しさは自分が知る限り『火ノ鷺~HINOTORI~』さんのソレとともに盛岡のラーメン界ではトップクラスの味わいと出来栄え。穂先メンマのシャキシャキ感と笹切りにされたネギの食感も佳きアクセントになった安定の美味しさです。サイドメニューの『限定飯』の『真たら子と九条ねぎ飯』は食券券売機の横に貼られたPOPには「新鮮な真鱈のたら子を正油、酒、みりん、針生姜、一味の地につけた たら子飯です。」と書き記されていました。後出しで供された限定飯は茶碗に軽く装われたごはんの上に手ほぐしにされた味が入れられた『鱈子(タラコ)』の上に唐辛子が少量落とされ、細かく刻まれた九条ねぎに焼海苔八切りが2枚という内容。味の肝はごはんの中に忍ばせられた少量の『バター』の存在。たっぷりの『鱈子(タラコ)』に『バター』にシャキシャキとした小気味良い食感の『九条ねぎ』に『焼海苔(ヤキノリ)』の組合せであり頭の中で考えてみただけでも不味いあろうはずがありません。『鶏そば』も完食完飲、限定飯も綺麗に平らげ満腹満足の昼食となりました。
限定麺 はまぐり塩そば…『南部屋路ばた』
盛岡で過ごす週末の楽しみのひとつにTwitterやFacebook等のSNSに投稿されるお気に入りのラーメン店の期間限定や週末限定等で供される『限定麺』があります。前日には『麺の極はなみち』さんの週末の限定麺『塩そば』をいただきました。そして翌日の日曜日には郊外に店を構えられる村山 仁店主が腕を揮われる『南部屋路ばた』さんへ限定麺『はまぐり塩そば』をいただきに足を延ばさせていただきました。店内に入り直ぐ左手に設置された食券券売機にて『限定麺』800円の食券とトッピング用の『白金豚(プラチナポーク)』で作られた『雲吞(ワンタン)』120円の食券を買い求め女性スタッフの方に手渡します。食券券売機の横に貼り出された公開レジメによりますと「はまぐり、ホンビノス貝、昆布、煮干しなどのスープにポルチーニとマッシュルームのオイル、麺は中力粉メイン 加水38%、具には三つ葉、豚低温(調理チャーシュー)、ねぎなど。」と書き記されたPOPを一読した後にカウンター席の末席に腰を下ろし『はまぐり塩そば』の着丼を暫し待ちます。程無くして供された注文の品は塗り盆に載せられた鼠志野(ネズミシノ)の変形丼にて着丼です。丼のベースが白磁に極めて近い薄い鼠色(ネズミイロ)なので塩味のスープも麺も綺麗に映えて目に映ります。麺は自家製麺の細めのストレート麺、その上に低温調理されたと思しきピンク色の豚ロースの大判のチャーシューが二つ折にされポルチーニ茸とマッシュルームを細かく微塵切りにしてオイルと合わせ作られた特製ペーストと花麩、青みの三つ葉が載せられています。更にはトッピングの『雲吞(ワンタン)』の上には笹切りにされた白葱と一瞬、唐辛子と見間違えたドライトマトという陣容での登場です。先ずはレンゲでスープをひと口、口の中にじんわりと広がる貝出汁の旨味と昆布出汁が加味された美味なる塩味のスープ。この極旨のスープに合わせられた自家製麺との相性も上々。初めはそのまま食べ進め途中からチャーシューの上の特製のペーストをスープに投入し良く溶かして味わえば味覚の変化が愉しめる気分は地中海のマルセイユの『Bouillabaisse(ブイヤベース)』に『Rouille(ルイユ)』を途中から加えて味の変化を愉しむ食べ方に相通じるものを感じつつスープまで全て完飲させていただきました。
限定麺 セリと鴨のつけそば…『南部屋路ばた』
大阪遠征から盛岡に戻った週末。最近、盛岡で過ごす週末には楽しみがあります。そのひとつには當店『南部屋路ばた』さんや『麺の極はなみち』さんの週末に供される『限定麺』です。前週には『南部屋路ばた』さんにて限定麺の『鱈白子と寒じめほうれんそうの味噌つけそば』をいただき翌日には『麺の極はなみち』さんにて限定麺の『煮干中華そば』をいただきました。週が変わり先ずは『南部屋路ばた』さんへ『限定麺』を求め車を走らせました。二月第二週目に提供された『限定麺』は『セリと鴨のつけそば』920円です。店内左手に設置された食券券売機にて『限定麺』800円と『大盛り』120円の食券を買い求め女性スタッフの方へと手渡します。今回は友人二人を連れ立っての訪問ゆえカウンター席では無く右奥のテーブル席へ陣を取らせていただきました。友人たちは間もなく提供が終了と告知されている『鶏そば』750円を自分のみ『限定麺』の『セリと鴨のつけそば』です。食券券売機の横に貼り出された公開レジメによりますと「鴨だしと鴨脂のスープに正油だれと鴨チャーシューのたれを合わせたつけ汁に麺は中力粉メイン加水率39%、具にはセリ、葉玉ねぎ、メンマなど」と書き記されていました。程無くして席に運ばれてきた『限定麺』の『セリと鴨のつけそば』は白磁のUFO型のパスタ皿にて登場です。中央部の窪みにパスタのフェットチーネを連想させる自家製麺の平打ち麺が収められ刻み海苔が天盛され皿のワイドリムの部分に短冊メンマに刻んだ葉玉ねぎ、低温調理された鴨ロース肉のチャーシューが2枚にオニオングラタンスープのソレを思わせる飴色に仕上げられた玉ねぎのコンフィにクラッシュされたブラックペッパーの薬味が並べられています。これを受け止めるつけ汁には等間隔に包丁が入れられ長さを揃えられた『根付きの芹(セリ)』で表面が覆われた鴨出汁と鴨脂の旨味だっぷりの醤油味の汁という陣容です。先ずは『自家製麺(ジカセイメン)』の平打ち麺をつけ汁を使わずにそのまま口へ運んでみます。南部小麦らしい小麦の風味が愉しめる麺でありこのまま何も加えずとも充分に美味しく戴ける麺です。次に、つけ汁とともに味わいます。鴨は少量でも非常に旨味の強い出汁が摂れるのが特徴です。油層に厚みのある熱々の鴨出汁のつけ汁は、じんわり滲み入る美味さであり鴨の旨味と脂のコクがストレートに伝わってきます。つけ汁の中の根付きの芹が口元に清涼感を運んでくれ佳き役回りを演じていました。そば屋さんの『鴨せいろ』と日本料理店の『セリ鍋』を合体させたような和の趣に傾斜しそうなところのバランスを上手く保っているのがクラッシュされたブラックペッパーと薬味に使われていた『葉玉葱(ハタマネギ)』の甘みと旨みです。キリッとした醤油だれのつけ汁に彩りと味の変化を齎してくれました。鴨の濃厚な旨味とコク、玉葱の甘みと香り、芹の香りと食感、小麦香る自家製麺のそれぞれがそれぞれの持ち味を引き出し合い味の重層感を醸し出していました。麺を全て平らげた後にはお約束のスープ割で一度で二度美味し。これだけ手を掛けられた一杯を920円で供される村山店主に感謝です。
限定麺 鱈白子とほうれん草の味噌つけそば… 南部屋路ばた』
2月1日に村山店主がFacebookに投稿された「2月中旬『鶏そば』終了致します。日が決まりましたら又、書きます。食べ納めお待ちしております。本日より『限定麺』は『鱈白子(タラシラコ)と寒じめほうれん草の味噌つけそば』¥920となってました。味噌だれ次第ですがおそらく土、日で無くなると思います。宜しくお願い致します。盛岡市上太田 南部屋路ばた」という投稿を目にし一瞬、我が目を疑い冒頭の部分を二度読み、三度読み直しをした次第です。『無化調』+『自家製麺』で供されている個人的に大好きな一杯である『鶏そば』を修了致します。という其の一文が余りにも衝撃的でした。一体何があったんだろう?と考えてみても下衆の勘繰りをしてもこればかりは致し方ないこと。自分自身は4日前に伺い『鶏そば』+『白金豚の呑雲』トッピングをいただいたばかりでしたので余計に其の告知文に反応してしまったやもしれません。2月2日、3日の週末は翌週からの遠征を控え盛岡駐留でしたので何はともあれ『南部屋路ばた』さんへ開店時間のam11時を目指して足を延ばさせていただいた次第です。修了となる『鶏そば』も気になるところでしたが2月中旬迄ということは未だ食べるチャンスは約二週間程ありましたし4日前にはその『鶏そば』をいただいておりましたのでFacebookに投稿されていた2月1日から提供が開始され今日、明日の土曜、日曜で売切れで無くなるであろうという『限定麺』の『鱈白子と寒じめほうれん草の味噌つけそば』をいただくことに。店内、左手に設置された食券券売機で説明書に書き記されていた通り『限定麺』800円と『大盛り』120円の食券を買い求め女性スタッフの方に手渡す際に念の為、『鱈白子と寒じめほうれん草の味噌つけそば』であることを伝えカウンター席の末席へと席を取らせていただきました。公開されているレジメには「鶏だしと味噌だれと生姜オイルのつけだれに麺は中力粉メインの平打ち加水率39%の自家製麺を合わせ具材には鱈白子、寒締め菠薐草、葉たまねぎ等、麺は230g、スープ割あります。」と詳細に書き記されていましたので、その通りのものが供されるのは明白、程無くして供されたソレは黒い器に入れられた麺は南部小麦を使った幅広の平打ち麺で、その上に丁寧な下処理を施された『くもこ』≒『真鱈(マダラ)の白子(シラコ)』が3個に糸唐辛子、寒締め菠薐草(カンジメホウレンソウ)に穂先メンマにてイタリアントリコロールカラーの配色の陣容、その麺を受け止めるスープはたっぷりの『葉玉葱(ハタマネギ)』と葱の刻みが放たれ生姜オイルがアクセントの鶏出汁と白味噌ベースのつけ汁という構成でしたが日本料理の料理人の経験のある村山店主の作られた『くもこ(真鱈の白子)』と『菠薐草(ホウレンソウ)』と『葉玉葱(ハタマネギ)』と『白味噌(シロミソ)』と小麦香る『自家製麺(ジカセイメン)』の麺の味わいの積算による旨味の増幅度は想像していた以上のものでした。軽く湯霜にされた『くもこ(真鱈の白子)』は全く臭みがなく濃厚な味わいで口の中でトロトロに溶けてゆきます。使われている『真鱈(マダラ)の白子(シラコ)』が新鮮であることは勿論ですが日本料理店で施される下処理と下拵えと同等の仕込みがされていることに関心させられた次第です。白子の血管や筋等を綺麗に掃除した後に軽く湯霜にし『日本酒』を加えた氷水で粗熱を取られた『くもこ(真鱈の白子)』ならではの水っぽくないこの味わい。割烹等では当たり前の仕込みの仕方ですがラーメン店にてこれ程まで手を掛けられたものが戴けることに頭が下がります。そして『寒締め菠薐草(カンジメホウレンソウ)』は岩手県の厳しい冬場に寒風にさらされ寒さの中でじっくりと育てられたもので葉が縮み肉厚さが特徴です。お浸しにされたことで甘みが凝縮された『菠薐草(ホウレンソウ)』ですが此れも単に熱湯で茹でたものではありません。熱湯で色良く茹で冷水で粗熱を取り水気をしっかり絞った後に『漬け地』に一時間程浸されたものと思われます。一杯のつけそばの具材に此処まで手を掛けられていることに正直驚かされました。つけ汁の具材の『葉玉葱(ハタマネギ)』は普通の玉葱(タマネギ)は玉の球根の部分を食用するのとは異なり『葉』の部分をメインに食用とするために『葉玉葱(ハタマネギ)』と呼ばれています。この『葉玉葱(ハタマネギ)』の甘みと旨みが『白味噌』ベースのつけ汁に溶けだして更に『生姜オイル』で全体の味を調えられるという正に日本料理のソレにも通じる村山店主 渾身の一杯。麺を全て平らげた後にはお約束のスープ割で一度で二度美味し。兎にも角にも丁寧な下拵えが強く印象に残った今回の『限定麺』でした。これだけ手を掛けられた一杯を920円で供される村山店主に感謝です。
鶏そば+白金豚の呑雲トッピング…『南部屋路ばた』
定期的に足を延ばさせていただいている『南部屋路ばた』さんへ約三週間ぶりに再訪させていただきました。今回は『限定麺』ではなく『無化調』&『自家製麺』で作られている『鶏そば』750yenとトッピング用の『白金豚(プラチナポーク)』の『呑雲(ワンタン)』120yenの食券を買い求めスタッフの方に手渡す際に『鶏そば』で。とひと言、言葉を添えてカウンター席の空いている席へ腰を下ろし注文の品の着丼を待ちます。余り待たされることもなく木製の長方形のトレーに載せられた『白金豚(プラチナポーク)』の『呑雲(ワンタン)』入りの『鶏そば』の着丼です。鶏出汁の香りと醤油の芳ばしい香りが立ち上り鼻腔を通じて食欲中枢を刺激します。白磁の丼の中には岩手県産のゆきちからをメインに南部小麦のふすまを練り込んだ加水率35%の『自家製麺』の細ストレート麺が美しく横たわり、その上にはトッピング用の『白金豚(プラチナポーク)』の『呑雲(ワンタン)』が3個に『白金豚(プラチナポーク)』のロース肉を使い低温調理で作られた『ローストポーク』のチャーシュー1枚と『白金豚(プラチナポーク)』のバラ肉を使い作られた『煮豚』のチャーシューが1枚、それに『穂先メンマ』1本に斜め切りにされた葱に味付の『煮たまご』1/2個という陣容です。褐色のスープは丸鶏と『π(パイ)ウォーター』だけで作られた極上のスープに数種類の醤油をブレンドして作られたカエシ。適度な咀嚼感が味わえるローストポークに箸で持ち上げるとホロホロと崩れる柔らかさの口の中でとろける煮豚。『白金豚(プラチナポーク)』の粗挽きミンチに生姜が加えられ作られた『呑雲(ワンタン)』は肉ニクしくてジューシー、トゥルントゥルンで食べ応え充分の『白金豚(プラチナポーク)』の『雲呑(ワンタン)』の美味しさは折紙付き。そして半熟の味付『煮卵』の美味しさは自分が知る限り盛岡のラーメン界では断トツの出来栄え。穂先メンマのシャキシャキ感と笹切りにされたネギの食感も佳きアクセントになっておりました。無我夢中になって麺を啜り上げ地鶏の濃厚な旨味が凝縮された極上スープを呑み干して完食完飲。納得の美味しさの一杯をいただき感無量です。
新年限定麺 鯛そばと鯛飯…『南部屋路ばた』
年末年始の三日間を都内の本宅で過ごすも普段の単身生活にすっかりと馴れてしまった自分は細君と二人で居ても会話の歯車は噛み合わないしどうも息苦しくなってしまい仕事があるから。と三日の朝の新幹線で単身赴任先の盛岡へと戻ってくる有様。そして盛岡に着いて最初に向かった先は村山店主が腕を揮われる『南部屋路ばた』さんへ早速、寄せていただきました。御目当ては『新年限定麺』の『鯛(タイ)そば』と『鯛飯(タイメシ)』のセットメニュー 800yenです。店内に入り直ぐ左手に設置された食券券売機で『限定麺』の食券を買い求め女性スタッフの方に渡しカウンター席の末席へと席を取らせていただきました。注文の品が供されるまでの間に食券券売機の真横に貼られた限定麺の説明書をスマートフォンに収め席に戻り中身に目を通します。「昆布と鰹節、鮪節、大量の鯛の出汁に塩だれを合わせて具には鶏の低温、ねぎ。と鯛の昆布〆の鯛飯となります。」というレジメとともに今年も宜しくお願いします。という言葉で結ばれておりました。正月三が日目にして実に『めでたい』≒『鯛そば』と『鯛飯』がいただける幸せ。程無くして長方形の木製のトレーに載せらた限定麺が村山店主の手で直々に運ばれてきました。新年の挨拶を済ませ画像を2枚、3枚撮り早速いただきます。『鯛そば』正月に相応しい今まで一度もお目にかかったことのない作家ものの様な手造りの器の中には黄金色という言葉が正に相応しい塩だれのスープが張られ、そのスープの中には自家製麺の全粒粉入りの中細ストレート麺が綺麗に折り畳まれて横たわっていました。麺の上を飾るのは低温調理された鶏のむね肉のチャーシューが2枚の上に『白髪ねぎ』が天盛りされ更に三つ葉が添えられています。そしてスープの中には香り付けと青みの『青柚子』の皮が一片という陣容です。先ずはレンゲでスープをひと口、鯛油が輝く鯛エキスたっぷりの黄金色のスープは新鮮な真鯛のアラから引かれた『鯛出汁』にほんのり甘みのある上品な出汁が持ち味の『鮪節(マグロフシ)』に豊潤な旨味とコクの『鰹節(カツオブシ)』と素材の味と香りを活かすのに最適な優しい味わいの『昆布出汁(コブダシ)』で作られた『無化調』の上品な味わいの極旨の塩だれスープ。このスープに合せられた全粒粉入りの小麦の香り豊かな自家製麺は煮干しそば等に合せられる低加水のパツパツ系の麺ではなくボクボクとした食感の歯応えのある和風麺でこの小麦の香り高い自家製麺と上品な塩だれスープは和の食にも相通じる趣の組合せ。そしてもう一方の『鯛飯』は茶椀に装われたごはんの上に丁寧に骨を取り手ほぐしされたたっぷりの焼かれた真鯛の『鯛のほぐし身』と刻み海苔が散りばめられ、その上に昆布〆にされた真鯛の身に厚めに包丁が入れられた鯛の切り身が三切れ載せられての登場です。鯛の身は活締めにされたものが使われているのでしょう昆布〆にされてもクニュっとコリッとした活かった身の食感が残っていました。おてしょうの醤油を有効に使い鯛出汁のスープを吸い物代わりにして鯛そばも鯛飯も平らげさせていただきました。正月早々とてもめでたい限定麺の『鯛そば』と『鯛飯』幸先の良い盛岡での食べ歩きのスタートを切ることが出来、感無量です。
限定麺 泡煮干しそば…『南部屋路ばた』
Facebookに投稿された限定麺『泡煮干しそば』をいただきに『南部屋路ばた』さんへ再訪させていただきました。今回は詳細なレシピの公開はありませんでしたがエスプーマ状の濃厚セメント系煮干しスープに自家製麺の全粒粉麺を敢えて気持ち柔らかめに茹であげられておりスープが麺に良く絡みました。例えは相応しくありませんが『天下一品』さんのこってりにも通じるものを感じました。丼の上を飾る具材は低温調理された『白金豚(プラチナポーク)』の肩ロースチャーシュー1枚に箸で持ち上げ口に運ぶとホロホロと崩れるほど柔らかい『白金豚(プラチナポーク)』のバラ肉の煮豚チャーシュー1枚、更には皮目をローストされた『鶏肉』のチャーシュー1枚に輪切りのローストオニオンにきざみ玉ねぎにナルトに焼のりという陣容です。そして追加でトッピングしていただいた『白金豚(プラチナポーク)』の『ワンタン』が3個載ったSpecial version。 無化調で作られた一杯はカエシは下支え程度に抑えられた和でありながら洋のテイストをも同時に楽しむことの出来る極上で美味しい無化調 自家製麺の一杯でありました。
目にも美しいビジュアルの鶏そば…『南部屋路ばた』
『南部屋路ばた』さんと言えば『無化調』、『無添加』、『自家製麺』で作られる『鶏そば』と『煮干しそば』の他に不定期で供される『限定麺』を求め自発的に足を延ばさせていただいている自分の中ではヘビロテ利用のラーメン店の一軒です。実は三日前にも『限定麺』の『塩そば』をいただきに寄せていただいたばかりではありますが今回は年内に盛岡で一緒に食事をしましょうと約束をしていたフランスはリヨンで研鑽を積まれて来られた現役バリバリのフレンチシェフ&パティシェールの友人三名とともに前日の『人力俥』さん同様に四人で寄せていただきました。店に到着し食券券売機にて『鶏そば』の食券を四枚買い求めスタッフの方に食券を渡す際に『鶏そば』でとひと言、言葉を添えてテーブル席へと足を進め注文の品の着丼を暫し待ちます。程無くして木製の長方形のトレーに載せられた『鶏そば』の着丼です。鶏出汁の香りと醤油の芳ばしい香りが立ち上り鼻腔を通じて食欲中枢を刺激します。白磁の丼の中には岩手県産のゆきちからをメインに南部小麦のふすまを練り込んだ加水率35%の『自家製麺』で造られた細ストレート麺が美しく横たわり、その上には『白金豚(プラチナポーク)』のロース肉を使い低温調理で作られた『ローストポーク』のチャーシュー1枚とバラ肉を使い作られた『煮豚』のチャーシューが1枚、それに『穂先メンマ』1本に斜め切りにされた葱に味付の『煮たまご』1/2個という陣容です。褐色のスープは地鶏の『南部かしわ』に丸鶏と『πウォーター』だけで作られた極上のスープに数種類の醤油をブレンドして作られたカエシ。適度な咀嚼感が味わえる『ローストポーク』のチャーシューに箸で持ち上げるとホロホロと崩れとろける柔らかさの『煮豚』のチャーシュー。そして味が良く染み込んだ半熟仕上げの味付『煮卵』に『穂先メンマ』のシャキシャキ感と笹切りにされたネギの食感も佳きアクセントになっておりました。無我夢中になって麺を啜り上げ地鶏の濃厚な旨味が凝縮された極上スープを呑み干して完食完飲。食後の友人三名の感想も『無化調』、『無添加』、『自家製麺』でこのクオリティは実に素晴らしいと絶賛の声。やはり美味しいものは目にも美しく映るもの。納得の美味しさの一杯をいただき感無量です。一泊二日のアテンド役も無事に済み友人達を盛岡駅まで送り届け今回のミッションは滞りなくコンプリートしたのでありました。
限定麺 塩そば+白金豚の雲呑…『南部屋路ばた』
三泊四日の青森遠征を終え東北自動車で一路、盛岡へ。盛岡ICに到着したのでpm18:00近く。四日間、盛岡ではなかなか味わうことの出来ぬイタリア料理にフランス料理を食べ込んでいたこともあり夕食は軽めにラーメンでもと思い向かった先は盛岡の
郊外に店を構えられる『南部屋路ばた』さんです。市街地から店に向かいますと20~25分程の所要時間を要しますが盛岡ICですと10分もあれば店に辿り着くことができます。そして週末は夜の部の営業もあることから初めて夜の時間帯へ店へ寄せていただきました。暖簾をくぐり店内に入り直ぐ左手に設置された食券券売機があり、その横のスペースには大体『限定麺』の紹介のPOPが貼り出されています。當初は『煮干しそば』を食べるつもりで足を向けたのですが『塩そば』という限定麺のPOPが貼られているではありませんか。前回の限定麺は『鰆の塩つけそば』でしたが今回は『塩そば』。塩そばと言いますと以前いただいた『塩煮干しそば』が絶品でしたので予定を変更して食券券売機にて『限定麺』800円とトッピング用の『白金豚(プラチナポーク)の雲呑(ワンタン)』120円の食券を買い求めカウンター席の末席へと陣取らせていただきました。日曜日の夕方ということもあり子供連れの家族の方々が3組程で平日とは客層が異なりますが店内は相変わらずの盛況ぶり。注文の品が着丼するまでの間に『塩そば』の説明文に目を通し暫しの間、待つことに。「鶏だし、焼あご、鮮魚だしに塩だれ、南部かしわ銀雪のオイルを合せたスープ。具には鶏もも肉、トマト、生姜、生ブラックペッパー、長ねぎ、大根」と書き記されていました。『鮮魚だし』と『大根』とあることから前回の『限定麺』の『鰆の塩つけそば』の延長線上の『塩そば』なのかな?と勝手に推測しつつ程無くして注文の品の着丼です。木製の長方形とトレーの上には黒い丼、丼一麺にはザク切りのねぎ、その下の赤く見えるのはトマトの輪切り、そして皮目を香ばしくパリッとローストされた鶏もも肉のチャーシューが5枚、その上にはたっぷりのおろし生姜と生ブラックペッパー5粒、更に追加でトッピングした『白金豚(プラチナポーク)の雲呑(ワンタン)』が3個という食べ応えのある陣容です。スープは『鶏だし』と『焼あご』+鮮魚出汁のW+αの塩味スープ、魚介系の出汁は『南部かしわ銀雪のオイル』が加えられていめ為かどちらかと言いますと『鶏出汁』の旨味が勝ったスープです。これに合せられた麺は通常の『鶏そば』や『煮干しそば』と共通の岩手県産ゆきちからをメインに南部小麦のふすまが練り込まれた無着色の細ストレート麺です。茹で加減はパッパツでもなく柔らかめでもなくW+αの塩味スープに相応しいやや硬めのちょうど良い茹で加減。食べ進みに合せ、おろし生姜を少しづつスープに溶かし味わいます。『鶏チャーシュー』と言いますと鶏むね肉を低温調理されたものが多い昨今、皮目を香ばしくローストされた鶏もも肉は目新しさもありますが口に含噛み込むと皮目の部分から脂と旨味がジュワーと溢れ鶏むね肉では味わうことの出来ぬ食感と味が愉しめました。加えてこの鶏もも肉のチャーシューと生のブラックペッパーを一緒に齧りますとスパイシーさが加わり一度で二度の味が愉しめました。トマトの輪切りも軽くローストされており塩スープとのマッチングもなかなか。トゥルントゥルンで食べ応え充分の『白金豚(プラチナポーク)の雲呑(ワンタン)』のジューシーさと美味しさは既に折紙付き。麺を手繰り勿論スープも完飲。『限定麺』の『塩そば』+『白金豚(プラチナポーク)の雲呑(ワンタン)』美味しくいただきました。
限定麺 鰆の塩つけそば…『南部屋路ばた』
盛岡近郊で率先して自分が足を運ぶラーメン店 御三家の一軒である『南部屋路ばた』さん。今回の限定麺は『鰆の塩つけそば』です。店内に入り直ぐ左手に設置された食券券売機にて『限定麺』800円の食券を買い求め女性のスタッフの方へ食券を手渡しカウンター席の末席へ腰を下ろし注文の品の着丼を待ちます。當日は正午少し前に店に到着しましたがほぼ満席に近い客入りで既に「煮干しそば完売しました。」の張り紙が券売機に貼られていました。その横には限定麺の『鰆の塩つけそば』の説明書きが掲示されており、その内容は「鰆などの魚のあら、昆布の出汁に塩だれ、ねぎ油を合わせて麺は ゆきちから、もち姫、南部小麦の加水35%、具には大根、むらさき白菜、鰆(サワラ)、酢橘(スダチ)など。麺を食べおえたらスープ割をどーぞ !」という内容のものが貼られておりました。店内は結構混み合っていたにも関わらず待ち時間が余りかからぬのが當店の村山店主の凄いところ。相当オペレーションがしっかりとされているのでしょう。程無くして長方形の盆に載せられて『鰆の塩つけそば』の登場です。左側には主役の『鰆(サワラ)』に大根、ザク切りの葱が入った塩味のつけ汁、右手には昆布水に浸された艶やかな自家製麺の細ストレート麺。その上に紫白菜(ムラサキハクサイ)に煮豚風のチャーシュー1枚に二つ折にされた二段重ねにされた低温調理された豚肩ロースのチャーシュー、その上に飾り包丁で菊剥きにされた『酢橘(スダチ)』という陣容です。先ずは、つけ汁は使わずに昆布水に浸された麺を手繰り口に運びます。艶やかな麺はツルシコの食感であり麺の美味しさを先ず体感することが出来ました。次に塩味のつけ汁に麺の先端だけ少し浸けて啜り上げてみます。『鰆(サワラ)』等の魚のあら、昆布出汁等で作られたというつけ汁は秋田の『塩魚汁(ショッツル)』にも似たニュアンスを若干感じましたが加えられた『ねぎ油』が効果的でコクと風味をアップさせるのと同時に魚のあら特有の臭いを上手くマスキングしています。つけ汁の具材に『大根(ダイコン)』と『鰆(サワラ)』が使われるとは一見、奇想天外な発想にも思えますが『煮物料理』では『鰆(サワラ)』と『大根』や『鰤(ブリ)』と『大根』の組合せはテッパンですから、その辺りからの引用でしょうか?、いずれにせよ村山店主の引出しの多さを感じさせる一杯でした。『紫白菜(ムラサキハクサイ)』は良き食感のアクセントになっておりました。麺を完食後にスープ割をお願いし一度で二度美味しい『鰆の塩つけそば』を完食完飲です。焼物等の和食のあしらいに添えられる『菊剥き』にされた『酢橘(スダチ)』は本来は、麺に絞りかけたり、つけ汁の中に搾っていただくために添えられたものと思われますが『昆布出汁』以外に『鰆』や魚のあらが加えられた汁に加えると折角、ねぎ油によってマスキングされた魚の臭いが表面に出てくるように思われたために自分は水の中に手で搾り完食後に『酢橘水』としていただきましたが大正解、食後に口元に爽やかな香りが広がり食後感が思いのほか良かったです。
休日のオトナの細やか愉しみ…『南部屋路ばた』
盛岡市郊外に店を構えられる『南部屋路ばた』さん。『南部屋路ばた』さんと言えば『無化調』、『無添加』、『自家製麺』で作られる『鶏そば』と『煮干しそば』の他に不定期で供される『限定麺』を求めて定期的に足を延ばさせていただいている一軒です。村山店主がFacebookに投稿された「鶏そば、煮干しそばは大盛り不可なのでそれに変わる物として、 雲呑トッピング ¥120、焼売 ¥300、始めてみました!是非お試し下さいm(_ _)m」という投稿を目にして前回は『鶏そば』+『白金豚ワンタン』をいただきました。そして今回の狙いはもう一方の『白金豚の焼売』です。そして『焼売』となりますと出来ればビールとともにいただきたいもの。しかし郊外にある當店へは車無しでは行くことが出来ません。『焼売』×『ビール』の夢は幻で消えようとしていた週末、「自分が運転手をしますので良かったら一緒に食べに行ってくれませんか?」という女神さまが降臨。もう感謝感謝有難やであります。女神さまが駆るポルシェのシートに身体を預け『南部屋路ばた』さんを目指します。店前の駐車場に車を滑り込ませ店内へ。食券券売機で『焼売』と瓶ビールと『鶏そば』の食券を買い求めテーブル席へ。本当は瓶ビールとノンアルコールビールで乾杯を目論んでおりましたがノンアルコールは烏龍茶やジュース類のみのようでしたのでビールと水で乾杯を済ませ『焼売』の蒸し上がりを待ちます。あらかじめ『鶏そば』はコールするまで作るのを待っていただけるようお願いしておりましたので一緒に運ばれてくる心配はありません。程無くして運ばれてきた『焼売』は想像していたよりも大きなサイズで見るからに食へ応えがありそうです。焼売の上には葱が載せられており『芥子』も皿の端に添えられていました。『白金豚(プラチナポーク)』の粗挽きミンチに隠し味に生姜が加えられ大粒の『焼売』を口に放り込み歯をあてると肉汁と旨汁がジュワーと口中に溢れだします。肉ニクしくてジューシーな焼売は隠し味に使われている生姜が本当に佳き役回りを演じています。そして想像した通り『焼売』とビールの相性は抜群です。思わず『焼売』をもう一人前追加しようとしたところ女神さまがラーメンが食べられなくなってしまうので一個食べるのを手伝ってとのこと。悦んで御裾分け分もいただきました。ビールと焼売4個を平らげ終えるタイミングで『鶏そば』お願いしますのコール。待たされることも無く絶妙なタイミングで『鶏そば』の着丼です。見るからに美しいビジュアル。『美味しいものは美しい』の方程式通りの『鶏そば』です。鶏出汁の香りと醤油の芳ばしい香りが立ち上り鼻腔を通じて食欲中枢を刺激します。白磁の丼の中には岩手県産のゆきちからをメインに南部小麦のふすまを練り込んだ加水率35%の『自家製麺』で造られた細ストレート麺が美しく横たわり、その上には『白金豚(プラチナポーク)』のロース肉を使い低温調理で作られた『ローストポーク』風のチャーシュー1枚とバラ肉を使い作られた『煮豚』風のチャーシューが1枚、それに『穂先メンマ』1本に斜め切りにされた葱に味付の『煮たまご』1/2個という陣容です。褐色のスープは地鶏の『南部かしわ』に丸鶏と『πウォーター』だけで作られた極上のスープに数種類の醤油をブレンドして作られたカエシ。適度な咀嚼感が味わえるローストポークに箸で持ち上げるとホロホロと崩れる柔らかさの口の中でとろける煮豚。そして半熟の味付『煮卵』の美味しさは自分が知る限り盛岡のラーメン界ではやはり断トツの出来栄え。穂先メンマのシャキシャキ感と笹切りにされたネギも食感の佳きアクセントになっておりました。無我夢中になって麺を啜り上げ地鶏の濃厚な旨味が凝縮された極上スープを呑み干して完食完飲です。念願であった『焼売』×『ビール』をコンプリートして更には納得の美味しさの一杯で〆た口福な時間に感無量とともに感謝です。
白金豚のワンタン入りの鶏そば…『南部屋路ばた』
『南部屋路ばた』さんと言えば『無化調』、『無添加』、『自家製麺』で作られる『鶏そば』と『煮干しそば』の他に不定期で供される『限定麺』を求めて定期的に足を延ばさせていただいております。前回供された『鰹そばと鰹めし』の興奮が未だ冷めやらぬ10/26に當店の村山店主がFacebookに投稿された「鶏そば、煮干しそばは大盛り不可なのでそれに変わる物として、 雲呑トッピング ¥120、焼売 ¥300、始めてみました!是非お試し下さいm(_ _)m」という投稿を目にして早速、再訪させていただきました。店に到着し食券券売機の前でベースのそばを『煮干しそば』にするか『鶏そば』にするかで暫し悩みましたが、前回は『鰹そば』、その前が塩味の『煮干しそば』でしたので順番的には今回は『鶏そば』をいただくのが自然の流れと考えたことと、トッピングの『ワンタン』は『プラチナポーク』≒『白金豚』で作られたもののようですのでスープとの相性を考えますと煮干しよりは『鶏』の方がしっくり行くのではと考え『鶏そば』750yenの食券と『白金豚ワンタン』120yen(大盛の食券で代用)を買い求めスタッフの方に食券を渡す際に『鶏そば』でとひと言、言葉を添えて空いている席へと足を進め注文の品の着丼を暫し待ちます。程無くして木製の長方形のトレーに載せられた『プラチナポーク』のワンタン入りの『鶏そば』の着丼です。鶏出汁の香りと醤油の芳ばしい香りが立ち上り鼻腔を通じて食欲中枢を刺激します。白磁の丼の中には岩手県産のゆきちからをメインに南部小麦のふすまを練り込んだ加水率35%の『自家製麺』で造られた細ストレート麺が美しく横たわり、その上には主役である『白金豚のワンタン』が3個に豚ロース肉を使い低温調理で作られた『ローストポーク』のチャーシュー1枚と豚バラ肉を使い作られた『煮豚』のチャーシューが1枚、それに『穂先メンマ』1本に斜め切りにされた葱に味付の『煮たまご』1/2個という陣容です。褐色のスープは地鶏の『南部かしわ』に丸鶏と『πウォーター』だけで作られた極上のスープに数種類の醤油をブレンドして作られたカエシ。適度な咀嚼感が味わえるローストポークに箸で持ち上げるとホロホロと崩れる柔らかさの口の中でとろける煮豚。『白金豚』の粗挽きミンチに生姜が加えられ作られた『ワンタン』は肉ニクしくてジューシー、そして半熟の味付『煮卵』の美味しさは自分が知る限り盛岡のラーメン界では断トツの出来栄え。穂先メンマのシャキシャキ感と笹切りにされたネギの食感も佳きアクセントになっておりました。無我夢中になって麺を啜り上げ地鶏の濃厚な旨味が凝縮された極上スープを呑み干して完食完飲。納得の美味しさの一杯をいただき感無量です。『白金豚の焼売』も本当はいただきたかったのですが『南部屋路ばた』さんへ行って食べて戻って昼の一時間の休憩時間では『焼売』までは流石に届かず。楽しみは次回のために残し店を後にしたのでありました。
限定麺 鰹そばと鰹めし…『南部屋路ばた』
『無化調』、『無添加』、『自家製麺』で作られた『限定麺』の『鰹そば』と『鰹めし』のセット1,000円を求めて『南部屋路ばた』さんへ。暖簾をくぐり店内直ぐ左手に設置された食券券売機の横に貼り出された『限定麺』の『鰹そば』と『鰹めし』のレジメ。「鰹節(サツオブシ)二種と鮪節(マグロブシ)、鯖節(サバブシ)、昆布(コンブ)、椎茸(シイタケ)、煮干しの出汁に醤油だれと鰹オイル(カツオオイル)を合せました。ご飯は麦藁(ムギワラ)で炙った鰹(カツオ)、胡麻(ゴマ)だれ、薬味(ヤクミ)、半分はそのままで半分はスープをかけて、お召し上がりください」、「こちらの限定麺は\1,000になります。ミニラーメンの食券2枚でお願いします」と書き添えられておりました。その指示通り食券券売機で500円のミニラーメンの食券を2枚買い求めスタッフの方に渡しカウンター席の末席に席を取り注文の品が供されるのを暫し待ちます。どんなに混んでいようとも余り待たされることなく供されるのが村山店主の物凄い手際の良さとオペレーションが確立されていることの証。程無くして供された『鰹そば』何という美味しさなんでしょう。白磁の丼に張られた褐色のスープ、その中に綺麗に盛付された『自家製麺』で作られた『全粒粉』入りの細ストレート麺、丼の表面を飾る具材は低温調理された豚ロース肉を使ったチャーシューが1枚と、その下に箸で持ち上げるとホロホロと崩れる柔らかさの豚バラ肉で作られた煮豚風のチャーシューが1枚、他には穂先メンマ2本と葱の千切りという実にシンプルで潔い陣容。先ずは木製の蓮華でスープをひと口、公開されているレジメの通り『鰹節(カツオブシ)』を主体とした各種節から抽出された出汁感がほっと安堵感を与えてくれるような鰹香るスープ。このスープに合せられた麺は全粒粉を加え作られた小麦香る細めのストレート麺です。スープと麺のバランスも良く非常に美味しい一杯です。もう一方の『鰹めし』は小丼にて登場。ごはんの上に刻み海苔、その上に主役である藁焼きされた厚切りの『鰹のたたき』が三枚、その横にたっぷりの『胡麻だれ』に薬味の葱の千切りに菊花等が添えられていました。いやぁー兎に角、これは美味いです。『鰹めし』に添えられたたっぷりの『胡麻ダレ』の味は銀座の一流処の割烹店で供される『鯛茶漬』の『胡麻だれ』のクオリティに勝るとも劣らぬレベルであり『鰹のたたき』は藁焼きで素晴らしい薫香に包まれています。『鰹めし』は大半を鮪の東丼(アズマドン)風の『鰹の東丼』としてそのまま胡麻だれとともに味わい最後に鰹そばの節香るスープを小丼の淵からそっと加えて『鰹だし茶漬』として胃袋の中へ流し込みました。『鰹そば』も『鰹めし』も『鰹だし茶漬』と一度で三つの味を愉しませていただきました。
限定麺 塩味 煮干そば…『南部屋路ばた』
拉麺に造詣が深く食べログを通じて色々と御教示してくださる個人的にラーメン博士として崇拝する御方の投稿の『限定麺』の『塩味 煮干そば』を是非とも味わってみたく『自家製麺』&『無化調』で造られる『塩味 煮干そば』をいただきに『南部屋路ばた』さんへと足を延ばさせていただきました。店内左手に設置された食券券売機より左手一番下にある『鶏そば/煮干しそば』750yenの食券を買い求めスタッフの方に『煮干しそば』の『塩』でとお願いし空いている席へ腰を下ろします。店内がどれだけ混んでいようとも注文の一杯が供されるまでの時間が驚異的に早いのが當店の村山店主です。5分も待たぬうちに木製の長方形のトレーに載せられて『限定麺』の『塩味の煮干しそば』が席に運ばれてきました。昔ながらの白地に朱色の雷文が丼の淵に描かれた馴染み深いラーメン丼に肉桂色より更に薄い色合いのスープが張られ、その中に自家製の無着色の細ストレート麺が収められ、丼の上を飾る具材は低温調理され二つ折りにされたロース肉使用のチャーシューにバラ肉を煮こんだ口の中でとろける煮豚風の二種類の『チャーシュー』に『穂先メンマ』、しっかりと味が浸透された黄身の半熟加減が秀逸な『煮たまご』に斜め切りにされた葱。淡麗系煮干しの完成形とも思える激ウマの煮干スープを受け止める麺は綺麗に折りたたまれた麺。煮干系のスープとの相性を考え少し硬めの茹で上げで供されます。淡麗ながらもしっかりと煮干し風味を感じるスープにパッパッ系の無着色の細ストレート麺。これはもう最高です。自分が知る限り岩手県内では最高峰の『煮干しそば』に感動を覚えつつ麺を完食、そしてスープも一滴残さずいただきました。
無化調・自家製麺の美味しい鶏そば…『南部屋路ばた』
『無化調』+『自家製麺』の極上の一杯を求めて再び『南部屋路ばた』さんへ再訪させていただきました。前回は『煮干しそば』をいただきましたので今回は醤油味の『鶏そば』です。店内、直ぐ左手に設置された食券券売機で『鶏そば』750yenの食券を買い求めカウンター席へ。待つこと3~4分程で木製の長方形のトレーに載せられた『鶏そば』の着丼です。鶏出汁の香りと醤油の芳ばしい香りが立ち上り鼻腔を通じて食欲中枢を刺激します。丼の中には『自家製麺』で造られた細ストレート麺が美しく横たわり、その上には低温調理された豚ロース肉のチャーシュー1枚と更に豚バラ肉で作られたとわっとろの煮豚が1枚、2種類の異なるチャーシューに『穂先メンマ』1本に斜め切りにされた葱に味付の『煮たまご』半分という陣容です。丼の周囲とスープの上部には『鶏油(チーユ)』でしょうか?脂の膜が張っています。蓮華(レンゲ)でスープをひと口、口に運びますと鶏油とともに鶏出汁の香りと旨味が口中に広がります。このスープに合せられた麺は自家製麺で造られた麺ですが『煮干しそば』に合せる歯切れの良いパツパツ系の麺ではなくもっちりとした食感が愉しめる小麦香る美味なる麺。説明書きによりますと「麺は岩手県産のゆきちからをメインに南部小麦のふすまを練り込んだ加水率35%の自家製麺です。」と書き記されておりスープは「丸鶏と水からとるスープに生醤油、再仕込み醤油、たまり醤油、乾物、本味醂、純米酒、フルーツ酢から作ったタレを合せました。」と書き記されています。蘊蓄や能書きはさて置き兎に角、食べてみれば判るこの美味しさ。やはり美味しいものは盛付も美しいものです。気がつけば麺は完食、スープも完飲。『無化調』、『無添加』、『自家製麺』で造られたこの『鶏そば』のクオリティはかなり高く満足感できる質感と量を兼ね備えた極上の一杯です。
限定麺 酢橘と秋刀魚の塩そば…『南部屋路ばた』
『南部屋路ばた』村山店主、『人力俥』山﨑店主、『シロクロ』深瀬店主。この御三方が作られる一杯が盛岡周辺では自分の好きなラーメンの御三家です。今回は『南部屋路ばた』村山店主さんの『限定麺』の『酢橘(スダチ)と秋刀魚(サンマ)の塩そば』をいただく為に寄せていただきました。店内すぐ左手に設置された食券券売機から『限定麺』800yenの食券を買い求めスタッフの方に食券を渡しカウンターの空いている席へ。店側から公表されている情報は「昆布(コンブ)と鰹節(カツオブシ)、鮪節(マグロブシ)、秋刀魚(サンマ)の出汁(ダシ)に塩だれ、ねぎ、生姜(ショウガ)オイルを合わせました。具には秋刀魚(サンマ)のつみれ、酢橘(スダチ)、大根(ダイコン)、三つ葉(ミツバ)」というレジメの公開がされています。さて、一体どんな一杯が供されるのでしょう。程無くして木製の長方形のトレーに載せられて白磁の器で供された『酢橘と秋刀魚の塩そば』。薄っすらとコンソメ色のクリアなスープに薄い輪切りにスライスされた『酢橘(スダチ)』が丼の表面を覆い尽くすそのビジュアルは下北沢の『打心蕎庵』さんや池尻大橋の『土山人』さんで供される『酢橘そば』を彷彿させるものですがビジュアル自体は似ていても『酢橘そば』は『冷たい』そばで供されますが今回の『限定麺』は通常の『温かい』一杯です。丼の中心部には具材の『秋刀魚(サンマ)のつみれ』が二個に『大根(ダイコン)』、二つ折にされた低温調理された『豚ロース肉のチャーシュー』に青みに『三つ葉』とレジメ通りの陣容です。主役のラーメンの器の他に御手塩皿(オテショウザラ)が付けられていたのは多分、食べる前に『酢橘(スダチ)』を引き上げる為に用意されたものなのでしょう。酢橘や他の柑橘類も果皮の内側にある海綿状の白い部分に苦味成分があり、つゆに浸していると苦味成分が少しづつ溢れ出てきます。『酢橘そば』の王道の食べ方は苦味が出てくる前に『酢橘』をつゆから出していただくので多分それを模してのことでしょうか?自分は柑橘類のあの独特の苦味も好きな方なので酢橘はそのまま入れっぱなしにして過度なる熱が入らぬよう低温調理された『チャーシュー』と『秋刀魚のつみれ』だけを丼から引き上げて小皿へと移していただくことにしました。そうすると完全にビジュアル自体は『酢橘そば』です。先ずは蓮華でスープをひと口。酢橘の香りと仄かな酸味で爽やかさを感じる上品で上質な仕上がりのスープは昆布(コンブ)に鰹節(カツオブシ)、鮪節(マグロブシ)、秋刀魚出汁(サンマダシ)といった魚介系の旨味と甘味と旨味のバランスが取れた『かえし』の『塩ダレ』に酢橘(カンキツ)の香味(コウミ)と苦味(ニカミ)とエグ味が三位一体となって作り出された味わい。熱いスープの中に『酢橘(スダチ)』で真っ先に思い浮かぶ食べ物は『松茸の土瓶蒸し(マッタケノドビンムシ)』でしょうか?要はこの酢橘を使った一杯はその延長線上にあるものと考えれば余り違和感は感じなくなるのではないでしょうか。このスープに合せられた『自家製麺』の麺は麺肌が白い無着色の細ストレート麺、具材に関しましては低温調理の『チャーシュー』はスープの風味を損なわぬような味付が施されておりしっとり柔らか。他の具材は『和食』のテイストを感じる内容です。頭の中に『秋刀魚焼』を思い描いてみていただけると判り易いと思いますが焼いた『秋刀魚(サンマ)』に『酢橘(ユダチ)』を搾りかけて食べると柑橘の香りが食欲をそそり美味しさが倍増します。そして焼いた『秋刀魚(サンマ)』には『大根(ダイコン)』おろしが欠かせません。そんなことから具材の構成は『秋刀魚(サンマ)』、『大根(ダイコン)』、『酢橘(スダチ)』となったものと思われますが能書きや蘊蓄は、さて置き無我夢中で箸を進め一気に完食、スープも一滴残さず完飲させていただきました。日本料理の心にも相通じる満足度の高い一杯でした。
極上の無化調煮干しそば…『南部屋路ばた』
無添加・無化調・自家製麺の極上の一杯を求めて再び『南部屋路ばた』さんへ再訪させていただきました。前回は『鶏そば』をいただきましたので今回は『煮干しそば』が御目当てです。店内に入って直ぐ左手に設置された食券券売機で『煮干しそば』750yenの食券を買い求め空いている席へ。待つこと5~6分程で『煮干しそば』の着丼です。店内に置かれた口上書には「無添加煮干しをふんだんに使用した無化調、無添加のスープ、麺は県産ゆきちからに南部小麦の全粒粉を練り込んだ自家製麺です」と謳われています。目の前の丼からは煮干し出汁の香りと醤油の芳ばしい香りが立ち上り鼻腔を通じて食欲中枢を刺激します。丼の中には自家製麺で造られた中細のストレート麺が横たわり、その上には低温調理された二つ折りにされた豚ロース肉のチャーシューが1枚と更に豚バラの煮豚が1枚の計2種類のチャーシューにメンマは柔らかな穂先メンマ1本に薬味には白髪葱、味付の煮たまご半分というシンプルでありながらもとても美しいビジュアル。丼の周囲とスープの上部には煮干しオイルでしょうか?脂の薄い膜が張られています。蓮華でスープをひと口、口に運びますと煮干し出汁の香りと後追いして生醤油の味が口中に広がります。このスープに合せられた麺は自家製麺で造られた歯切れの良いボキボキ系の食感に近い小麦香る美味なる麺でスープとの相性も良好です。無化調のスープはややオイリー系ではありましたが無化調でこの味は極上の一杯と呼んでも差支えない出来栄えではないでしょうか?二種類のチャーシューのクオリティも前回いただいた『鶏そば』で供されたものより数段、上質さと品の良さを感じましたし味付された煮玉子も美味しいものでした。無我夢中で箸を進め気がつけば麺は完食、スープも勿論完飲。ロケーション的には決して恵まれた立地では無い物の多くの方が訪れる理由にはやはり無添加・無化調の『煮干しそば』と『鶏そば』のクオリティにあるのではないでしょうか?今回の一杯もかなり満足度の高いものでした。
第2回 岩手拉麦会限定麺 vol.1…『南部屋路ばた』
個人的に勝手にラーメン博士と崇めるラーメンに造詣が深いレビュアーさんの投稿を拝読して『第2回 岩手拉麦会 コラボ企画』という興味深いイベントが開催されていることを知りました。その『岩手拉麦会』に名前を連ねられるメンバーは紫波の『拉麺太极(たいぢ)』さんに花巻の『二丁目食堂』さん、西青山の『らぁめんサンド』さんに下太田の當店『南部屋路ばた』さんの四店舗です。開催期間は5月15日~5月31日までの約二週間、今回の共通課題は『無化調煮干し』を何と『500yen』のワンコインで供するというもの。物凄い大盤振る舞いの企画です。これはもう行くしかありません。店内左手に設置された食券券売機から指示の通りミニラーメン500yenの食券を買い求め女性スタッフの方へ『コラボ限定麺』で。と伝えカウンターの空いている席へ。貼り出されていた案内によりますと當店のコラボ限定麺は『煮干しつけそば』でありその説明書には「白口、背黒、平子、うるめ、昆布、椎茸の出汁に八木澤商店の生薄口醤油で作ったかえしを合せました。麺はゆきちから、南部小麦、もち姫の三種類の小麦粉をブレンドして打った加水率41㌫の平打ち麺220㌘です」と謳われておりました。大盛への変更も可能で+120yenで330㌘、+240yenで440㌘への増量も可能とのことでしたが自分は標準の220㌘の普通盛で。程無くして『煮干しつけそば』の登場です。つけ汁の小丼と麺と低温調理された肩ロースで造られた『チャーシュー』に『きざみのり』にレモンが収められたラーメン丼に一味唐辛子が入れられた小皿に木製の蓮華が年季の入った塗り盆にのせられ運ばれてきました。先ずは添えられたレモンを少量、麺に搾り掛け、つけ汁を浸けずに麺だけを口に運んでみます。表面はツルツルでシコシコで歯を当てるとモチモチした喉越しの良い平打ち麺で噛締めた時に口の中に小麦の香りも広がる自家製麺でした。この麺を受け止める、つけ汁もしっかりと煮干し出汁の存在が感じられる汁で麺と汁のバランスは良好。何よりも『無化調』で作られているつけ汁ですから素晴らしい出来ではないでしょうか?つけ汁の中の極薄の輪切りに切られた葱の薬味のシャキシャキとした食感がややもすれば単調に成りがちとなる、つけそばの佳きアクセントになっていました。途中から薬味の一味唐辛子を加えたりレモンを搾って自前での味変を楽しみ気がつくと麺も軽く完食。もう少し食べたい気持ちを抑えつつ食後につけ汁に割スープを注いでいただきスープ割を愉しむとちょうどお腹の満腹感もちょうど良い感じに。いやぁーこれで500yenは御値打ちですね。500yenという破格値でつけ麺を振舞ってくださった『南部屋路ばた』さんの店主さんと貴重な情報を御教示いただいた個人的に崇拝するラーメン博士に感謝。
無添加・無化調・自家製麺の一杯…『南部屋路ばた』
無添加・無化調・自家製麺のラーメンを求めて再び『南部屋路ばた』さんへ再訪させていただきました。前回は『限定麺』の『貝出汁』の塩そばをいただきましたので今回は醤油味の『鶏そば』750yenを店内、左手の食券券売機で買い求めテーブル席へ。待つこと7~8分程で『鶏そば』の着丼、鶏出汁の香りと醤油の芳ばしい香りが立ち上り鼻腔を通じて食欲中枢を刺激します。丼の中には自家製麺で造られた中細のストレート麺が横たわり、その上には低温調理されたと思しき豚肩ロース肉のチャーシュー1枚と更に豚バラの煮豚が1枚の計2種2枚のチャーシューにメンマは柔らかな穂先メンマ1本に青みには九条葱、味付の煮たまご半分という陣容。丼の周囲とスープの上部には鶏油でしょうか?脂の膜が張っています。蓮華でスープをひと口、口に運びますと鶏油とともに鶏出汁の香りと旨味が口中に広がります。このスープに合せられた麺は自家製麺で造られた歯切れの良いパツパツ系の麺ではなくもっちりとした食感が愉しめる小麦香る美味なる麺。説明書きによりますと"丸鶏と水からとるスープに生醤油、再仕込み醤油、たまり醤油、乾物、本味醂、純米酒、フルーツ酢から作ったタレを合せました。こちらも煮干しそばと同じように小麦のふすまを練り込んだ加水率35%の自家製麺で気がつけば麺は完食、スープも完飲。無化調、無添加で造られたこの『鶏そば』のクオリティはかなり高く満足感できる質感と量、次回はもう一方の『煮干しそば』を味わいに再訪させていただきます。
極上の貝出汁が愉しめる限定麺…『南部屋路ばた』上大田店
盛岡の郊外、盛岡の奥座敷、つなぎ温泉へと向かう途中に店を構えられている『南部屋路ばた』上太田店さんへ初めて寄せていただきました。店舗の南東の方角には盛岡の物流拠点となる流通センターがあるため大型トラック等の往来が割と多い交叉点の一角に目的の店は構えられていました。何も知らなければ多分、當店へと足を延ばすことはなかったと思いますし仮に近くを通り掛かったとしましても一時は全国展開をし一世を風靡した札幌ラーメンのチェーン風の外観の當店で食事という選択肢は持ち合わせて居らず、きっと立ち寄ることにはならなかったと思います。例によりまして當店ヘ足を延ばすきっかけとなりましたのは個人的に勝手にラーメン博士と崇めるラーメンの造詣が深いレピュアーさんの投稿を拝読してのことであり『HINOTORI~火ノ鷺~』さん、『に干し屋 SHINCHAN』さんに続いての追っかけ訪問となった次第です。目当ては唯一つ限定麺の『貝出汁の塩そば』です。店内に入り直ぐ左手に設置された食券券売機から『限定麺』の食券800yenを買い求め通された席へ腰を下ろしラーメンの着丼を暫し待ちます。程無くして供された注文の品は塗り盆に黒いラーメン丼にて着丼です。丼のベースが黒なので塩味のスープも麺も綺麗に映えて目に映ります。麺は無着色の細めのストレート麺、その上に低温調理されたと思しきピンク色の豚ロースの大判のチャーシュー1枚に穂先メンマに笹切りにされた白葱、春の山菜のウルイに一瞬、唐辛子と見間違えたドライトマト、更にチャーシューの上には白トリュフオイルとマッシュルームを細かく微塵切りにしたもので造られた特製のペーストといった洋風のテイストをも感じさせる陣容です。スープは貝の旨味がたっぷりと感じられる貝出汁と昆布出汁主体と思われる塩味のスープで合わせられた麺との相性も上々。初めはそのまま食べ進め途中からチャーシューの上の特製のペーストをスープに投入し良く混ぜて味わえば味覚の変化が愉しめるアイデアは八戸ブイヤベースの一度で二度美味しいに相通じるものを感じつつスープまで全て完飲させていただきました。
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店名 |
南部屋路ばた 盛岡市上太田店
|
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ジャンル | ラーメン、中華料理 |
お問い合わせ |
019-659-0150 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
大釜駅より、車で約8分程 大釜駅から3,180m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
27席 (カウンター7、4人掛けテーブル3、小上がり2卓) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
有 店舗敷地内20台程度 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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ロケーション | 一軒家レストラン |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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一体いつ以来となりますでしょうか?とてもとても久しぶりの訪問となりました『南部屋路ばた』さんへ再訪させていただきました。店内に入り直ぐ左手に設置された食券券売機の前に立ち先ずはボタンに記された品名のチェック。上段左手より手もみラーメン 850yen、手もみチャーシュー麺 1,100yen、中華そば 700yen、ミニラーメン 450yen、二段目には、みそラーメン 900yen、味噌チャーシュー麺 1,150yen、モツラーメン 900yen、具無しラーメン 500yen、三段目に赤南蛮ラーメン 800yen、煮干しそば 850yen、とりそば正油/塩 850yen、辛味噌ラーメン 980yen、その下段にはスーラータンメン 980yen、背脂そば 800yen、鶏楽つけそば 900yen、900yenの限定麺に1,000yenの限定麺というラインナップ。随分と守備範囲が広いとでも申しましょうか多種多様なラーメンを作られているようです。この中で『無化調』+『自家製麺』となりますと『煮干しそば』か『とりそば』の二種三品でしょうか?今回は超久しぶりということもあり『煮干しそば』の食券を購入しカウンターの末席に席を取らせていただき着丼を待ちました。大凡5~6分程で長方型の塗り盆に載せられ朱色の雷門模様が描かれた使い込まれたラーメン丼に収められ『煮干しそば』の登場です。以前、公開されていたレジメには「無添加の煮干をふんだんに使用した無化調、無添加のスープ、麺は県産ゆきちからに南部小麦の全粒粉を練り込んだ自家製麺です」と謳われておりましたが大きな変更は無いように思われます。目の前の丼からは煮干出汁の香りと醤油の芳ばしい香りが立ち上り鼻腔とともに食欲中枢を刺激。丼の中には黄櫨染色(コウロゼンイロ)のスープが張られ、そのスープに合せられた麺は全粒粉入りの自家製の中細のストレート麺が綺麗に折り畳まれ横たわっています。その上には低温調理されたのであろう『豚ロース肉』の叉焼(チャーシュー)1枚と『豚バラ肉』の煮豚風の叉焼(チャーシュー)が1枚の2種2枚のチャーシューにチャーシューの下には三つに折られた『穂先麺麻(ホサキメンマ)』2本に白葱(シロネギ)と青葱(アオネギ)の刻み混合の『髢葱(カモジネギ)』いう陣容です。丼の周囲とスープの上部には『煮干しオイル』らしき脂の薄い膜が薄らと張られています。先ずはスープをレンゲでひと口、煮干し出汁の香りと後追いして生醤油の味が口中に広がります。この無化調のスープに合せられた低加水のボキボキ系の小麦香る全粒粉(ゼンリュウフン)麺の組合せは理想的な組合せ。スープはオイリー系の味ではありましたが無化調で作られたこの一杯は相変わらずクオリティの高い一杯と呼んで差支えない出来栄えで一心不乱に麺を手繰り無論、麺は完食、スープも完飲です。とても久しぶりにいただいた『南部屋路ばた』さんの無化調•自家製麺の『煮干しそば』でしたが盛岡エリアでは最上位に君臨される一杯であると改めて感じ入った次第です。