人生の門出を祝った思い出の場所 : リストランテ ベリーニ

自分にとって神戸で最後のオフ会になるので
思いでのこのお店で是非オフをやりたいと願い
実現させてもらった。

披露宴を行った頃は、本館のベリーニの建物だけで
小さなお店あったのだが
今では向って左にカーサベリーニ
向って右側にはヴィラベリーニが出来、
この一帯がベリーニに占められている。

中央に位置するのがリストランテベリーにだ。

今もあの時のまま。
奥のドアから私達が中に入ってきて、皆に挨拶して入り口左に設けられた席に着いたことを
今でも思い出す。

そしてあの時と同じ支配人の久保さん
まあ良くしゃべるしゃべる。
マイク持たせたら絶対に話さない勢いで永遠と喋り捲ります。（＾＾；；
結婚式の時もそうでした（爆
面白い人で、皆を和ませてくれます。

今回も当時の話をしたら、懐かしい話をしてくださいましたが
まだ専属カメラマンのいない時代だったので、写真の記録が無いそうで（；；　今度持参しようかな（爆

今回異例続きで、人数が減ってしまい、２Fを貸切にして楽しみたかったのですが
部屋を貸切にはできなくなってしまいましたが、綺麗に仕切られた部屋になっていたので
きがねなく大騒ぎ（＾＾；；　下にいたお客さんすみません。

男性の相次ぐキャンセルで費用の捻出が難しくなり
幹事のパパさんが色々かけあっていただき、なんと取っても嬉しいお店からの提案を頂き
食べログメンバー特別のコースメニューにしてくださいました。
しかもメニュー固定ではなく選べるんですよ。
すっごいサービスに滅茶苦茶嬉しくなりました。

更に更に、今回、デザートだけのレビュアーさんのために特別にデザートコースまで作ってくれる
過去何処のお店でもここまでのサービスを得る事が出来なかった。
食べログレビュアーのためにかなりのサービスをしてくださいました。
料理以外にもワインのサービスまで（うーーー泣けてしまいます。）

さてさてその特別メニューは

前菜、パスタorスープ、肉or魚、デザート、飲み物　にパン＆グリッシーニ
となっている。

●前菜　皆共通（デザート姫以外ね）
　３点盛りのアンティパストミストとなっている。
　〇ケンサキイカの詰め物っを輪切りにしたものを焼いてあります。
　　横にバルサミコが添えてあり、なかなかの美味
　〇キノコのキッシュにパルマ産の生ハム
　　キッシュはパイ生地でくるまれたテリーヌ仕立てになっている。
　　ふわふわの玉子がほんのり甘さがあり、めっちゃ美味しい。
　〇マナガツオのエスカベッシュ
　　分りやすく言えば南蛮漬け。
　　ドレッシングに漬けたもので、冷たい前菜となっている。
　　マナガツオは美味しいですね。
　　酸味も程よく、ペコロス？エシャロット？がいい味を出していました

　　カツオは瀬戸内では取れず高知からもって来たのでは腐ってしまう為
　　先人たちはカツオに似せたものとして真似鰹が転訛したもの。
　　しかしこれが本当に美味しく今では大量に取れるカツオよりはるかに高い高級魚となっている。
●パン
　パンは自家製のグリッシーニ。
　もう此方では有名すぎるほど有名。
　モチモチの生地で粘りがあるとっても美味しいグリッシーニ。
　他のお店では味わう事が出来ないと思っていい程美味しいのです。
　それを焼きたてで何度も何度ももって来てくれる。

　フランスパン
　　こちらは近くのパンタイムのパン

●パスタorスープ
　スープと３種類のパスタ中から選ぶ事が出来ました。
　まずはスープを飲む方～.....誰もいません（笑い
　そう支配人もこれを望んではいませんでした。
　苦手な食材、アレルギー、宗教的な理由で食べれないものがあったり
　先代からこれだけは食べちゃ駄目よと言われているもの（大笑い
　があったりした場合に対応してスープをご用意してくださいました
　ちなみに有機野菜のカボチャのポタージュスープでした。

　渡り蟹とほうれん草、トマトのバベチーネ（平べったいパスタ）
　　（フィットチーネと似ていますがもう少し細いです）
　　渡り蟹の味がするとても上品な味付けのパスタ。
　　このパスタは乾麺でバリラのだと思う

　生うにとイカ墨を練りこんだタリオリーニ　クリームソースで
　　生うにがごろごろ入っています。
　　そしてイカ墨を練りこんであるので口が真っ黒でお歯黒になる事はない。
　　練りこんであるパスタもなかなか美味しいですね。
　　イカ墨特有の強い味ではなくほんのり香る程度なので
　　クリームソースとの相性も丁度いい。

　いのししのラグーとブラウンマッシュルームのミートソース
　　パスタはフェットチーネを使っていて
　　濃厚なミートソースに絡めるて食べるとフェットチーネのモチモチ感もあり
　　いい食感となる。
　　そしてこのミートソースの味が今までの中で一番美味しい。
　　いのしし臭さは無く肉のうまみがあるものでとっても美味しいソースに仕上がっている。

●メイン
　魚か肉を選べる。
　魚は甘鯛を使っており、オリーブオイルで焼き目を入れてから、オーブンでじっくり焼かれ
　ホタテの貝柱のソテーに、あさり、キノコ、野菜のを煮込んだソース

　肉は蝦夷鹿を使ったもので、鹿は牛の脂肪分が1/20とヘルシー
　そのロースのソテーを赤ワインのソースで
　時期ならではのお肉ですが、蝦夷鹿は増え過ぎて世界遺産の地域の木を枯らせてしまう事が起きてしまったため
　保護動物から外されてしまっている。
　赤ワインのソースは、寸胴にいっぱい注がれたワインをゆっくり煮詰め作られている。

　この説明を聞いての選択となるが、肉が駄目なら仕方が無いものの
　時期的には蝦夷鹿がベストで、是非これを選んで欲しいという意図をこめて話されていた。

　自分は過去の経験上、鹿等の四足動物は牛以外はあまり好きではなかったのだが
　先のいのししのソースが美味しかった事から、此方のお店での蝦夷鹿に期待をかけてみた。

　蝦夷鹿は臭くなくとっても美味しい味わい。
　今までに食べた中で一番癖が無いと言うか美味しさが伝わってくるものだった。
　フレンチなどで何度も利用したが、その度に鹿特有の臭さが自分には合わず今では選択枠から
　外れていたのに、いい状況のお肉なのであろう。
　肉は柔らかくジューシーでとても牛の1/20の脂肪分とは思えない。
　これなら、普段からいっぱい食べたくなる。

　ソースはワインの味をしっかり持っているソースでこれに付けて食べると美味しい
　さらに蝦夷鹿の下には、説明の無かったリゾットまでもが入っていた。
　リゾットもきちんと作られたもので手抜きが無い美味しいリゾットで
　赤ワインのソース、鹿の味が染み出ていて絶妙な味になっている。
　そして付け合せにキノコが（なんのキノコだったんだろう）いい味を出して今した。


●デザート
　りんごのコンポート、柿、金柑、洋梨のシロップ漬け、マカロンが乗った
　ムース。
　なんにムースか．．．ひゃー忘れちゃったよ。
　このムースが美味しかったので全部食べちゃったのだが．．．
　　うーーん確かキャラメル味だった様に記憶が蘇って...（ゾンビか？

各自ワインがサービスでグラス一杯付けてくれた。

今回の予算ではこのコースは選べない内容であった。
食べログの食い意地張ったメンバーに特別提供されたものなので
費用などは明確に記載しないことにします。

次回は家族でディナーを楽しみたいと思います。
それは2年後の2012年に晴れてあの時を迎えてから。
それまでは記憶にとどめて次回訪れる楽しみのために....

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忘れもしない芦屋教会で式を挙げたあと
このベリーニで披露宴を行った。

そのころのベリーニはもっと個人回りしており
隠れ家的な存在だった。
あのころのイメージとは多少変わっていて
人気店なんだなーって印象を受けました。

帰省のために来ていたので、TELで予約を入れるとき
6歳の子供が居る事を告げたら、基本的には子供の料理を
用意していないので受け入れていないとのことでしたが
10年目といううことで特別に許可していただいた。

しかし、世間の連休は厳しく、芦屋への到着予定時間を
5時間余裕を持っていたのだが、異常な渋滞に巻き込まれ
予約時間に間に合わない事が分かりすぐにTELを入れて
リストランテのほうでは席の確保が難しいので
隣のCasaの方に席を用意していただいた。
人気店で連休の混雑する時間にもかかわらずご用意いただいたことを感謝。

Casaのほうはランチのメニューから1品少ないのかな。
前菜とパスタ、パン、コーヒーでした。
子供はコンキリエ？のトマトソースにしました。
コンキリエのほうのソースはトマトから作ってありなかなか美味しいし、コンキリエもモチモチしていてとても美味しかった。
コンキリエは自家製なのかな？

パスタはブロッコリーと鮭のパスタで、オリーブオイルがとても新鮮でブロッコリーと鮭の香りにマッチして美味しいスープが絡んでいました。
あっさりした中に旨みがあって、今まで食べたパスタとは違う旨みがそこにはありました。

コーヒーにはチョコが付いていました。
これで2000円は安い。
子供はコンキリエのパスタと生ジュースで1000円。

使っている食器はジノリ、こだわっています。

味も良いしお店の雰囲気も良いし、対応も良いし、安いとなれば
人が来ないわけがない。

次回の帰省にはまた寄らなければ...