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絶飯リスト No.31 大正14年創業「きのえね」2024年で本当に閉店しちゃうのかな
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zocch
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店名 |
きのえね
|
---|---|
ジャンル | うどん、そば、天丼 |
予約・ お問い合わせ |
027-322-5806 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
高崎駅(JR)から285m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
30席 |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
有 1台 |
空間・設備 | 座敷あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ホームページ | |
備考 |
●「高崎食本」に掲載。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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ワクチン接種を終えて、予定より早く終わったので、近隣の駐車場に止めてお店に向かいます。
途中で具合が悪くなると大ごとなので、家内がドライバーとしてついてきてくれました。
おぉ店頭に「松田スペシャル」のボードが出ています。
手動の引戸を開けると、気さくで明るい女性がお出迎え、先客1組が座っていらっしゃいます。
四角い盆にお茶と七味唐辛子、箸が出されました。
やっぱり気になる「松田スペシャル」
席の脇にも、額装されてる。各テーブルにあるメニューには載っていない。
しかも「本日の松田……」とあるから、もしかして天丼の部分は月替わりなのか……
家内に意見を聞いてみる。
そしてオーダー。
私
●松田スペシャル 950円
◾️冷やしたぬきそば
◾️ちくわミニ天丼
あえて蕎麦湯用にネギとわさびと蕎麦猪口を出してくれています。
ぶっかけそばだから、蕎麦湯や蕎麦猪口なんて出てこない店だってあるのに気の効くお店です。
ぶっかけのつゆは甘くもなく、しょっぱくもない。群馬にしては珍しい優しい味。
天かすはサクサクのところを見ると、ちくわを揚げる時に作ったもの?
そばは少しエッジが効いている手打ちの上州そば、つゆに浸されてそばの旨みが増すような感じです。
和食用のレンゲが付いているのはきっと、最後は天かすとつゆのハーモニーまで楽しんで行って欲しい現れなのかもしれない(勝手にそう思っている)。
そのちくわ天は揚げたて、衣サクサク、ちくわがフワフワ。ご飯に対する天つゆの掛かる比率もタレダクではない心持ち程度。だから旨い。
家内
●松田スペシャル 950円
◾️ざるそば
◾️ちくわミニ天丼
家内もざるそばが進む。先日の別の店のカレー蕎麦(2倍はあろうかと思えるほどの量)のような苦戦は無い。
ちくわミニ天丼も胃に入って丁度良しと満足そう。
フワフワな天ぷらだと感心していた。
確かに家でそのために天ぷらを揚げることは無いし、間に合せでスーパーで買ってきたものは
熱いつゆに浸しても当分柔らかくはならない頑固さ。
ちくわと言えど侮れない。まるで穴子天のような錯覚さえ感じるそうだ。
ごちそうさまでした。
本当に再来年(もしかして来年中)に閉店してしまうのだろうか?個人的には続けて欲しい。
その価値のあるお店だと思う。
現に昼には凄い行列になっている。
同じ通りを2ブロックほど前橋方向に行ったところの店は、外で行列を作るほどの客はいない。
このそば屋が美味しくないわけでもないし、この店が絶飯リストに載っているからかもしれない。
真相はアンケートでも取らない限り解明できないけど。
それにしても本当に「創業100周年」で閉めるのであれば実にもったいない。
現在は母と娘さん2人の3人で営んでいる。
4代目店主のお姉さんは接客担当、妹さんは調理全般担当、母親は看板娘だ。(最近見かけないと言われているが)
長く親しまれる理由が『高崎絶飯リスト』に載っている。
店主のお姉さん曰く、創業者の島方丑松(うしまつ)は、人格的にも素晴らしかったようです。
彼のお葬式には貧しい人もやってきて(花を買う金もないため)道端に咲いていた花を摘んで手向けに来てくれた
と聞いている。
そういうルーツがあるから、お姉さんは来るお客さんたちに各々の話題を合わせて「今日はひとり?」「地震どうだった」「まだまだ朝晩寒いね」と声をかけているのかもしれない。となると遺伝子レベルの接客業の神だ!
100周年で閉めるけど・・・
美しき名物女将が語る
老舗の"最後"と"これから"100周年で閉めるけど・・・
美しき名物女将が語る
老舗の"最後"と"これから"
大正初期に創業した老舗店
暖簾を守るのは美人母娘
第三者に技術と伝統を教えるのは、単なるレシピの話ではなく、生まれてからずっとこの香りと音に囲まれてきたからこそ、こういう味が出せるんだというこだわり
大正初期に創業した老舗店
元々は「阿ら玉(あらたま)」という料理屋で、そばやうどんの他に牛鍋から洋食までなんでも出していたが、大正13年にそば・うどん店としてリニューアル
現在暖簾を守るのは美人母娘の3人だ
閉めたい理由も『高崎絶飯リスト』に載っている。
第三者に技術と伝統を教えるのは、
単なるレシピの話ではなく、
生まれてからずっと
この香りと音に囲まれてきたからこそ、
こういう味が出せるんだという『こだわり』
なるほどねえ
職人気質…受け継がれてるんならしかたあんめぇ
曲げろと言われて曲がるもんじゃねぇや
こりゃ本当に……
【食えなくなっても しらねぇよ~!】
値段は税込